未来家計簿のイメージ

一般に、投資家や企業経営にたずさわっている方のキャッシュフロー表のイメージは大企業が義務付けられているキャッシュフロー表です。簿記学校などで教えるキャシュフロー表もこのキャシュフロー表です。けれど、今、皆さんが作ろうとされているのは「未来家計簿」つまり、家計のキャシュフロー表です。何処が違うかと申しますと大企業が作成するものは資金繰りの状況を分かりやすくするためのもので、「損益計算書」や「貸借対照表」から転記したものに過ぎません。ですから、それはせいぜい半年～１年間の状況が分かるものです。しかもそれはすべて過去のものなのです。一方、家計のキャッシュフロー表はその人の人生、そのものです。ほとんどが未来の話しなのです。現在から死に至るまでです。ですから、一面それはあなたの人生の夢を実現するために作成するのです。
つまり、一般的な家計簿だったら、表の横軸は１週間だったり、１ヶ月だったりしますが、その横軸が実はあなたの一生になるわけです。膨大な年月です。
では縦軸はどうでしょうか。実は縦軸は皆さんのつけている家計簿と基本的には変わりません。そこがこのキャシュフロー表を「未来家計簿」と呼ぶ理由でもあります。でも、大きく違う点は、家計簿ほど、細かい数字にする必要がないということです。そして、もうひとつ重要なところは資産表を加えることです。あなたの資産の推移もあわあせて把握しなければ、「未来家計簿」の価値を半減させてしまいます。縦軸は一般的な家計簿の部分と資産表の部分のあわせた形で表現されます。

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