年末調整の大事さ

山下「幸子さんは年末調整をしっかりしていますか。多くの方は忙しかったり、面倒くさかったり、そもそも、年末調整をしなくても生きていくことができますから、ついつい、提出時期を逸してしまう人が多いようです。でも、年末調整の中心となる医療費控除・生命保険料控除・そして、損害保険の地震保険料控除と言うものは毎回の額は少なくとも、５年や10年、毎年、必ず実行している人と、していない人とでは大きな違いが生まれるのです。そしてそのためには日ごろから準備もしておかなければなりません。医療費控除などは領収書を必ず取っておかなければなりませんし、交通費などもメモしておく習慣をつけておかなければなりません。その結果として、他の控除と合わせて、毎年平均5万円の節税ができたとします。そうしたら、10年間で50万円のお金が浮くのです。この50万円を定期預金の金利で、稼ごうとしたら、大変な時代です。お分かりですよね。税金は支払う義務があります。けれど、それは適切に支払うということです。サラリーマンの方がよく、個人事業者の方の税金の支払いは有利だと嘆かれていますが、その前に、自分の権利もしっかり果たしておくべきなのです。そうすれば、サラリーマンの税制も結構恵まれていることが分かるはずです。」

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