日本ではコロナが収束し、この週末は天気も良かったことを受けて、紅葉の名所はどこも人であふれていたようだ。だが、世界は違う。まだコロナ感染の恐怖と戦っているのである。インドでは4日、ヒンズー教のお祭りが始まって、街は多くの人でにぎわっているそうだ。それもコロナ感染者が急速に減少しているからである。減少しているからと言っても、人口の多いインドである。新規感染者数は6日、およそ1万人にも達している。だが、これまでの感染者数3436万人、死者46万人から比べると急激な減少で、人々の日常が戻ってきているのである。ヨーロッパは感染者数が拡大しているようである。ギリシャでは感染者78万人、死者1万6千人と過去最多ペースで感染が拡大している。政府は6日から規制を強化しているが、街の商店には品物を買い求める人で長蛇の列がつくられている。ロシアでは感染拡大を防止するために、非労働日と言うものが設けられた。働かずに家にいろと言うものだが、効果は発揮していない。過去最悪ペースで感染が急拡大し、これまでに感染者数は883万人、死者は24万8千人となっている。死者が多いのが怖い。それでも恐れを知らぬ人々は赤の広場でデモ行進をしているという。そのほかの国々でも、ドイツやイギリス、韓国などでも拡大の傾向で、中国では内実は報道されていないが、かなりの感染者数になっているのではないかと推測されている。(くちなし亭、2021.11.09)
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