和歌山県は日本で新型コロナウイルスが発生し始めた当初、病院などでクラスターが発生し、大阪府などへ、応援を求めたほどの県である。ところがそれが落ち着いた今、日本全国がコロナの感染者数の増加で苦しんでいる中、比較的に、その数を抑えこんでいる。SARSなどで苦しんだ経験を持つ、中国や韓国が過去の苦しみの経験があるために、他国よりも早い対策を講じているのに似ている。新型コロナウイルス特別措置法と感染症法の改正案について、定例会見で、仁坂吉伸知事はこれまでも県職員が入院を拒む患者への説得に苦労した事例を挙げている。それによれば和歌山県では保健所や県職員がコロナ患者の入院のために懸命な努力をしているのが分かる。それだけの初期対応をしている成果が出ているのではないかと思われる。それもこれも、当初の苦しみから学んだことだ。(くちなし亭、2021.01.27)
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