コロナ禍で、世間の皆様と同様、私も健康になった。

コロナ禍が始まって、多くの人の生活環境が変わった。テレワークも増え、職場の仲間との飲み食いの時間も減った。夜更かしも少なくなり、ある意味、健康的な生活が始まったのだ。それを裏付けるように、ある調査があり、４８％の人がコロナ以前よりも健康になったと実感しているそうだ。私もたぶん、その中の一人だ。私は糖尿病で、以前はA1cの数値は７点台の後半から８点台であった。コロナ禍がはじまる昨年の１２月の段階では８．４まで上がったのだ。自分ではどうしようもなく、ひたすら薬の量が増えるばかりであった。しかし、コロナ禍で私の生活も変わったのだ。ほとんど外食することも無くなり、就寝の時間も早くなった。遠くを巡ることは無くなり、ほんの近場の人があまりいないところを短時間、規則正しく歩くことが日課となった。その結果、昨日の病院での定期検査の結果はA1cの数値が６点台に下がったのだ。そして、薬の量も減った。医師は世間の健康化を知らないようだ。不思議そうに、私の日課を聞いていた。（くちなし亭、2020.09.05）

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