アベノマスクはまだこない。

マスクだが、アベノマスクはまだ来ない。世田谷の友人の家に届いたという話から、そろそろ半月以上が経つ。その間に、街にはマスクがあふれ出している。ニュースによれば、一獲千金を狙った人たちが薬局ばかりでなく、飲食店などの店先でも売り始めたそうだ。中国やベトナムなどから儲け話につられて輸入したものらしい。値段も、一時期、50枚入りの１箱が6000円もしていたが、4000円、3000円と値を下げていき、昨日、私が見たドラッグストアの店頭のマスクは2950円と3000円を切った。コロナ禍前までは1500円程度だったので、まだ高い。ご丁寧に、一人何箱でも購入できますと書いてあった。これまでは一人１箱と制限していたのであろう。こうなると転売禁止などと騒いでいたのが夢のようだ。だいたい、マスクなどと言うものは感染者がつけていなければ効果はない。しかも、自分でも作れることがあらゆるところで教えている。だが、ゴールデンウイークも開けると、人々の気持ちは緩む。昨日は危険な「マスク無しマン」の姿が多く見られた。高齢者の「マスク無しマン」の場合は感染者でない確率は高いが、いかにも健康そうな若者の「マスク無しマン」は危ない。彼らはマラソンをしている。（くちなし亭、2020.05.08）

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