東京都のコロナ新規感染者数も一ケタ台になり、25日にも政府による緊急事態宣言の解除が発表されるようである。そこで注目されるのは解除後の小池知事が示す東京都のロードマップである。内容が臆病と言うよりも、遅速なのである。大阪の吉村知事の示した大阪モデルは基本、解除日までの工程表であって、解除日からは自由だというのに比べて、東京のロードマップは解除日からだらだら始まるというものだ。その1ステップに必要なのは2週間というものだから、すべてが正常になるのは早くて7月だ。最近の小池知事の顔はむくんでいてお疲れのように感じるが、まるでウイルス学者のようで、解除後に一気に再発生がおこり、自分の責任問題になることをひたすら恐れているようである。確かに7月に知事選があるので、そこまでは大きなミスはしたくないと考えているのかもしれないが、そのために、都民の生活が脅かされてはたまらないのである。生活苦は緊急事態が伸びれば、伸びるほど増していくのである。政治家には責任をすべて被っても、決断する勇気を持ってもらいたいものだ。本来政治家とはそうゆうものだ。(くちなし亭、2020.05.24)
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