多くの方々は収入が支出よりも多いので、あまり支出の中身にまで、吟味をしていません。つまり、生活が出来るのです。でも、その支出の中身をしっかりと把握している人としていない人では、預貯金や資産の差になって現れます。みちろん、1年や2年ではあまり差はつきませんが、10年もたてば、その差は歴然です。結婚や家の資金の不足にはっとなった人が、10年間、計画的に過ごしてきた人の預貯金に追いつくことは、容易なことではないのです。けれど、言えることは、預貯金を着実にためてきた人の生活が、誰の目で見ても耐えられないほどのつつましい生活をしていたわけではありません。単に、貯める工夫をしていただけです。自分の好きな趣味には、もしかしたら、野放図な生活をしていた人よりも、はるかに潤沢に、お金を使っていたかもしれません。そのかわり、無駄なお金は使っていません。国の予算もそうですが、優先順位をつけていたのです。バブルの時代に、酒に酔い、タクシーをつかまえるために目立とうと、紙幣を燃やすようなばかなまねはけっしてしていないのです。紙幣を燃やすとは極端な表現かもしれませんが、野放図な生活をしている人は「紙幣を燃やす」ことと同じことを平気でしている人なのです。
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