夢をかなえるキャッシュフロー表

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食堂の客の声はいきり立つ。

2009-10-08 11:12:56 | FP
先日、ある食堂で客の携帯に電話がかかってきた。この人の声がもともと大きいのか。あるいは興奮して、ついつい大きくなってしまったのか、話の内容が筒抜けである。どうやら先方は保険会社の人で、この客は保険会社の提示した補償内容に不満らしい。事故の内容は一方的に相手が悪い。この客の車は追突されて、大破したのだ。客は怒りが収まらず、「事故前の車に戻せ。」と出来ないことを繰り返す。もめているのは損害を受けた愛車の値段だった。「私の車は特別な車なのだ。」いきり立った男の声はますますエスカレートとして、さらにいきりたっていきます。さて、皆さん、ほとんどの方はこの客の気持ちが分かるはずです。娘を殺された父親が「娘を返せ!」と犯人に叫ぶのと同じ気持ちになっているのです。けれど。この気持ちを処理する方法はありません。交通事故は犯罪には違いないけれど、社会が車と言う便利な交通手段を得た瞬間から、現在に至るまで、避ける方法を得ていません。誰でもその持ち物に愛着があるので、それを他人の不注意でこわされてしまったら、腹も立ちます。けれど、現状の社会的な規範では一般的な市場価格で被害額を決める以外に解決策がありません。お金を便利に活用するしか方法は無いのです。そうしなければ、目には目をという社会になり、交渉事がうまく進みません。とんでもなく時間がかかり、不毛ないがみ合いが起こります。それにあなただって、いつ加害者の立場になるか分からないのです。

Y-FP Office Japan
歴女の皆さん。Y-FP の時代小説もご覧ください。

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