風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

アスタ・マニアーナ

2009年08月26日 | 出版
昨日は、8月の締め日であった。わずかばかりの出荷をすませれば、それで8月は終わりである。これで2009年も2/3を過ごすことができた。本年、年が明けたときはいつ潰れるのかなと思っていたのであるが、なんとか8月までは凌ぎきることができた。とりあえず、自分をほめておきたいところなのではあるが、このあと、9、10月と恐ろしい事態が待っている。どうやって、このあと待ち受けるピンチを凌ぐか、はなはだもって頭が痛い。やはり、9月1日に大地震が東京を襲うしか、弊社が生き延びる術はないのであろうか。
ところが資金繰りというものは、いざ、お金がないという状態にならないと動く意欲がわかない。そこでこちらは制作作業に入る。なにはともあれ、新刊を出さないことには、会社が回るわけがない。自転車をこぎ続けないと、倒れてしまうのだ。ということで、『読むドキュメンタリー映画』の組版作業に入ることにする。
途中腹が減り、ラーメン屋で博多ラーメンと替玉。もどると某テレビ局の経済部の記者さんが、P舎に取材に訪れている。小生も少しだけ話に付き合うが、詳細は秘密。その後、ひたすら作業を続ける。以前に書いたと思うが、本作は、ドキュメンタリー映画をロングで紹介した部分と、短く紹介した部分との2部構成である。そうでもしないと、全106本の作品を紹介するものなので、全部が全部をマジメに紹介していたら400P近い大部となってしまう。それを避けるために、40数本を泣く泣く(ウソ)、短く紹介することにしたのだ。
ところがやけに静かな日である。電話の一本もかかってこない。珍しいなあと思いつつ、夕方を迎える。すると、17:30ころ救援連絡センターSさんからメールがあり、「電話が通じないよ」げな。ギョエッ!電話代の支払いをすっかり忘れていた。どうりで電話がかかってこないわけである。
どうしたものかとしばし考えてしまうが、本日、いまさら支払いを急いでもしょうがないし、明日にするかとあきらめることにする。アスタ・マニアーナ、明日で間に合うのだ。ようやくロングの部分の修正が終わったので、著者の楠山さん宛に発送し、本日の仕事はおしまい。
あとはバカらしくなって、酒を飲むことにする。先日、出版記念会のあと、前C書房社長Kさんがオールドパーを陣中見舞いに持ってきたので、それを飲んでパーになろうと決める。ということで、P舎I氏とくだらない話をしながら、パーとなり、22:00過ぎに帰宅。

そこで本日、6:00過ぎに起床。妻が朝から不機嫌である。理由は明快。電話代を払うために1万円貸してくれと、小生が頼んだからだ。プンプンしながらご出勤あそばされて、小生はようやくほっと一息。朝飯を食べて、こちらも早々に会社に向かうことにする。早く電話を復旧させないと、倒産したかと思われてしまう。
今週に入ってから、8月というのにすっかり秋模様となってしまった。朝晩はヒンヤリしている。久しぶりの冷夏で、小生には過ごしやすかったはずであるが、かなりへばってしまった。これは金欠病のなせる業かもしれない。9:20、会社着。
まずはNTTに、「お金を払いに行くから、どうか電話回線をつないでくださいまし」と、いつもの電話を入れることにする。毎度のことながら、貧乏学生と変わらないライフスタイルに嫌気がさしてくるが、貧乏なのはどうしようもない。ということで、電話代の支払いに出かける。
もどってから、昨日に引き続き、『読む~』の作業に入る。今度は短いパートの部分の組版作業。すでにレイアウトは作ってあるので、文章を流して微調整をしていくだけだ。そこでトビラのタイトルをどうするかしばし悩むものの、名案がまったく浮かんでこない。考えてもアイデアが浮かばないものは後回し。
12:00前、大阪のN氏から、「水道橋に着きました」という電話。そこでいそいそと水道橋に迎えにいき、そのまま昼メシに。昼メシ代を払おうとしたら、「いや、ここはぼくが」とN氏。なんでも、研究費で東京に来ているので、東京に滞在したという証明をあとで提出しないといけないのだそうだ。というのは口実で、極貧の小生を憐れんでくれたのだろう。
その後ふたりで会社にもどり、N氏から法とは何かというレクチャーを受ける。なんでも彼らの学説は、学会内でかなりの異端派に位置するそうなので、彼の説明がどれほど一般性を持っているのかは、はなはだ不明。しかし、人に優しい法運用であることは間違いないのだろう。
15:00過ぎ、N氏は次のところに向かわれる。こちらは午前中の作業を再開。16:00過ぎにようやく終わり、また楠山さん宛に送付しておく。さてさて、まだまだやるべきことがあるのではあるが、酒でも飲むか。


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