風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

災難ばかり

2015年08月24日 | 出版
某土曜日、朝から暑い。その中、昼過ぎに都内某所山谷へとマタンゴチャリで向かう。残暑厳しいねえと思いつつ適当に走っていたら、道を間違えちゃった。ずいぶん迂回して目的地に到着。クーラーのない某所で、すでにおばあちゃんであるHさんと二人で、黙々と某ミニコミ誌の発送作業。
小生は14:30くらいに到着したので、4時間くらい作業をしていたことになる。さすがに疲れちゃった。とにかく汗が止まらない。メガネの上に落ちてくる汗がうっとうしい。それでも夕方近くになると気温も下がってくるのだろう。汗が落ちなくなってくるから不思議なものだ。老齢のHさんにしてみれば、小生以上にこたえたことだろう。
しかし、暑いときには汗をかくというのは、人間として当たり前の生理現象なのだから、文句も言えないわけである。この夏はしっかり走りこんで汗をかき、夏バテに陥らないようにしようと目論んでいたのに、いざ暑くなってみたら、意志の弱い小生にそんな気が起きるわけがない。よ~し、来年こそはがんばるぞ!
ようやく作業が終わり、外に出てみれば、日も落ちて薄暗くなっている。そんなことよりもなによりも、とにかくビールがほしい。吉原のソープ街の脇にある酒屋に入って500ミリの缶を買う。お店の外で飲み始めたら、すぐなくなってしまった。恥ずかしいけれど、また同じ店に入り500ミリを再度購入。そのビールを飲みつつ、本郷へと向かうことにした。
帰宅した頃には腹も減っている。妻になにか食べ物あるかと聞いてみたら、「あんたの分はない」とのご返事。しゃあないから近くのラーメン屋に行き、えびチャーハンを頼むことにする。ついでに、またビール。ようやく腹も落ち着いたところで帰宅し、水風呂に入ってからあとは爆睡。
翌朝は曇り空。ありがたい。こりゃあ、デモにでも行きたいものだと思いつつも、そうは問屋が卸してくれない。朝食後、妻が某所へお出かけ。部屋の掃除をしてから、『新自由主義の自滅』(菊池英博著、文春新書)を読み始める。なかなか面白いどころか、うすら寒い気が襲ってくる。
アベノミクスの行き詰まりはすでに結論が出ているし、株式の暴落も始まっている。これまで極端な円安政策を進めてきた日本が、そこで通貨危機とでもなれば泣きつく先はIMFであり、そうすればUSの植民地度がさらに進むという構造になっている。そして、USもそのチャンスを虎視眈々と狙っている。そうすると、これまではUSの従者であった日本が、この先は奴隷の地位に陥落となるのかな。
お隣の韓国が、それで現在は経済が崩壊している。日本もそうなる危険性は十二分にある。恐ろしい世の中になったものだなあと思うと同時に、この先どうやって生きていけばいいのだろうかと、当然ながら不安に駆られる。とっとと破産しちゃった方が身のためなのだろうか。
生きているのがいやになってきたら、酒がほしくなる。妻はまだ帰ってこない。時間を見れば、TVの囲碁の時間までまだ間がある。そこで、近所のコンビニまでいそいそと出向き、ワインを買ってくることにする。そこで、安物のワインを舐めつつTVを見ていたら、妻が帰宅なされる。
「なんだよ、この野郎。いいときに帰ってきやがって」などと思ってはいけないのである。その日の妻の用件は特に問題なく終わったようであるけれど、われわれ夫婦としては8・20に宣告された件をどうすべきか結論を出し、さらにその覚悟を決めないといけない状況に陥っている。
その状況がどういうものなのかをこの場で述べるつもりもないけれど、ほんまに悩ましい問題だ。妻は妻で友人に相談し、腹を括れと言われたらしい。小生もそう思うのだけれど、その当事者は小生ではなく妻となるので、どう言えばいいのか、どうしたらいいのか、に悩んで小生はあたふたするしかない。
一方で、妻は妻で腹は括っているらしいが、その経緯には納得できないとのたまう。そりゃそうだろう。小生だって、おのれの運命について達観できているわけではまったくない。突然に降って湧いたような災難にどう向き合えばいいのかなんて、小生にわかるわけがないのである。
その日の夜、いとこにまた電話。すると、「だいたい、人間味のある○○なんて、都会にはいませんよ。だから、プロセスの問題でどうのこうのというよりも、それはしょうがないと割り切った方がいいんじゃないんですか」。
たしかにそれは専門家の見識なのだろうけれど、割り切れなさは残る。とにかく、来月の下旬にまた相談に乗ってほしいと言い置いて、電話を切る。しかし、どうなるんだろうか。近い将来があまりに不安定すぎる。

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