風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

風塵社社訓

2006年08月25日 | 出版
マタンゴが家を出る時は大雨洪水警報が流れるほどのドシャ降りだったので、長靴を履いて出かけることにする。でもあっという間にひょっこり太陽が顔を出し、朝のドシャ降りが嘘だったみたい。長靴は通気性が悪いため、一日中足元が蒸されてキモチワルイ。

今日は締め日。昨日までの受注分を根こそぎ出荷する。といっても、たいした量ではなくすぐ終了。デザイナーさんから『うたうぬりえ帖』新シリーズの新ゲラが届いたので、腹巻オヤジと一緒に校正。

午後から壱岐坂通りを下ったところにあるファミレスで、オヤジと8月の総括会議をする。実はマタンゴ、今日で試用期間が切れるのだ。入社してから早いもので6ヵ月が経つ。振り返ってみると頭の中で整理することができないほど、毎日が新発見と初体験の連続だった。営業面では首都圏営業にはじまり、初の太平洋ベルト地帯出張、北海道・東北出張、そして今月は東海・関西をまた回ってきた。新幹線と在来線の違いもわからない旅音痴も、3度の出張を経てようやく慣れてきた。
出版面では『絵手紙ぬりえ帖 2』『うたうぬりえ盤』などの刊行に関わった。

「それでマタンゴくん、今後はどうするつもりだね」
「続けます。よろしくお願いいたします」
「ところでマタンゴくん、うちの社訓を覚えているかね」
唐突に聞かれて驚くが、入社前にオヤジから言い渡された社訓をひとつひとつ挙げてみる。社訓には精神論編と肉体論編がある。
まずは精神論編から。
第一条.人の悪口をいわない
第二条.ネガティブなことをいわない
第三条.「わからない」といわない
第四条.「できない」といわない
以上、四条。でもこれだけではない。実はこれに秘密の0.5条が付け加えられるのだ。「第0.5条.腹巻は社訓に縛られない」。

さらに、肉体論編。
・猫背を直す
・腹式呼吸
・ポイントとなる部分はゆっくり話す
以上3つ。
そして、「時間厳守」と「守秘義務」は固く守ること。

意思確認をし、今後の出張ペースを含めた営業の話と近刊予定の話などをする。オヤジがタラコ・スパゲッティを食べているのを眺めながら、思いついた企画を3つ挙げる。オヤジはなんとなく渋い顔。
今日の個人的なビックリニュースを一つ。なんとマタンゴ、ここにきて思いがけず昇給することになる。オヤジの口からそんなコトバが飛び出すとは。想像していなかった分、小胸がバクバク鳴り出した。

今から原稿の受け渡しをしにデザイナーさんのところへうかがう予定。

《腹巻のひとりよがり》
Walking on Locusts
John Cale
Hannibal

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ケイル先生久々のソロアルバム。なんとなく元気のなさを感じるのは、病み上がりのせいか。2003年。


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