京急線ぶらり途中下車の旅

昨日夕飯に食べた純連のみそラーメンで口の中を火傷し、今日は一日中ベロンと向けた皮を舌先でいじり続けている。ここのラーメンは油が多めなので、スープが異様にアツアツなのだ。30分並んでようやく食べられたラーメンだからといって思い切りがっついてしまったのがよくなかった。
出社すると、すでにＰ舎大大社長、Ｉ君、Ｓ企画のＭさんがいて打ち合わせをしていた。
出荷作業中に腹巻オヤジが出社。マタンゴの自転車を借りて、いそいそと資金繰りの旅に出る。
戻ったオヤジに交通費の未払い金額を聞かれたので、「ン万円です」と答える。マタンゴの給料ほどある未払い交通費の額を知ったオヤジが、「ハァン？！」と急にプッツンし、ライターをカチカチ鳴らしながら威嚇をはじめ、マタンゴが握る領収書に炎を向けてきた。なんて危険なオヤジなんだ。顔をクシャクシャにして「燃やしちゃえ！」と迫りくるオヤジを必死に制し、「そんなことするんだったら、社員に期待させるようなこといわなければいいじゃんかー！」と叫ぶマタンゴだ。こんな会社、フィクションであってほしい。すっかり気分を害したマタンゴはプンプンしながら営業に出る。その背中に、「マタンゴ君、今日の売上次第でどうなるかわかってるね」というオヤジの言葉が突き刺さるのだった。
この二人のバトルを端から見ていたＰ舎の皆様は一体どう思っていただろう。

今日は横須賀方面の書店をまわる。まずは京急線の横須賀中央駅で下車し、プライム内の平坂書店にうかがうが、担当さんが夕方まで出ているとのことだったので、注文書をお預かりいただく。お次はモアーズ内の平坂書店。ビジネス書の担当さんと商談。他の担当さんは残念ながら不在だった。平坂書店３店目は、さいか屋の中に入っていた。これから店長会議があるそうで、あまり時間がないところをお付き合いいただいた。わざわざ店長会議の日を狙うようにしてうかがうなんて、タイミングが悪い。
さいか屋から汐入駅方面へテクテク歩くとショッパーズプラザの看板がお目見えする。こ、ここはいつしかのゴールデンウイークにババシャツ1980円を買ったところではないか！と、急に記憶がよみがえってくる。当時お付き合いしていた人と三崎口でマグロを食べた帰りに寄った横須賀は、夕方になるとグッと気温が落ち、あまりの寒さにブルブル震えるほどだった。そこに突如現れたのがこのダイエーだった。下着売場へ駆け込み、ババシャツを購入し、すぐさまトイレで着用。ぽかぽか温くなったところで、デートを再開したという塩っ辛い思い出だ。懐かしく思いながら、３階にあるくまざわ書店へ向かう。

追浜駅で下車。追浜堂という書店の看板が出ていたので行ってみることに。
その後、駅前でたむろしていた学生風のニイチャン達に「大東文化大学ってどこですか？」と尋ね、ハアン?!という顔をされ、「知りませんけど」といわれてドヨヨン気落ちする。メモ書きを見たら、マタンゴが向かうべき大学は、大東文化大学ではなくて関東学院大学だった。漢字四字の大学というイメージですっかり勘違いしていたようだ。
なかなか正門が見つからず、１時間ほどグルグル歩き回ってようやく到着したのに、書店の規模があまりも小さくて、教科書指定された書籍しか取り扱っていない模様。学生の流れに乗ってとぼとぼ金沢八景駅まで歩き、いまは京急線で帰るところ。