昼寝させてほしい

早いもので４月ももう終わりだ。１年の1/3が終わるということだ。ということは残り８ヶ月。どうせ５月もすぐに終わって、あっという間に暑くなるのだろう。しかし、この４ヶ月間、何をやっていたのだろうか。明瞭に思い出せない。それはいつものことか。
それで、30日は金融機関が超混むことはわかりきっているので、本日中に終わらせられることは、なるべく本日中にすませてしまいたい。そこで、8：30出社。本日もジョギングで行こうかと思ったのだけれど、床屋にも行きたいので、あまりに汗臭い頭は床屋さんに申し訳ないと判断し、地下鉄で出社。
8：30に着いて作戦会議を開くつもりだったのだけれど、しかし、会議するほどの作戦があるわけではない。そういうわけで、「なめこ大繁殖」を始めることにする。ようやくステージ９を突破できそうなところまで来たけれど、段々飽きてきた。飽きているのに、手持ち無沙汰だとついついやっちゃうんだよね。
そこに、Ｎ製本さんが新刊『エンディングノート　あなたへ』の見本を持ってこられる。どれどれ、どんな感じに仕上がったのかいなと開封して、しげしげ眺めてみれば、なかなかいいんじゃないの。また売れそうだなあ。今回は、あえてカバーなしという本にトライしてみた。
以前は、返品が戻ってくるとき、取次が何冊かを束にして十字に結束して返してきたものだ。そのため、本がどうしても傷んでしまう。それをごまかすため、カバーを取り替えて、汚れているところがあれば汚れを落として再出荷していたのである。
ところが、取次の返品システムも変わりつつあり、最近はケースに入れて返すようになっているので、返品時に商品に傷がつくことは少なくなっている。それに商品の性格がノートでもあるのだし、いっそのことカバーがなくてもいいんじゃねと考えたわけだ。
これが吉と出るか凶と出るかは結果が出ないとわからない。まあしかし、なんでもトライ＆エラーで学習するしかないだろう。Ａ法律事務所にも午前中にいくらか届ける手はずになっている。それはあとで電話するとして、仕方がないからあまり混む前に銀行にでも行ってこよう。また電話やネットが止まるのは避けておきたいものだ。
というわけで、マタンゴチャリで自分探しの旅に出ることにする。あちこち回って、ついでに肉のハナマサに立ち寄り昼飯用にシャケの切り身を買っておく。肉厚の美味しいシャケの塩焼きでも、たまには食べたいものだ。
一度社に戻ると、Ｔ氏の事務所から電話が入る。こちらが送ったインタビュー原稿についてＯＫという話だ。早速Ｆ氏に電話をし、その旨を伝えておく。すると折り返しＦ氏から電話があり、「やっとＳさんが捕まって、今日中にそちらに直しをファクスすると言ってました」「そうですか。じゃあ、とにかく待ちますよ」。
ということで、また出かけることにする。まずは小石川図書館へ。某新聞資料をコピーしたいのだ。その途中に入るのが難しそうな小学校がある。そこを通り過ぎると、ガキの手を引いた艶やかそうな、スタイルのいい母ちゃんたちが、楽しげに談笑しながら歩いている。いいねえ。小生のストライクゾーンど真ん中やなあと思いつつも、良識ある社会人として何かするわけでもない。
お医者さんの娘には美人が多いという俗説がある。要するにその子の母ちゃんが美人だし、医者は金持ちが多いから美人と結婚するということなのだ。ウ～ム、小生も医者になればよかったなあと考えつつ、よだれをふきつつチャリをこぐ。
図書館で無事に作業を終え、水道橋へ。水道橋のQBハウスで散髪をしようと思ったのだ。お店に入ると、よく知っている後姿がイスに座っている。Ｔ新聞（大手メディアではなく、ただの業界紙）のＩ社長が散髪中なのだ。無視するのもなんだから、散髪中のＩ社長にあいさつすると、「おお、なんだよ。メガネはずしているから見えねんだよ」げな。どうもすみません。
すぐに小生の番となり、Ｉ社長の隣りでカットしてもらう。大変にいやな気分だ。しかし、逃げ出すわけにもいかない。ここは禅の精神でＩ社長のことは忘れることにしよう。そこに、「おい、腹巻。お先に、じゃあな」「あぁ、はいはい、どうも」きっと、向こうも居心地が悪かったことだろう。すまんこった。
社にもどりまずは昼飯用にご飯を炊く。炊き上がりを待つ間、再び「なめこ大繁殖」を始めてしまう。どうして、本でも読みながら待つとかできないのだろうか。どこか依存的な体質から脱け出せない。
ようやくご飯も炊きあがり、昼飯を終えたところで、Ａ法律事務所に電話。「本が届いていると思いますけど、どうですか？」「みんな喜んでますよ」とＴさん。「それはよかった。ここで文句を言ったら殴りこみにいこうと思って電話したんですけど」。
ということで一安心し、昼寝することにする。ウツラウツラしていたら、Ｋ氏から電話。ウーン気持ちよく寝かせろよという気分になる。