ピカソ・マニマニア

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銘仙の着物

2011-07-15 16:27:22 | 詩作

NHK朝ドラの 『おひさま』 で 樋口可奈子さんが 実に見事に着こなしておられます。

 

銘仙は 昭和を代表する 庶民の普段着でした。

解(ほぐ)し絣の技法を使って 絹で織られました。  

織と染を融合させる事で デザインも豊富に 安価に生産出来るようになったそうです。

 

昭和を閉じるように亡くなった 私の母の箪笥にも 何枚かありました。

  • 晴れの場は 駄目ですが ちょっとした外出に着ていました。  滅多になかった 友人との会食、 デパートや 観劇  母の歓びが 匂いました。

玉虫色の光沢が 子供心にも 艶っぽかった。  

銘仙を着た母を 美しいと思いました。

 

 

  銘仙の着物

 

普段着なのに

銘仙を着ると 母は

華やいで見えた

 

普段着なのに

絹を着ているという

ちょっとした贅沢

 

母に沈んでいる女が

こぼれ落ちて

 

子供心にも

眩しかった

 

 

銘仙の着物を見ると

そんな母を思い出す

 

抑えた女の色香を

私は覚えている

 

 

ああ 昭和の香りがする ・・・

           風呼r  でした      

 

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