戦前、戦後 の歌謡界をリードした 作詞家・西條八十 を 息子、八束さんが 著され、その娘の八峰さんが編集されました。
科学者らしい八束さんの 冷静な視点が好ましい本です。
孫の八峰さんの その時代を知る読者に懐かしい編集も嬉しい。
真ん中、八十さん、一人置いて左にサトウハチローさん、右端松島トモ子さん、
後列に宝田明さん、江利チエミさん、神戸一郎さんも見えます。
仏文学者にして 作詞家の 生い立ち、生涯を あからさまにされても ミステリアスな作風。
♪ わーかき血潮の予科練の ~ ♪ から ♪ 花咲き花散る宵の ~ ♪
♪ てんてんてんまり てん手毬 ~♪ ♪ 愛おしい 山鳩は ~ ♪
ジャンルを問わない 優れた歌詞。
もしその詞作に秘密があるとすれば フランス詩の 説明できないニュアンスを 西條八十だから感じ取り 自分のものにした。
友達から借りて読んだのですが、読後 すぐに買いました。
私より上の年代は 涙が出るほど懐かしいと思うでしょう。
姉たちにも読ませたいと。
手になじむソフトカバーも嬉しい
風呼 でした