ピカソ・マニマニア

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マシュー・ボーン  ”ドリアン・グレイ”    於・Bunkamura オーチャードホール

2013-07-12 23:16:39 | 観劇

 

写真 左は リチャード・ウインザー、 右は 日本人版 ドリアン・グレイ

役の 大貫勇輔。     オーチャードホールの ロビーに飾ってありました。

 

ご存じ オスカー・ワイルド原作『ドリアン・グレイの肖像』 が

現代風にアレンジされて バレエになりました。

 

一介のウエイターにすぎなかった ドリアン・グレイが 雑誌カメラマンに

見いだされ恋仲となる(男)。  編集長の女性とも 恋仲になり 人気モデル

として セレブ道を突き進むのですが 何時しかドラッグ、 フリー乱交、

挙句には 人まで殺してしまう。

 

時々現れるようになった 若くて美しい 自分のドッペルゲンガ― に嫉妬

して 、殺してしまう ー

それは 自分を殺すことでした。

 

原作では カメラマンは 画家で ドリアン・グレイ自身は 若々しいまま、

画家の描いた絵の中の自分が老いていく設定ですが このバレエでは

舞台に大きく飾られた 写真に変化が見られます。

 

そして 極めつけが 若く美しい 自分自身のドッペルゲンガ―。

 

                    

 

アダム・マスケル と云うそうです。

数々の ファッション誌で モデルもやっているそう。

 

舞台始めは 雑誌関係者として 踊っていられましたが 存在感が 飛び

抜けている。          

 

主人公ドリアン・グレイ役は リチャード・ウインザーという人なのですが えっ、 

この人がドリアン・グレイ? と 一瞬思いました。 ダンスは上手いんだけど。

けれど 物語後半で自分より上がいて 嫉妬に狂う という事なので納得。

 

私は 日英合同の舞台(日本人バージョンもある)を見たのですが、 日英の

ダンサーの 実力の差を感じました。

 

日本人のダンサーに クラシックバレエから始めた人がいないというのも 影響して

いるのかもしれません。

 

あちらの人は まず、クラシックバレエから ですもんね。

 

物語の内容は過激なんだけれど アクロバットをやっているみたい。

物語の性質上、 もっと 耽美的なエロチシズムも 必要なんじゃないかと

思った

 

      風呼  でした              

 

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