ピカソ・マニマニア

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骸の爪   道尾秀介著

2013-06-17 19:17:42 | 

 

 

仏像作りの房を 取材の為訪ねたホラー作家の主人公が

さまざまの異変に出会い 20年前の殺人の謎に迫ると

いうもの。

 

”球体の蛇”(2009年作)以降に私が読んだ ”シャドウ”’(2006年作)

ほど現実離れしていなく  ”カラスの親指”(2008年作)ほど「えっ、

それあり?」 ではなく。

 

著者のデビュー作の ”背の目”(2004年)に続き登場の 霊現象

探究家も係わりますが おどろおどろしい現象がすべて 科学的に

解明されるという納得の小説です。

 

物語は 一つも無駄な表現はなく 巨きなパズルゲームのピースを

嵌め込んでいくようです。 

 

"骸の爪”(むくろのつめ) 2006年作。

 

作者は仏像にも造詣が深い。

今度は 十一面観音像は 後ろにもまわってみて観ようと思った

 

           風呼    でした                   

 

 

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