ピカソ・マニマニア

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科学と技術  野依良治さん

2011-05-06 14:30:16 | 詩作


昨日5月5日の NHK news Watch 9 (夜9時のニュース)に 2001年の ノーベル化学賞を受賞された 野依良治さんが出演、 大越キャスターのインタビュに 応じておられました。


 科学と技術


科学は
未知への挑戦

想定外のことばかり


けれど
科学を利用した
技術には

想定外が
あってはならない


科学者は
内向きになりすぎている

もっと
社会と対話をしなくては


技術には社会的に
光と陰
リスクとベネフィットが
つきもの


人口の増加
文明の進化等

エネルギー源として
原発は今は必要かもしれない

が あくまで繋ぎとして

将来は
再生可能なエネルギーに
変えていかねば


原子力は
人間の力を
はるかに超えている


我々はもっと
自然の理に従わねば



平安時代の貞観(じょうかん 869年)津波では 内陸部にまで押し寄せてきた形跡があるといい 近年でも 明治29年の地震で 50メートルほどの絶壁に建つ家にまで津波が押し寄せてきたという証言があるそうです。(吉村昭著『三陸海岸大津波』文芸春秋社 より)

どのデータをもって 津波の高さを 5,7メートルと想定したのか 全く理解に苦しみます。


NHKのニュースのアンカーが 1年前に大越記者に変わりました。
近年、 どの方もしっくりこなかった。

内向きになりすぎている科学者 の表現を 蛸壺に嵌まる とか リスクとベネフィットを 危険性と利益 とか 大越キャスターは さりげなく分かり易く 瞬時に言い換えてくれます。

偏りのない人格、 人間味溢れるお人柄、 未曾有の震災時のキャスターが この方であって良かったと 心から思っています。


     風呼r  でした    

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