

この冬一番の寒さ、楽しみにしていた 坂本冬美さんのコンサートに行ってきました。
午後1時と5時の公演、5時の部です。
期待通りの歌とトーク.
浪曲風の一幕は ”明治一代女”
♪ ういたうーいたぁと 浜町河岸に~ ♪ あれ? 知っている!
歌と 梅吉と巳之助の修羅場を 見事に演じ切られました。
そうか そういう筋だったのか。
小説は川口松太郎さんの 第一回直木賞受賞作だそうです。
一日限りのコンサートに来て いつも思うのですが パンフレットがない。
せめてプログラムでもあればと
今回の会場は市民ホールなので 市民にも開放されます。
親戚の子の学校の吹奏楽の発表会を見に来たり、私も数年前に この舞台上で 第九を歌いました。
見慣れた空間が 照明一つで 見事なプロの舞台になるんですね。
12月7日 観
風呼 でした
2013年、NHK朝ドラ「あまちゃん」で大ブレイクした のんさん(能年玲奈さん)の初舞台です。
劇団3〇〇を主宰する渡辺えりさん、小日向文世さんが共演です。
名優揃い、ラッキーなデビューと思えますが かなりのプレッシャーでしょう。
のんさんは 多少大人びられましたが 力まず透明感があり すがすがしい存在感です。
10万年前のクロマニヨン人と アウシュビッツのユダヤ人の記憶を持つ 井上ユウスケ(のん)の 10万年前から脳内に描いている恋人を探す話。
冒頭は マグリットの 空から降ってくる紳士たちのイメージ。
3人で30人を演じます。
1時間40分ノンストップ、目まぐるしく舞台は展開します。
えりさん、小日向さん、共に60才をはるかに超えられていると思うのですが 素晴らしい運動量で 物語に惹きこまれました。
『ニムロッド』で 前回の芥川賞を受賞された 上田岳弘さん、原作。
9月3日 観
風呼 でした
時は秀吉が 小田原攻めをする前のいつか。
軍司十兵衛が 仕官せんと放浪中に 賭場泥棒や 人質となっている城から逃げ出す姫や 一向宗に巻き込まれるという話です。
十兵衛に 古田新太、 賭場泥棒に 池田成志、 姫に(昼ドラ安らぎの里・道 のおしのちゃん)清野奈々、 僧侶に 粟根まこと、
姫が囚われていた藩の 家来に 早乙女太一 の配役です。
古田新太さんの さすが、
賭場泥棒役の 池田成志さんが秀逸!!
早乙女太一さんの うっとりとする 殺陣 !!
粟根まことさんを始め、新感線の面々の 切れのいいダンス !!
おしのちゃんですが アクションを頑張っての 健闘です。
「髑髏城の七人 花 」の沙霧役についで 二度目の出演だそう。
私はこの演目を IHIステージで見たのですが 全く記憶にありません。
小栗旬と小池栄子の 若どくろで 沙霧をやった 仲里依紗さんがあまりに強烈だったので 「風」の岸井ゆきのさんを微かに思い出すだけです。
「鳥」も見たのに この沙霧さんも覚えていない。
黒沢作品への オマージュだそうです。
どこがどこと 良くわかっていない 私ですが 面白かったです。
7/31 赤坂アクトシアター
風呼 でした
左、東京宝塚劇場公演のパンフレット、 右、宝塚大劇場のパンフレットの表紙です。
パンフレットの中身は 前半はほぼ同じですが、東京の方には 練習風景の他に 舞台写真も載っています。
主役・準主役を始め 男役が11人、敵役を含めると 重要な役が男ばかり12人にも登るので 見分けがつくか心配でしたが ちゃんとわかりました。
ダニー・オーシャンを演じられた 真風涼帆(まかぜすずほ)さんは とても大人っぽく この役にぴったりです。
他の10人+1人も 役柄を捉えられていて 楽しめました。
スリの達人役の 和季そら(かずきそら エデンの東のキャルを演じさせてみたい)さんの 切れのあるダンス、
5年前の ヒロイン・テスを演じた 妖精のような 夢白あやさんに 魅せられました。
ラスベガスのショーの クイーン・ダイアナ役の 純矢ちとせさんの存在感も半端なく。
フィナーレの 105期生8人を含む 総勢32人のラインダンスの新鮮さに ウルっと来てしまいましたよ。
城南信用金庫の貸し切りの日でした。
私が譲ってもらった席は二階の前から4列目でしたが 開始早々、前の席の老婦人が、
暫くして一列めの老紳士が 席を立って出ていかれました。
いい席なのにね。
観劇も結構体力がいるし 合わない人もあるのですよね。
17日観
そんなこんなの
風呼 でした
映画 『悪人 』で注目していました。
先日の NHKドラマ 『 昭和元禄落語心中 』 での 陰のある落語家を好演されました。
岡田将生さん、どちらも癖のある役なのに 美しかった。
珍しい美男子ぶりを 是非、生で見たいと思っていました。
期待どおりでした。
最後の決闘の場面での 白いフェンシングウェアで その濁りのない美しさが 示されました。
古式騒然の ハムレットしか見たことがなかったのですが 女性が本来は男の役をやっていたり 時々現代劇のように思える演出(サイモン・ゴドウィン)に初めは少し戸惑いましたが 狂気を装うあたりから 岡田ハムレットが精気を帯び 物語に惹きこまれました。
オフェリアに 黒木華さん、 王妃に 松雪泰子さん、旅役者に こんなところに居場所を見つけられていたのですね、大好きな秋本奈緒美さん、と女優陣が健闘。
名前も含め 何もしなくても印象深い 村上虹郎さんが ノルウェー王子、フォーテンブラス。
えっ、これだけの出番?
立見席も満員でした。
次の舞台も楽しみな、でも チケットは取れるのだろうか?
風呼 でした
5月の歌舞伎座は 団菊祭です。
尾上菊之助の長男の 和史くんが 初舞台を踏まれています。
” 絵本牛若丸 ” の 牛若丸です。
弁慶に 父、菊之助。
写真で見ると 大きく見えますが まだ5才、 ちっちゃい小っちゃい。
6人の平家の追手と ひとりで立ち回りをします。
黒子に抱えられて ジャンプして 敵の肩に乗ったり。
物凄く落ち着いている。
立ち回りは かなりの長丁場なのに 手順を間違えているようには見えない。
5才にしてのこの(天性の)才と品格に魅せられて(多分、) 舞台後ろに控えている両祖父(菊五郎・吉右衛門)は 笑みが消えません。
宮崎駿監督による 描きおろしの 祝い幕です。
何とも愛らしく 舞台写真がまだ出来ていないのが残念です。
風呼 でした
能から題材を取った 舞踊劇です。
奥州 安達ケ原に棲む 鬼女の話。
幕が上がった途端から 詩情溢れる舞台に惹きこまれます。
一夜の宿を乞う 阿闍梨一行。 祈祷の迫力が半端ありません。
(阿闍梨・錦之助、大和坊・種之助、讃岐坊・鷹之資)
もてなすために 夜中、薪を集めに行く 鬼女こと老女岩手。
冒頭の写真は その岩手が 犯した罪が許されるかも知れないと 喜び踊るところ。
初代猿翁が ロシアンバレエから取り入れたという 爪先立ちの振りもあるそう。
残念ながら私は気付きませんでしたが 重ねて上演されるようで 次回はしっかり見たいと思います。
唄い手 今藤尚之さんの声も素晴らしく 良い舞台を見た幸福感に包まれました。
『実盛物語』の仁左衛門さんを観に行ったのですが 仁左衛門さんはさすが立派で 満足はしましたが 『黒塚』が良すぎてすっかりどこかへいってしまいました。
鷹之資さん、11日で はたちになられました。
祖母吾妻徳穂さんから 父、中村富十郎さんへと受け継がれた舞踊家の血が彼の中にも確実に受け継がれているのをしっかと見届けましたよ。
4月21日観
BY 風呼
一度見たいと思っていました。
1月末から始まった 20周年の記念コンサートだそうです。
近ごろは 地元にも大歌手がやって来てくれて 助かります。
こんな人気者のチケットは 地元枠ででないと ファンクラブ会員でもない私たちには取れません。
一階の 後ろから二番目の席でしたが グリーンホールは程よい傾斜で どの席からもステージが良く見えます。
歌舞伎座なら 一階二等席というところ。
♪ずん ずんずん ずんどこ ♪ ”きよし!!”
を楽しみに 今か今かと待っていましたが オープニングは サイケな照明のロックっぽい曲が続き 知らない曲だし このままだと気分が悪くなる ー と思ってしまいました。
最初だけでした。
演歌になれば 知らない曲でもすんなり入っていけました。
カバー曲もなかなかで " 恋人よ ” と ” よいとまけの歌 ” は 素晴らしかった。
見には来たけど 殆ど何も 氷川つよし につて知らないと判明。
私の場合 大体いつも知っている曲の方が少ないのですが。
どの歌も熱唱、聞かせてくれました。
”ずんどこ~ ” はもうどうでも良くなったくらい。
この方は 姿かたちも美しく、日ごろの節制のほどが伺えます。
全身での歌唱は 体力も半端なく必要でしょうに。
地元での歌謡ショーは 日程が近ずくに連れ 地元限定のダンピングになるのですが 値崩れはしませんでした。
私も定価で買いました。
値崩れするステージは 満足度が低いし。
井上陽水と 坂本冬美 位です。
定価で買うのは。
いずれも地元枠だから私の手にも入るので 座席がどこであれ文句はありません。
氷川きよし さんって どこか素人っぽいところが魅力です。
2月27日
風呼 でした