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ピカソ・マニマニア

ピカソの91年を 詩にしました。
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マイ ホンキー・トンキー ストーリー

2012-10-05 23:57:47 | 詩作

 

 

     マイ ホンキー・トンキー ストーリー

 

セコハンなんて羨ましい

 

生まれてこのかた

サードハンド

 

初めてのセミオーダーメイド

高校の制服は

下駄箱に釘 どこだ?

入学式の日に鍵裂きが出来た

 

オウ マイ ゴッド !!

 

バスに乗ってきたお年寄りに

慌てて席を譲れば

「あっちに座ります」

周りじゅう空席だらけ

 

お持ち帰りグルメの行列

延々並んだのに

私の前で売り切れ御免

 

自動改札に素早く通せんぼされたり

ーーデヴィルズ・ウィング 悪魔の黒翼め!

 

 

小学校から12年間

すのこを土足で踏んだことがない

 

いつだって大真面目なのに

 

ホンキー・トンキー

 

西部開拓時代 馬車で運ばれ

チューニングされないまま弾かれたピアノだ 私は

 

ホンキー・トンキー

ホンキー・トンキー

 

狂った音程のままで

生きていくしかない

 

オウ マイ ホンキー・トンキー ストーリー

 

ちょっと外れた人生さ

 

               セコハン=セカンドハンド

                   お古のこと

 

 

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ゴールデン・イアリングス   

2012-10-03 23:56:54 | 詩作

 

 

   ゴールデン・イアリングス

 

 

燃える篝火に

深く皺を見せて

ジプシーの女が呟いた

 

金の耳飾りは

恋を成就させる

 

 

暗い部屋に

キャンドルを点し

私は呪(まじな)う

ジプシーの娘をなぞり

 

右に左に首を傾げる

小さな炎を鈍く映し

揺れるフリンジの

さらさらと乾いた音

 

 

叶えてよ

この恋を

 

この身

出会いのままの間に

 

 

 

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こころの傷

2012-10-02 23:58:58 | 詩作

 

   こころの傷

 

ヨガでは必ず

左右同じポーズをとります

 

右とひだり

違いが分るのも

ヨガです

 

両手を背中で繋ぐ雄牛のポーズ

私は左手を上にした時は

わずかにしか両手が触れません

 

ひだりの胸が

拡(ひら)ききらないからです

 

どうやっても

癒えない傷が

ひとつ

 

無意識に庇っているのです

 

 

 

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白いぬいぐるみと牛乳せっけん

2012-09-27 22:03:38 | 詩作

 

   白いぬいぐるみと牛乳せっけん

 

ぬいぐるみの名前はバ―ビーです

30年間 家にいます

この度 久々の出番となり

洗われることになりました

 

これは牛乳せっけんです

ちょっと上等の 赤箱です

この度 古いぬいぐるみを洗うという

使命に 久々の出番となりました

 

洗面台にお湯を張り

ていねいに押し洗い

 

目標は

しっぽの裏のおしりの白さ

 

あら 耳のてっぺんが

一番汚れてる !

 

もう一度洗おうね

 

ぬいぐるみ

お風呂上がりのこどもと同じ

いい匂い

 

ああ 牛乳せっけんね

 

 

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彼岸の雨

2012-09-23 17:07:04 | 詩作

 

 

    彼岸の雨

 

テレツクテン テレツクテン

 

畳に耳をつけると

雨音の向こうに

祭囃子が聞こえてくる

 

テレツクテン テレツクテンテン

 

ついきのうまでの

狂熱の日々は

幻だったのか

 

テレツク テレツク

テレツクテンテン

 

夕焼けのすすき野原に

「ごはんですよ~」 と

母の呼ぶ声

 

テレツクテン

 

戻りたいな

母のいた昔に

 

 

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我が顔を見ることあたわず

2012-09-14 23:45:24 | 詩作

 

 

   我が顔を見ることあたわず

 

目いっぱい

お洒落をして外出

 

地下道のショウウィンドウにちらりと映る全身

背筋はちゃんと伸びているだろうか

 

洗面所の鏡の顔

化粧は崩れてないだろうか

 

これが私?

時々自分の顔が

違って見える事がある

 

声、話し方、雰囲気も含めて

ひとは人を見分けるのだが

 

今この鏡の中の顔が自分だと確かめるのに

片目をつぶったり 口角を上げたり

 

自分で自分を見たつもり

 

 

     by      風呼            

 

 

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ひとり言

2012-09-11 22:21:19 | 詩作

 

 

    ひとり言

 

えっ 何?

今 何か言った?

 

ひとり言だよ

ひとり言

 

また何か

文句を言われたかと思った

 

 

ピピッ !

 

携帯の充電が終わりましたよ

 

居間から座敷に向かって

さっきのひとり言の大きさで

声を掛ける

 

自分の世界に入り込んでしまったら

そんな大きな声で言わなくても聞こえる

と言われる位 どならないと届かない

 

とり敢えず

知らせたからね

 

 

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家族について

2012-09-09 22:14:18 | 詩作

 

 

 

    家族について

 

これは長兄です

 

11才年が離れています

 

父母が亡くなって20年

 

5人兄妹の末妹の私とは

父母の姿が異なって

 

厳しく躾けられた兄と

殆ど構われなかった私と

 

同じ親とは思えない

父母の記憶

 

 

これは部活の後輩たちです

 

高校卒業後も一緒に合唱活動をし

たくさんたくさん合宿もしました

 

登山しては 山頂で合唱(ハモ)り

ドライブしては 岬でハモり

 

思い出がいっぱいあります

 

思い出を共有するのも

家族の一つの形であるなら

 

幾つになっても命令口調

長男風を吹かせ続ける兄よりも

 

彼女たちの方が

家族に近いと思う時があるのです

 

 

 

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風の盆・夜明けまで

2012-09-05 15:48:08 | 詩作

 

 

越中八尾の風の盆は 9月1・2・3日に行われます。

踊り手は男女ともに 25才位まで。

 

この写真は 4日午前0時から夜明けまで行われる 

OB・OGも参加する 地元民の為のものです。

 

後方のピンクの浴衣姿が 本来の踊り手さん。

4日は 編み笠を外します。

 

 

 

     風の盆・夜明けまで

 

胡弓の音(ね)に耳を澄ませ

唄います

 

とうに編み笠を置いた

女ざかり

 

白髪のをんなざかり

 

時に男ざかりも混じって

 

踊りながら

夜明けを待ちます

 

白壁に

雲が白んでゆき

 

灯りが

その存在を消すまで

 

白い石畳の路が

セリ舞台になって

 

往年の踊り手が際立つ

静かな時です

 

 

 

夜明け 特に夏は 白が浮き上がって見えます。

     風呼    でした          

 

 

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木曜日午後5時のジム

2012-08-31 15:53:52 | 詩作

 

 

   木曜日午後5時のジム

 

5時までのヨガで

午後のスタジオレッスンは終わり

 

AスタジオBスタジオともに

照明が落とされ

 

5時半までのディタイム会員が

帰り支度を急ぐ

 

夜のスタジオレッスンは

7時過ぎから

 

黒で統一された

トレイニングマシン

 

走る人 持ち上げる人

エクササイズするのは 10人余

 

マシンを譲り合ったり 

空くのを狙ったりしなくていい

木曜日、この時間帯が好き

 

暗いスタジオでひとり

ヒップホップの振りの確認もする

 

顔見知りの誰もいない

この時間帯が好き

 

 

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冷たい月

2012-08-30 23:43:43 | 詩作

 

 

    冷たい月

 

寝返りを

何度も打つのは

 

寝苦しい夜だから

だけではなく

 

失って初めて知った

たぐり寄せれば戻ってきそうな近さ

過ぎた日の至福の刻を反芻するから

 

どうにもならない

どうにもなりようがない

ずっとそのままが良かった刻

 

 

折々に眺め

それぞれに美しかった月

 

なのに今 初めて気づく

真夏の 満ちようとしている月が

 

こんなにも冷たく

光っていたなんて

 

 

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花鋏

2012-08-29 22:13:51 | 詩作

 

 

   花鋏

 

花ばさみを買った

 

いま使っているものでは

桃の枝を切るのさえ

手こずるようになったので

 

新しいものは 切れ味がいい と

重宝していると

 

古い鋏の所在が

分らなくなった

 

 

以前包丁を新調した時も

同じことがあった

 

やっぱり馴染んだ包丁がいい と

思い始めたころ

引き出しの引き手の裏に潜んでいるのを発見した

 

刃物は 嫉妬深いらしい

 

 

花鋏を買った

破格の値段だったので

 

古いはさみは

行方不明 

 

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母のいた夏

2012-08-21 14:31:57 | 詩作

 

 

   母のいた夏

 

家中で一番風通しのいい場所で

 

座布団かきあつめ

腹ばいで

 

読みだしたら止められない

本を読む

 

「夕御飯よ~」 

母の呼ぶ声に

生返事をして

一気に読み終えた少女のころ

 

 

クーラーの電源を切って

家中で一番風通しのいい場所に

座布団かき集め腹ばいで

中断なしで一冊を読み通した

 

ゆうべ

 

母のいた夏のように

 

 

 

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我慢ぐせ

2012-08-18 16:47:17 | 詩作

 

 

   我慢ぐせ

 

小さい頃から

我慢に慣れている

 

我慢さえしていれば

自分の身は守れると

 

そういう時代だった

とも云える

 

相手によって我慢は

失礼にあたると気付くのは

ずっと後

充分に年齢をとってから

 

 

ひとりになった時

解放感に浸る

 

後悔したり

満足したり

 

 

 

         by     風呼      

 

 

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八月に藤の花咲く

2012-08-07 23:16:58 | 詩作

 

 

    八月に藤の花咲く

 

暑いのに

こんなに暑いのに

 

花名人の家の

藤の花が咲いた

 

綺麗だけれど

美しすぎるとは言えなくて

 

綺麗だけれど

どこか乾いていて

 

 

ここにいてはいけませんか

 

いま咲いていてはいけませんか

 

 

 

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