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ピカソ・マニマニア

ピカソの91年を 詩にしました。
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帽子は私のつけ睫毛

2016-09-01 08:16:33 | 詩作

 

もうすぐ 本番

私の初ライヴ

 

隣で セミプロの

Mちゃんがメイクしている

 

清楚な顔が

みるみるプロ仕様になっていく

 

そのポイントは

つけ睫毛

 

 

5年前 初めての発表会の日

ちょっと恥ずかしいので

帽子を被った

 

それから 帽子は

私の定番

 

メイクの下手な

私の つけ睫毛

 

 

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同じテーブルに着きし者は

2016-08-30 12:51:12 | 詩作

 

歌姫の

特別なライブに招かれ

 

同じテーブルに着いた

6人は

 

歌姫の紹介で

それぞれ隣同士が

共通の友人を持つ事に気づかされ

 

「あら 夫の大学の同級生?

 夫をご存じですの」

 

「俳句をなさってますの?

 〇〇をご存じですか?

 私の従兄です」

 

とか

 

「あの会社のラグビー部の御出身?

 弟が今そこで選手をしています」

 

 

歌姫の魅力が手繰り寄せた

 

歌姫の 魔力

 

 

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叶いそうなことは・・・

2016-08-12 11:39:47 | 詩作

 

 

もしかしたら

叶うかもしれない

 

どうしても

叶えたい

 

そんな夢は

 

誰にも言わず

 

じっと

黙って 時を待つのです

 

 

        by  風呼     

 

 

 

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カーナビ

2016-08-04 13:49:02 | 詩作

 

 

目的地を セット

 

そっちには 行きたくない

指示を無視しても

 

無視しても

 

見捨てないで

新たな ルートを提示

 

決して

見捨てることなく

 

 

 ・・・・・

 

 

遥か 天上から

億の単位の 個体を見分け

相応しい形で

それぞれに 教えを与え

 

ああ

もしかしたら

神はおわしますかもしれない

思うとき

 

 

 

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ナヲコ 大阪で

2016-07-31 22:29:00 | 詩作

 

待ち合わせは

阪急梅田駅出口左にある

本屋の前

 

昔 一日一冊の

文庫本を読んでいた

ナヲコらしいと 思った

 

絶対に遅れるわけには いかない 

早めに到着

暫く本屋の中で過ごし

 

時間になったのに

ナヲコは 現れない

何度も昨日のメールを確認する

 

10分過ぎに

携帯電話がなった

 

「どこにおるん

 ブックファースト?

 知らん そんなん」

 

紀伊国屋書店にいるという

 

「動かないで そこで待ってて。

 すぐ行くから」

 

訊ねて 訊ねて 無事 会えました

 

 

昨日 何回言っても間違えるので 

メモを持たせたのですが

と ナヲコのお嬢さんからお詫びのメールが来た

 

 

東京育ちの ナヲコには

本屋といえば 紀伊国屋書店なのだろう

 

梅田の紀伊国屋は

他所者には分りにくい場所にあるので

きっとお嬢さんが気を利かして

私にわかりやすい場所にしてくれたのだろう

 

 

最近二年の記憶が全くない

ナヲコ

二年前から年を取らない

ナヲコ

 

どうせ二年間 会っていないことだし

つるんでいた 高校時代の話をすれば いい

 

「ちゃこちゃん どうしてる?」

高校時代の仲間の消息を

何度も言わされたけれど

 

私だって

同じ事を二度三度は言うこともあるし

 

また 会おうね ナヲコ

 

今度会うときは

私は間違いなく 三才年上だね

 

 

         by  風呼      

 

 

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たっくんの ピアノレッスン

2016-07-20 23:48:18 | 詩作

 

4才のお姉ちゃん

お母さんと

ピアノのおけいこ

 

もうすぐ2才の

たっくん

お姉ちゃんの

楽譜を

ピアノの譜面台にならべ

 

さあどうぞ

ブンブンブンも

お願いします

 

お姉ちゃんの

おけいこが終わったら

 

たっくんの

ピアノレッスンです

 

楽譜は

家族写真

 

らら パパ~

ママ~

ねーね~ 

 

 と 弾き語り

 

      by   風呼            

 

 

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24時38分の メール

2016-06-12 19:11:53 | 詩作

 

今日なのだろうか

 

明日になるのだろうか

 

読んだけれど

それは今日ではない ということにして

 

返事は 明日

ゆっくりしよう

 

そうしたら

そのまた明日も

メールが出来るかも知れない

 

 

 

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知らない 歌

2016-06-04 23:20:25 | 詩作

 

知らない曲ばかり

 

知っている人の CD なのに

 

”Soucial Call"   "Nice Work If You Can Get It"   "The City Lights"   " Get Out Of Town"    "For All We Know"   " Devil May Care"   " Black Coffee"   "Taking A Chance On Love"    "Smile"

 

あっ Smileは 知っている

 

 

知らない曲ばかりですが

 

知っている人が 歌っているので

 

毎日 聞いていたら

 

あっという間に

知っている歌ばかりになりました

 

 

お気に入りは

”Get Out Town"

”Black Coffee"

そして 悪魔さえ気遣わせる

手がつけられない わ・た・し

”Devil May Care"

 

 

               by    風呼         

 

 

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-- 独り言

2016-05-22 12:16:09 | 詩作

 

ちょっとの外出から

帰宅するなり ぶつぶつ

「玄関の鍵が開いていたぞ」

 

えっ?

 

「-- 独り言」

 

 

-- 自分が閉めていかなかったからじゃない

 

と 私も ぶつぶつ

 

 

一人きりの時には

言わない

 

独り言

 

 

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”こんにちわ小母さん”

2016-01-21 08:46:18 | 詩作

 

 

行きつけのクリーニング屋の脇の

坂の上

 

白髪交じりの おかっぱの

小柄な小母さんが

一人で住んでいて

 

人通りの多い

クリーニング屋通りに下りてきて

 

昼となく 夕となく

通る人誰もに

”こんにちわ こんにちわ” と

あいさつをしていた

 

自転車の私は

戸惑いながらも

軽く会釈して やりすごしていた

 

 

最近見かけない

 

クリーニング屋のおかみさんに訊いてみると

 

「朝 11時に起きるので

当然夜寝るのが遅い。

夜中の1時2時に裏の家を

じっと覗いていたりするので

近所の人が気味悪がって

親族を呼んで 施設にいれてもらった」 そう

 

今でこそ住宅地だが

おかみさんが嫁いできた50年前は

大地主ばかりで

店子は よそ者扱い

自治会も別だった そんなところ

 

 

むかし昔  集落には

近親結婚が多かったせいだろう

大抵どこにも 知恵遅れがいた

 

集落のはずれで

見知らぬ人が入ってくるのを 見張っていたり

可愛い子にちょっかいを出したり

 

大きな危害を与える訳ではないので

住民はみんな放っておいたが

大抵は色んな事情で 長生きできず

それが子供たちへの戒めにもなっていた

 

 

まともにあいさつを返すと

家までついて行ってしまったという

”こんにちわおばさん”

 

行動を制限された場所で

今日も同じメンバーに

にこにこ 「こんにちわ」 と

言い続けているのかな

 

 

 

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三線符の レミファソ

2015-11-25 00:37:23 | 詩作

 

ピアノを習い始めたばかり

 

三才のしーちゃんが

お空を眺めて 言いました

 

「おかーぁさん

お月様が ♪ファだよ」

 

「あっ 今度は

♪ソ になった!」

 

伸びあがったり

しゃがんだり

 

「おかーぁさん

お空には

短い線がないから

お月様は

♪ド にはなれないんだね」

 

ドレミファソ と

五本指で弾ける しーちゃんです

 

  

       風呼   でした       

 

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朝顔の 紅葉

2015-10-14 13:50:53 | 詩作

 

がらがら っ と

シャッターの 雨戸を開け

 

二階のベランダに咲く

朝顔の花を 数えるのは

 

わたし一人の 楽しみ

 

9月を半ばを 過ぎたころから

めっきり 数が減り

 

だんだん 小さくなり

 

いちにち 置き

ふつか 置きに

 

 

残った葉は

それなりに紅葉し

 

今朝 暫くぶりに

大きめの花がひとつ 咲きました

 

この夏 一番の

美しさで 咲きました

 

 

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秋の宵 小雨

2015-09-16 22:29:49 | 詩作

 

 

地面が かすかに濡れて

 

外灯の明りが 

長く伸びて映る

 

”夏” と云う 

醒めたばかりの

夢 よりはかない 記憶

 

朧のまま

遠ざかっていく

 

金木犀の薫りのミストを浴びて

 

秋に 目覚め

 

 

        by   風呼                

 

 

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ママの里帰り

2015-08-17 14:29:22 | 詩作

 

 

幼な子 ふたり連れて

 

すっかり 母の顔になって

 

結婚5年の 娘が里帰り

 

親元で 家事解放

 

二泊もすれば

娘の顔に戻ります

 

 

盆と 正月

大好きな兄が帰ってくると

 

甘えん坊の

妹にもなってしまいます

 

 

 

         by  風呼            

 

 

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お母さんの 手

2015-08-03 13:38:02 | 詩作

 

 

「ねえ お母さん

あの本の続きがでたのよ

読む?」

 

「あら そう 嬉しい

見せて」

 

と 手を出すと

 

「ちゃんと 拭いてね

本が傷むから

 

お母さんの手は

いつも濡れている」

 

読み終わったら

booki off に

売りに行くんだそうな

 

 

料理したり

食器を洗ったり

洗濯したり

 

ちょこっと

その辺を 拭いたり。

 

乾く間もない

母の手

 

 

 

        by  風呼             

 

 

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