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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
プログレに特化した別館とツイートの転載もはじました

どうして今度は大騒ぎしないんですか?

2007年10月03日 23時59分58秒 | others
 ごくごく地味に報道されているが、民主党の渡部恒三の政治団体「新時代の会」が約十二年間に渡って、渡部氏の甥の自宅マンションを「主たる事務所」として届け出、その間、事務所費などの経常経費計約一億七千八百万円を支出していたらしい。本人は「10年前は当たり前だった。10年前はなんでもないと思っていたことが、今は厳しく批判されなきゃいけない」とかいっているらしい。よくわかんないけど、これって自民党と自殺した松岡某、役職を辞任においこまれた赤城などと、ほぼ同様なケースだよね。

 私は竹下派七奉行といわれてるころからこの人のキャラはきらいではないし、こういう不明朗というか不正な会計処理などについて、原理主義的に清廉潔癖さを追求することより、「そりゃ、昔はあったんでしょうな」くらいで軽く流してもいいと思うくちなので、今回の報道ぶりそれ自体、むしろこのくらいがまっとうなバランスだとは思うのだが、それにしたって昨日の今日である。ほんの数ヶ月前まで選挙前を目前にした時期での、バカ騒ぎぶりに比べると、今度のマスコミの異様な寡黙さは(今日の午後報道されたばかりねネタだから、この後どう展開するかはわからないけれど、おそらくこのまま地味に扱われて終わりになるんじゃないか)、「いったいなんなの?」と思わざるを得ない。

 相手は民主党の中では知名度も抜群、役職としても最高顧問にある地位にある大物だ。ほんの数ヶ月前までは、与党に疑惑の人には、魔女狩りの如く記者が殺到し、くだらないワイドショーはもちろん、ゴールデンタイムの報道番組でじゃかすか取り上げて、煽りに煽っていたのに比べると、その落差はえげつなさを感じほどだ。そりゃもちろん、与党と野党の違いだとかなんとか、報道側はいろいろエクスキューズは用意してあるんだろうが、それにしたって、この極端な報道の濃淡の付け方に、公正中立をうたうマスメディアの背後にある、あからさまな政治的意図を感じてしまうのは、私だけじゃあるまい。
コメント
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