こちらは先日レビュウした「Great Hitchcock Movie Thrillers」の再発盤です。このアルバムは一番最初に購入したのはアナログ盤でしたから、結局2回買い直した訳で、私のこのアルバムに対する愛着が知れようというものですが(笑)、この再発盤はジャケが刷新されたばかりでなく、追加曲としてスタンリ・ブラック指揮ロンドン・フェスティバル管弦楽団の「白い恐怖」が収められているあたりが特徴となるんでしょう。ただし、残念ながらこの追加曲はハーマンの自作自演集というアルバムの体裁を損なってしまうことになるので(「白い恐怖」はミクロス・ローザの作品)、個人的にはあまり歓迎できませんし、ジャケのセンスも前の方がはるかによかったので、自分の中ではとりあえず買ってはみたけれど、ほとんど忘れがちなアルバムです。
そんな訳でこのアルバムの注目すべき点があるとすれば、リマスターによる音質アップということになるんでしょう。この再発盤は92年、先にレビュウしたのが87年の発売ですから5年ほどの間隔があった訳ですが、この間にリマスター・ブームのようなものがはじまったおかけで、その恩恵を賜ったというところだと思いますが、とにかく音の鮮度が上がり、元々高解像度だったこの録音が更に見通しが良くなったのは収穫です(近年のリマスターのように無理に音圧を上げているようなところがないのもいいです)。
ちなみに、「白い恐怖」は主題曲だけでなく、映画中の名場面の音楽をピックアップした小組曲風な構成ですが、なにしろイージー・リスニング・オーケストラ畑のスタンリー・ブラックの演奏ということで、かなり甘口なアレンジが施されているのが気にかかりました。まぁ、今となっては貴重な演奏かもしれませんが。
そんな訳でこのアルバムの注目すべき点があるとすれば、リマスターによる音質アップということになるんでしょう。この再発盤は92年、先にレビュウしたのが87年の発売ですから5年ほどの間隔があった訳ですが、この間にリマスター・ブームのようなものがはじまったおかけで、その恩恵を賜ったというところだと思いますが、とにかく音の鮮度が上がり、元々高解像度だったこの録音が更に見通しが良くなったのは収穫です(近年のリマスターのように無理に音圧を上げているようなところがないのもいいです)。
ちなみに、「白い恐怖」は主題曲だけでなく、映画中の名場面の音楽をピックアップした小組曲風な構成ですが、なにしろイージー・リスニング・オーケストラ畑のスタンリー・ブラックの演奏ということで、かなり甘口なアレンジが施されているのが気にかかりました。まぁ、今となっては貴重な演奏かもしれませんが。