市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

辰巳台に地域活動のプラットフォームを

2018-04-29 | 日々のあれこれ
辰巳台地区地域活動拠点検討委員会に出席。



町会やまちづくり協議会、地区社協やボランティアなど、あらゆる地域活動が盛んに行われている辰巳台地区。
今後、さらにその連携を深め、地域住民の交流が活発になるような「地域活動のプラットフォーム」を作るべく立ち上げたのが、この委員会です。

第1回目の会議では、簡単な自己紹介の後、グループに分かれて「辰巳台にこんな場所があったら」という夢を描く作業を行いました。



不肖ながら私も発表(^.^)。


よろず相談、子育て支援、スポーツや趣味・生涯学習の設備、各団体の事務局、防災倉庫・・・
まさに夢ではありますが、これを一歩でも現実に近づけるのは、他でもない自分たち。高齢者も子育て世代も、障がいがある人もない人も、誰もが生き生きと自分らしく生活できるまちにしたい。
そんな決意が感じられる会議でした。

来月には、有志メンバーで先進地域に視察に行く予定です。私と増茂議員も同行します(^^)/

地域をつなぐ薬剤師たち

2018-04-28 | くすり
市原市薬剤師会で発足した地域連携推進委員会、第1回目の会議が開かれました。



この日は、今年度予定されている公民館主催のおくすり教室や、薬剤師会会員向けの研修会などのテーマについて、アイディアを出し合いました。



この1、2年で、住民や介護職関係者からのおくすりに関する講演依頼が、グンと増えてきたように感じています。
特に昨年度は、介護職員等からの医薬品に関する相談を受け付けたり、介護職員が薬局に出向いて住民の相談に応じたりといった「薬局ビジョン事業」というモデル事業を行うなど、薬剤師会側から発信する取り組みも活発になってきています。

薬局や薬剤師は、医療と介護の連携や在宅医療を進めるうえで、とても重要な役割を担っています。
これからこの委員会がその旗振り役となって、薬剤師会を引っ張っていくことになるでしょう(^.^)。

それにしても、この日会議が終了したのは午後10時すぎ。
皆さんそれぞれ勤務を終えて駆けつけているわけですから、本当に頭が下がります。
私としては、例えば千葉市が独自に行っている認定薬剤師制度のように、地域医療に貢献している薬剤師や薬局を認定して、ステッカー等で住民に見える化するような仕組みを導入できないものかと思っています。

滑ることができない滑り台

2018-04-23 | イベント
地域に出向いて住民と対話する「まちづくりの集い」。
今回は桜台で、普段から近隣の皆さんのの趣味の集まりに開放されているお宅を、特別にお借りして行いました。

お邪魔してまずびっくりしたのが、このユーモラスなお人形さんたち!

桜並木の手入れをボランティアで行っている地域活動団体の皆さんが、イベント用に制作したものだそうです。

テーブルや棚のあちらこちらには季節のお花やインテリアがセンス良く飾られ、サロンと呼ぶにふさわしい居心地の良い空間。


思わずお茶しながらマッタリしたくなってしまうところですが、ここはグッと我慢して(笑)、3月議会の報告から始まって、活発な意見交換を行うことができました。
今回は循環器病センターの存続問題の話題から、特に医療にまつわるご意見が多く寄せられました。地域医療を守るためには、もっと医療従事者側から住民に歩み寄って、コミュニケーションを図ることが必要と感じました。



もう一つのエピソード。
近くの公園にある、つい最近更新されたばかりの滑り台に「困っている」というお話を聞き、さっそく現場確認。



一見、新しくモダンな滑り台で何も問題がないようですが、よく見ると階段がうんていに似た構造になっています。これでは幼児には危険すぎる!


森山かおるも挑戦。ご覧の通り、手すりもないので立派な大人もおっかなびっくり(^^;)。

案内してくださった方のお孫さんも、どうしても登れず泣き出してしまったのだそうです。幼児が使えない滑り台って一体・・・?

新品だけに、今さら取り換えるのも難しいでしょうから、何とももったいない話です。
公園遊具の老朽化はあちらこちらで進んでいるので、他の場所の更新状況も気になります。さっそく市に聞き取りをしてみましょう・・・。

障害者施設でファッションショー

2018-04-22 | 障がい者
凄く楽しみにしていたイベント。
社会福祉法人ききょう会の30周年記念ファッションショー
『NORI キモノ レボリューション』!



着物地をモダンなファッションによみがえらせるデザイナー、NORIのショーの会場は、ききょう会が運営する障害者支援施設「吉沢学園」

林壽美子理事長がデザイナーと親交があったことから実現したそうですが、それにしてもファッションショーとは素晴らしい発想です。


暑い日差しが照り付ける屋外でしたが、吉沢学園はじめ市内の知的障害者施設の利用者やその家族、職員、地域住民の皆さんが大勢集まり、ショーが始まりました。

まずは。プロのモデルによるランウェイ。











トリに登場したNORIに大きな拍手!


これだけでも十分見ごたえがあったのですが、更に感動したのは次のステージです。

吉沢学園の利用者さんが家族や職員と一緒に次々とランウェイ!
皆この日の日差しに負けないくらい眩しい笑顔でした。





ラストは全員真っ白いTシャツで。最高の盛り上がりでファッションショーは幕を閉じました。


NORIさんがとってもカッコイイ!


ファッションショーという、ちょっと非日常のステージにワクワクドキドキ。
障害がある人もない人も子どももお年寄りも、皆が集まって楽しい時間を共有している充実感。
最初から最後まで、深い感動に包まれたステージでした。

林理事長はじめ職員の皆さん、本当に有難うございました(^^)/

いちはら防災100人会議 その2

2018-04-21 | 防災
以前、ブログで紹介した市の画期的な取り組み「いちはら防災100人会議」。
全6回中、第4回目の会議が開かれたので、再び傍聴しました。



今回のテーマは、「復興」

何も今からそこまで考えなくてもいいじゃないか、とも思うかもしれませんが、さにあらず。
発災してからさぁどうしようと考える場合と、まだ何も起こっていない今のうちに皆で考えておいた場合(これを「事前復興」というのだそうです)とでは、復興に掛かる時間やまちづくりの完成度が全然違ってくるのだそうです。

ナビゲーターの鍵屋先生が提示した資料は、1989年の地震で大きな被害を受けた、カリフォルニア州サンタクルーズの復興に関するレポート。
復興計画を策定するために民間や行政から選ばれた36人による会議では、初めは各々の利害や思惑がぶつかり合いましたが、「全員は全く対等な関係だ」とテーブルを円卓に配置し、「今のことだけではなく、50年後の子どもたちのことを考えよう」と共通のビジョンを描き、ついには住民たちの理想のまち(シビックリビングルーム)へと復興を遂げた物語です。

ワークショップでは、このレポートを読んだ感想や、市原市で大震災後に高齢者・障害者、働く世代、子ども各々にどんな課題があってどう解決したらよいか、などが話し合われました。







この時間の雰囲気がとてもいいんですよね~。写真で伝わると良いのですが(^.^)。

高校生の女の子が、オジサンたちを相手に
「私は今まで、社会のことは政治家が勝手に決めるものだと思っていた。世代や立場が違う人たちと対等に話し合う機会が持てることはすばらしい」
「東京オリンピックにかける予算があったら、どうして災害復興に回さないんですか」
などと堂々と発言していて、嬉しいやら感心するやら・・・。

鍵屋先生がもっとも伝えたかったのは、大事なのは話し合いの結果ではなく、話し合いの過程そのものだという事だと思います。
防災100人会議も、残すところあと2回。
私も、見ているだけではなく無性に仲間に入りたくなってきました(笑)。

歴史を訪ねて

2018-04-20 | 観光
市民ネットの仲間たちと、バス研修ツアーへ。

市原市では現在、チバニアンの天然記念物の指定を目指していますし、能満にある埋蔵文化財調査センターをリノベーションした「(仮称)いちはら歴史館」の整備計画も進めています。
太古の歴史ロマンに関心が高まる今日この頃、先進である下総地区を中心に歴史博物館を訪ねました。

千葉市立加曾利貝塚博物館


ボランティアガイドさんの案内がとてもわかりやすかった!
市が年2回ガイドを募集し、研修を行っているそうです。市原市もボランティアガイドの育成に本腰を入れる必要がありますね。








千葉県立房総のむら
想像以上に広い敷地で、武家屋敷や商家の街並みやふるさと体験、資料館、古墳群の散策、はたまた旧学習院初等科正堂や旧県議会議事堂が復元されていたりなど、何でもアリ。


ここでもガイドさんが大活躍。


101号古墳。美しく整備されています。


ツアーの最後は芝山町立はにわ博物館




隣に建つ観音教寺。ついでに立ち寄ったのですが、なかなか素晴らしいお寺でした。









丸一日駆け足のツアーでしたが、天候にも恵まれ、親睦を図る良い機会にもなりました。
散々歩きましたね!皆さんお疲れさまでした(^^)/

いちはら女性起業家支援ネット「キャリサポ」総会

2018-04-19 | 女性
いちはら女性起業家支援ネット「キャリサポ」の第2回定時総会へ来賓として出席。

「キャリサポ」は市原市商工会議所の全面的なバックアップのもと、約月1回のペースで講習会や交流会を開催するなど、会員同士の交流やスキルアップに努めています。

このところ、財務次官のセクハラ疑惑や救命中の女性が土俵から降ろされた一件など、女性にまつわるニュースが立て続けに報道されています。
男女平等ランキングはまた順位を落とし、世界で114位と恐ろしく低い。
日本は女性にとってまだまだ息苦しい社会です。しかも、長い間染みついた慣習によって、そのことに気づいていない女性が多いこともまた、根深い問題だと思います。
5年前、安倍首相は施政方針演説で
「仕事で活躍している女性も、家庭に専念している女性も、すべての女性が、その生き方に自信と誇りを持ち、輝けるような日本をつくっていきたい」
と言っていたはずなんですが・・・。

そんな中で、キャリサポの活動は、市原市の女性たちにとって大きな希望だと思います。
女性独特の感性やネットワークで、これからもどんどん活動の輪を広げられるよう願ってやみません。

総会の後、グループに分かれての交流会。

みなさんエネルギーに満ちあふれていて前向き!明るい!(^.^)

議員の期末手当を変える場合について

2018-04-18 | 日々のあれこれ
県内各市区の市民ネットの議員が集まり、情報交換。



自分たちのまちでは当たり前だと思っていたことが、他市から見たら進んでいてビックリしたり、反対に遅れていて愕然としたり。
他市の先進的な取り組みを聞いて、議会質問の参考にしたり。
いつも勉強させてもらっています。







この日は、道徳の教科化問題や在宅医療の現状や課題・新規事業について、それから議員の期末手当と報酬アップの上程方法についてなどが議題となりました。

例えば、市職員、市長、議員、各々の期末手当の支給率を改正する際に、どんな形で議案が出されるか。

職員は単独の議案で、市長と議員はセットで出す自治体(船橋市、柏市など)。
職員と市長がセットで、議員は単独の議案で出す自治体(千葉市、佐倉市など)。
全部一緒くたにして一つの議案で出す自治体(市原市はこのパターンです)。

市職員、市長、議員はそれぞれ立場が違います。
例えば「職員の手当てを上げるのは賛成だが、議員の手当ては上げたくない」と思っても、議案として一つに丸めて出されてしまうと、「全部賛成」か「全部反対」のどちらかを選ばざるを得ないのです。

その他、議員の期末手当に関しては、特別職の報酬を変更する際に学識経験者などで構成する報酬審議会で審議されていないということや、そもそも議員の期末手当とはどういう位置づけで支給されるものなのか、といった問題提起があり、とても考えさせられました。

ようこそ先輩!

2018-04-17 | 障がい者
地元の八幡中学校では「ようこそ先輩授業」という行事が毎年行われています。
卒業生や地域の方を招いて経験談などを聞く授業です。
キャリア教育や郷土学習の一環として、とてもいいアイディアだと思います。何より母校や地域への愛着と誇りが強まりますよね。

さて、今年の「ようこそ先輩授業」はスペシャルバージョン!
講師は、パラバトミントンの世界選手権・女子ダブルスで優勝した杉野明子選手です。八幡中出身だったんですね!



先日、森田県知事から知事賞を贈られた杉野選手ですが、この日は市長も訪れ、生徒たちが見守る中で市民栄誉賞が贈呈されました。
公演の後は、バトミントン部の生徒たちとダブルスの試合も。



いずれも、子どもたちにとって貴重な機会であったことは言うまでもありません。

杉野さんは、左腕に障害を持って生まれました。
バトミントンとの出会いは八幡中時代の部活だったそうです。
辛い時・苦しい時はいつも「どうやったら楽しくなるか」と考えるようにしていたとのこと。
何事も前向きに捉えてチャレンジする姿勢が大事とのメッセージは、この日の経験と共に八幡中の生徒たちの心に深く刻みつけられたことでしょう。


埼玉県立小児医療センター視察

2018-04-16 | 健康・医療
視察で訪れた埼玉県立小児医療センター。
さいたま新都心駅から徒歩5分、元JRの土地だったそうで、立地は最高です。
開院は昭和58年で、平成28年に現在地に新築移転したばかり。埼玉県で唯一の第3次小児専門医療機関です。


左の背の高い建物が小児医療センター。すぐ右隣りはさいたま赤十字病院です。

NICU(新生児集中治療室)、PICU(小児集中治療室)、GCU(新生児治療回復室)など、院内を一通り案内していただきました。





広々とした空間が印象的です。






リハ室も広い!


最大の特徴というか利点は、隣の赤十字病院と連絡通路で繋がっていて、周産期医療がスムーズに提供できるということです。
つまり、ハイリスクな妊婦さんや出産の場合、緊急時に迅速に赤ちゃんを搬送できるんですね。



こんな可愛らしい夢のある内装が、いかにも小児専門病院です(^.^)。


この他院内には患児の家族が宿泊できる部屋が7部屋あって、一日千円で2週間まで利用できます。
特別支援学校も併設されるなど至れり尽くせりで、様々な支援を一体的に提供できる素晴らしい施設でした。

新しく立派な設備と小児先進医療・・・。それでも、研修医はどうしても都内に流れてしまうそうなんです(>_<)。
どうしてなんでしょう?」と食い下がって質問したのですが、明確なお答えはありませんでした。
PRの問題なのか、若者はやはり東京がいいのか・・・。
結局、千葉も埼玉と全く同じ悩みを抱えているわけです。
それでも、前回のブログにも書いた通り、埼玉は多機関が一致団結して医師確保に取り組む体制を整え、功を奏しつつあるのです。
千葉もうかうかしてはいられません。

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