市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

地域の学校に入りたくても・・・

2010-10-21 | 障がい者
10月19日の某新聞夕刊の一面のトップ記事

特別支援学校 2800教室不足

少子化で子供の数は減っているのに、
障害児が学ぶ特別支援学校(従来の養護学校)の児童生徒数はウナギ登り。
教室が足りなくなった学校では、
更衣室や印刷室、はたまた廊下や職員室までもが教室に転用されている所もあるそうです。

そう言えば、長男の通う特別支援学校も、数年前から急激に人数が増えて
給食時に食堂に全員入れなくなり、高等部の生徒は教室で給食を食べるようになりました。
駅伝大会も、全員参加が不可能になって選抜になったし・・・

児童生徒数の急増の原因は、
従来は一般の学校に入っていた発達障害(いわゆるグレーゾーン)の子供の
入学希望が増えたことにあるそうです。

昔ならば、「ちょっと変わったこども」でなんとなく過ごしてきた子供たちの多くが、
現在では軽度の発達障害と診断されます。
一人ひとりの子供がどんなハンディを抱えているのかを正しく把握するのは、決して悪い事ではないけれど、
今の段階では、支援の必要なこどもたちの掘り起こしばかりが先走っていて、
その子供たちの受け皿づくりが地域の一般校では完全に後れをとっているみたいです。

従って、そのしわ寄せが特別支援学校に来ているのですね。

う~ん、、これじゃあ皮肉なことに、
政府が目指すインクルーシブ(包括的な)教育に、完全に逆行してしまってますよね。。

この記事では、最後にこう結ばれていました。

「特別支援学校の教室を増やすだけでは問題は解決しない。
一般の小中学校を選んでも、特別支援学校を選んでも、
そこで適切な教育が受けられる体制を作るべきで、
そのためには障害児教育を担える教師の育成に力をいれることが不可欠だ。」

そうそう、まさにその通り!!
その事にキャラバン隊の活動が少しでも役に立てば嬉しい限りなのですが・・・

*****

写真は
我が三男が所属する中学校の卓球部の新人戦の様子です。先日市原市の武道館で行われました。
小さなボールに神経を集中させる眼差しや、
セットの合間には監督のアドバイスに必死に耳を傾ける子供たちの姿、
見ていて実に微笑ましかったです。

ポスター撮りメーキング

2010-10-17 | 選挙
10月15日(金)

ポスター・リーフレット用の写真撮影をしました。まな板の上の鯉状態の私です。

ヘアメイク中。



ヘアメイクさんの商売道具。
このメイクボックス欲しい・・・



服を着替えていざ撮影。背中が強張ってます。



少しのヘアの乱れも、すかさずヘアメイクさんが直して下さいます。



皆でモニターチェック中。



「そろそろ疲れてきた?」とカメラマンさん。
凄い!スルドイです。。




ヘアメイクさん、カメラマンさんはもちろんのこと、
アドバイスをしてくださったり、緊張MAXの私を和ませてくれたり、
ここに載せている写真を快く撮って下さったり・・・
たくさんのスタッフの方々のお陰で
なんとか無事終了しました。

3時間もの間、
慣れない私をずっとサポートして下さった皆さま、本当にありがとうございました!

*****

翌日起きたら、首のあたりが痛い・・・
写真撮影で筋肉痛か^^;

キャラバン隊いちょう公演 「自閉症って、なあに?」

2010-10-14 | キャラバン隊
10月9日(土)

ときおり激しい雨の降るこの日、
私がボランティアで活動している「キャラバン隊いちょう」の公演を県立M高校で行いました。

*「キャラバン隊いちょう」とは
長男の通う特別支援学校のPTA有志仲間で結成された、出張公演チームです。
知的障害や自閉症など、
一見では理解されにくく、周りからの誤解も多いこれら障害について、
疑似体験やお芝居などを使いながらわかりやすく伝えていきます。

結成からちょうど2年。
今まで小中学校の授業や教師の研修、福祉関係のイベントなどに招かれて公演を行ってきました。

メンバーは、司会も役者も小道具・大道具作りもみな素人の障害児の保護者たち。
( 因みに私は、脚本&演出担当です(^^) )
子供のお迎え時間を気にしながら・はたまた仕事をやりくりしながらの手作り公演ですが、
「我が子の事を、少しでもわかって!!」というオヤの必死の思いと
『知的障害の疑似体験』という珍しさも手伝ってか
お陰さまで評判は上々で、最近は公演依頼も途切れる事がありません。

今回は、M高校の文化祭に招かれた形で、
先生方や文化祭にいらした保護者の方々の前で
「自閉症ってなあに?」というテーマで公演を行いました。





私は最初の挨拶とパワーポイント操作を担当。
挨拶が終わっていざPCに向かったとたん、
パワーダウンしてしまったらしくPC画面が真っ黒なったときには
私の顔は焦りで真っ青になってしまいましたが、
電源をつなぎ直してなんとか再開。無事終えることができました。

*今回は、
公演のコーディネーターを務めて下さったM高校のA教諭の、
「キャラバン隊の公演をどうしてもウチの学校でやりたかった!」
との熱い思いに触れる事ができて
ほんとうに嬉しかった!
果たして、ご期待に十分答えることができたかしら・・・?

カラダとココロをほぐす。

2010-10-13 | イベント
10月8日(金)

光風台にて開かれた、市民ネット主催『カラダとココロをほぐす会』。

代理人(議員)の議会報告を聞きつつ、
日ごろ感じている事をなんでもぶちまけることでココロをほぐし、
さらに、
先生に指導を受けながらの自力整体で
凝り固まったカラダもほぐしてしまおうよ、という
参加者にとってはとってもオイシイ?企画です。

この日集まった地域の方々の思い思いのお話には、
思わずクスリとさせられたり、考えさせられたり。
逆にこちらの方がいい刺激を受けました。

自力整体の指導をして下さったのは、市原市内で教室を開いている真栄城先生。
整体というと、自分は寝転がっていて先生に体を預けて治してもらうというイメージですが、
この自力整体とは読んで字のごとく、
からだのパーツ一つ一つを順番に意識しながら自分で動かすことによって、様々な不調をを解消しようというものです。
実際に体験してみると、これは
「体をどう動かせるか」ではなく、「体をどう意識できるか」が重要なのではないかと感じました。

自分のカラダとココロにきちんと向き合う、とてもよい機会となりました。

でも、ちょっと筋肉痛が心配だな~~^^;

どんとこい、貧困!

2010-10-12 | イベント
政策発表&立候補予定者発表の会、基調講演がこれまた良かった!

タイトルは『どんとこい、貧困!』。
講師は、一昨年の年末に大きな話題を呼んだ、日比谷の年越し派遣村の村長、
湯浅誠さんです。

印象に残った言葉がいくつもありました。

まず、「貧困=貧乏+孤立」。
貧乏でも孤立していなければ、孤立していても貧乏でなければ、何とかなるかもしれない。
けれど今は両方が重なる世帯が増えている。

そして、従来の日本の福祉の捉え方の根底にある、「自己責任論」。
これまでの日本の福祉は、企業頼み・家庭や地域頼み。
企業は手厚い福利厚生と賃金で働く人たちを獲得し、
子育て・教育・住居などは「稼いだ金で」調達するのが当たり前、
働けない人は、家族や親族が面倒を見るのが当たり前
とされてきた。

でも、これではたとえ経済が成長したとしても、
超少子高齢化社会に突入しようとしている日本においては、貧困と格差は解消されない。

皆がそれぞれワーク(仕事)・ライフ(家庭)・ウェルフェア(福祉)の三つのバランスをとって、
女性・高齢者・失業者・障害者、誰もが能力を生かせる全員参加型社会へとの
発想の転換が必要・・・

湯浅さんは、このように
現在の日本の貧困・格差問題の本質やこれからの福祉の方向性を、
理念だけに頼ることなく、様々な資料を提示しながら、
実に理論的に明快に解説して下さいました。

大学院在学中からホームレス支援に関わり、
「自立生活サポートセンター・もやい」を設立。
ホームレス状態の方の入居の際の保証人、生活保護の申請のサポート、生活支援物資の支給など、
まさに「現場で起こっている事件」に豊富に携わった経験と知識に裏打ちされた言葉には、
非常に説得力がありました。

実は、
この後に控えていた立候補予定者発表会での自分の挨拶、
この講演の時間を使って考えようと画策していた私でしたが、
湯浅さんのお話にすっかり惹きこまれてしまい、それどころではなかったのでした^^;

千葉県ネット立候補予定者発表会

2010-10-09 | 選挙
10月3日(日)

今日も緊張の一日でした・・・

千葉市の京葉銀行文化プラザにて
市民ネットワーク千葉県の、統一地方選に向けた政策と候補予定者の発表が行われました。

実は私、
小学校のころからずっと先生に「もっと積極的に手を挙げて発言しないと!」と注意されていたような
引っ込み思案な少女でした。
それがこんなに広い会場で、大勢の聴衆を前に自分の思いを話さなければならないなんて・・・

もう、話していて自分の足がブルブル震えているのがわかるんです。
こういうのって、いつか慣れるものなんでしょうか?

でも、聞いて下さった見知らぬ方から
「お話、とても良かったですよ!応援しますから。知り合いにも宣伝しときますね。」
とわざわざ声をかけていただいて、心からホッとしました。
こんな言葉一つ一つが積み重なっていって、大きな力になってゆくのですね。

ところでこのとき、さっそく県議の大野さんから
ネットのスカイツリー』という素敵な(!?)キャッチフレーズを付けて頂きました。
そう、まさにスカイツリーのように
人々から発せられる信号(情報)を的確にキャッチして、
いい形に変換して、また投げ返していくような、
そんなイメージでいければと、改めて思ったのでした。

(でも私、なぜかいつも背がすごく高く見られるんですけど
実際は166センチ。
それほどでもないんですよ~、大野さーん!)

駅まき初体験!

2010-10-04 | 選挙
9月29日(水)

朝6時半から8時まで、八幡宿駅でチラシまきをしました。通称駅まき。
ネットの山本代表と岡村代理人も一緒です。

市民ネットの代理人(議員)は、定例議会終了後に
自分たちがどんな事を行政に問うたか、それに対してどんな答えが返ってきたか
などを毎回チラシにまとめて市民の皆さんにお知らせしています。
情報をフィードバックするのは当たり前と言えばそうなのでしょうが、
とても市民ネットらしい活動の一つだと思っています。

今回私は初参加です。
「お早うございます!」とチラシを差し出しても、そう簡単には受け取ってもらえないものなのですね。。
それでも時間が経過するうちに、なんとなくチラシまきのコツというものもわかってきました。
(ま、大したことではないのですが^^;)
相手の目をきちんと見て、スマイル!
ぜひ読んで下さいと真心をこめてわたす。これに尽きますね・・・
受け取らずとも、「お早うございます」と返して下さると、やはり嬉しくなります。苦労帳消しです。

今度から私も、街でチラシ配りに出会ったら、
会釈だけはきちんと返してあげよう・・・

よいコミュニケーションの勉強にもなりました。

*****

さて、午後は事務所にて議会報告会がありました。

ここでは直接代理人から市民の皆さまに報告がなされます。
決して堅苦しいものではなく、要するに
お茶でも飲みながら日ごろ感じていることなどを代理人とざっくばらんに話そうよ、
というものです。

今日は、50代のあるご婦人がお子さんのことについて相談されていました。
それを聞きながら、私は
10年前の自分を思い出していました。
自閉症の長男と世間との間で
迷ったり、悩んだり、戸惑ったりするたびにネットに駆け込んで話を聞いてもらっていたあの日を。

市民一人一人が抱える悩みを
個人の問題と片付けるのではなく社会全体の問題としてとらえ、一緒になって考える。

今も変わらないネットの活動姿勢の原点を、改めて確認できた日でもありました。

皆さんの応援が励みになっています


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