市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

最後まで自分らしく生きるために

2018-08-30 | 健康・医療
市内の医療・介護関係者(専門職)の協働研修に参加しました。

テーマは「ACP」。

それナニ??と思う方が恐らくほとんどだと思います。
「ACP」すなわちアドバンスケアプランニング
エンディングノートとかリビングウィルという言葉だったら聞いたことがあるという方は多いかもしれません。最後まで自分らしく生きるたに、自分の意思を示しておくという事ですよね。
「ACP」とは、患者や家族のその意思決定を、医療や介護の従事者がサポートしながら進めるプロセスのことを指します。比較的新しい概念です。

市内で在宅医療に携わる小野木先生の講義とナビゲーションのもとで、様々な職種が顔を突き合わせてのグループワーク。
みな必死でメモをとりながら・・・本当に真剣そのものです。

今日学んだACPのキホン。
・患者の意思は必ず書面に残すこと。
・出来るだけ早い段階での意思確認がキモ。遅くなればなるほど難しくなる。
・患者の心境は日々変化する。何度も確認することが大事。
などなど・・・。

最後の小野木先生の教えがとても印象的でした。
「外来と同じ医療を在宅で行うのが在宅医療じゃない。
バイタルを確認しながら患者さんと一緒に庭の景色を眺めたり、子どもの頃の話に耳を傾けたり。患者さんの暮らしやこれまでの人生を共有することも含めて、在宅医療なんです」

目からウロコでした、この言葉が聞けただけでも、参加してよかったと思えました。

写真は参加者に配られた千葉県医師会作成のカードです。私もさっそく記入してみよう・・・。

お引越し

2018-08-28 | 日々のあれこれ
今日、第2庁舎(古い方の10階建ての庁舎)の2階を通りかかると、久しぶりに明かりがついていて、工事をしているらしい人の動きが見えました。



4階建ての第1庁舎が完成して、第2庁舎から約半分の職員がそちらに引っ越していったのは、今年の2月。
10階建てのノッポの庁舎は櫛が抜けたようになって、以前福祉関係の窓口などがあったこの2階フロアも、暗く閉ざされた感じになって、ちょっと寂しく感じていました。

これから9月末までに、全ての部署が1階から5階フロアに集められて、6階以上は減災対策として不使用となります。
この2階フロアには、今まで9階にあった教育委員会関係が降りてくることになっています。


今日は定例議会開会の三日前。
明日は私の質問のヒアリングだけど、まだまだ質問を練らなくちゃ・・・(汗)

9月議会迫る

2018-08-26 | 議会
「かけた恩は水に流せ 受けた恩は石に刻め」
山口県周防大島町で行方不明児を発見した、尾畠春夫さんが大切にしている言葉だそうです。
スーパーボランティアと呼ばれる所以ですね。

最近、人にやってもらうのが当たり前のように思っていたり、自分のことは棚に上げて周りばかりを気にしたりする自分に気づくことがあって、ゾッとします。
尾畠さんのように、自分が今なすべきこと・したいことに集中する生き方に、少しでも近づきたいと改めて思いました。


さて、9月議会の開会も迫ってきました。
今回は、会派の代表質問を担当します。
通告内容はこんな感じです。

1.若年女性人口推計を踏まえた基本計画の方向性について
2.人の活躍と地域主体のまちづくりについて
(1)公民館やコミュニティーセンターのあり方について
(2)支所におけるまちづくり支援機能の強化について
(3)庁内の体制について
3.公共施設のマネジメントについて
(1)モデルケース事業にみる再配置の考え方について
(2)市全体の再配置の進め方について
(3)長期財政見通しへの反映について

前回は個別質問という事もあって、「部活動」と「学区制度」という比較的わかりやすいテーマにしましたが、今回はちょっとマニアック寄り(笑)かもしれません。過去に要望したけれどなかなか進展がみられない事柄も再度織り交ぜながらの質問になると思います。
今、原稿を書いているところですが、質問の要旨が中々バシッと決まらない。
訴えたい点は明確なのですが、そこに結びつけるためにどんな質問を繰り出すか・・・毎回苦心するところです。


オマケの写真は東京駅(^.^)。

「どんな子も一緒」が当たり前の学校

2018-08-24 | 障がい者
2年前、市民ネットと有志のお母さんたちによる実行委員会で上映した映画「みんなの学校」。
障害がある子も、つい暴力をふるってしまう子も、教室を飛び出してしまう子も、みんな一緒の教室で学ぶ。
大阪市立大空小学校の子どもたちと教師、そして保護者や地域住民の悲喜こもごもをありのままに映したドキュメンタリー映画です。
上映会には、市長や教育長もいらして下さって、最後まで鑑賞して下さいました。

時が経ち、昨日開かれた市内の全教職員対象の研修会。
基調講演の講師は、なんと大空小学校の初代校長・木村泰子先生でした。



一学年29名中10名が障害児だったこともある大空小学校。
これまでの「いい教師像」は、すべて崩れました。
教師という力で子どもたちを洗脳してきたことに気づき、「自分は大した人間ではない」を悟ることから始まったそうです。

いつでも地域にオープンで、保護者や地域住民が「しんどい思いをしている子はいないか」と訪ねてきます。
一人の教師ではなく、チームで子どもを見守る。
「一緒にいるのが当たり前」の教室は、トラブルも学びに変えてしまいます。

市民会館の大ホールを埋め尽くした先生方の中には、ハンカチを目に当てながら聞き入る姿も多く見受けられました。
木村先生の講演をきっかけに、点数では決して測れない目に見えない力を育てる教育が、市原市に広がることを願っています。

あなたは間違ってないよ。

2018-08-20 | キャラバン隊
久しぶりに「キャラバン隊いちょう」の公演に参加しました。
この日聴いてくださったのは、民生委員・児童委員や子育て支援員など、日ごろ地域で子育て支援活動をしてくださっている皆さんです。



今回は、公演後に意見交換の時間を十分とることができました。

発達障害の子どもは、外出先で突然変わった行動をして、周りに大迷惑をかけるなんてことは日常茶飯事です。
一見すると何も障害がないように見えるだけに、しつけのせいだと白い目で見られ、親はいたたまれない気持ちになります。

「そんな時、私たち周りの者はどう声をかければいいんでしょうか」
そんな会場からの質問に、キャラバン隊のメンバーの一人が答えました。
「私は『お母さんは間違ってないよ、よく頑張ったね』という言葉に救われました」。

そんな一同ホロリと涙ぐむ場面も。
悩みながら張りつめながら必死で子育てする母親の想いを、みんなで共有できた時間でした。

※「キャラバン隊いちょう」とは・・・
長男が通っていた市原特別支援学校のPTA有志で10年前に結成された、出張公演チームです。
理解されにくく周りからの誤解も多い発達障害について、疑似体験やお芝居などを通してわかりやすく伝えています。

平三の風に触れて

2018-08-15 | イベント
平三地区の盆踊り大会に初めてお邪魔しました。
自宅のある八幡から会場まで、渋滞ナシ・信号停止もほとんどナシで車を飛ばしても50分。市原市は広い・・・(+_+)。

市原市南部の過疎化が進む地域。住民も800名程ですが、この日集まった人数はなんと約400名!
決して派手さはなくても、故郷への愛着と誇りや地域住民の絆がこちらにも伝わってくるようなお祭りでした。



来賓席の机の上には、一人一人にこんな暖かいメッセージが。


細やかな気遣いとおもてなしの心にも感動しました。


夏休みをとりたいけれど。

2018-08-12 | 日々のあれこれ
八幡宿駅で市民ネット通信を配布しました。
気のせいか、ちゃんと目を合わせて受け取ってくれる人がいつもより多かったような・・・(^.^)
ポスティングも、暑さが和らぐ夕方に30分間ずつと決めて、少しずつ行うようにしています。



そろそろ9月議会の準備に集中せねば。
代表質問を担当する予定ですが、まだ論点が定まらない!
気ばかり焦る今日この頃です。

市原市の環境問題を考える

2018-08-09 | 環境
環境問題を考える学習会を開きました。



講師の山本友子さんの熱弁。早口なのに、とってもわかりやすい!


産廃、残土、再生土・・・。
全国の三分の一が千葉県に、そして千葉県の三分の一が市原市に。
「日本一のゴミ問題のまち市原市」なんて不名誉なこと、本当は認めたくはないけれど、現実から目をそらしていては一歩も前に進まないのです。




自然の中で育つ力

2018-08-07 | 子ども
「オザワさん、園庭をイイ感じに変えたから、ぜひ見に来て!」
光の子幼稚園の理事長先生からこんなお誘いを受け、早速訪ねました。



人工的な遊具は必要最低限。きらびやかではありませんが、素朴で温かみのある園庭に変身していました。
写真手前は、自然木でできたジャングルジム。ジャングルジムも、その向こうの築山も、みな職員や保護者の皆さんの手作業というから驚きです。




ミニ屋台。お店屋さんごっこができそう(^^)。


この素敵なロフトも、一日で仕上げられたそうです。


「お疲れさま」の親睦会は、BBQで。


園庭の整備のデザインを手がけたのは、一級建築士でこども環境アドバイザーの井上寿さんです。
何と、あの広島のマツダスタジアムを設計された方だと聞いてビックリ!!

(前列向かって右が井上さん)


「木の枝でできたジャングルジムは、もしかしたら折れてしまうかもしれません。
でも、大人が先回りして危険を取り除いた完璧な遊具にはしたくありません。
子ども自身が遊び方を考えたり危険を判断したりするチャンスを与えてやりたい。
そのチャンスは、自然の中にたくさん転がっています」

そんな井上さんのお話に、心打たれました。

すてきな終活 パート2

2018-08-05 | 健康・医療
市民ネットワーク主催の講演会「すてきな終活 ガンになってもこわくない!
講師の五味クリニック(市原市姉崎)院長・五味博子先生は、これまでに在宅で3000人以上もの患者さんを看取られてきました。

昨年の講演会が大好評で会場に収まりきらなかったので(昨年の様子はこちら→「がんになっても大丈夫」)、今年は思い切ってキャパを広げての第2弾。

お陰さまで、ご覧のように会場はほぼ満員に!300名くらいでしょうか・・・。

一般の方はもちろん、医療・介護に携わる方やその道を目指す学生さんも、大勢いらして下さっていたようです。

私は司会を務めました(^.^)。


今回は、五味先生のお話の後に3名の訪問看護師の方にも登壇いただいて、ディスカッションをしていただきました。
在宅医療や終末期についてのイメージが、より鮮明に伝わったのではないかと思います。
「自分らしく生を全うする」ことについて、各々が考えるきっかけになれば嬉しいですね。

PRや準備に奔走したスタッフの皆さん、本当にお疲れさまでした!

皆さんの応援が励みになっています


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