市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

市民の声を聴く

2013-08-31 | 環境
鶴舞公民館で開かれた住民集会



鶴舞・石川の両地区にほぼ同時に持ち上がった残土処分場計画問題。
集会場を埋め尽くす地元住民の方々、500名近くはいらしていたでしょうか・・・。
市議会議員も十数名、もちろん山本友子県議も出席しました。

ポイントは、
・計画を断固阻止すること。
・これ以上市民が残土問題で苦しむことがないよう、市独自の条例を作ること。

この2点に集約されるのですが、私は住民の必死の訴えを伺って、
「市や議会は、地域住民の生活を守るためにあるのではないか」「こうして暑い中集会を開かざるを得ないまでに地域の皆さんを苦しめた責任は、非常に重い」と思いました。
私もこれまでに2回残土条例について議会で取り上げてきたものの、当事者の思いを本当に理解していなかったのではないかと、とても反省しています。

下の写真は、事前に視察した現場です。

鶴舞地区


石川地区


緑に覆われた高低差約25メートルの谷。
埋め立てが行われれば、一日300台ものトラックが静かな田舎の細い道を行き交い、谷の緑は削られ、景色は一変します。
地下水が汚染されれば、取り返しがつかないことになってしまいます。



さて、今日はこのほかにも、辰巳台の小学校で避難所訓練がありました。



聴覚障害の方に市から配布されているゼッケン・腕章・笛の3点セット


大災害時の場合、障害者の所在や障害の特徴をしっかり把握することは、とても大切なことです。
障害が重い人ほど、声も上げられず犠牲になることが多いということは、過去の例からも明らかです。
障害を知られたくない、個人情報が云々などと言っている場合ではないのです。
この点は障害者側も意識を変えていかなければならないと思います。

今日は一日市原市内を北へ南へ行ったり来たり。少々疲れましたが、とても多くの市民の声を聴くことができました。

明日は総合防災訓練です(^^)/

薬剤師としてできること

2013-08-30 | くすり
今日傍聴した各会派連絡会の中で、本庁舎の耐震対策について、総務課からの説明がありました。
これまで議会等でさんざん「『防災棟』のイメージが見えない」との指摘がなされてきましたが、今日になってようやく市側の考えるイメージが見えたという感じです。
あくまでも「イメージ」なので公にはできないということですが、おおよそこれを基に、現在委託先のコンサルタント会社が基本計画を策定している最中です。

個人的には、この会議だけでは今一つはっきりせず、のちに個別に総務課に問い合わせ、やっと理解した点がいくつかありました。
この疑問って、私だけじゃないような気がする・・・。
今後、ちゃんと統一した認識の下で議論がなされていくのか、ちょっと心配です。


さて、奥歯に物が挟まったような話題はこれくらいにして。

写真は昨日都内で開かれた「薬剤師地方議員意見交換会」にて。


薬剤師の政治家って、とても少ないんですよ。全国で地方議員・首長合わせても49名、プラス国会議員3名。

最も法律でがんじがらめになっている職業のうちの一つであるにも関わらず、そのことを自覚していない薬剤師が多すぎる。特に若い薬剤師にはきちんと伝えて、政治に関心を持ってもらうようにしなければならない、と日本薬剤師連盟の幹部の方がおっしゃっていました。

例えば、社会保障予算や薬事法改正以外に、当面の大きな課題としては、
・一般用医薬品のネット販売(安全・安心な制度づくり)
・消費税増税(問屋に税金を払ってクスリを仕入れ、患者に売るときは非課税。泣く調剤薬局)
・TPP(薬価制度はじめ医療制度への影響は不透明)
などがあげられます。

今回、大学の同窓の先輩方をはじめ、全国各地で頑張る薬剤師議員の皆さんと交流できたのは、とても意義深いことでした。
今後の自分の活動の一つに、「薬剤師が挑戦できるまち・活躍できるまちへ」という視点が加わったのは、個人的にはとても大きなことです。改めて、薬剤師としての役割を認識させられた意見交換会でした。

市原市議会からは、唯一2名もの参加!星野議員と。
日本薬剤師連盟の中本副会長を囲んで。

工事を終えたばかりの本会議場にて

2013-08-28 | 議会
ちょうど一年前、市原市議会が「ヘルメット議会」としてマスコミに取り上げられました。

東日本大震災を受け、本会議場のつり天井の点検をしたところ、天井の剥離や支えている鉄筋の脱落が見つかり、急きょ傍聴席は閉鎖。議員や市職員はヘルメット持参で議会に臨んだという、お恥ずかしい話です。

以後改修工事に入り、本会議は広めの会議室を利用していましたが、このたび工事が終了したということで、今日改めて全議員に公開されました。



事業費は約4800万円です。

スッキリと打ち付けられた天井。電球はもちろんLED、調光機能つきです。

天井裏も視察しました。



実は、改修のついでに、議員の質問席もこれまでの奥の壁寄りから議員席の中央へ移動されたんです。
私としては、議員の皆さんや傍聴している市民の皆さんにお尻を向けて発言するのは、かなり違和感があるのですが・・・。慣れなんでしょうか。


それに伴って、これまで最前列中央寄りだった私の席は、一番端へ移されました。


こちらは、傍聴席から見た議場です。

天井がすっきりした分、とても広~く感じます。
「前回まで使っていた仮の議場の方が、コンパクトで相手と近い距離でやり取りができて、案外良かったよね」なんて声は、私の周りで良く聞かれます。

捧議員が傍聴席に座って、「狭い!俺の足がつかえる!」

標準的な体格でらっしゃる捧議員でこうなのですから、確かにかなり狭いですよね・・・。

そこで、ハタ!と気付いた私。
そばにいた総務部の職員に尋ねました。

「車いすの方は、どうやって入るんですか?」

ちょうど上の写真で私が立っている位置は、座席がなくてちょっとした広いスペースになっているので、そこならば車いすの方が入れるんですが、

エレベーターがない(*_*)。

職員曰く、「車いすの方がいらしたら、職員が抱えて上げるしかないです・・・」
幸い、少なくともこの2年間は傍聴希望は無かったのだそうですが、今後の対応を検討するとのことでした。

1階の質問答弁席と2階の傍聴席のあまりの差。市民のための議会なのに、傍聴席がこんな有様なんて・・・。私もうかつでした。

ともかく、来週から開かれる本会議は、改修を終えたばかりのこの議場を舞台に繰り広げられます。。

今月のアートギャラリー

2013-08-27 | イベント
明日は議案の全議員説明会、明後日は一般質問通告締切、明々後日は議会運営委員会と、いよいよ本会議に向けて慌ただしい雰囲気になってきました。
それにしても、今回はなかなか準備が進まない・・・。
しかも、いつもこういう時に限って、面白そうな視察やら、ためになりそうな勉強会やら、重要な会議やらが入ってくるんですよね。


さて、市民ネット事務所で月替わりで開かれている大好評のアートギャラリー、
8月は香取洋子さんによる着物のリフォームです。



こんなに愛らしい人形も。


明後日はポーチづくりの体験教室も開かれます。
興味のある方はぜひお越しください♪

感想文にカンゲキ!

2013-08-26 | キャラバン隊
私はあいにく参加できなかったのですが、
先週、キャラバン隊いちょうの公演を君津市の周西中学校で行いました。

対象は特別支援学級を受け持つ先生方。

メンバー達のことだから、今回も無事に終えることができたのだろうとは思っていたのですが、先生方が相手ですし、やはり気にはなっていたんです。

今日、メンバー代表のYさんと顔を合わせた際に、さっそく「公演、どうだった?」と尋ねると、
「まあまあでしたよ(^^)」の言葉とともに、先生方からいただいた感想文を渡されました。



全部で67枚。本当に大勢の先生方に公演を見ていただけたんですね。
どの感想も、有難いことに今後の私たちの活動の力になるような暖かいエールに溢れていたのですが、中でも私が特に嬉しかったのは、次のような文でした。

「指導計画を練るに当たり、『あの子にはこういう支援が必用だ』と考えることはあっても、『こういう風に見える・聞こえているんだ』と深く考えることは決してなかったと思います。具体的な体験を通し、勉強になりました」

視点が、先生側から子ども側に移ったという事なんですね。これは大きいことだと思います。

他にも、普通学級の教師や児童生徒、保護者にも見せたいという声が多く寄せられていました。
HP等で積極的に活動をアピールしている団体ではないので(唯一、ネットで発信しているのは私のブログだけ?(^_^;))、こうした体験者からの口コミで公演の依頼が広がっているという感じです。


さて、話は変わって、
下の写真は、地元の八幡中学校にある災害用の備蓄倉庫です。
避難所として指定されている市内の小中学校のうち、何か所かに設置されています。
八幡中学校では、主に特別支援学級の生徒が作業実習用に使用している別棟の建物の一室が、倉庫に充てられていました。

教頭先生に鍵を開けてもらって中へ・・・


こんな感じです。




体育館などの床に敷くマイルディシートも。


9月の本会議では、防災についても取り上げるつもりです。

ふと気付けば・・・

2013-08-25 | 防災
9月議会の一般質問の通告締切まで、あと4日!
今回もなかなか準備が進まなくて、とても焦っております。
行政への聞き取りもまだ足りない・・・。
開会日は9月4日です。


さて、写真は、先日東京電力姉崎火力発電所で行われた「千葉県石油コンビナート等防災訓練」での一コマ。
東日本大震災以来、初の訓練です。

訓練は二本立てでした。
まずは、陸上でのタンク破損、原油漏えい対応・・・






次は、海上での原油流出対応・・・
千葉海上保安部巡視艇「たかたき」




う~ん、今一つ写真がはっきりしなくてすみません。
実は、訓練中に激しい通り雨が降ったために、テントから出られず、現場に近寄れなかったんです。
滅多に見られない訓練だったので、かなり残念です。



でも、、
消防士さんたちが大勢!

これは大満足の光景ですね(笑)

ぐずぐずしないで、今のうちに行くわよ!

2013-08-23 | 日々のあれこれ
今日は、オマケの写真から(^^)。
この間お盆で実家に帰った時に、久々に引っ張り出したアルバムより。



はい、中央の気の強そうな(笑)女の子が私です。
保育園の運動会で、勝負に燃えてましたね(^_^;)。不思議とこの時のことは今も何となく覚えています。


私の実家は、松本市の南東のはずれの山のふもと、昭和40年代に開発された団地にあります。
開発当時は急速に住民が増えて子どもも多く、小学校・中学校と次々に新設されて若々しい団地でしたが、現在はご多分に漏れず高齢化し、大きなスーパーや商店街のお店の撤退が相次いで、ちょっと寂しい印象になってしまいました。

両親はともに70代前半なのですが、現在の暮らしでの大きな生き甲斐というか楽しみは、団地のはずれの貸し農園での野菜作りです。
この時期は毎朝5時ごろに起きて畑に出ていきます。
あたり一帯には区画された貸し農園がいくつもあり、団地の住民が次々にやってきて、それぞれ自分が借りた畑の世話をしながら情報交換したり、野菜の物々交換をしたり、しばらく畑に来ない人がいると皆で心配したり。
これって、実にいい地域コミュニティーですよね。
まちづくりの構想として、住宅街の周辺へ住民用の貸し農園を配置すれば、介護予防にもなって一石二鳥ね・・・などと考えを巡らせ、感心しながら母の話を聞きました。

母によると、畑友達とうまくいくコツは、必要以上に互いの生活を詮索しないこと、なのだそうです。
家の壁には、採れた野菜をおすそ分けしたご近所の幼い子どもたちからのお礼の手紙が貼ってありました。

写真は、とある日の収穫物です。
この中に、私が初めて見る野菜を発見。



「シカクマメ」というのだそうです。まさに名前通り!

市内初 観光ガイドボランティア始動

2013-08-22 | 観光
先日ブログでも告知しましたが、昨日事務所にて『上総国府をさぐる』と題した学習会を開きました。



講師は、埋蔵文化財調査センター所長の田所真さんです。



今も上総国府が市内のど位置にあったかは諸説あるのですが、
田所さんからは、これまでの調査を踏まえた最新の知見を丁寧に解説していただきました。

正直、歴史が苦手な私には難しいところもあったのですが、ぐいぐいと引き込まれる話術はさすが田所さんです。
集まってくださった皆さんにとっては知識欲を十分に刺激する、たいへん濃い内容だったのではないかと思います。講義の後は、時間を惜しむように次々と質問が飛び交いました。


実は、今回の企画は、発足したばかりの「かずさのくに 国府探検会」という観光ボランティアガイド組織の皆さんが中心になって実現しました。

観光ボランティアガイドとは、地元を訪れる観光客に対し、住民が自発的にガイドを行うものです。
定年を迎え、改めて自分の知識を活かして自分たちの住むまちの魅力を伝えたいとする人々のニーズと、地元ならではの「知る人ぞ知る」観光ポイントや手作り感のあるおもてなしなど、プロのガイドとは一味違った案内への観光客のニーズの高まりを背景に、観光ボランティアガイドはあちらこちらの観光地で広がりを見せています。
ところが現在、千葉県の観光課に登録している観光ボランティア組織は40以上あるにもかかわらず、市原市にはまだ一団体もないのです。
そんな中での「かずさのくに 国府探検会」の始動は、本当に素晴らしいことです。
従来のガイドにはない、地元住民による地元を愛する気持ちが込められた観光ガイドは、訪れる人々の心にひときわ鮮明に残ることでしょう。

昨日の学習会が、今後のガイド活動に役立てば幸いです。
私もできる限りその活動に協力していきたいと思っています。

そうそう、
「かずさのくに 国府探検会」では、一緒に活動する仲間を随時募集しています。
興味のある方は市民ネットの事務所でも受け付けますので、まずはお気軽にご連絡を\(^o^)/

『きりかぶ』のように

2013-08-20 | 障がい者
きりかぶ』は、まだ幼い重症心身障害児を育てている3人のママたちを中心に立ち上がったばかりのボランティア団体です。

先日、縁あって初めて同団体主催のイベントに参加させていただいた事がきっかけで、引き続き今日もサンハートで開かれたイベントに足を運びました。

最後に、みんな揃って記念撮影!


団体名の『きりかぶ』は、同名の絵本から採ったものだそうです。
パンフレットの本文からその説明部分を抜粋しますね。心に響く文章です。

絵本『きりかぶ』とは・・・

年をとって切り倒され、葉っぱも花もつけることができなくなり、もう自分は役立たずだと思っていた『きりかぶ』。
だけど、周りの仲間のおかげで、そんな自分だからこそできることがあるんだと気付いていくというお話です。

そう!私たちの子どもは、重度心身障害児です。
大人になっても労働ができるわけでもなく、おそらく一生お世話が必要な子どもたちです。絵本の『きりかぶ』と同じように・・・。
だけど、私たちは子どもたちのおかげで知り合い、たくさん話をし、こうして障害児者やその保護者のためにちょびっとでもいいから役に立つ何かをしたいと思うようになりました。

そう!子どもたちのおかげなのです。
何もできない子どもたちですが、そんな子供たちにもきっとこの子たちにしかできない何かがある!と思い、絵本『きりかぶ』のタイトルをいただきました・・・



私はこれまで、恥ずかしながら重症心身障害児のことはほとんど知りませんでした。
そして、知的障害とは種類が違うのだから、抱えている課題や悩みも違うのだろうと勝手に思いこんでいました。
でも、それは誤りだったのですね。
重症心身障害児のママたちから吐き出された子育ての悩み、将来への不安、社会に対する思い・・・
それらは、私たち知的障害児の親のそれと全く一緒だったのです。
知らず知らずのうちに見えない壁を作ってしまっていたことに、とても反省させられました。


不安も苦労もたくさんある中で、それでも明るく前向きに奮闘しているママたちの話を伺いながら、私も久しぶりに幼かった長男の子育て時代の気持ちを思い出してしまいました。

9月の本会議では、そんな自分の当時の様々な思いを胸に、障害児のママたちの代弁者として、質問席に立ちたいと思っています。

暑いけれど・・・

2013-08-18 | キャラバン隊
お盆は過ぎましたが、30度を超す日はもう少し続きそうですね。

今週は、いちはら市民ネットワーク通信最新号を駅で配布します。

今日は姉ヶ崎駅でした。朝なのに、日差しが昼間のようにきつかった・・・。
でも、夏好きの私にとっては、冬よりはずっとましです!(笑)

明日は八幡宿駅、金曜日は五井駅に出没する予定です(^^)/


それから、
22日木曜日に、君津市の周西中学校にて、主に特別支援学級の先生を対象としたキャラバン隊いちょうの公演を行います。
私は残念ながら参加できませんが、特に初めて障害児に接する先生方に、少しでも発達障害児の世界観が届けられることを願っています。

写真は、先日国分寺台公民館で行われたリハーサルの様子です。



こんな感じで、参加メンバーのうち半分くらいしか一緒に練習できない場合が多いのです。あとは自主練でカバーです。

それでもいつも成功させてしまうメンバー皆の度胸の良さ、私も見習わなければ(>_<)

皆さんの応援が励みになっています


千葉県市原市ランキング