市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

肝心な時に・・・

2012-11-30 | 日々のあれこれ
明日は9時から行政からのヒアリングを受ける予定です。
議会でどんな質問をするか、今日にはたたき台をほぼ完成させるつもりでいたのですが・・・。

なんと自分がドジをしてPCを壊してしまいました(T_T)

修理に出すために何度かお店を往復しましたが、2週間はかかると言われて大ショック。

「そんな・・・。ここ2週間が仕事のヤマなんです!」

と懇願したら、なんとか最短で4日ぐらいで直しましょう、ということにしていただきましたが、4日でもイタい。

職員の皆さま、すみませんm(__)m
明日はあまりヒアリングにならないかもしれません。


ちなみに今この日記は補助のPCを使っています。
遅くて使いづらいです・・・。

議会の質問日が決まりました。

2012-11-28 | 議会
11月30日開会の市原市議会定例会。
私の質問は12月14日金曜日の10時からです。


小沢美佳 個別質問
1 公共施設における農薬や殺虫剤等の使用について
 (1) 保育所や学校施設における取り組みについて
 (2) その他の公共施設等における取り組みについて
 (3) 庁内の一元管理体制について
2 市民とのパートナーシップについて
 (1) 市民活動団体等との協働・連携の推進について
 (2) 市民ニーズの反映について
 (3) 市民参画に向けた体制整備について
3 市役所本庁舎耐震対策について
4 子ども・若者支援について

今、質問の流れを必死で練っているところです(*_*)


3番目の市役所本庁舎耐震対策については、市役所の機能の移転や将来の市庁舎建て替えなどにつながり、市民の生活に大きな影響を与えるものです。
これについては今回、ほとんどの会派から質問が出される予定です。

写真は先日市民ネットが開催した、市役所本庁舎耐震対策についての行政担当職員による説明会。


市原市民にとって、国政選挙に匹敵する関心事項だと思います。

感謝。

2012-11-24 | 日々のあれこれ
「財政がどうもわからなくて・・・。まず何から勉強したらいいですか?」
と先日、財政に精通する行政職員の方に相談したところ勧められたのが、この本。



これからはいつも小脇に抱えて、わからない言葉に出会ったらすぐめくる、コレですね(笑)
親身になってアドバイスしてくださったNさんにも感謝です。



今日はずっと質問原稿を考えていたのですが、ブレイク中に、何気なく市民ネット前市議の桑田さんと上符さんのブログを読み返してみました。
更新は、議員の任期が切れた昨年の6月15日で止まっています。
選挙の期間中、投票日、議員としての最後の日のこと・・・。
新人の私へバトンタッチするために、全精力を傾けて下さっていた日々が思い出されました。

たくさんの人の支えに、改めて感謝。

どんどん進む地方分権。そして、選挙について。

2012-11-23 | 選挙
定例議会の開会日11月30日も近づき、昨日は議案説明会が開かれました。

議案とは、議会で審議する案件のことですが、今回は41件とかなり多い!
その理由は、「地方分権一括法」。
これはごく簡単に言うと、これからは国の支配を小さくして、様々なことを地方(都道府県や市町村)の采配に任せていこう、という法律です。
従って、これまで国が定めてきたことを市が条例として定めなければならなくなり、そのための議案が今回どっと出された、というわけです。

ここで、
「これまで国が定めてきた基準で特に問題がなかった」となれば、市の条例の文面もこれまでと同じ。
逆に、
「いや、わが市では、このような特徴がある(あるいは、特徴を出していきたい)から、国が決めた基準とは違うものにしたい」となれば、市独自の条例を定めることができるのです。
ここに、地方分権のだいご味があるのですね。
自治がしっかりできている地域と、国にお任せの地域との差が、今後はどんどん開いていくことでしょう。

自治がしっかりできている地域とはすなわち、
住民一人一人が自分たちの住むまちに関心を寄せ、行政との連携が取れ、コミュニティーがしっかりとできている、ということです。

そのための第一歩は、社会に関心を持つこと。
例えば、来月の衆院選は良い機会です。
様々な政党が様々な主張をしていて「どこに入れたらいいかわからない」という方も多いと思いますが、
平和・原発・TPP・消費税など、数ある争点の中から自分が一番大事だと思う点に絞って、それについて立候補者がどんな主張をしているか、調べてみましょう。
できれば、選挙事務所に直接訪ねていくとなお良い。選挙時は住民にPRしたくてうずうずしているのですから、大抵喜んで迎えてくれる筈です。
そのうえで、マスコミの論調や政党のイメージに惑わされないで、結婚相手を決める時のように(笑)、心を真っ新にして人となりを判断すればよいと思います。

もっとも、先日の県ネット20周年フォーラムにいらしたパネリストの皆さんは、口々に
「政治家はウソつきだから。当選したらコロっと変わるからわからない」ともおっしゃっていましたが・・・。

市民ネットはと言いますと、ただいま各立候補予定者への公開質問状を作成中です(^^)


写真は、11日に若宮地区で行われた文化祭にて。


こんな地域のコミュニティーが、大きな力となります。

男性も一緒に

2012-11-21 | 日々のあれこれ
明後日から二日間にわたって札幌で市民ネットの全国交流集会が開かれます。
私は残念ながら諸事情で見送ることになりましたが、いちはらネットからも何名かが参加します。

交流集会では、全国各地のネットがそれぞれの取り組みを発表するのですが、いちはらも「リタイアした男性と活動しよう」という題で桑田さんが発表します。


先日のブログでも「市民ネットの出発点はせっけん運動」と書いたように、市民ネットは生協活動のつながりが大元だっただけに、やはり活動の母体は女性なんですね。
議員も例外を除いてすべて女性です。

ところが市原ネットはここ数年、お手伝いして下さる方の中でリタイアした男性の占める割合が半数近くにまで増えているんです。
これは他の地区のネットから見ると、とても珍しい現象なのだそうです。

男性ならではの視点が加わることで、活動にも幅と奥行きが生まれています。

写真は、事務所にて桑田さんによるリハーサルの様子。


市原市は臨海部に大企業を抱えていることもあって、高い技術とノウハウを持った人材が豊富です。
リタイヤした後も、楽しみながらその能力を活かして社会貢献したい・・・と考えていらっしゃる男性の皆さま、
市民ネットにぜひ力をお貸しください(^^)

素敵な出会いと生き甲斐が見つかるかもしれません(笑)

木枯らしの季節

2012-11-20 | 日々のあれこれ
昨日・今日は恒例の早朝の駅立ちでした。
国政選挙を控え、私達のほかにもチラシを配る方もいらっしゃって、駅前はいつもより賑やかな感じ。

それにしても、寒い!
まだ11月だし、朝家を出るときはそんなに冷えてないようだから、と軽装で出かけた一日目、手足の震えが止まらなくて困りました。
二日目の今日は、たくさん着込んで使い捨てカイロを3つ貼って挑みました。

残すは来週の姉ヶ崎駅です。



ところで、
議会質問の通告締切日も迫っているのですが、いまだにはっきり決めきれていません。
実はこのところ、ポジティブ思考の私にしては珍しく、いろいろなことが重なってちょっと凹み気味です。
こういう時って、自分のダメなところや嫌なところばかりが頭に浮かんでくるんですね・・・。



今日は県ネットの情報紙の編集会議もありました。新年号の編集作業をしています。
山本友子さんはじめ、県ネットのそうそうたるメンバー達です。


伝える技術

2012-11-18 | 日々のあれこれ
最近ちょっと感激したこと。

一昨日の夜、若葉中学校にて、市の防災課による津波の際の避難や避難所運営についての説明会がありました。
市原市の津波浸水予測では、基本的には浸水の恐れはないとされているのですが、
万が一防潮水門の閉鎖が間に合わなかった場合、五井地区の一部が浸水するとされたため、該当地域の住民の要請によって開かれたものです。



担当職員が映像を使って説明したのですが、その説明がとてもわかりやすかったんです。
説明の基となる「市原市津波避難計画」は、市民にとって少々とっつきにくい資料なのですが、難しい言葉はすべて平易な言葉に置き換え、視覚的に理解しやすいようによく整理されていて、感心してしまいました。
市民に伝える技術・・・。これからの行政職員にますます求められるものですね。議員ももちろん、然り。

今日は、本会議の通告を前に、質問したいことをあれこれ整理したり、調べたり。脳がまたふやけている状態です(笑)
私も、聞いている市民にわかりやすい質問にしなければと毎度四苦八苦しているのですが、さてどうでしょうか?


(余談ですが、ニュースをわかりやすく伝える第一人者のジャーナリスト池上彰さんは、私と同じ松本市出身、高校も同じなんです。そんなこともあって、とても尊敬し、また目標にしている方なのです。以上、プチ自慢でした(笑))



明日早朝は、刷り上がったばかりの通信を手に、八幡宿駅に立ちます。
また1週間、頑張ります(^^)/



写真をもう一枚。

一昨日行われた市役所本庁舎の避難訓練の様子です。

走り続けた20年

2012-11-18 | イベント
幕張メッセ国際会議場にて開催された、市民ネットワーク千葉県の20周年記念シンポジウム。



第1部は「ネットのエネルギー政策」発表。
○原発即時ゼロ
○再生可能エネルギーへの積極的転換
○省エネ社会の実現
が3つの柱です。

第2部のシンポジウム、シンポジストは、
秋葉忠利 元広島市長、上原公子 元国立市長、山口二郎 北海道大学教授 のお三方。
地方の政治における市民力、間近に迫る選挙、脱原発など、それぞれ示唆に富んだお話で、いい刺激になりました。




市民ネットの始まり、原点はせっけん運動でした。
合成洗剤を追放してせっけんの利用をめざす条例の制定を議会に働きかけたものの実らず、それならば自分たちの中から議員を送り出そうと、議会活動がスタートしたのです。
これまでに送り出した議員の総数は54人(うち現職は14人)。
議会通信の発行、ボランティアによるお金をかけない選挙、市民参加と情報公開といった議会活動・・・
ダイオキシン、子どもの貧困、格差社会といった社会問題の概念・・・
今では当たり前に語られていますが、いずれも市民ネット発だということを知る人は少ないのではないでしょうか。
手前味噌ですが、常に時代の10歩先を読んでいる市民ネットなのです。先を読みすぎて、議会ではなかなか理解してもらえないことが多いのが苦しいところです(^_^;)。

でも、ほんの数年前までは、
「市民ネットワークって、何かのサークル?それとも宗教?」
などと聞かれることも多かったのですが、今ではそんな声も少なくなってきました。活動が少しずつ浸透してきていることも事実です。


おりしも来月16日の衆議院選挙が決まったものの、誰に入れたらいいのやら国の政治は混とんとするばかり。
これからは、お任せではなく、地域の政治は市民一人一人が動かすという意識が必要です。
そんな時代にあって、20歳になった地域政党・市民ネットワーク千葉県が果たす役割も、ますます重要になっていくと思います。
私も、常に少数者・弱者の声を代弁することを忘れずに、広い視野を持って真摯に活動することを改めて心に誓いました。

みなさま、これからもどうかよろしくお願いいたします(^^)


議会改革、道半ば

2012-11-16 | 議会
市民ネットワーク千葉県の事務所で午後6時から開かれた学習会。

『地方自治法改正で地方議会はどう変わるか』

講師は、立命館大学で地方自治法のご研究をされている駒林良則法学部教授。

今回の法改正で一番話題となったのが、議員に対し報酬とは別に支払われる調査研究のための費用「政務調査費」が、調査研究だけではなく、その他の活動にも充てることができる「政務活動費」に変わったことです。
簡単に言うと、議員がお金をもらえる活動の範囲が広がってしまった、ということですから、今後は各自治体でよほどしっかり透明性を高めるか独自に規制をかけるかしないと、歯止めがきかなくなる恐れもあります。

まあ法改正はともかく、
私としては、市原市議会の議会改革プロジェクトチームの一員として、今後どう議会を変えていったらよいのか、何かヒントが頂けたら・・・という思いで学習会に臨みました。

駒林先生のお話によると、議会改革の要はこの三つ。

○議長
○会派横断的に議員をまとめることができる人物
○議会事務局

議長はもちろんそうでしょう。議会の中でも一番力がありますから、議会改革は議長次第ということはわかります。
二番目の、会派横断的に議員をまとめることができる人物、これもわかります。この人物が議長だったらなおよし、と言ったところでしょうか。

さて、私が最も目から鱗だったのが、三番目の議会事務局。
議会事務局は市役所の行政機構のうちの一つなのですが、議会や議員に関する様々な業務を行っているセクションです。私も日ごろとてもお世話になっています。

駒林先生は、「議会事務局研究会」のメンバーでいらっしゃるので、特にこのような視点をお持ちなのでしょう。
「議会改革が進んでいる自治体は、事務局の力が大きい。議員だけの力では難しい」
「今後議会事務局は、住民と議会を結びつける役割を担っていくことが必要」
とおっしゃっていました。

しかし、、
う~ん、と考え込んでしまった私・・・。

先生がおっしゃることはとても納得したのですが、では、極少数会派のワタシにできることって、何でしょうか?
具体的にどんな方法があるのでしょう・・・。

こう先生に質問しようとしたところで、時間切れとなってしまいました。
答えは自分で見つけるしかないですね。


今日は国分寺公民館で行われた公民館運営審議会の傍聴もしました。
各地区の公民館の活動の様子がよくわかって、とても勉強になりました。

写真は、国分寺公民館のマスコットキャラクター、「ういちゃん」。市原市の鳥、うぐいすがモチーフです。


この着ぐるみは職員の手作りなのだそうです。すばらしい!

がんの痛みは怖くない

2012-11-14 | 健康・医療
12月議会が近づいてきました。開会日は11月30日。
その前に、通告(質問項目を書いた書類を提出すること)や行政からのヒアリング(どんな質問をするのかを聞かれること)が押し寄せてくるので、
準備をしなくちゃと気も焦るばかりです。

今日は少し時間があったので、自宅で少し落ち着いてああでもないこうでもないと考えました。
質問項目が決まってしまえばまだスッキリするのですが、まだはっきり決めきれないこんなモヤモヤした時期が一番苦しい・・・。


ところで、先日ブログにも書いた、千葉県医師会による県民公開プログラムについて。
在宅医療をテーマとしたシンポジウムだったのですが、パネリストのおひとり、(医)社団修生会さくさべ坂通り診療所院長の大岩孝司先生のお話です。

さくさべ坂通り診療所は、「がんのホームドクター」として、24時間・365日の体制で在宅治療・ケアを行っています。
実際に多くのがん患者さんを在宅で看取ってきた大岩医師は、「主治医は患者自身です」と強調されていました。

統計では、がん患者の60~80%以上が自宅での治療を希望しているが、実際その願いがかなえられるのは10%ほど。
理由は、在宅緩和医療の体制がまだまだ不十分、ということももちろんあるのですが、
やはり私たち自身が在宅医療に対して不安を持っているとうことも、大きな要因としてあるようです。

つまり、
「介護が家族の負担にならないか」
「緊急時に入院先は保障されるのか」
「がんの痛みに自宅で耐えられるのか」
といった不安ですね。

しかし、大岩医師によれば、上の二つについては全く大した問題ではない、そして、がんの痛みについても、恐れることは全くない、ということでした。

痛みというものは「感覚」と「情動」の二つから成り立っているので、治療はその両方に対して行わなければならない。
「感覚」に対しては、モルヒネなどの鎮痛剤。
そして「情動」に対しては、患者さんの不安を取り除いてあげる。

緩和ケアとは、患者が自分の状態や症状を理解し自分で決められるようにすることで不安を取り除くことが目的であり、医療従事者は患者の自律をサポートすることが本来の役目なのだそうです。
原因不明の強い痛みを訴えていた方が、検査によって癌によるものだったと分かった途端、うそのように痛みが消えた、というエピソードも実際にあったそうです。
痛みは心と非常に密接な関係があるのですね。

さくさべ坂通り診療所による統計では、約半数のがん患者さんがモルヒネを使わず、使っていた患者さんでも、死が近づくにつれて使用量がどんどん増えるということはありませんでした。
約3割の方が死の二日前まで歩行し、トイレに行くことができ、約85%の方が前日まで意思の疎通ができたのだそうです。

がんであっても、住み慣れた家で落ち着いて最期まで過ごすことは十分可能なんですね。

しかし、現状では、高齢化社会が進むなかで病院のベッドが不足し、入院もできず自宅にもいられないという「がん終末期難民」が増える可能性は高いのです。
在宅緩和医療を提供できる医療機関の充実が急がれます。


会場は、医師をはじめ医療関係者が多くを占めていたようなのですが、
「最後は病院ではなく自宅で死を迎えたいと思う方、手を挙げて下さい」との呼びかけに対し、
ほとんど全員が手を挙げていたのが実に印象的でした。

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