市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

職場で困ったら

2023-03-12 | 労働
労働相談を受けているユニオン市原の会議。
雇い止め通告を受けて相談に来られた方の事例を皆で共有しました。
その中でちょっとビックリしたのが、
団体交渉を申し入れたら、相手の弁護士からオンラインでの開催を提案されたと。
「とんでもない、団体交渉は直接相対で行うもんだ!」と突っぱねたとのことですが、
それにしても、コロナ禍を経て団交までオンライン化とは・・・(^^ゞ

あなたも、
サービス残業をしていませんか?
請負や派遣のトラブルはありませんか?
突然解雇すると言われて困っていませんか?
イジメやセクハラ、労働災害に遭っていませんか?

労働者が同じ仲間としてボランティアで相談を受けています。
本当に親身になって丁寧に対応してもらえますよ。
職場でお困りの方はぜひこちらへ。



NPO労働相談室 市原支部
℡:0436-63-4056
Fax:0436-21-5473
Mail:i.rodosodan@gmail.com

労働相談はユニオン市原へ

2022-07-10 | 労働
夕方、面倒くさがる息子を連れ出し、一緒に投票に行きました。
投票率は前回よりも高くなるようですが、若者はどうなのでしょうか。


今日はユニオン市原の会合に出席しました。
残業代の未払いとか、それこそパワハラなどの相談事案が報告されたのですが、
相手がいずれもかなり大きな企業なのですね。
正規の組合があるはずなのに、なぜユニオンに相談を持ち込むのだろうと、
真っ先に疑問を持ちました。
いま労働争議はユニオンが担うことがとても多いのだそうです。
正規の組合の力が弱くなってきているという事なのでしょうか。

長時間労働、サービス残業、パワハラ、セクハラ、賃金未払い、解雇など、
職場で困ったことや悩んでいることがあれば、ユニオン市原までお気軽に相談してみて下さい。
はっきりとした悩みでなくても、ちょっとした違和感でもいいんですよ。
声を挙げることが大事なんです。それが民主主義です。
大企業でも中小企業でも、非正規雇用でも契約社員でも、どなたでもOKです。
相談無料、秘密は厳守します。

ユニオン市原
℡ 0436-63-4056
Mail union.ichihara@gmail.com



********今年も開催されます!「原爆の絵展」のお知らせです。
とき 7月30日(土)~8月1日(月)10:00~19:00(8/1は18:00まで)
ところ 五井会館4階大ホール

詳しくは、こちらをご覧下さい  市原市HP【第31回「原爆の絵展」】


労働者の祭典

2022-05-01 | 労働
5月になりました。
今日はメーデー、労働者の祭典です。
上総更科公園イベント広場で開かれた、市原地区メーデーに参加しました。



(写真提供:Kさん ありがとうございました!)


毎年、この日はたいてい暑くて・・・
コンクリートの地面からの照り返しで、ジリジリと汗ばむ陽気になりがちですが、
今年はドンヨリとしたお天気で、上着を着てちょうど良いくらい。

今年も各単組の組合員の皆さんが旗を携えて結集。80名くらいでしょうか。
その熱意には本当に頭が下がります。

メーデー宣言やスローガンに加えて、
今回はロシアのウクライナ侵攻に抗議する決議も採択されました。
それから、市原市に対する要求書も。
組合員の方々にアンケートを実施し、まとめ上げられたものです。
今年は「保健医療」「福祉」「保育・教育」「公共交通」への要望が多く寄せられました。

「住み続けたい市原市」「働き続けたい市原市」の実現に向けて、私も頑張ります!

職場に関する悩みは「ユニオン市原」へ

2020-11-03 | 労働
今日は、”個人でも加入できる労働組合”「ユニオン市原」の定期総会へ。


多い時で月200時間を超える残業を強いられ、残業代も払われず体を壊してしまった方や、入社して1ヶ月で突然解雇通知を渡された方など・・・。
寄せられた数々の労働相談に、一つひとつ丁寧に寄り添い、団体交渉を行うなど解決への手助けを行ってきました。

日本の労働者のうち、労働組合に加入しているのは17%以下。5人のうち1人にも満たないそうです。
中小企業に限ると1%以下です。ユニオンは、このように組合がない中小企業の労働者や、企業組合に入ることができない労働者のための労働組合です。
非正規が増え、コロナ禍で労働環境は一層厳しさを増しています。
今後も労働者の駆け込み寺として、ユニオンの活動の重要性はますます高まることでしょう。

職場で悩んでいることがあったら、まずはユニオン市原に連絡を。(相談無料)
〒290-0056千葉県市原市五井1340-2 市原地区労働組合協議会事務所内
TEL 0436-63-4056
FAX 0436-21-5473
メール union.ichihara@gmail.com

ウィズコロナの時代、労働者は・・・

2020-08-10 | 労働
今日は、ユニオン市原の執行委員会に出席。
労働者の権利についてのミニ学習会や、近況報告などを行いました。
新型コロナによる雇用情勢の悪化で、ユニオンの存在意義もますます問われることになるのでしょうね。
一方で、今後リモートワークが進めば、従業員同士がリアルにつながる機会が減って、労働組合は弱体化するのではないか・・・という意見もありました。
働き方も多様化して、これまでには無かったような労働問題も浮上するかもしれませんね。
ウィズコロナの時代に、どのようにして人と人とのつながりを築いていけばよいのか、まだ答えは出ません。


さて、通りがかりの五井駅西口。
駅から出て真正面に新しい看板が・・・皆さんはもうお気づきでしたか?



2020年は、更級日記の作者・菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)が、上総国司を務める父の任期が終わって市原市から平安京へと帰った年から、ちょうど千年の節目にあたるのです。
こちらもコロナの影響でいくつかのイベントは延期になってしまいましたが、市は様々な取り組みを行っているんですよ。
詳しくは、ぜひこちらをご覧ください  更級日記千年紀特設ウェブサイト

平成からの宿題

2019-05-02 | 労働
しばらくブログをサボっている間に、元号が平成から令和へ・・・。
清々しい気持ちでお過ごしの方も多いことでしょう。

ある方は、大掃除を行うのは年末ではなくGWと決めているそうです。
確かに、師走の慌ただしい時期にブルブル震えながら窓を開けて水拭きするより、新緑の爽やかなこの時期の方が合理的かもしれませんね。どうせどこへ出かけても混雑しているから、一石二鳥のGWの過ごし方かもしれません。

私は・・・というと、市議となってからGWとは無縁になりました(笑)。
昨日は、上総更科公園で行われたメーデーの集会へ。



メーデーの起源は、1886年アメリカ。8時間労働制を訴えたストライキが始まりなのだそうです。
それから130年以上も続いている労働者の祭典ですが、日本は「8時間まじめに働けばまともに生活できる社会」にはほど遠い。
男女平等ランキングも、世界で110位と恐ろしく低い。女性にとってまだまだ息苦しい社会です。
平成で解決できなかった、重い宿題ですね。

引きこもり・ニートの家族会「かめとうさぎの会」

2014-11-02 | 労働
引きこもりニートのご家族あるいはご本人が集う「かめとうさぎの会」に出席しました。
同会は、月に一度土曜日に辰巳公民館の一室で定例会を開いていて、私も都合がつく限り参加するようにしています。

引きこもりの子どもといっても、もう30代、40代を過ぎている方もたくさんいらっしゃいます。親御さんの悩みは深刻です。
このご時世いきなり就職は難しいかもしれないけれど、せめて家の外に就職へのステップになる居場所は作れないものか・・・と話されていました。
以前ブログで紹介した、千葉市稲毛区の生活クラブ風の村で行われているユニバーサル就労のような仕組みが市原市にも広がるといいのですが・・・。

例えすぐに解決に結びつかなくても、普段口に出せない家庭の悩みを誰かに聞いてもらうだけでも、心が軽くなるものです。
今日は、都内や市内で心理セラピストとして活躍されている先生が招かれ、個別の悩みに丁寧に答えて下さっていました。

皆さんの中で、引きこもりやニートで思い当たる知り合いの方がいらしたら、ぜひ「かめとうさぎの会」のことを伝えてあげてください。市民ネットまで連絡いただければ、当会につなげます(^.^)。
こういった問題は家庭内に封印されて表には出にくいもので、こちらからの投げかけもなかなか届かないんです。そこがまた難しいところでもあるんですね・・・。


さて、突然ですが、
明日15時から市民会館にて、約半年後に迫った県議・市議選の立候補予定者の紹介と交流会「ひろげる・つなげる ステップアップの会」を開きます。お集まりいただけると嬉しいです。
交流会の前(13時半~)には、東京新聞のコラムに看護師として現場の本音を連載中の宮子あずささんの講演会があります。こちらだけでもぜひ(^_-)。


市民政治ネット全国集会3 ユニバーサル就労

2014-07-23 | 労働
ユニバーサル就労」って言葉、皆さんご存知ですか?

これは、昨日のブログでご紹介した生活クラブ風の村の事業の一つで、障害がある人・妊婦さん・引きこもりの若者・リタイヤした高齢者・ホームレス・・・などなど、誰にとっても働きやすく、働きがいのあるユニバーサルな職場環境を提供する取り組みです。
まずは本人の希望を聞きながら、一人一人のニーズに合わせて業務を抽出し、通常の雇用形態にとらわれず、例えば短時間や週1回からなど、多様な働き方を提案します。
報酬も段階があって、ボランティアの「無償コミューター」、月1万~6万ぐらいの「有償コミューター」、最低賃金程度の雇用、一般賃金での雇用、と段階があります。

企業がユニバーサル就労を導入しようとする場合に肝となるのが、業務分解です。
介護の仕事を例にとると、職員の仕事は朝の出社から始まり、利用者の着替え、歯磨き、トイレ介助、お茶くみ、食事の配下膳、食事介助、見守り、シーツ交換、床掃除、トイレ掃除、布団干し、ゴミ出し、車での送迎、入浴介助、記録・・・と実に様々に分解されます。
これらを「人と接する仕事」「力を使う仕事」「PCを使う仕事」などと分類し、ユニバーサル就労の方にマッチングさせていきます。
職員は業務が減った分、他の仕事ができるという訳です。
このことで、業務全体が整理され、効率化を図ることができます。ユニバーサル就労を導入することで、職場の質も向上するのです。
その他ユニバーサル就労に関する詳しい説明は、こちらなどを参照ください(^.^)
ユニバーサル就労

ところで昨年12月、生活困窮者自立支援法が成立しました。
これは、生活保護の増加を食い止めるために、生活困窮者に対して自立支援を行う事を定めたものですが、この法に掲げられている「就労訓練事業(中間的就労)」は、何と生活クラブ風の村のユニバーサル就労の取り組みがモデルになったと言われているのです。
もちろんユニバーサル就労の取り組み自体は以前から聞いていたのですが、今回、改めて稲毛ビレッジの視察中に担当者から説明を伺って初めてこのことを知り、かなりビックリしてしまいました。

ガンガン働ける人だけが儲けることができて格差が広がっていく社会よりも、すべての人がその人なりの働き方で社会に貢献し、それなりに賃金を得られる安心社会の方が、私はいいと思うのです。
こんな仕組みが千葉から生まれた事に対し、少し誇らしい気持ちがしました。

政治市民ネット全国集会では、この他各地域のネットからの議会改革に関する事例発表もとても興味深いものばかりでしたし、分科会では「環境バスツアー」も組まれ、目的地は何と市原市の残土・産廃現場でした。案内人はもちろん、山本友子県議です。
初めて見る人たちには、かなりショッキングな風景だったようですよ(^_^;)

写真は1日目の夜に開かれた懇親会にて

セクハラ野次発言もなんのその!女性パワー炸裂!!

前に並んで挨拶しているのは、信州・生活者ネットワークの皆さん。総勢17名もの参加でした。


私の故郷の信州・生活者ネットワーク松本は、現在代理人(政治ネットでは、議員を「代理人」と呼んでいます)はまだ誕生していませんが、明るく前向きに夢を語る彼女たちの笑顔は、初のネット出身議員が松本に誕生するのもそう遠くないと感じさせるに十分でした。

とにかく学びの多かった二日間。そして、女性は本当に真面目で芯が強い、つくづくそう感じた二日間。
企画から準備・当日の運営にと、汗を流してくださった市民ネット千葉県の運営委員の皆さん、本当にお疲れ様でした!

いちはら年末派遣村のお知らせ

2013-12-01 | 労働
師走の声を聞くだけで、そわそわして落ち着かなくなるのは私だけでしょうか・・・。
一年なんて、本当にあっという間ですね。


今週は、木曜日からいよいよ12月議会が始まります。

そして、8日(日)は10時から14時まで、毎年恒例の「いちはら年末派遣村」が開設されます。
場所は、五井駅西口を出て線路伝いに姉崎方面に向かったところ、保健所や大木眼科医院の近くの地区労事務所です。
派遣村では、生活に困っている方はもちろん、一般の労働相談も受け付けます。
例えば、残業や休日出勤手当がでない、突然解雇された、不景気だからと突然給料が下げれた、セクハラ・パワハラを受けた、etc・・・

炊き出しもありますので、困っている方もそうでない方も、どうか遠慮なく立ち寄っていって下さいね。
地区労やユニオンのメンバー、弁護士や市議会議員が相談に乗ります。
もちろん私も、都合で午前中のみではありますが、相談員として待機してます(^O^)/

アベノミクスで景気回復・デフレ脱却、なんて報道がされていますが、逆に格差は広まっていくでしょう。
今日の新聞でも、県内の私立学校の学費滞納者のうち、6か月以上の長期滞納者の割合が増加したとの記事が載っていました。
派遣村なんて必要のない世の中にしてもらいたいものですが、期待できそうにありません。
先日聞いた憲法学者の水島朝穂さんの講演会で、水島さんが
「安倍総理は学生時代アーチェリー部にいたそうですが、あまり上手じゃなかった。だから三本の矢は的ハズレ!」
と言ってましたもの(^_^;)


写真は、先月24日にYOUホールと上総更科公園で開かれた福祉まつりの様子。




キャラバン隊いちょうの公演も行ったんですよ。
予想より人が集まってくれて、ホッとしました(#^.^#)

ポスドク問題

2013-03-27 | 労働

写真は、本日事務所内で行われた、市民ネットのエネルギー政策説明会にて(^^)



「ポスドク問題」って、皆さんご存知ですか?

「ポスドク」とは、大学院で博士号(ドクター)の資格を取った後、非正規で研究職についている研究者のことです。
私もこれまで話には聞いていたのですが、
昨日ブログに書いた生活困窮者に関するフォーラムでもこの「ポスドク問題」の話題が出て、特に心に引っ掛かりました。

最高学歴を持つ人間の多くが雇用不安定で生活困窮者に・・・。
ちょっと信じられないと思われるかもしれませんが、実は日本では今、この高学歴ワーキングプアの増加も、大きな問題となっているのです。

1990年ごろ、政府が国際競争に打ち勝つために大学院重点化政策を打ち出し、大学院の定員が2倍、3倍に増えました。それにより大量のドクターが生まれ、当然のことながらその後の正規の就職先が非常に狭き門となってしまいました。
政府はあわてて非正規の研究者ポストを用意したのですが(「ポスドク1万人計画」)、どれも1年から3年、せいぜい5年の任期つき。
現在、若手研究者の多くがこのような不安定な労働環境の中で任期をつないでいくことに汲々としています。

大学の運営費交付金が毎年削られていく中、人件費に資金を回せず、大学の教員ポストは減り続けている。
企業も、グローバル化の中、守備範囲が狭いドクターは採用しづらい。

したがって、昨年の大学院博士課程修了者の進路統計では、非正規どころか何の職にも就けなかったドクターも約30%という数値が出ていますし、もっと悲惨なのは、「死亡・行方不明」の7%。
これは、高卒・大卒など他の教育機関修了者に比べて、ダントツに高い値なのだそうです。

この深刻な「ポスドク問題」、どうすれば解決につながるんでしょうか・・・。
いずれにしても「大学院はフリーター生産工場」などという言葉が生まれるような歪んだ日本の高等教育の放置は、国にとって大きな損失です。

皆さんの応援が励みになっています


千葉県市原市ランキング