市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

女性職員の活躍の推進について

2017-06-24 | 女性
報告が遅くなりました。
21日、代表質問で登壇しました。
今回も、傍聴に足を運んでくださった方の姿に励まされながら・・・。
いつも本当にありがとうございます。

女性職員の活躍の推進についての質問。
これについては皆さんもぜひ、こちらをご覧になって頂きたいと思います。
内閣府が出している「市町村女性参画状況見える化マップ」。
これを見ると、一目瞭然!

市町村公務員の管理職に占める女性職員の割合

色が薄いほど割合が低いと思ってください。
市原市は5.3%で県内54市町村の中で39番目。平均値は10.7%だから、かなり遅れています。

もっとひどいのが、将来の管理職候補、係長相当職に占める女性職員の割合。
市原市が更に落ち込んでいるのが、よ~くわかります。
係長の7割が女性という一宮町や多古町をはじめ、多くの市町村で5割、4割近くを女性が占めている中で、市原市は18.5%。なんと県内ワースト3なんです。

なぜ私がこんなに女性職員の活躍度にこだわるかというと、
市原市は、若い女性の流出が他市町村と比較してダントツに多いのですが、正にその問題と決して無関係ではないと思えるからです。
これから市原市が若い女性に選ばれるまちになるためには、女性の感性が市の施策や事業に十分生かされることがとても重要です。
行政には、現状をしっかり認識し、原因を分析した上で、男性を含めた働き方改革、採用時からの計画的な育成や人事配置、サポート体制の充実など、具体的な対策を講じるように要望しました。


明日は森山さんが委員を務める建設常任委員会、明後日は私の出番で総務常任委員会、木曜日は個別質問で森山さんが登壇し、金曜日が最終日となります。
もうひと踏ん張りです!

死ぬときぐらい好きにさせてよ

2017-06-17 | 健康・医療
今回の代表質問では「QODの向上」について取り上げます。
QODは「quality of death」の略。直訳すると「死の質」なんですが、自分らしい死の在り方って、きっと人それぞれですよね・・・。
ただ、日本は今、「自分らしく死ぬ」ことが意外に難しい社会です。ひょっとしたら、「自分らしく生きる」ことより難しいかもしれません。

昨年話題になった宝島社企業広告のコピーに、それがよく表されています。
ジョン・エヴァレット・ミレイの名作「オフィーリア」をモチーフに、癌で闘病中の樹木希林さんが横たわるビジュアルの訴える力が凄いです。

死ぬときぐらい好きにさせてよ

人は必ず死ぬというのに
長生きを叶える技術ばかりが進化して
なんとまあ死ににくい時代になったことでしょう。
死を疎むことなく、死を焦ることもなく、
ひとつひとつの欲を手放して、
身じまいをしていきたいと思うのです。
人は死ねば宇宙の塵芥。せめて美しく輝く塵になりたい。
それが、私の最後の欲なのです。


日本の平均寿命は今や世界一だが、いかに長く生きるかばかりに注目し、いかに死ぬかという視点が抜け落ちている。
いかに死ぬかは、いかに生きるかと同じであるから、個人の考え方、死生観がもっと尊重されてもいいのではないか、
というメッセージ広告です。

因みに、「オフィーリア」のオリジナルは、こちら。


今年初め、市内で3000名以上を在宅で看取った在宅医による講演会を開催し、お陰さまで大好評だったのですが、その先生もこんなことをおっしゃっていました。

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今どきの若い医者は、何もしないで死んだ人を見たことが無い。
救急車で行けば、もうすぐ天国に行けそうな人の家族に「人工栄養をしますか?」「気管内挿管をしますか?」「心臓マッサージをしますか?」と聞く。
「できることは全てしてください」と言いたいでしょうが、それは「できるだけ苦しめてください」と言っているのと同じ。聞いている医者も聞かれている家族もわかっていない。
病院の医者が自然死を見たことが無いから仕方ない。死ぬときは苦しいものだと思っているから。

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近年、国も地方自治体もQODの向上について注目し始めるようになってきました。
日本はどうしても「死」をタブー視する傾向がありますが、超高齢化社会において在宅医療を進めるうえで、今後は行政も避けては通れない課題だと思っています。

要望書を出しました

2017-06-15 | お知らせ
今日から6月議会が始まりました。
本会議と常任委員会の後、総務常任委員会の委員全員で「公共資産マネジメントの推進」についての要望書小出市長に直接提出しました。



以前ブログにも書きましたが、私を含む4名の編集委員が計11回もの編集会議を持ち、侃々諤々議論をしてようやく完成させたものです。
3名の編集委員の皆さんはもちろん、見守ってくださった委員長はじめ委員の皆さん、縁の下で支えてくださった議会事務局職員、調査に協力してくださった各部局の職員の皆さんには、感謝の気持ちで一杯です。

思い起こせば、私がこの問題に注目し、議会に初めて取り上げたのは4年前
当時この問題に取り組んでいる自治体は、それほど多くありませんでした。
この分野にいち早く着手していた秦野市職員の講演をたまたま東京で聞いて、
これは本当に重大な問題だ!市原市もすぐに着手しないと大変なことになる!」と衝撃を受けた時のことを、今でもはっきりと覚えています。
それから議会で何度か質問のテーマにしてきましたし、その秦野市職員の講師を市原市に招いて講演会を開いたりもしました。
その講演会を当時の企画部長はじめ何人もの職員の皆さんが聴講してくださり、ちょうど国の動きも相まって、その頃から市原市も一気に取り組みの機運が高まったのは、議員冥利に尽きるというか、本当に嬉しいことでした。

今日の要望書提出は自分にとって一つの区切りではありますが、実は公共資産マネジメントはこれからが本当の正念場。
この問題を市民といかに共有できるかで、成否が分かれます。
課題は山積みですが、次のステージに向かって引き続き真摯に取り組んでいきたいと思っています。

ちょうど、今日発行の広報いちはらの2面に「公共施設の未来を考える」という記事が掲載されています。
老朽化した数多くの公共施設を、今後どのように断捨離していくか、という市の基本方針についてです。
パブリックコメントや地域懇談会など、市民の意見を聞く機会が設けられますので、ぜひ積極的に参画して下さいね(^^)/

定例議会を前に

2017-06-12 | 議会
6月議会が目の前に近づいてきました。
先週は議案の説明があり、今日は議会運営委員会が開かれ会議日程も正式に決まり・・・と、もうすっかり議会モードの今日この頃。
御多分に漏れず、一般質問の準備に追われているところです。今回も代表質問です。

内容は、こんな感じです。

小沢美佳 市民ネットワーク代表質問
1.保健医療政策について
(1)「いつの間にか健康になれるまち」について
(2)健康格差の縮小について
(3)エビデンス(科学的根拠)に基づいた事業の展開について
(4)いちはらポイント制度の活用について
(5)薬局の活用と医薬品の適正使用の推進について
(6)子ども医療費助成制度について
(7)受動喫煙のない社会を目指す取り組みについて
(8)QOD(quality of death)の向上について
2.女性職員の活躍の推進について

今回は、久しぶりにガッツリ保健医療分野について取り上げます。
考え出したらあれやこれや言いたいことが噴き出てきて、こんなに項目が上がってしまいました。。これでも絞ったつもりなんですが(*_*;。
持ち時間は答弁含めて40分しかないので、ここからさらに項目を絞る事態になりそうです。
1期目の頃は議会のたびに一般質問のテーマを探し出すのに一苦労でしたが、2期目の今は、取り上げたいテーマがありすぎて、違う意味でとても苦労しています(^^ゞ

登壇は21日(水)の11時ごろです。ぜひ傍聴にお出かけください。

写真は、玄関先で咲く白い紫陽花「アナベル」。私の大好きな品種です。

鏡の奥の自分

2017-06-08 | 日々のあれこれ
フェイスブックにログインしたら、
タイムラインに私の2年前の今日の写真がアップされていたので、思わず見入ってしまった・・・。



そう、深夜に選挙開票結果が出た直後の写真でした(^^;)
あれからちょうど2年が経ったのですね。

その頃のブログを読んでいると、何とも言えない気持ちになります。
自分自身は全く変わっていないつもりだけれど、
気付かないうちにちょっとづつ、ほんのちょっとづつ、気持ちに澱が溜まっていないか・・・
自分は4809票の期待に十分応えられているか・・・

「気負わずにしなやかに、でも強い信念で道を切り開いていく、そんな女性でありたいと思います(当時のブログより)」

ここでまた心を磨きなおして、あと残された2年間、精一杯頑張ります(^^)/

いちはら未来トーク

2017-06-03 | イベント
YOUホールで開催された「いちはら未来トーク」。
市原市の今後10年間のビジョンを小出市長が直接市民に語るという企画で、私もとっても楽しみにしていました。





市長のお話の後のトークセッションのゲストは、4人の方々。

TV番組でもすっかりおなじみ、いちはら観光大使の宝林寺・千葉公慈住職。
リオパラリンピックトライアスロン6位入賞、秦由加子選手。
市外から移住し、里山でカフェを営む國岡妙子さん。
地域おこし協力隊として東京目黒からUターンした高橋洋介さん。





それぞれの立場から、市原市の歴史文化の奥深さ、住民の町おこしの意識の高さや温かさ、自然豊かな里山の素朴さなど、市原市の魅力が語られました。お話を聴いた方の多くが、市原市のポテンシャルの豊かさに改めて気付かされたのではないでしょうか。

「若者が減っていく」「財政が苦しい」と、なんとなく下を向きがちだった私たちですが、
「なんだ、市原市って実はすごいじゃん!」「まだまだこっからだよね!」と前向きになれる。そんな気付きや自信を与えてくれた貴重な機会だったと思います。

トーク会場の外では、オープンしたばかりの「子育てネウボラセンター」事業のPRのブースもありました。


さっそく赤ちゃんの抱っこ体験(^.^)


人形だけど、本物みたい!お腹が空くと泣いて、ミルクを与えると泣き止むんです。久しぶりに昔の感覚がよみがえった気がしました(笑)。
泣き声を聞いていると、気のせいかお乳が張ってきたような・・・??(ナイナイ)(^^ゞ

今月のギャラリー

2017-06-02 | 日々のあれこれ
6月に入り、いよいよ定例議会の開会も射程内に入ってきました。
一般質問の通告締め切りがもう8日なので、パソコンの前に座ってウンウン唸っている時間も多くなっている今日この頃。

この間受けた都内のセミナーで、保健政策に関する講義の際、先生から

「1時間座っているのは。タバコ1本吸ったのと同じ」

と聞かされ、議会準備期間は6時間以上も座っていることが多い私なぞは、もう大大ショック!!
6時間とまではいかなくても、みんな普通に会議などで軽く2時間は座っていたりしますよね・・・(*_*)


さて、今月の市民ネットギャラリーは、飯沼在住の画家、高橋光夫さんの油絵展です。


高橋さんは点描画の名手で、数々の美術展で入賞を果たされています。
繊細で温かみのある色使い。疲れた脳を癒してもらえそう(^.^)。



どなたもぜひお気軽にお立ち寄りください!


子育てネウボラセンター、オープン!

2017-06-01 | 子ども
以前ブログ(「市原市で「ネウボラ」始まります」)でもお知らせしましたが、
いよいよ今日、保健センター内に子育てネウボラセンター相談専用ルームMOM(マム)がオープンしました(^^)/
主に母子健康手帳交付の際に、保健師さんなど専門職が面談を行って、必要に応じて支援につなげていく、その拠点となる場所です。

昨日、一足先に訪ねたので、さっそく写真でご紹介しますね。

保健センター入り口。ちゃんと「子育てネウボラセンター」の表示もありますね。


母子相談専用ルームは、入ってすぐ右手にあります。


部屋の中は、こんな感じです。


衝立で仕切られた奥が、個別相談スペースになります。




もちろん、母子手帳をもらうときだけでなく、子育てをしていてわからないこと、困ったこと、心配なこと、なんでも気軽に相談してみてくださいね♪
利用したうえで何かご意見があれば、市民ネットまで遠慮なくお寄せください。
ようやく生まれたこの子育て支援事業、市民の手で大切に育てていきたいですね。

皆さんの応援が励みになっています


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