市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

何ができる?

2024-01-05 | 防災
何かできることはないかと考える。

石川県のホームページを見ると、
「不要不急の移動は控えて!」
「個人からの義援物資は、受け付けていません」
との呼びかけが。
聞くところによると、やはり最も有効なのは支援金や義援金だそうですね。
こちらに支援金・義援金の受付窓口のまとめがありました。

半島ゆえ、道路が寸断されしまうと致命傷ですね。
千葉県も同じです。
もっとヘリとか使えないのだろうか・・・勝手ながらも色々と考えが巡ります。

今日、議長と新年のご挨拶で面談した際に、
「自分たちの地域の防災強化に何が必要かを考えるのが我々の使命」
というようなお話がありました。
それも全くその通りです。
我が身と置き換えて考えよう。

初詣では、
一人でも多くの命が救われますように
一刻も早く安心した暮らしに戻ることができますように
とひたすら祈りました。


鳥居の前の石灯籠には、十二支が刻まれています。



その年の干支をじっくり拝むのが、私の密かな恒例行事です。


2024年が明けて ※ 大丈夫じゃない

2024-01-02 | 防災
2024年が明けました。
本年もよろしくお願い致します。

新たな年のスタートの日に能登半島地震で多くの方が被災されている状況に、
胸がキリキリと痛みます。
ご遺族の皆様、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

元旦は、大厩町会の新年初顔合わせの集会に出席させていただいていました。



コロナを経て5年ぶりでしたが、変わらぬ地域の温かさと絆を感じるアットホームな集会。
座席を回りながら
「消防団のなり手がいない!」
「遊休地の活用プロジェクトを進めている」
などなど、地域の課題や取組をたくさん伺うことができました。

その中で、
八幡宿駅西口に整備予定の複合施設の話題も出て。
「あんなに海岸近くに建てて大丈夫なのかね」と災害時を心配する声が聞かれました。

そうなんですよね。

新しくできる複合施設には、支所など地域の核となる行政機能も入るので、
非常時には現地連絡本部や避難所になります。
でも、
大災害時にわざわざ海岸線のハザードエリアに建つ施設に逃げる住民はほとんどいないでしょうし、
そもそも浸水などで道路が寸断されたら、職員も参集できないのでは?
これで地域住民の安心安全は果たして守られるのか?

そんなことをこれまで議会で何度も質問したけれど
「1000年に一度のまれな確率です」とか
「今後対応を考えて参ります」
なんて答弁で、
一向にらちがあかないまま、計画はどんどん進んでいる。

大厩町会の皆さんと、腕組みしながらそんな話をしたばかりの数時間後に、
あの地震速報ですから・・・・
本当に暗澹たる気持ちになりました。

年はじめのブログなのにこんな話題で、ごめんなさい。

被災地ではライフラインが止まって、北陸の厳しい寒さがいっそう堪えてらっしゃることでしょう。
今も地震が続いています。一日も早く復旧し、安心した生活が戻りますように。


台風13号の爪痕

2023-10-14 | 防災
1ヶ月前に襲った台風13号で養老川が氾濫し、
市原市と大多喜町にまたがる養老渓谷の旅館の多くが
浸水や土砂災害など甚大な被害を受けました。

被害を受けた旅館「喜代元」さんの現在の外観。


一見何事も無かったかのように見えますが、
当時、目の前の養老川から溢れた濁流が押し寄せ、
1階の半分以上の高さまで浸かってしまいました。
本当にあっという間で、2,3時間の出来事だったそうです。

建物内を見せて頂きました。
随分と綺麗に片付いていますが、まだ当時の爪痕が生々しく残っています。

厨房


宴会場


フロント


ご主人のお話では、災害直後は廃業も頭をよぎったそうですが、
地元消防団など大勢のボランティアの皆さんが泥かきや片付けなどを手伝って下さったことで、
そのご恩をなんとかお返ししたい、頑張って再開しよう、と思い直したとのことです。

目の前に広がる養老川と観音橋。
驚くことに当時、橋のたもとギリギリまで増水したのだそうです。
自然の驚異は想像を絶するものがありますね。
何よりも人的被害が無くて本当に良かったと、つくづく思いました。



これだけの大災害は53年ぶりとのことですが、
近年は異常気象が異常と言えないほどに頻繁に起きていますから、
またいつ同様の災害に見舞われるか分かりません。

台風13号では通信障害が発生して連絡も取れなかったそうです。
情報伝達手段を改めて見直さなければならないでしょう。
避難場所を確保するために、すぐ隣の大多喜町との連携も検討して欲しいですね。
もちろん治水工事も行う必要があると思います。

災害当時から少し時間が経過したことで、課題がより整理できたような気がします。


第56回市原市消防操法大会

2023-06-14 | 防災
総合防災センター(市原市山田橋343)で開催された消防操法大会。
各地区大会の予選を勝ち抜いた分団が出場し、小型ポンプ操法を競いました。



開始直前まで降っていた雨も止んで、
各チームとも日頃の訓練の成果を存分に発揮することができたのではないかと思います。
いつもながら、キビキビした一糸乱れぬ美しい動作は感動モノです。
私の目には、どのチームも素晴らしくて全然違いが分からない・・・(^^ゞ



優勝された南総支団の皆さま、おめでとうございます!
地域防災の要として、
市民の安全を守るために日夜ご尽力いただいている消防団の皆さまに、改めて感謝いたします。

市原市が全国消防操法大会の会場に!

2022-10-29 | 防災
雲一つなく、暑くも寒くもなく、風もない、これぞザ・秋晴れ!の土曜日。
菊間の千葉県消防学校全国消防操法大会が開かれました。



それこそ北海道から沖縄まで、全国各地から予選を勝ち抜いた消防団45隊が集結。
コロナ禍を乗り越えての久々の大会が、ここ市原市で・・・。
滅多に観ることができないだけに、私も自ずと興奮気味に(^^ゞ

きびきびとして一糸乱れぬパフォーマンス。
緊張感も伝わってきました。


こちら山口県萩市の消防団の指揮者、凜々しい女性に目を奪われました。




各消防団の色とりどりの幟旗が、勇壮で美しかった!


出場者や関係者の皆さま、お疲れさまでした。
改めて、地域の安心と安全を守るために日夜活動されている消防団の皆さまに、
心から感謝したいと思います。


水防訓練へ

2022-06-26 | 防災
市の水防訓練が千葉県消防学校で行われました。



参加団体は、消防団と建設連合協同組合の皆さま。
今回の注目は、この4月から新たに任命されたばかりの帝京平成大学学生消防団です。
この日は約40名が参加されました。女子学生の団員も数名。
若い力が地域防災力の担い手になって下さるのは、本当に有り難いことですね。
ベテランの団員に説明を受けながら、初めての土嚢積み訓練に汗を流していましたよ^^





これは「月の輪工法」といって、
川の堤防から漏水が発生したときに、土嚢で受け止めて水圧を弱めることで、堤防の決壊を防ぐのだそうです。


ちゃんと水を受け止めていますね。


いつもありがとうございます。猛暑の中の訓練、お疲れ様でした!


震度4だったけど

2021-10-08 | 防災
昨夜の地震は少し驚きましたね。
とは言え市原市内は震度4だし、まぁそれほどでもないか・・・と思っていたら、
大坪の県水道の水管橋が破損!



「すわ、断水か?」とドキドキしましたが、この管は福増浄水場への「送水管」で各戸への「配水管」ではなく、また福増浄水場へは別ルートから給水を確保できたことから、ほとんど影響は無し。
一安心しました。

市原市には昨夜、
災害時応援協定を結んでいる三重県の四日市市さんから問い合わせが来たり、県や自衛隊からリエゾン(橋渡し役)が派遣されたり。
迅速な連携体制、非常に心強いですね。

各機関の方々の深夜のご尽力に心から感謝します。

それにしても、震度5でも首都圏は電車が止まるなどで大変でした。
市原市でも、姉ヶ崎駅や八幡宿駅では24時過ぎまで数名の帰宅困難者がいらしたそうです。
都会の地震に対する脆弱性を改めて感じました。
さきほどTVで専門家の方が「首都直下地震は私たちが生きている間に必ず来ます」と警告しておられました。
公助・共助・自助それぞれに備えなければならないことはまだたくさんありそうです。

水防訓練 シンボルマークにも注目

2021-07-25 | 防災
今年の水防訓練は、会場をこれまでの養老川河川敷から初めて千葉県消防学校に移して行われました。







真夏の日差しが照り付ける中、短時間で手際よく土嚢が積み上げられました。



天気予報では、また台風が近づてきているようですね。
「天災は忘れた頃にやってくる」なんて言いますが、近年では忘れるどころか次々とやってくるという印象です。
こうした訓練を日頃から積んで有事に備えて下さっている消防団の皆さんはじめ、市職員や関係者の皆さんに感謝したいと思います。

ところで、水防訓練のしおりを見て今日初めて知ったのですが、
「水防シンボルマーク」なるものがあったのですね。
これです↓↓


水防活動は一致団結が大切。人々が協力して土のうを積み上げていくイメージをデザイン化したそうですが、
これは・・・オリンピック開会式で話題になったピクトグラムっぽい!

まったくの余談ですが、あの動くピクトグラムを演じた「がーまるちょば」のパントマイムの舞台を見たことがあります。昔の話ですが・・・。
会場は爆笑の渦でした。
言葉を必要としないパフォーマンスだから、世界に通じやすいかもしれませんね。

「まさか」に備えて

2021-07-03 | 防災
熱海市の土石流の映像。
電柱や家屋がおもちゃのようにあっという間になぎ倒されて・・・恐ろしいです。
地元の方のお話「伊豆山は頑丈な山。安全だと思っていたのに・・・」
また『まさか』が起きた。
行方不明の方々のご無事を祈るばかりです。

市原市も昨夜から土砂災害や洪水の避難指示なども出ましたが、
今日夕方には解除され、早期開設避難所も全て閉鎖されました。

午前中、一応近所をぐるりと回ってみました。
すると1カ所、スポレクパークの近くに消防車が一台。隊員の方が来ていました。





村田川の下流はこんな状態。


避難所も数カ所訪ねてみました。
市の職員が4名ずつ待機。一昨年の台風災害の時の2名から強化したのですね。
避難者はいずれも一人二人といったところで、先ほど帰宅されたとのこと。
村田川のほとりにすむお年寄りが、近所の方に車で送ってもらって避難してこられたそうです。
「遠くの親戚より近くの他人」ですね。

ともあれ、大きな災害にならずに一安心です。
職員の皆さんもご苦労さま。ありがとうございました。

住み慣れた場所で

2021-06-04 | 防災
昨日のブログで、大事なことを書き忘れてました。
福祉避難所の開設・運営訓練を見て、私が一番実感したこと。

それは
「避難所に行かずに済めば、それに越したことは無い」
当たり前かもしれませんが・・・。

一般の方にも言えることですが、特に支援が必要な方々にとっては、
避難所がどんなに配慮されたとしても、ストレスフルで過酷な状況であることに変わりはありません。
避難所に行くと迷惑がかかるからという理由で車中で過ごした方も、市内に実際にいらっしゃいました。
感染も心配でしょう。
普段住み慣れた場所で極力凌ぐことができるようにしておくことが、何よりも大事だと思います。

例えば備蓄を強化するとか、家具の固定をするとか。
もっと言えば、
耐震性の高い家屋に住むとか、そもそもリスクの高い場所には住まないとか・・・。
昨今では不動産会社が、契約する際にハザードマップで土砂災害や水害などのリスクを説明するようになりましたよね。

つまり「在宅避難」を見直しましょうという事なのですが、
これからは行政も、避難所だけではなく在宅避難者の把握方法や支援に関する取り組みが必要になるでしょうね。

紫陽花「ピコティ・シャルマン」。
控えめなくすんだ色合いがアンティークっぽくてオシャレ!







皆さんの応援が励みになっています


千葉県市原市ランキング