市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

「働く女性に優しい街ランキング」市原市は・・・

2018-02-13 | 女性
定例議会初日の今日は、平成30年度を前に小出市長の施政方針が示されました。
来年度予算や行政組織改編をはじめとした議案多数、実行計画(3か年計画)の見直しなど、審議対象は盛りだくさんです。

目まぐるしく変化する社会状況に合わせて、市政運営も臨機応変に対応していかなければなりません。今日の施政方針演説を聞いた限りでは、思い切りよくスピーディーな采配というのが私の第一印象。
ただ、スピードが速ければ速いほど、ちょっとかじ取りを間違えば目標から大きく遠ざかってしまいます。
これから心してチェックしていきたいと思います。


ところで、
私がちょくちょく愛読している雑誌「プレジデントウーマン」の2月号の特集は「働く女性に優しい街ランキング」でした。



「シングル女性に人気の街」、「出産・子育てに向く街」、「ブランド学区&受験の街」と、各ライフステージごとにシビアなランキングが掲載されています。
ほとんど都内の自治体が対象だったのですが、唯一「出産・子育てに向く街ランキング」に千葉県編が・・・。



おっかなびっくり(笑)確認したところ、市原市は10位と意外にも(!?)大健闘。

合計特殊出生率やファミリーサポートの使いやすさはまずまず。HPの出産子育て情報や保育園空き情報はマル。
隠れ待機児童の多さと、市の女性管理職比率の低さが足を引っ張った、という感じです。
因みに1位は松戸市。以下鎌ヶ谷市、習志野市、四街道市、流山市・・・と続きます。隣接自治体では、袖ヶ浦市が7位、木更津市が9位、千葉市は11位でした。

ランク付けは、読者アンケートに専門家の視点を加えたとのことで、独自の評価との割り切りも必要ですが、やはり子育て施策に力を入れてるとされている自治体はしっかり上位に食い込んでいます。現代のキャリアウーマンはこの類のデータをよく比較研究して住まいを決める傾向にあることは確かですから、侮れません。

個人的には、市の女性管理職比率が評価の視点に加えられていることに注目しています。
市原市はまさにこのジャンルが発展途上で、私も議会で取り上げてきた課題です。
やはり「女性に優しいまちづくり」のために、ここは外せないポイントなのですね。行政もぜひ肝に銘じて取り組んでほしいものです。

民主主義と独裁主義は紙一重

2018-02-12 | 議会
明日から定例議会です。

会派を代表しての質問は森山さん。
(22日が登壇日なので、今まさに必死で準備しているところ・・・)
そのあとは間髪入れずに常任委員会で議案の審議、予算審査特別委員会と続き、閉会は3月23日になります。
今は、本会議はもちろん常任委員会も予算審査の様子も、全てインターネット中継が入ります。もちろん傍聴の方が面白いのですが、なかなかそうもいかないという方はぜひ!
録画も3日後には配信されています(^^)/
市原市議会 議会中継

私が議員になりたての頃(7年前)は、議会中継は本会議のみでした。
その翌年に策定した市原市議会基本条例で「市民に分かりやすく、透明性の高い議会」を理念として掲げたことや、周辺自治体の取り組みの後押し等もあって、公式会議は原則全て中継されるようになりました。議会は市民のものですから当たり前のことですが・・・。

この議会基本条例は、小出市長が当時議員としてリーダーを務めていた議会改革プロジェクトチームで、何度も何度も議員間討議を経て練り上げられた末に生まれたものです。

前文のこの部分が好きです。
「私たち市原市議会は、市民の声を大切にします。市民の声を聞く、議論する、反映する、報告する、この市民の声の循環を基本原則として掲げ、市民に開かれた議会を構築します」

それから、この部分も。
第2条第2項「議会は、多様な市民の声を的確に把握し、市政に反映させるため、市民の代表者である議員間の自由な討議を積極的に活用するものとする」

ところが策定から6年目の現在、この崇高な理念が絵に描いた餅になっていくような気がしてなりません。

例えば、市民の声を最も正式に具現化した手段の一つである陳情
これまで陳情は主に常任委員会で審査されていましたが、今後は原則審査はせず、参考資料として議員へ配布するにとどめると、先日開かれた会派代表者会議で決定されてしまいました。

「議員間の自由な討議」はほとんどなく、様々な事柄は大会派の数の力で押し切られていきます。会議の前にすでに結論が決まっていると感じるのは、私の気のせいでしょうか・・・。

民主主義は独裁主義と紙一重。
議論なし・多数決ありきの民主制は、多数派による独裁制なのです。


写真は、毎年恒例の辰巳台地区地域福祉関係者合同研修会にて。
会場はうるいど南の帝京平成大学千葉キャンパスです。




地域のためにと労を惜しまず取り組む住民の皆さんの姿に、いつも励まされている気がします。

地域再生へ 大学生の挑戦

2018-02-10 | 日々のあれこれ
いよいよ待ちに待った平昌オリンピックが始まりましたね!
開会式に始まり、ずっとTVに釘付けになっている方も多いと思いますが・・・
市原市民であれば、昨日の21時からはこちらにチャンネルを合わせましたよね!?
出没!アド街ック天国』で市原市が取り上げられたんです。チバニアン効果ですね(^^)。
チバニアンの他にも、小湊鉄道や養老渓谷などの定番から、市原サービスエリアの「TABE TABI MARKET」や飯給駅の「世界一大きいトイレ」などの穴場、地元の人々まで、市原の特徴や魅力を余すことなく伝えていたと思います。
この番組を見て、市原市に興味を持って下さる人が日本中に増えると良いですね!


さて先日、千葉大学園芸学部緑地環境学科の学生さんたちが市原市中野地区(市東第一小学校近く)で進めているまちづくりプロジェクトの発表会が開かれるというお知らせを受け、訪ねました。
会場の中野公民館は、若者でギッシリ!
ちょっとミスマッチな光景がなかなかイイ感じですね(^^)。



プロジェクトの舞台となったのは、「オリーブコミューン」。高山元春さんが地域や仲間の協力を得ながら竹林を開墾して開いたオリーブ園です。
(一昨年に同園を訪ねた時の様子はこちらをご覧ください⇒「オリーブにかける夢」)

学生20名が4グループに分かれ「人と人をつなぐ」「人と地域をつなぐ」をテーマに、それぞれ古道の再生やベンチの設置などのアイディアを出し、実際に汗を流して地域住民と協力しながら形にしてきました。

学生による発表の様子。

地域の特徴や歴史もよく調べられていて、若者らしい柔軟な発想に感心しながら楽しく聞かせてもらいました。

この地区では、子どもの数がどんどん減っていて、つい昨年には小学校が一つ閉校、統合したばかり。
そうでなくても、まちづくりの担い手不足や高齢化は市原市のどの地区も共通して抱える悩みです。今回のような大学生とのコラボは、そんな地域にとって希望の光とも言えるかもしれません。

それにしても、何もない土地にオリーブ園を作り、大学のプロジェクトまで仕掛けた高山さんにも改めて敬服するばかり。
今後の展開が楽しみです。

高山さんと。

市役所第1庁舎(防災庁舎)お披露目

2018-02-06 | お知らせ
東日本大震災に端を発して建設が進められていた庁舎がついに完成。
先日、落成式を迎えました。

地上4階建て、延べ床面積は約8600平方メートル。総事業費は約45億円。
免震構造、電源の多重化、耐震貯水槽、非常用汚水貯留槽など、大災害時の中心拠点としての機能を備えています。



1階は暮らしの手続きや子育て関連、2階は福祉や市民活動支援関連。市民の暮らしに関わりが深い分野の窓口が集められています。
3階は建設・土木・水道など、災害時の復旧・復興に必要な部局が入ります。
そして4階は市長室・危機管理・情報・広報。大災害時には災害対策本部が置かれ、司令塔となる場所です。

正面入り口を入ったロビー。


ロビーに続くスペース「市民プラザ」。
外の景色との一体感や木のぬくもりが感じられて、市民の憩いのスペースになりそうですね。


子育て支援関連の窓口です。これまでの暗く狭い場所に比べて、何という違いでしょう!!


不審者ではありません。森山かおるです・・・<(_ _)>


こちらは2階に設けられた、市民活動に関する窓口です。町会活動やNPO、ボランティアなど、地域のまちづくりの窓口の総合化は、私も議会で提案してきました。これは嬉しい!


待合の椅子のひじ掛けを上げればフラットになるので、イザというときにはベッド代わりになります。


そしてもちろん、授乳室も設けられています!


授乳室のドアは、自由開き折れ戸「ヒクオス(引く押す)」。入るときも出るときも、押しても引いても開きます。
赤ちゃんを抱っこしながら荷物を抱えたりして両手がふさがっていても、肩で押せばOK!


第一印象は、ノーブル(笑)。外観も内装もシンプルですが、細かいところで随所にこだわりが感じられました。

この連休で一気に現庁舎からの引っ越しを行い、オープンは2月13日(火)です。
残る10階建ての現庁舎の今後の在り方が、これからの課題になります。

住民集会へ

2018-02-05 | 健康・医療
市原市鶴舞にある千葉県循環器病センターの機能移転問題について、地元の公民館で初の住民集会が開かれました。
(この問題の概要については拙ブログ「市原市の医療はどうなる?」をご覧ください)


会場の和室はあふれかえるほどの人々。数えていないので正確には分かりませんが、80名以上は集まったかもしれません。
地元の皆さんの関心の高さが伺えます。

県議会からは山本友子さん、市議会からは加藤市議、山内かつ子市議、森山さん、私が出席。
この問題についていち早く県議会で取り上げた山本さんから、これまでの詳しい経緯が語られ、私は主に市や市議会の動きについて説明しました。



こういう上からの強引なやり方に対抗するには、議員の力だけではダメなんです。
やっぱり住民の声です。住民が立ち上がると、ものすごく大きな力になります。

地元町会を中心に始まっている署名活動も、すでに2万筆弱は集まったそうです。目標は20万筆です。
ぜひご協力をお願いいたします。

残念ながら、この問題についての認識は、市内北部の住民との間でまだまだ温度差があります。
まずは市全体で共有すること、そして更に茂原長生夷隅地域の他市町村とも連携した動きが必要だと思っています。

新型救急車、出動!

2018-02-03 | 健康・医療
先日、救急搬送に関する聞き取りで消防局を訪ねた際、帰り際に職員の方が
「実は、ついこの間新しい救急車が2台配備されたばかりなんですよ」
と嬉しそうに写真を見せてくださいました。

こ、これは・・・カッコイイ!


コンセプト(ちゃんとあるんです)は、
輝きに想いを込めて・・・新型救急車出動!」。

ポイントは、「輝き」というだけあって、車体にライン状に反射材があしらわれていること。夜間でも車体が光って見えることで、搬送作業中の追突事故を未然に防ぐことが目的なのだそうです。
(実際に他自治体で追突され救急隊員が亡くなった事故が、過去にあったのだとか・・・)

それとこれは私もちょっと意外だったのですが、救急車のデザインって、各消防局で自由に決めることができるんですね!
市原市消防局こだわりの新型救急車は、南総消防署加茂分署と姉崎消防署に配備されています。
市民の命を守るため、これから目一杯活躍してくれることでしょう。


もひとつオマケの写真は、池袋で受講したセミナー「国の予算を踏まえた自治体予算審議におけるチェックポイント」より。



定例議会、予算審議の日程もだんだん近づいてきました。
市の予算は国家予算や地方財政計画と連動しているので、大まかな動きをチェック。
平成30年度は今年度に比べあまり大きな変化はないようですが・・・。
それでも、例えば、まち・ひと・しごと創生事業費はどう使われるのか、財政調整基金(市の貯金)の適正な額をどう考えるか、公共施設の老朽化対策やユニバーサルデザイン化の推進などなど、気になるポイントがいくつかありました。

正直、財政は面白い分野とは言えないのですが、、
予算や決算の数値を読み解くことで市政が見えてくる、そんな感覚がわかるようになってくれば、しめたものですね(^^♪

出張授業で辰巳台中学校へ

2018-02-02 | キャラバン隊
久々に「キャラバン隊いちょう」出張授業のお手伝い。

※「キャラバン隊いちょう」とは・・・
長男が通っていた市原特別支援学校のPTA有志で10年前に結成された、出張公演チームです。
知的障害や自閉症など、一見では理解されにくく周りからの誤解も多いこれら障害について、疑似体験やお芝居などを使いながらわかりやすく伝えます。

辰巳台中学校からは、地区社協による学校行事として毎年声をかけていただいています。ありがたいことです。

辰中の1年生たちはとっても元気がいい!
でも話を聞くときはじっと集中。メリハリが素晴らしかった!

さらに嬉しいことに、
先生によると、3年生の生徒たちが私たちを見て「あ、キャラバン隊だ!」と気付いてくれたそうです。
1年生の頃に受けた授業をちゃんと覚えていてくれているんですね。

メンバーの司会や演技も堂々としていて本当に頼もしい限りでした。
かく言う私はパワーポイントの操作を担当。皆の邪魔をしないように・・・すっかり裏方さんです(笑)。

今回参加したメンバーで記念撮影。


インフルエンザが流行るこの時期は、子どもが体調を崩したり施設に預けられなくなったりで、毎回人数をそろえられるかヒヤヒヤなのです。
無事終了してよかった。みんな、お疲れさまでした(^^)/


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