市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

一般質問に立ちました

2016-06-30 | 障がい者
今日、一般質問に立ちました。
質問答弁含め30分間という短い持ち時間は今までで初めての経験でしたが、一応言いたいことはほぼ言い切ることができたので、その点は満足しています。
今回もお忙しい中何人もの方が傍聴に足を運んでくださいました。ありがとうございました!

質問では、オリンピック・パラリンピックの好影響をまちづくりに繋げるツールとして、前回のブログでも紹介したボッチャを活用することを提言しました(最後の5分間だけでしたが・・・)。

今回この質問をするにあたって初めてわかったのですが、ボッチャの日本での発祥は20年前、ここ千葉県だったのですね。
東日本大震災の被災自治体では避難者同士の交流の手段として活用されていることからもわかるように、世代や障害を越えた地域住民のコミュニケーションツールになり得る、素晴らしいスポーツだと思います。

東京パラリンピック4競技の会場になるお隣千葉市熊谷市長は、
「オリンピックも大事だが、よりパラリンピックに力を注いでいきたい。バリアフリーに関するインフラ整備、障害者と健常者が共にスポーツを楽しむ社会、競技用車椅子製造会社や車椅子バスケチームなどを市の資源として発信する。これは都市戦略である」
とはっきり述べています。
キャンプ地の誘致など一過性に終わってしまいそうな安易な施策ではなく、パラリンピックに注目して、共生社会に対する市民意識を育てようという熊谷千葉市長の戦略は、本当に見事だと思います。

市原市も、「オリンピック・パラリンピックの好影響をまちづくりに活かしていく」ということまでは決まっているのですが、そのためにどのような取り組みをするのか、それはまだ定まっていません。
国際レベルの選手を輩出しているクラブや熱心な指導員など、市原市にはボッチャが普及する環境が十分整っているのですから、ぜひ地域コミュニティー醸成の手段としてボッチャを活用していただきたいと思います。

最後に、興味のある方はこの映像をご覧ください。
世界レベルの戦い、やっぱりすごいです!

ボッチャ★第16回日本選手権大会★廣瀬選手vs杉村選手★世界レベルの戦い【2】

パラリンピック選手とボッチャ大会!

2016-06-26 | 障がい者
姉崎保健福祉センター(アネッサ)で開かれた「パラリンピック選手を応援する市原市交流ボッチャ大会


9月のリオ大会に出場が決定した廣瀬隆喜選手、全日本強化選手の藤井金太郎選手、同じく粥米利之選手(いずれも市原ボッチャクラブ所属)


三選手のデモンストレーション




いい瞬間の写真がなくてスミマセン・・・
いえ、何しろテクニックが凄すぎて、シャッターもろくに押せませんでした。
放たれたボールが、白いジャックボールに磁石で吸い寄せられるようにピタッピタッと決まるんです。
その度に、息をのんで見守る観衆から大きな拍手。
ワールドレベルのパフォーマンス、本当に素晴らしかったです。

今大会は、関係者やボランティアを含め300名以上の参加で盛大に行われました。
近隣の中学生や学生さんのチーム、市の障がい者支援課の職員チーム、そしてわが市議会からは11名がエントリー!

へっぴり腰でボールを投げる私・・・


議員チームは、私以外みなボッチャは初めてだったのですが、トーナメントを勝ち抜いて結果的に4位と大健闘!
お忙しい中長時間参加してただいた皆さま、本当にありがとうございました。

障害がある人もない人も、子供からお年寄りまで世代を超えて交流できるボッチャは、本当に素晴らしいバリアフリースポーツだと思います。
この大会をきっかけに、ボッチャを通じたコミュニティーの輪が地域に広がることを願っています。

市民が公開の場で市の事業を点検します

2016-06-23 | 行財政改革
昨日は、森山かおる議員の代表質問でした。
初めての代表ということでかなりプレッシャーを感じていたようですが、本番では開き直って(?)、しっかり主張できていたと思います。
傍聴に来てくださった皆さま、本当にありがとうございました!


さて、6月議会はまだ続くのでちょっと気が早いんですが、議会後は私にとってとても関心が高い市の事業が待ち構えているので、今日はその取り組みをご紹介しましょう。
それは、「事務事業の総点検」。

どんなものかというと、本当におおざっぱですが、民主党政権の時に話題になった「事業仕分け」を想像していただければいいと思います。そう、蓮舫議員の「2位じゃダメなんですか?」発言が物議をかもした、アレです。
行政の事業を一つ一つ公開の場で点検し、必要か否かを判定していくのですが、コレがようやく市原市でも7月から8月にかけて行われることになりました\(^o^)/

実は私、ずっと以前からこの取り組みにとっても興味を持っていました。
都内で開かれた研修で模擬事業仕分けを体験したり、他の自治体の実際の仕分けを傍聴したりして、市原市でも何とか取り入れてほしいと議会で質問もしました。念願かなって本当に嬉しい!!

市原市が行う「事務事業の総点検」では、職員の他に一般市民が「点検員」となります。
先般、市が無作為で抽出した18歳以上の市民4000名に向けて募集したところ、144名もの方から応募があったそうです。
7月3日には、この市民点検員の方々を対象に研修会を開き、本番の点検は以下の予定で行われます。
傍聴は自由ですので、ぜひぜひいらしてください♪

【事務事業の総点検】
※市民参加の点検(公開)
実施日. 7月23日(土)、7月24日(日)、8月6日(士)、8月7日(日)
※ 職員による点検(公開)
実施日 7月14日(木)、7月21日(木)、7月27日(水)、8月3日(水)、8月10日(水)

時間はいずれの日も午前の部は9時から12時、午後の部は13時半から16時半。
受付・会場は市役所本庁舎議会棟です。

私も時間が空いている限り顔を出したいと思っています。

これに関してもう一つ嬉しいのは、今回のアドバイス・講師として、事業仕分けの生みの親である民間の政策シンクタンク「構想日本」伊藤伸総括ディレクターが関わって下さっているということです。
伊藤氏は、これまでも数多くの自治体の事業仕分けや政策アドバイスに携わってこられました。
私が以前都内で模擬事業仕分けを体験した時にも講師をしてらっしゃったのですが、本当に聡明で判断が素早く、理路整然とした話しぶりにすっかり惹きつけられてしまいました。

因みにこちらは先月、市原市の職員向けに事前研修を行った時の伊藤氏のブログです。
「職員が事業を自分事化するための総点検」~市原市職員研修~

伊藤氏に市原市でまたお目にかかれるなんて夢のようです。今後の展開がとっても楽しみです!

医療職と介護職の連携

2016-06-21 | 高齢者
今日は本会議代表質問の初日。3名が会派を代表して登壇しました。
皆さんそれぞれの質問答弁に参考になるポイントがありましたが、特に公明党の橋本秀和議員の質問は、全体的に一期生らしい素直な視点で、なかなかいいなあと思いました(ちょっと偉そうな言い方ですが・・・(^^;))。


さて、夜は7時から、「在宅医療・介護連携推進会議 研修啓発部会」に出席しました。
「高齢者が住み慣れた地域で自分らしく最期まで生活できるよう、地域の医療や介護の機関が連携していきましょう」
ということで、そのための関係者への研修や地域住民への普及啓発の方法を具体的に話し合いました。
メンバーは、医師・歯科医師・薬剤師・言語聴覚士・作業療法士・ホームヘルパー・ケアマネの各団体の代表者。
私は一応薬剤師会代表ということでメンバーに入れていただいたのですが、何しろ現場から離れているので、お役に立てるかどうか・・・(^^;





こうして様々な専門分野の職種が集まって話し合うこともまた、顔の見える関係づくりに繋がりますよね。
行政と協力しながら頑張って取り組んでいますので、今後の動きにぜひ注目してください。

ヒアリング終了

2016-06-20 | 議会
6月議会が始まりました。
今回は初めて森山さんが代表質問を行います。明後日22日11時ごろからです。
ウ~ンウ~ンと悩みながらもギリギリまで質問原稿の推敲を重ねています。ガンバレ、森山さん!

…と言いつつ、今日は私の個別質問のヒアリングでした。
新人議員の頃は、このヒアリングの時間さえもかなり緊張したものででしたが、今は逆に楽しめるようになりました。
ヒアリングを行う職員は、主に係長など直接事業を担当している方々です。
そんな職員の皆さんと、ここぞとばかり市の政策や事業について思い切りコミュニケーションを図ることができるので、こちらもとても勉強になります。

今回の私の質問は、行政の縦割りの壁を超えた内容を多く含んでいるので、どのような答弁になるか・・・
期待半分、心配半分、です。

私の登壇は、30日のおよそ午後1時半からです。
思いを込めて、頑張って主張してきます!

30・10運動

2016-06-15 | 
皆さん、「30・10運動」ってご存知ですか?
食べ残しなどによる食品ロスの削減を目的として、宴会などの会食の際に
「乾杯後の30分間とお開き前の10分間は、お酌などでウロウロしないで、ちゃんと自分の席について食事を楽しみましょう」
という運動です。
宴会の参加者はせっかくの料理を落ち着いて味わうことができるし、お店側にとっても当然嬉しいことですよね。

この運動を初めて提唱したのは、私の故郷・松本市菅谷昭市長です。
松本市では、市職員の宴会での取り組みはもちろん、ステッカーやコースターなどの啓発グッズを作成して協力を呼び掛けています。
現在では、近隣市町村に加え、佐賀市や福岡県など他県にも運動が広がっているようですね。
佐賀市のHPによれば、日本全体の食品ロスの量は年間500~800万トン(H23年度推計)。
これって、世界全体の食糧援助量や日本の米の収穫量より多いんですって!改めてビックリです。

佐賀市「3010運動ガイドブック」(幹事さん向けの司会進行の仕方が載ってて、なかなか面白いです(^.^))

菅谷松本市長は、小児甲状腺がんを専門とする医師で、チェルノブイリ原発事故の汚染地域での医療活動にも携わった方です。
私は4、5年ほど前に松本に帰省した際に、市役所を訪れてヒアリングをしたことがあります。小水力発電や給食センターなども視察させていただきました。直接市長にお目にかかることはなかったのですが、特に健康や環境に対する市長の信念が市の政策に色濃く反映されていると実感することができました。
30・10運動のことは、数日前に高校同窓生のMLで話題になったことで初めて知ったのですが、菅谷市長らしいなあというのが最初の感想です。
当然賛否両論あるのでしょうが、こういう首長の思いが伝わってくる取り組みって、いいですね。

食への感謝と「もったいない」の心、私も大切にしたいと思います。

中学校で 地域と連携した防災訓練

2016-06-11 | 防災
地元の八幡中学校で「地域と連携した防災訓練」が行われました。
3.11の東日本大震災以来、毎年6.11に市内の小中学校で防災訓練が行われているのですが、八幡中は、今年初めて地域住民の参加のもと、様々な訓練プログラムを展開しました。

第一部は、校庭に避難してきた生徒たちが地域の皆さんと救助訓練を見学。


消防団市原支団・自衛隊・八幡消防署の連携プレーで、倒壊家屋から被災者が救助される場面です。


第二部は、千葉県立市原八幡高校の川上悟先生による講演。



「君たちは、もう助けられる側ではない。避難所では、君たちが率先して運営を手助けしなければならないんだよ」と生徒たちに語かける川上先生。

そして第三部は学年ごとに分かれ、一年生は応急処置や心肺蘇生法、二年生は「クロスロード」、三年生は「HUG」を、それぞれ体験しました。

クロスロード」とは、防災ゲームの一種です。
まさに「人生の分かれ道」に遭遇したとき、自分がとっさにどう判断し行動するかを考え話し合うことで、災害時の対応を学ぶものです。
例えば、
「部活中に大地震が起こった。20分後に大津波が到達する。ところが、友人の一人が見当たらない。さて、あなたは友達を探しに行くか?急いで避難するか?」
こんな究極のシチュエーションのお題が出され、生徒たちがそれぞれYES・NOとその理由を考える、という具合です。

それから「HUG」は、静岡県が開発した避難所運営の防災ゲームです。
避難者それぞれの年齢や性別、事情などが書かれたカードを、避難所の平面図に配置し、部屋割り、仮設トイレの位置などの対応を考えていきます。



HUGとは、H(hinanzyo避難所)、U(unei運営)、G(gameゲーム)の頭文字と英語の「抱きしめる」を掛け合わせた意味だそうです(^.^)。

こちらの写真は、武道場で行われた一年生の>応急処置や心肺蘇生法の体験の様子。




実に盛りだくさんの防災訓練でした。生徒たちも先生方も、初めての体験ばかりだったのではないでしょうか。自衛隊はじめ消防局や消防団の皆さんが学校に集合し、半日もの間協力してくださったのも、画期的なことだそうです。
大震災を教訓に、市内の防災訓練の在り方も徐々にですが変化してきているようです。

大災害発生直後は、公的機関はほぼ無力になります。
だからこそ、身近な避難所となる学校を中心に、子どもも大人も一緒に体験し考える今日のような機会は、とても大事だと思いました。

一般質問の通告をしました

2016-06-10 | 議会
6月議会の開会日が16日と迫ってきました。

昨日は、一般質問の通告の締め切り日でした。
今回、初めて市民ネットの代表質問を森山さんに託し、私は個別質問を行うことになりました。

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小沢美佳 個別質問

1.早期発達支援から特別支援教育につなげる体制の構築について
(1)保育・教育現場における「支援が必要な子ども」を取り巻く現状と課題について
(2)切れ目のない支援に関する取り組みについて
   ①いちはら版ネウボラ
   ②いちはら相談支援ファイル「スクラム」
   ③早期からの教育相談・支援体制構築事業
(3)発達支援センターの役割と切れ目のない支援体制の構築について

2.国際大会を契機としたレガシーの創出について
(1)好影響をまちづくりにつなげる戦略について
(2)バリアフリースポーツ・ボッチャの活用について
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与えられた質問時間はわずか30分。短い!!
ちょっと欲張ってお題を詰め込みすぎたかなあ・・・と思うのですが、分かっていてもつい「あれも言いたい、これも言いたい」と加えちゃうんですよね。私の悪い癖です。

今日は、質問に関連した取材で、保健センターで行われた三歳半健診を見てきました。。
写真は保健師さんによる受付の様子です。尿の検査も行っています。


母子保健、児童福祉、教育。この三分野の縦割りの弊害をなくし、埋もれている発達障がい児をいかに早い段階で救い上げ、支援のバトンをつなげていくか。
そんなことが今度の質問テーマの一つです。

私の登壇日はおそらく30日です。確定したらまたお知らせしますので、ぜひ傍聴にいらしてください(^^♪

若宮団地の自主防災活動

2016-06-09 | 防災
先日、森山さんはじめ市民ネットの仲間たちと、若宮団地の自主防災活動の取材をしました。

5丁目にある防災倉庫の中には・・・


自慢のディーゼル発電機。雨の中わざわざ出してくださいました。

昨年度、宝くじの助成金で整備することができました。
この助成金の活用は市内で初めてのケースだそうです。



倉庫の中。

横板が外せるよう工夫がされています。

自治会館で改めてお話を伺いました。


説明を一通り伺って、最後に、
「市に対して何か要望はありますか?」と尋ねたところ、
「いや、要望ではなくて、逆に私たちが市に新しい提案をしていきたいと思ってるんですよ」
という答えが即座に帰ってきました。

市内で最も古い団地で急激な少子高齢化に悩む地域ですが、それだけに「自分の住む地域を自分たちの手でより良くしよう」という意識が高く、地域コミュニティ活動が活発に行われています。
そんな地域に対して、行政がいかに上手に後押しできるか。これまで以上に地域と行政の協働の在り方が問われているのだと思います。


若宮町会の皆さま、ご協力ありがとうございました(^.^)

いちはら未来会議中間報告会

2016-06-07 | お知らせ
ブログでも告知しましたが、市原市の今後の10年間の計画(新総合計画)の基本構想案についての市民向けの報告会が先日開かれました。



小出市長が直接スライドを使って説明。


新総合計画の作成に向けて、昨年8月に市内の中高生を対象に、「いちはら未来ワークショップ」が千葉大との協働で開かれました。
40名の生徒たちが一日かけて市内中を巡り、「もし2040年に自分が市長になったとしたら・・・」というテーマで、未来から現市長へのメッセージを考える、というワークショップです。

その時の映像を、コチラで見ることができます。

【シティライフ】2040年の市原市は私たちが担う 中高生が新市長に政策提言


この日の報告会では、そのワークショップに参加した中学生が登壇し、市長とトークセッションを行いました。


「未来の市原市のために、今自分でできることは?」との司会者の問いに対して、これは私もちょっと意外だったのですが、
「省エネ」「ゴミの分別・リサイクル」「南部の自然のPR」
など、環境に関する意見が多かったのが印象的でした。
そして、
「まず私たちが『今』を知ること。市原市に関心を持つことが大切だと思います」
など、若者らしいうしっかりした意見にも感心させられました。

これは私たち議員も恥ずかしくないよう心して務めなければ・・・(>_<)

トークセッションの時間が短かったのは残念でしたが、今後もこういった機会を積極的に設けてほしいと思います。
まさに市原市の『今』を知り一緒に考える、そんな市民の輪が広がることを願っています。

皆さんの応援が励みになっています


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