市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

明日は「広報いちはら」見て見て!

2020-09-30 | お知らせ
今日は、また急きょコロナがらみの補正予算案が上程されることになり、本会議が開かれました。
補正の中身は、妊婦や子どもへのインフルエンザワクチン接種の助成。約2500万円です。
コロナとの同時流行に備えるもので、全て国の交付金が充てられます。

現在は、65歳以上の高齢者や60~65歳未満で一定の障害がある方は1500円で受けられます(ただし、生活保護世帯や市県民税非課税世帯の方は無料)。
※詳しくは、こちら高齢者予防接種

補正は、それに加えて、妊婦と子ども(生後6か月~小学2年)の接種も、1回につき1000円の補助が受けられるというものです。
7日に決を採ります。

それから、決算審査の全体会も開かれました。
各会派がそれぞれ総括的な質疑や意見の陳述を行い、認定・不認定の採決へ。
市民ネットは森山さんが登壇し、2019年度の決算は認定としました。

お疲れさまでした~!ということで、会派室でパチリ。
森山さんが手にしているのは、広報誌10月号です。

A4版、32ページ。大幅なリニューアルです。
議会でもずっと広報紙の改善を要望してきた森山さん。期待通りの紙面になったかな?
明日には皆さんのお手元に届くと思いますが、一見して広報だとわからないかも。ぜひお楽しみに!

再生可能エネルギーの活用について(一般質問答弁より)

2020-09-26 | 環境
決算審査も、残すは30日(水)の「総括的な質疑」と「意見の陳述(認定か不認定か)」となりました。
市民ネットは森山さんが担当する予定です。今日はファミレスで原稿の打ち合わせをしました。

長かった9月議会もようやく終わりが見えてきたので、改めて自分が行った一般質問についても、職員からもらった答弁書をボチボチと読み返しているところです。
質問した直後の印象は「答弁が長すぎる!(泣)」でしたが、
読み返しても、やっぱり長かった(笑)。
おまけに、全体的にあまり質問の成果が見えず、ガッカリという感じ・・・。

そんな中でも、再生可能エネルギーについて質問した際の答弁は、職員の熱意と誠意が感じられて少しホッとしたので、紹介したいと思います。

以下要約です。

災害に強く環境負荷が小さい再生可能エネルギーの導入について
(質問)
市原市には、第1庁舎をはじめコミュニティセンター・学校など計13カ所の公共施設に再生可能エネルギーによる発電設備があるが、停電時に自立して電力を賄えるシステムは1カ所もない。
平時でも、例えば第1庁舎の太陽光発電は、必要な電力の1%ほどしか賄えない。
これでは単なるパフォーマンスではないか。「SDGsシンボルのまち」を目指しているのに、こんなお飾り程度で良いのだろうか。
これからの時代の電力インフラは、平時の温室効果ガス排出抑制と災害時のエネルギー確保を同時に実現するシステムに向かっており、政府もそれを後押ししている。
本市ももっと本腰を入れて取り組まなければならないのではないか?
(答弁)
これまで、地方自治体のエネルギー施策は、市民にとって重要なライフラインでありながら、国の政策や民間事業者の取組に委ねられてきました。
しかし、東日本大震災以降は、地方自治体にとって重要な政策課題として位置付けられるようになりました。
特に再生可能エネルギーの活用は、環境・社会・経済の三側面に効果を発揮する取組です。
「SDGsのシンボルとなるまち」を目指す本市としては、再生可能エネルギーの活用を積極的に進めるべく、現在策定を進めている「(仮称)市原市SDGs戦略」の中で検討しています。
戦略策定後は、再生可能エネルギーの活用にあたり、事業者や各種団体、市民などと積極的に対話を進め、地球温暖化対策、防災対策、公共施設の長寿命化やコスト縮減対策など市の各種施策と連携を図り、複合的な効果を発揮できるよう、取組を進めてまいります。


昨年、世界全体の再生可能エネルギーによる発電量が、初めて原発を上回ったそうです。
市外・県外から俯瞰すれば、京葉臨海工業地帯の印象が強い市原市だからこそ、未来のために環境の分野に真正面から取り組んでほしいと思います。
具体的なことはまだ何もはっきりしませんが、「(仮称)市原市SDGs戦略」の中身に期待しましょう。

市原市にとって「ふるさと納税」は損?得?

2020-09-25 | 財政
決算の審議が続いています。

今日は財政の分野から、お馴染みの「ふるさと納税」について。
自分が居住していない自治体に寄付すると、その金額のうち2,000円を超える分の税金が控除(還付)され、おまけに地域の名産品などがもらえるという、とっても魅力的な制度ですよね。

でも冷静に考えると、本来は自分が住む自治体に払うはずだった税金をよその自治体に回すという事ですから、
その分自分たちの自治体の収入(歳入)が減って、結果的に市民サービスが低下する・・・なんてことも起こり得るわけです。

で、市原市は昨年度どうだったのかというと、
ふるさと納税で、市外から3億3000万円寄付が集まりました。そのうち、返礼品などの経費に1億4000万円使いました。差し引き1億9000万円プラスです。
逆に、市原市民がよその自治体に寄付した額は5億6000万円。それにより、市原市に入るはずだった税金が2億6000万円減ってしまいました。
従って、ふるさと納税によって、市原市は差し引き7000万円損してしまった・・・という結果に。
この制度は、現段階では市原市にとって損?という事になりますね。

もちろん市も手をこまねいているわけではないのですよ。
数ある返礼品で特に人気なのは「ゴルフのプレー券」や「ライオンの洗剤詰め合わせ」だそうです。

昨年は、台風や豪雨による市原市の被害の様子が、マスコミでも大きく取り上げられました。
そんな市原市を応援してくださるための寄付も多かったそうです。本当に有難いことです。

寄付金は、使い道を指定することもできます。
「この街が好きだから」「この取り組みを応援したいから」
そんな寄付の文化が、もっと広まると良いですね!

サーキュラーエコノミー?

2020-09-23 | 環境
今日は、決算審議の経済環境分科会でした。
私は委員ではないので、後ろの席で傍聴。

特に印象に残ったというか、オヤ?っと引っかかったのが、「企業立地奨励金」についての質疑の時でした。
これは企業が一定の条件で市内に工場や研究所など施設を立地するときに市が補助を出すという制度で、その中に「成長分野立地奨励金」というものがあります。
昨年度の実績は、2件。再生可能エネルギー分野と、詳細はわかりませんが何か先端技術分野の企業だったそうです。
市原市は、せっかく臨海部企業群というフィールドがあるのですから、この大きな財産を生かさない手はありません。特に環境に配慮した持続可能性が高い成長産業の誘導は、もっと強力に推し進めてもいいのではないかと、常々思っています。

ところでこの質疑の時に、経済部長が「サーキュラーエコノミー」という言葉を何度か用いました。
あまり聴きなれないカタカナ用語ですが、要するに「資源を採掘して、作って、廃棄する」という経済システムではなくて、「廃棄するものをまた資源にする」という循環型のシステムのことを指すのですね。

廃棄するものを資源にする・・・。プラスチックの再利用?バイオマスエネルギー?
いや待てよ、そう言えば・・・。
ここで、ふと思い出してしまったんです。
以前、市原市も取り組もうとして頓挫した「サーキュラーエコノミー」に。
それは「廃熱利用」です。

臨海部企業のプラントから排出される熱をエネルギーに変えて利用(売電も)するという構想で、東日本大震災の次の年(平成24年)から、大学や関係企業と協議を行っていたんです。
まさに市原市ならではの特徴を生かしたサーキュラーエコノミーですよね。
当時は再生可能エネルギーへの関心がすごく高くて「地産地消エネルギー」とも呼んでいました。

それが3年目ぐらいからトーンダウンしてきて・・・。
アレレ?と思い、4年目の平成27年に私も議会で質疑しました。
結局、大学なり企業なりコンサルなりが話を持ち掛けてきても、市が本気で取り組む気がないと、特にこういうビッグプロジェクトはなかなか実現しないのでしょうね。

いま、またカタカナに言葉尻が変わったとしても、行政が地球温暖化とか持続可能性といったワードにもっと敏感にならなければ、この先も状況は何も変わらないでしょう。

写真は、先週の決算審査特別委員会の教育民生分科会にて。
森山さんに「オザワさん、今日なんだかコワかったよ~」と言われてしまいました。
そ、そんなつもりじゃないんだけどな(汗)


補正予算案に反対しました。

2020-09-22 | 議会
先日、「ハテナだらけの補正予算」というブログを書きましたが、
やっぱりハテナは解消されず、反対しました。

主な理由は、そのブログを読んでいただければおよそわかるかと思います。
録画中継もありますので、よろしければそちらも合わせてご覧くださいね。
市原市議会 議会中継 令和2年第3回定例会 9月16日 一般質問(個別)
「2 常任委員長報告・討論・採決」で、反対討論を行いました。15:47くらいからです。



コロナに関する支援・対策・新しい生活様式などのために国からもらった地方創生臨時交付金、約6億3000万円。
もの凄く大きな額です。

このうちのかなりの額が新しい観光振興策に振り向けられているけれど、市原市ってそんなに観光で成り立っていた街だったっけ?
それから「調査」とか「実証実験」とか、掴みどころがない事業が多い。どれほど効果があるのか、どう評価するつもりなのか?
おまけに、外部に丸ごと委託する事業も目立つ。おそらく、ほとんどが都内の事業者でしょう。
地方創生のための交付金が、市内の経済循環に回らず東京都に逆戻り・・・。実に皮肉な話です。

でも一番は、やっぱり優先順位なんですよね。
コロナによって困窮している市民や事業者、医療機関。
今すぐ手を打たなければならないことは他にもたくさんあると思うのです。
6億3000万円で何ができたでしょう。もっと有効に使えたはずです。

その他にも、コロナで1年延期になった里山芸術祭「いちはらアートミックス」の事業費の補正で、約1億4000万円も増額され、総額5億3000万円に!
海外のアーティストの渡航滞在費が大きいそうですが、詳細な積算根拠や妥当性は明らかにされませんでした。
これだけの大規模イベントの効果を市民にどのような形で還元するのか、果たして今の市の身の丈に合っているのか、いま真に優先すべき事業なのか、改めて立ち止まって検討する必要があります。

そんな理由を述べて、反対。
しかし他の会派は全員賛成で、あっけなく承認されてしまいました。

逆に、賛成の理由を知りたい。本当にこれでいいのか・・・。

職員も、通常業務に加えて災害や新型コロナへの対応が続く中、年度途中にこれだけの予算規模で新たに事業を始めるとなると、負担もかなり増すでしょう。
結果的に市民サービスにしわ寄せが来ることも、とても心配なのです。

障害者の入浴は週1回!?

2020-09-18 | 障がい者
まだまだ議会が続いています。
今日は私にとって大きなヤマ場の一つ、決算審査の教育民生分科会でした。
質疑の持ち時間は片道で30分。準備していた項目のうち半分を話すのがやっとでした。。

今日の私の質疑の中で、他の議員から最も反響が大きかったのは、重度障害者に対する入浴サービス事業について。
利用するには「自宅の浴槽では入浴ができない、原則18歳以上」が条件です。
家庭に入浴車が出向いて特殊な浴槽で入浴する、または施設に送迎してそこで入浴する、というサービスです。

これが、なんと月4回までしか利用できないのです。
週1回ですよ!この猛暑の時期でも・・・。

だから、なかなか利用者が増えない。
利用をあきらめ、無理して自宅の浴槽での入浴介助をお願いするとか、入浴サービスがある施設と契約するとか、皆さん苦労されているのです。使いたくても使えない制度なのです。

ではどうして月4回までなのかというと、そこまでなら国や県からも補助が降りるから。
つまり、その分市の負担が軽くて済むから、なのです。

「入浴」という分かりやすい話だったこともあってか、
休憩中に他の議員たちからも口々に「なんて酷い話だ!」との声が上がっていました。

これは1つの細かい事業の話ではあるけれど、
市の行政が国や県の方ばかりを向いていて、市民の生活や困りごとに寄り添うことができていない、という事実をよく表していると思います。

まだまだ話題が盛りだくさんの議会ですが、流石に消耗したので今日はこの辺で・・・。

暑ければ暑いほど元気に咲く花、クルクマ。ウコンの仲間です。
白い花に見えるのは花ではなく「包葉」。
左下に小さく紫色に咲いているのが花です♬


自殺を予防するために

2020-09-09 | 健康・医療
教育民生常任委員会で、市が今後改訂する「自殺対策計画」の方針説明を受けました。
国内では自殺者数も自殺死亡率もこのところ減り続けているのに、市原市はそうでもなく、国や県よりも高い水準。(10万人当たり19.2人)
40代と60代が多く、全ての年代で男性の方がだいたい女性の3倍くらい多いそうです。

自殺のほとんどは原因が一つではなく複合的な問題。
対策と言っても、現実にはなかなか一筋縄ではいかないのでは・・・というのが正直な感想です。
あらゆる部署や外部機関との連携が大事かと思いますが、掛け声だけではなくてその仕組みをちゃんと作らないと。

それから、いま市では職員や市民を対象に「ゲートキーパー(自殺予防のための見守り役)」を養成していて、目標は約1500人だが現在は約550人とのこと。

これを後ろで聞いていた森山さんが、後で私にこう言いました。
「ねえねえ小沢さん、『ゲートキーパー』って認知症サポーターみたいな役割やろ?
だったら、別々じゃなくて一緒に養成すればええんちゃうの?」

さすが森山さん!それいい視点だなぁ。

認知症には認知症サポーター、自殺予防にはゲートキーパー、障害者には○○メイト、児童虐待は、引きこもりは・・・なんて部門ごとに分かれていては対応しきれないでしょう。
ましてや地域共生・包括ケアの時代、こういうところから縦割りをなくすという発想は大事だと思います。

ちょうど明日から自殺予防週間です。皆さんご存知でしたか?
市のHPに、自分でメンタルチェックができる「こころの体温計」があります。
この機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。
「こころの体温計」

代表質問で登壇しました。

2020-09-08 | 議会
振り返りは答弁録を見てからにしたいと思いますが、
一言で言うと、答弁はもう少し簡潔・明瞭にしてほしかった・・・。
何はともあれ、傍聴に足を運んでくださった皆さま、ありがとうございました。

明日は教育民生常任委員会です。
何かと国政に注目が集まりがちですが、地方議会も頑張ってます!

本会議場、議長席側です。クリアパーテーションでコロナ対策。


こちらは議員席側。

小湊鉄道の上総鶴舞駅で、生ライブ!

2020-09-07 | 議会
つい先ほど放映していたカウントダウンTVで、森山直太朗が熱唱♬

急いでTVごしに撮影しました


「夏の終わり」と「見上げてごらん夜の星を」の二曲。
直太朗さんの希望イメージ「銀河鉄道の夜」で。




曲の世界観と駅のたたずまいが、とてもマッチしていました。


さて、代表質問一日目。
大会派から順に、3名登壇しました。

この時期ですし、やっぱり災害対策の答弁が気になります。
あくまでも耳で聞いたばかりで、議事録などで確認したわけではないので不確かですが、
1年前の風水害の爪痕が未だに深く残っている・・・という印象。
市内の道路は20路線が通行止めで、建物の復旧や修理も申請全体の半分くらいしか終えていないようです。

それなのに、今年もまたやってきた台風の季節、おまけにコロナも。
どうか何事も起きませんように、と祈るばかりです。

明日は2日目、私は2番目に登壇します。
質問数がちょっと多いので、40分に収められるかどうかが心配。。

森山さん(同じ森山でも、こちらは薫・・・)も、議案質疑で登壇します。
先日私もブログに書きましたが、新型コロナに関する国からの交付金を使った補正予算について、ガッツリ質疑します!

私の代表質問の通告内容です

2020-09-04 | 議会
市民ネットワーク 小沢美佳
1 市民本位の行政経営のための職員の育成とその能力を最大限に発揮できる環境整備につ
いて
 ⑴ 行政サービスの変革に伴う人事マネジメントについて
 ⑵ 能力開発と人事異動の連動について
 ⑶ 女性職員の活躍の推進について
2 安心・安全なまちづくりについて
 ⑴ 公共施設や社会福祉施設等の立地面から想定される災害リスクの回避について
 ⑵ 災害に強く環境負荷が小さい再生可能エネルギーの導入について
 ⑶ 在宅等避難者への支援について
 ⑷ 新型コロナウイルス感染症の影響から地域医療を守る取組について


私の登壇は9月8日(火)10:15ぐらいからが目安となります。
(前の発言者の時間に左右されますので、ずれ込む可能性があります)

「自分だけを見て~!」などとは全く思いません。むしろ色々と聞き比べていただきたいので、他の議員の通告も貼り付けておきますね。
興味を持ったタイトルがありましたら、スマホでも見ることができますのでぜひ!
一般質問通告 要旨一覧

こちらの寄せ植えは「ネコノヒゲ」を中心に。


まさにそのまんまのネーミングだと思いませんか?

葉っぱに利尿作用があって、薬草にもなるそうですよ~

皆さんの応援が励みになっています


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