市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

明日は開会日です

2017-08-30 | 議会
いよいよ明日から9月議会(平成29年第3回市議会定例会)が始まります。
決算審査も加えると、1か月間の長丁場。今回は森山さんが代表質問で、私は個別質問になります。

一般質問通告要旨 11番議員 小沢美佳

1 子育て支援について
 ⑴ 子育てネウボラセンターを中心とした切れ目のない相談支援体制について
  ① いちはら版ネウボラのビジョンについて
  ② 子育てネウボラセンターと子育て支援センターの連携について
  ③ 人材の活用について
 ⑵ 障がい児又は「気になる子」の教育・保育施設への受け入れ体制について
 ⑶ 子ども・子育て支援事業計画と待機児童対策について

今回は、久しぶりにガッツリ子育て支援について取り上げます。

個別質問の持ち時間は、答弁を含めて30分。
まだザッとですが原稿を書いてみたところ、1時間ぐらいのボリュームになってしまいました(^^;)。
いっつもこうなんですよねぇ・・・。
これから、時間内に収まるように原稿を削ったり、もっと効果的な聞き方なないかなどと頭を悩ませる日々が、本番直前まで続きます。
登壇日は9月15日(金)10時からの予定です。
ネット中継もしていますが、傍聴の方が場の空気が伝わって面白いと思いますよ。ぜひお出かけくださいね(^^)/


写真は辰巳公民館で開かれたまちづくり協議会の様子。
辰巳台地区は女性や若者の参加者がいつも比較的多いんです。


定期的に発行される会報の中身もしっかりしています。
今回の1面は、地元の小学3年生に聞いた、地域行事の認知度ランキング。なかなか面白い視点ですよね♪

外国人支援活動の講演会

2017-08-27 | 国際交流・外国人支援
光の子幼稚園で開かれた講演会「共に生きるために」に参加。
三鷹市で外国人支援活動を行う「ピナット」職員、木部紫さんが講師です。





ピナットの活動は22年前の大人対象の日本語教室が始まりで、その後、子ども学習指導教室、乳幼児を育てるママ同士の交流会と、ニーズに合わせて活動の幅を広げてきました。

子どもの学校のお便りの説明、学校や買い物等への付き添い、幼稚園や保育園の入園手続き。
学校の宿題の手伝い、進学・進路相談、受験制度の説明などなど・・・。
支援の中身は多岐にわたります。

例えば日本で生まれ育っても、両親が外国人の場合、日常会話は全く支障がないけれど学習言語でつまづいている子どもが多く、教師も意外とそのことに気付いていないのだそうです。
ピナットのようなボランティアの活動は、そんな子供たちにとっても本当に心強い支えですね。

木部さんのお話の中で特に印象に残ったのが、「支援の輪を地域に広げる」という意識。
例えば役所の窓口で手続きが必要だとしたら、ピナットのスタッフが窓口まで付き添って通訳をするのは簡単ですが、そこまでしなくても、窓口の職員が「やさしい日本語」で話すようにちょっと気遣うだけで、通じてしまうことが多いのだそうです。

例えば、
「記入してください」ではなく「書いてください」
「ご両親」ではなく「お父さんお母さんん」
など。
「高台に避難してください」では意味が分からないけれど「高いところに逃げてください」なら通じるんです。

だれもが住みやすい地域をつくるって、特別なことではないんですね。一人一人のちょっとした心掛けでできるのかもしれません。

この日の講演会には、市原市で日本語教室のボランティアをしている方々も大勢参加していました。
木部さんのお話に、大いに勇気づけられたに違いありません。

講演会がきっかけで・・・

2017-08-27 | 障がい者
以前ブログで紹介した、発達障害の子育てについての講演会
その際、講師の㈱アイム社長・佐藤さんとご縁ができて、今度は私たちが川崎市の放課後等デイサービスを視察させていただきました。

そこでさらに話が盛り上がり・・・

先日、佐藤社長が㈱アイムの幹部や関係者の皆さんと一緒に、再び市原市を訪れてくださいました(^^♪

お忙しい中せっかく遠路はるばるお越しいただいたので、小出市長にご紹介させていただきました。




人と人とのつながりって、本当に不思議なものですね。
市原市にとっても、素晴らしいご縁となりますように。

私たちの提案がモデル事業に!

2017-08-23 | くすり
地域医療と介護の連携に関して、とっても嬉しい動きが!!

薬剤師会が中心となる厚労省のモデル事業が、この秋から市原市で始まります(^^)/

名付けて「地域包括支援センターに対する医薬品の相談薬局(24時間対応)創設事業」。

市内にある地域包括支援センター(6カ所)の圏域ごとに「基幹薬局」を決めて、介護職員(ケアマネやヘルパー)から医薬品に関する相談をいつでも受け付ける体制を整備します。
さらに、介護職員などが基幹薬局に出張して、薬局を訪れる患者さんからの介護に関する相談を受け付けるというサービスも行います。

県内では、この事業に市原市以外にも12の自治体で手が挙がっているのですが、市原市のように全ての圏域で薬剤師会が万全の体制で臨むという自治体はほとんどないようです。
それもそのはず・・・そもそもこの事業を発案し提案したのは、市原市薬剤師会なんですよ。

事の始まりは半年前。
たまたま薬剤師会メンバーや介護職員など多職種が集まってオフの場で雑談をしていた時に、
「介護と医療の連携といっても、やっぱり介護職員と医師との間には壁がある。その橋渡しとして、薬剤師が何かできないものか」
という話になって、皆であれやこれやアイディアを出し合ったことがきっかけでした。
その構想が、市薬剤師会理事長の尽力もあって千葉県薬剤師会を通じて厚労省にまで上がり、見事モデル事業に採択されたのです!

もう、こんなに嬉しいことはありません(^^♪

あくまでもモデル事業なので実施期間は短いのですが、その間にぜひとも成果を出して、その後も市原市の協力を得ながら継続できるようになれば最高ですね~。

写真は、急病センター内の会議室にて、基幹薬局のメンバーで事業の打ち合わせをしているところ。




夜遅くまで皆さんお疲れさまでした・・・


「お任せにしない」市民ネット活動

2017-08-16 | 日々のあれこれ
市民ネットでは、市に対して来年度の予算編成に合わせ、毎年9月ごろに「予算要望書」を提出しています。
要望を出すからには、市の取り組みの現状をある程度把握しておく必要があるので、市民ネットの活動部会(環境部会、子ども部会、まちづくり部会、医療福祉部会などなど・・・)のメンバーを中心に、ちょうどこの時期に市の各部署を訪ねて聞き取りを行っています。

要望書を作成するのは議員ではなく、あくまでも各部会のメンバーです。
従って、市への聞き取りも、主役はメンバーの皆さん。
市との日程調整など、聞き取りがスムーズに行われるためにサポートをするのが、私の役目です。

先日は、いくつかの部署をこんな感じで回りました(^^)/

これは環境部への聞き取りの様子です。
残土や再生土の処分のこと、自然エネルギー政策や竹チップの活用についてなどなど・・・。


水道部門への聞き取り。


これはその時に頂いた資料です。
臨海部に近い比較的人口密度の高い地域が千葉県営水道の給水区域で、過疎地域を含むそれ以外の区域を市営水道が受け持っています。
青色の区域が高滝ダムを水源としていて、黄色い区域は地下水、赤い区域は高滝ダムと地下水の両方を水源としている区域だそうです。

メンバーからは、他の自治体との水道事業会計の比較から、鋭い質問が次々と飛び出しました。

その他、この日は人権国際、市民活動、財政など次々と回りました。
今後も、さらに何カ所か回る予定です。

9月議会の一般質問の通告締め切りが近づいているので、本音を言えば、時間があれば少しでも議会準備をしたいと思いそうになるのですが・・・。
でも、メンバーの多様な視点から出される質問を聴くと、私もハッとさせられることが沢山あるし、何よりも「議員にお任せしない」市民ネットの理念を体現する重要な機会でもあるので、やっぱりこの作業は大切にしたいと思うのです。

市民ネットの部会活動メンバーは随時受け付けています。
もちろん、自分の興味のある分野だけでOKです。どなたでもお気軽に市民ネットまでお問い合わせくださいね(^^)/

薬局より

2017-08-12 | くすり
私が勤めている薬局は、隣に整形外科の診療所があります。

夏休みということもあって、部活やレジャーで足などを痛めたという子どもの患者さんも多くなるのですが、その一方で、部活を引退して本格的に受験勉強を始めたとたんに首を痛めたという中学3年生(急に机に向かうようになったから?)もチラホラ。

今日は、今流行りのいわゆる「スマホ首」と思われる患者さんも何人か来局しました。(これは子どもも大人も!)

重い症状が何日も続いていて、かなり強い薬が処方されているのに、介護の仕事をどうしても休めないとため息をつく女性。
ギリギリの人数で交代勤務なので、休むと穴をあけてしまうのだそうです。
厳しい現場の声。

祝日(山の日)の翌日だったので、患者さんがひっきりなしで大忙しでした。
そんな状況でも、丁寧に話を聴くことを心掛けていると、思いがけず世相が透けて見えることが、結構あるのです(^^)。

写真は、先日所用で三和支所を訪れた時のもの。
カウンターのゴーヤにほっこり。


古墳の発掘調査

2017-08-11 | 文化芸術
あまり一般に知られてはいませんが、市原市は古墳の多さでは東日本でトップクラスなんです(なんと1500基以上!)。
先日、そのうちの「姉崎古墳群」に数えられる市内最大の円墳「海保大塚(古墳)」の発掘調査の様子を視察しました。

塚(古墳)の頂上へ登るところ。直径60メートル、高さ10メートル、6角形の供養塚です。


ここ海保大塚は、もともと5世紀初頭に築かれた古墳を再利用して作られたものだそうです。
元禄地震(1703年)の富士山噴火による火山灰が見つかったことから、およそ18世紀前半に整備されたと推定されています。



塚の周囲を帯状に掘り下げる確認調査(トレンチ調査)。これによって色んなことがわかるんです。


こんな風に、くっきりと地層の違いが出ています。こんなところから年代などが推定できるんですね。


弥生土器須恵器もザックザク!




案内役の学芸員の方に「こんなに見つかるんなら、徹底的に掘りつくして調べたいですよね?」と思わず尋ねたところ、
「もちろんそうしたいのは山々なんですけど・・・。そこはグッとこらえてます」とのことでした(^^;)。
姉崎古墳群は国指定史跡を目指していて、今回はあくまでも保存のための発掘調査。
古墳の規模や年代などが確認できれば、それ以上は手を出さないのだそうです。う~ん、何とももったいない(+_+)。

実際に発掘現場を見るのは初体験でしたが、百聞は一見に如かず。想像以上に新鮮な驚きや発見がたくさんありました。
市原市は歴史遺産の宝庫だということを、改めて実感。
子どもたちに見せてあげられないのが、何とも残念です!

建設中の防災庁舎に入りました

2017-08-09 | イベント
市役所本庁舎の敷地内で現在工事が進んでいる「防災庁舎」。
今年の12月には完成予定で、10階建ての現庁舎のうち、市民の窓口・福祉・子育て部門や、イザというときの危機管理・復旧のための土木部門など約半分の機能が移る予定です。

先日、議会に向けた工事現場の見学会が行われたので、参加しました。



4階建てで、延べ床面積8400平方メートル。
建築中の今しか見ることができないという床下の免振ピットにも潜入し、装置を実際に見ることができました。

免震構造とは、この図の右側のように、建物を地面と切り離すことで揺れの衝撃を少なくする仕組みのことです。


免振装置は、下の図のように鉄板とゴム板が何層にも重なっていて、ゴムの弾力性によって揺れが吸収されるようになっています。


それを聞いて、すぐに
「ゴムってそのまま放置しても酸化で劣化しやすい物質だよね。大丈夫なの?」
と疑問に思ったのですが、説明では70年は持つということで、一応安心。もちろん定期点検は必要でしょうが・・・。

残念ながら現場内は撮影禁止だったのですが、屋上は許可が下りました。バックの建物は現庁舎です。


因みに、この日は一般市民に向けた見学会も別途開催され、お子さんも含め52名の希望者が参加されたそうです。
こういった取り組みはとても大事だと思います。

見学したこの日もかなり蒸し暑かったのですが、今日は関東各地で猛暑日を記録したそうですね。
もはや「災害レベル」の暑さということですから、皆さん体調管理には十分留意してくださいね!

感動!(株)アイムの放課後デイ訪問

2017-08-07 | 障がい者
先日、川崎市内にある放課後等デイサービス(障害児のための学童保育)施設を訪ねました。
森山市議、山本県議、それから市原市内で発達障害の子どもと保護者のためのサポート事業を手掛ける「ココロサロン・アン」の皆さんと一緒です。

きっかけは、先月市内で開催された講演会。
講師の(株)アイム社長、佐藤典雅さんのお話にいたく感動し、さっそく視察させて頂くことになったのです。
講演会の様子や佐藤さんについてはブログに書きましたので、ぜひご覧ください。⇒「発達障害の子育て講演会

訪問した施設のうちの一つ、「エジソン放課後・高津」。
高津駅から徒歩1分以内のビルの中の、住居スペースをリフォームした室内。
オシャレな照明、カラフルな色遣いが印象的で、ドアを開けた途端に一同「うわ~💛」とため息を漏らしてしまいました。





押入れもこんなワクワクする空間に!


佐藤社長のモットーは、
福祉にセンスを」。
大人がワクワクすれば、子どももワクワクする」。
自閉症のお子さんの療育のために、ご一家で9年間アメリカ・ロスで生活したのちに日本に戻り、地味で暗い印象の福祉施設が多いことに愕然としたそうです。

子どもたちがパソコンに熱中しています。

自閉症キッズは、ITととても親和性が高いのです。

皆が注目しているのは、最新のバーチャルリアリティが体験できる装置です。


森山さんが、3Dのお絵かきを体験。

私も体験しましたが、例えば空中に虹を書いて、その下をくぐる、なんてこともできちゃうんです。これはすごい!

こんな最新機器、さぞ高価だったのではと思うのですが、佐藤社長の人脈で寄附されたものだというからまた関心してしまいます。
(株)アイムの顧問には、医療、IT、エンタメ、美容などなど、あらゆる業界の取締役やクリエイターが名を連ねています。
「佐藤さんの人脈の広さがなせる業であって、これはラッキーでレアなケースなんだ」と言ってしまえばそれまでです。
そうではなくて、これからはこうした異業種のセンスやノウハウが、もっともっと福祉分野に生かされることが必要だと私は思うのです。
佐藤さんはまさにその先駆者のお一人ではないでしょうか。



佐藤さんはご自身の著書「療育なんかいらない!」でこう述べてらっしゃいます。

「ロスの療育生活で一番意味があったのは、療育プログラムそのものではなく、療育を通じてかかわりあえたセラピストたちであった」。
息子さんは、特に美人がお気に入りだったそうですが(笑)。

スタッフも4割が保護者。しかもみなさんオシャレで輝いている方ばかり。
アイムの放課後デイも、まさに様々な人とのかかわりを提供する場所でした。

日本の療育の根本を問いかけている(株)アイムですが、発達障害キッズの明るい未来のために、今後は就労支援にも力を注がれるということです。
私もぜひ機会を見つけてまた訪問したいと思っています。

丸一日お付き合いくださいました佐藤社長、本当にお世話になりました!

保育行政について学ぶ

2017-08-06 | 子ども
渋谷で開かれた地方議員セミナーに参加してきました。





テーマは保育行政
一昨年度スタートした「子ども子育て支援新制度」、これがなかなか複雑な仕組みなんですよね。
丸一日缶詰でガッツリ学んでも、ほんのサワリでしかないという感じです。

昨年「保育園落ちた」のブログで話題になった待機児童問題も、解消の見通しが立っていません。
子どもの数は減っているけれど、働く女性が増えて、今や1,2歳児の保育利用率が40%を超えているというから驚きです。
子どもができたら専業主婦になって、「小学校に入ったら」「3歳になったら」働くんじゃないんですね。1歳になったらすぐに復帰が当たり前。
女性を取り巻くライフスタイルの激変に、政策が追い付いていないという感じです。

施設を作っても、保育士が足りない。
この日のセミナーでは、保育士の処遇改善も大きなテーマとして取り上げられていました。
学童保育も様々な課題を抱えています。
個人的には、障害児への保育も非常に気になるところです。

たくさんもらった資料をこれから丁寧に読み込んで、市原市の保育状況を改めて調べ、将来の見通しについて考えたいと思います。


皆さんの応援が励みになっています


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