市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

心のやり取り

2016-02-29 | 議会
先週代表質問が終わり、今日から4日間は常任委員会が開かれます。
市原市は、次の4つの委員会に分かれています。

「総務常任委員会」(総務・企画・財政・消防・防災など)
「教育民生常任委員会」(子育て・教育・保健・福祉・市民活動など)
「経済環境常任委員会」(産業・観光・環境・水道など)
「建設常任委員会」(都市計画・都市整備・土木・下水道など)

全議員32人が8名ずつ所属していて、それぞれの所管分野について調査や審議を行うのです。

今議会は、来年度予算案もこのメンバーで審議します。
今回から、この様子もインターネット中継で見られるようになりました。
本会議よりも、むしろこちらの方が分かりやすくて面白いと思います。もちろん傍聴も可能ですので、ぜひ気軽にいらしてくださね。
因みに私の所属は総務常任委員会です。


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さて、先週金曜日に行った私の代表質問に対する答弁を、今日さっそく書類でもらったので、さっき改めて読み返してみました。

今回質問の中では、こんなことを一つ聞いてみたんです。
「『市原市は首都圏にあって地理的に有利。ポテンシャルがあるまちだ』
と昔からことあるごとに言われてきたが、これまでその利点を活かすことができたのか。
活かせななかったとすれば、どこに原因があったのか。市原市の「弱み」とは何か」

これはたぶん、行政としてはまともには答えづらいだろうなあと予想していました。
誰しも自分の弱いところは見たくないし、隠したくなるものです。
良くて当たり障りのない表面的な答弁に終わってしまうだろうなと・・・。

でも実際は、答弁に立たれた部長が
「大変難しい質問ですが、頑張ってお答えします」
と前置きしながら、私が考えていた以上に率直で的確な分析をしてくださったのです。
これは聞きながら本当に嬉しかったですね。、

このことをぜひ市原市の変革につなげていってほしいと思います。

夕暮れの湖畔美術館

2016-02-28 | 文化芸術
昨日、ピザレストラン「ピッツェリア ボッソ」で観光ツアーのフォローアップ会議に参加した後、
久しぶりに湖畔美術館の中に入ってみました。



入口の自動ドアをくぐったたところで、いつもピシっと立って出迎えてくれる兵隊さん・・・。


でも、人がいなくなると、こんな風に休んじゃうんですよ。皆さん知ってましたか??

なんだか親しみが沸きますよね。

この日開催されていた特別展は、「子ども絵画展」。
市内の子どもたちから募集した中から選ばれた作品の数々です。



テーマは「むかし、むかし、いちはらは…」。
訪れた子どもや親たちが、ただ鑑賞するだけではなく一緒に絵の世界を体験できるような工夫が凝らされていました。

例えば、この躍動感ある獅子舞の絵が・・・


こんな風に福笑いになっていて、実際に遊ぶことができるんです!


こんな遊びもできちゃいます(笑)。


美術館から見える高滝湖畔の夕日も素晴らしい・・・


この「子ども絵画展」は残念ながら今日で終了。
次の特別展は3月29日[火]から、「おおたか静流 with 藤本隆行 くらやみ美術館」です(^^♪

市原の魅力を売り込もう!

2016-02-27 | 観光
肝心な時に体調を崩してしまってご心配をおかけしましたが、
昨日、無事に代表質問を終えました。
わざわざ傍聴に足を運んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。
風邪なんか、質問中は全く気になりませんでしたよ!

・・・ただ、
前半はまあ予定通り進んだのですが、後半で徐々にオーバーペース気味に・・・。
質問を二つ省略したのですが、結局途中でタイムアウトとなってしまいました。

終わったらまたドッとダルさが戻ってきました(+_+)。

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さて、一夜明けた今日は、
午前中は体がどうしても動かなかったのですが、午後は調子が良くなってきたので、高滝湖畔美術館へ。

実はこの日市原市内で、
千葉ベイエリア観光プロモーションツアー」といって、
浦安市から市原市までのベイエリア6市からなる観光協会連盟が主催するツアーが行われていたんです。
ツアーには、旅行雑誌スポーツ新聞の記者の方々が招待され、
午前中は市原市の観光ボランティアの皆さんの案内で上総国府の歴史文化を巡り、次に里山トロッコ列車に乗って、南市原の里山の魅力を堪能。
最終地点が、ここ高滝湖畔美術館でした。

この日の締めくくりとして、美術館の敷地内にあるピザレストラン「ピッツェリア ボッソ 」内でフォローアップ会議が開かれたのですが、特別にお願いして私も合流させてもらったのです。
観光のプロでもある記者の皆さんの目に、市原市の魅力がどう映ったか・・・。ものすごく興味がありました。





やはり期待通り、いろいろな指摘やアイディアが飛び出して、時間が足りないくらいでした。
都内から近いのに豊かな自然がある。歴史遺産もある。そしてトロッコ列車もある。
素晴らしい観光資源をたくさん持っているのに、一言でいうとその魅せ方が今一つなんですね。
それから、市原市だけで完結しないで、例えば浦安のホテルに泊まった観光客を市原市にも足を運んでもらうように誘導するなど、広域で連携することも、これからはもっと取り組んでいかなければならないと思いました。

私が自信を持ってお勧めする、ボッソのピザです。

旬の地元の野菜、加茂菜とレンコンとカブがたっぷり使われています。

う~ん、やっぱり他のどのお店よりも、ここのピザが一番美味しい~!

登壇前なのに・・・

2016-02-25 | 議会
昨日から怪しかったのですが、
風邪で完全に調子を崩しております。

ハナ、咳、クシャミ、のど痛、寒気・・・。

実は、明日は本会議の登壇なんです(+_+)。
因みに、質問内容はこんな感じです。

市民ネットワーク 小沢美佳 代表質問
1 市長の施政方針について
  ⑴ 新総合計画策定に向けての基本的な考え方について
  ⑵ 女性が住みたいと思えるまちづくりについて
  ⑶ スタッフ職の活用について
2 予算編成方針について
  ⑴ 公共資産マネジメントに係る財源の確保について
  ⑵ 補助金について

一応薬剤師ですが、こんな時でも絶対にクスリは飲みません。
今夜はショウガ湯飲んで、最終チェックもそこそこに、おとなしく寝ることにします(^.^)。

定例議会に向けて

2016-02-10 | イベント
定例議会がいよいよ近づいてきました。
今日は全議員に対する説明会が開かれ、来年度の予算案や議案などが示されました。

12年ぶりに市長が交代し、新市長が初めて編成した予算案。
地方創生の取り組み、行財政改革、市立幼稚園と保育園の再編成など、少子高齢化社会を乗り切るための様々な動きが見えてきました。
来年度は、市原市の未来を方向付ける大事な年です。ぜひ皆さんも関心を持ってもらいたいと思います。

これから今日もらった分厚い資料の束を大急ぎで読み込んで、議会に備えます。
時間が足りない!!またお尻に火がついてきた・・・


さて写真は、先日幕張で開かれた市民ネットワーク千葉県の総会と新年交流会の様子。


山本友子さんの県議会報告。森山さんは総会の司会を務めました。


今月21日は四街道市の市議会議員選挙の告示日です。
よつかいどう市民ネットからは、新人の大越とみ子さんと現職の大谷順子さんの2名が立候補を予定しています。
ガンバレ!


新年交流会にて。しとやかな着物姿の桑田さんを囲んで(^^♪

在宅医療について

2016-02-08 | 健康・医療
先日、在宅医療に携わって25年、これまでに3000人以上の患者さんを在宅で看取ってこられたドクターとお話しする機会がありました。

先生は、「自然な死は神様からの最後のプレゼント」とおっしゃっていました。
このとき、医師会の雑誌に掲載された先生の寄稿文のコピーをいただいたので、少し長くなりますが抜粋して紹介します。


(寄稿文より)
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人が死ぬときは、食欲が低下し、血中ケトン体が増加し、脱水傾向になり、血液が凝縮して、脳の循環が悪くなり、意識がもうろうとしてきて、呼吸が浅くなり、低酸素になり、さらに意識が落ちて、脳内モルヒネ様物質βエンドルフィンが分泌して、幻覚が見えて、安らかに美しく天に召されるということをたくさん確認しました。
これは神様が動物すべてにくださる、この世で最後のプレゼントです。

ただし自然に任せ、抗わず見守っていた場合に限ります。

高齢になり嚥下機能が悪化し、食べられないからといって、胃瘻や経鼻チューブから人工的に栄養剤を流し込んだり、脱水だからと言ってすぐに点滴をしてしまえば、プレゼントは消えてしまいます。
いつもと違う、うっとり夢心地の老人を見て、家族が「意識がありません」と救急車を呼べば、病院に搬送されて、当たり前ですが点滴が始まり、天国から引きずり戻されるのです。

この医療行為は医学的には正しいもので、寿命は確実に伸びます。
でもその先の不自然な時間は苦しみを伴います。

胃腸の動きが悪くなり食べたくなくても、チューブから定期的に栄養が押し込まれます。
止めてとの意思表示もできないまま、チューブを抜かないように手を縛られ、長くなると褥瘡が多発し、痛みが増します。
それでも生きていなければならないのです。
終末期の人工栄養は非論理的であるという認識が、欧米に比べ20年近く遅れているのです。

唐突ですが、原子力発電の場合も医療の場合も、持てる技術をフルに使いたくなるのが人情ですが、便利に暮らしたいから、少しでも長く生かしたいからといって使うと、どんどん苦しくなります。
今の終末医療に求められているのは進歩ではなく、荘子の説いた「退歩」です。毅然とした退歩だと思います。
**************


先生とは3時間くらいじっくりとお話しさせていただいたのですが、その間先生の携帯電話は幾度となく鳴り響いていました。
昼間は通常の外来診療。夜に往診しいったん帰宅して寝るのですが、不思議と夜中の2時や3時に亡くなる患者さんが多く、毎晩1回は必ず呼ばれるので、寝るときはパジャマを着ないそうです。

そんな先生が貴重なお時間を割いてでも私に伝えたかったことは、終末医療の現状と在宅医療の希望だと思います。
勇気を出して人工栄養を拒否して自宅に帰ってきたご家族が、のちに自責の念に苦しむことがないように。
患者さんが在宅で穏やかに天寿を全うできるように。
一人でも多くの人にぜひこのことを知らせてほしいとおっしゃっていました。

それにしても、在宅医のハードさは想像を絶するものでした。これでは若い医師も躊躇してしまいます。
これからは数人の医師がチームを組んで輪番当直体制を作るチーム在宅医療が主流にならなければ、在宅医療の推進は見込めないでしょう。

高齢者が安心して生活を送るために

2016-02-07 | 高齢者
辰巳台地区の福祉関係者による合同研修会が、帝京平成大学千葉キャンパスで行われました。
毎年恒例のこの研修会も、回を重ねて28回目となります。



午前中は、市社協の平野事務局長の基調講演と2年前に開設した認知症カフェ「かさね」代表の高橋さんのお話。
午後は、地域の高齢者施設・学校・町会それぞれの立場からの実践発表と、四つのテーマの分科会。
丸一日びっしりのスケジュールでした。
皆さん本当に熱心に取り組まれていて毎回頭が下がるばかりなのですが、仲間でワイワイとボランティアを楽しんでらっしゃるという感じが、またいいんです。
そんなところが、辰巳台地区の強味なんだと思います。

午後の分科会では、私は『安心生活見守り支援事業のこれから』というテーマのグループに参加しました。
この事業は、市内のいくつかの地域ですでに取り組まれていますが、辰巳台地区では昨年11月に始まったばかりです。
75歳以上の高齢者で希望する方のお宅に、地域の「安心支援訪問員」が月1~2回程度訪問して様子を確認します。
現在、対象者約1400名のうち、訪問を希望するご高齢の方は138名。それに対し、訪問支援のボランティアを申し出た方は90名もいらっしゃるそうです。
もちろん、月1~2回ではフォローしきれないのでしょうが、この取り組みをきっかけにして、向こう三軒両隣の目配りや声掛けの意識が、地域で育つことが最終目標なんだと思います。

それから、辰巳台地区で今年1月に始めたばかりの取り組みが、福祉医療情報キット「みまもりくん」の配布です。
これについては、実は私も以前議会で取り上げたことがあるんです。
そのとき市の保健福祉課からいただいた「みまもりくん」の実物が、コレです。



卒業証書入れのような筒(100円ショップにある)の中に、緊急連絡先やかかりつけの医院、保険証番号、サービス事業署名などの福祉医療情報を書いた用紙を入れます。これを冷蔵庫の中に常時保管しておくのです。冷蔵庫の扉には、入っていることがすぐ確認できるようにシールを貼ります。
万が一のことがあって救急隊が駆けつけたとき、ここに書かれた情報を見ることで、スムーズに搬送できるというわけです。

ここで少し話は飛躍しますが、
在宅医療推進の流れに伴って、今後自宅やあるいは施設で療養し、最後を迎えるお年寄りは確実に増えていくでしょう。
八王子市で普及している医療情報キットには「もしものときに医師に伝えたいこと」という項目があって、以下のいずれかにチェックできるようになっています。

□できるだけ救命・延命をしてほしい
□苦痛を和らげる処置なら希望する
□なるべく自然な状態で見守ってほしい
□その他

このキットを用意することで、自身が(家族も含めて)どんな最期を迎えたいかを改めて考えるきっかけにもなります。
行政がここまで踏み込むのはとても珍しいのでしょうが、私はこれからこういうことがとても必要になってくると思います。

私がなぜここでこんなことを書いたかというと、ちょうど昨日、在宅医療に取り組んでいるあるドクターと懇談する機会があったからです。
そのドクターの訴えをぜひ多くの方に知っていただきたいのですが、長くなるので続きはまた明日に・・・(^.^)。

身体障害者福祉会 新春の集い

2016-02-04 | 障がい者
身体障害者福祉会の新春の集いへ。
私は少し遅れて参加したのですが、到着したころには既にカラオケ大会が始まっていて、いい感じに盛り上がっていました(^^;。

私の隣に座ってらした年配の女性の方の歌がとてもお上手だったので、「カラオケによく行かれるのですか?」と尋ねると、
その方は嬉しそうに顔をほころばせて「先生についてレッスンしているんです。先日舞台発表もあったんですよ」とのこと。
加えて、昔の職場の仲間やご近所の友人などともよくカラオケランチをするそうで、趣味が仲間との交流に大いに役立ってるようでした。
この方は、二十歳を過ぎたばかりのころに事故で片足を失いました。
その時の絶望感やその後のご苦労は私など想像するに余りありますが、こうして前向きに人生を歩んでこられた姿に、とても胸を打たれました。

会も終わりに近づいたころ、会場から私に対して「地元のバス路線が廃止になると聞いて困っている。これからどうなるのか」という質問が上がりました。
人口減少に伴って、こうした公共交通の課題があちらこちらで上がっています。
市原市でも、コミュニティバスやデマンドタクシーなどに取り組んでいる地域もありますが、これらを維持するためには、利用する地元住民の理解と協力が絶対条件です。
ご質問された方の地元でも、現在町会が中心となってその地域にあった公共交通の在り方を話し合っているところですが、身体に障がいがある方にとっては特に深刻な問題ですから。心配されるのも無理ありません。
会場の中にも同じように不安に感じている方が多くいらっしゃったようで、カラオケの宴会ムードから一転、思いがけず会場全体が座談会モードになりましたが、こうした機会はとても大切だと思います。

楽しくも有意義な新春の集いとなりました。


キャラバン隊公演

2016-02-02 | キャラバン隊
インフルエンザが流行っています。
私の周りでも何人もやられていますし、市内の学級閉鎖の数も増えてきました。
ストレスをためず、無理をしない。普段から免疫力を高める生活に努めること。
当たり前のことですが、ワクチンよりもずっと重要な対処法だと思います。


さて、今日はキャラバン隊の公演で八幡中を訪れました。1年生全6クラス。マンモス校ですね。



素人の母親たちのパフォーマンスにも関わらずすこぶる良い反応で、集中して聞いてほしいところは静かに聞く生徒たち。
八幡中は毎年お邪魔しているのですが、いつもとても気持ちよく公演させてもらっています。
まもなく届けられる感想文が、今から楽しみです。

予算セミナー

2016-02-01 | 財政
今日は、都内で丸一日、財政の勉強。



半月ほど前に泊りがけでセミナーを受け、つい先日は船橋で開かれた学習会にも出かけ・・・
このところ財政の勉強に力が入っています。
それぞれの講座でのポイントや講師の個性の違いが、なかなか面白いものです。

・・・な~んて、私も少しは余裕の発言ができるようになってきました(笑)。

「習うより慣れろ」とはよく言ったもので、
4年前は、決算カードを見ても全くチンプンカンプン。細かい数字を見ただけで思考停止に陥ってしまっていたのですが、
今はもうそんなことはありません(^^♪

今日の講師は、明治大学大学院の兼村高文教授です。



国家予算案や国の経済から地方財政の動向を読むという、どちらかというとマクロな話が主でした。

かつて「母屋(一般会計)でおかゆを食べ、離れ(特別会計)ですき焼きを食べている」と揶揄されていた特別会計の小話もちょっと面白かったのですが、私としてはやはり、講義の最後に話された「住民を納得させる予算編成とは」が興味深かったですね。

例えばどの事業を削るかを住民投票で決めるなど、予算の一部だけでも市民参加のもとで編成する仕組みは、15年前ぐらいから北南米や欧州、韓国などで二千件以上も導入されているそうです。
ニューヨークやシカゴでは、なんと議員一人ひとりが事業予算を持っていて、選出地区の住民と使い道を決めるというのですからビックリです(^^;。

市原市では、今月17日からいよいよ予算議会が始まります。
私たち議員は直接参加できない住民から審議を託されている立場。そのことを思うとなおさら、「しっかり勉強し調査して、その大任を果たさねば!」と身が引き締まる気持ちになるのです。

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