市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

これぞレガシー! 受動喫煙防止条例 

2020-02-29 | 健康・医療
昨日出席した教育民生常任委員会で、副教育長から発表された
市内小中学校の一斉臨時休業のお知らせ」。
もうご存じの方も多いと思いますが、主にこんな内容です。
3月2日から24日、つまり春休みの前日まで休校とする。
小学生で、どうしても預けることができない場合は、学校で預かる。
学習のサポートはメールで。
卒業式は、卒業生・保護者・教職員のみで実施。
その後の対応は随時HPで知らせる。


学童保育は閉鎖しないので、この対応がどこまで効果があるかわかりませんが・・・。
国からの突然の要請で、市も苦渋の決断だったと思います。
感染が収束すれば、休業期間を短縮する可能性もあるそうです・・・そうなるといいですね。

委員会では、11議案の審査をしました。
注目は「受動喫煙の防止に関する条例」。市原市も、ようやく上程しました。
国の法律が変わって、4月から屋内での受動喫煙の防止策は強化されますが、屋外となると、病院や学校などの公共施設の敷地以外は特に定めがないんです。
そこで、市が独自に条例を作って、重点区域の路上などでの喫煙も禁止にするというものです。
いまのところ、JR3駅(八幡宿・五井・姉ヶ崎)周辺を重点区域に指定する予定です。
職員が巡回して、違反者には2万円以下の過料を科します。市の条例としては、厳しい方だと思います。

この条例案、以前議会で要望しました。
朝、駅立ちすると、通勤途中の乗降客のタバコでクラクラする日もあったんですね。
子どもも大勢行き来するので心配だし、それに何といっても駅は市の玄関口ですからね。タバコの煙モクモクの駅で観光客誘致だ、インバウンドだ、なんてお笑いもいいところです。
でも今回の上程は、私が要望したからというよりは、東京オリ・パラを控えて国も東京都もお隣の千葉市も受動喫煙防止策を強化したという社会全体のムードや、市医師会など関係機関からの要望もあったからだと思います。

私はもちろん賛成。委員会でも可決されました。
本会議でもおそらく可決成立することでしょう。
成立すれば、これは間違いなく東京オリ・パラの大きなレガシーの一つに数えられるでしょうね。


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今日の本会議で、残念だったこと。

2020-02-27 | 議会
新型コロナウイルスの影響で、市原市も各種イベントの中止や延期を次々と発表しています。
今日は、3月21日から5月17日まで予定していた「房総里山芸術祭いちはらアート✕ミックス」の延期も発表されました。
3年に一度、南市原の里山を舞台に繰り広げられる芸術祭。
参加アーティストは17カ国から約80組、事業費は約4億円の一大イベントです。
この危機が一刻も早く過ぎ去って、無事に開催されることを祈るばかりです。

さて、今日の代表質問二日目は、森山さんが登壇しました。
傍聴も控えて当然の状況にも関わらず、びっくりするほど大勢の方に来ていただきました。
鶴舞地区の再生土埋立事業や公共施設の売却などの問題について取り上げたので、同地区の住民の皆さんも多かったのではないかと思います。
地域の将来について、行政はどこまで本気で考えているのか。
森山さんの想いがよく伝わってきたと私は思いますが、如何でしたでしょうか?

それにしても、答弁が無駄に長かった・・・
与えられた40分は答弁も含めた時間ですから、聞いたことに対してのみ、極力明快に・簡潔に答えてほしいんです。
それだけが本当に残念でした。

写真は、質問の前に行われたヒアリングの様子。



職員とやり取りした上で、何度も何度も原稿を練り直して本番に臨みました。
最後まで言わせてあげたかったなぁ・・・


明日28日は、私の出番です。
教育民生常任委員会で、議案11件を審査します。
こちらは時間制限はないので、ちょっと安心。


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代表質問1日目

2020-02-26 | 議会
大会派の順に、持ち時間は答弁含め、1時間ずつ。
自由民主党、市民クラブ、公明党による質問が行われました。

五井駅西口のサンプラザ市原の利活用についての質問を聞きながら、
自分も以前、決算委員会でしつこく質疑したときのことも思い出しました。
26年前に建てた施設で、当時およそ190億円近くかかったんですね。今の新庁舎の4倍くらい(!)
維持費もかかっていて、減価償却費も合わせると年間約6億2000万円、つまり毎日約170万円の税金が投入されています。
これが有効に使われてないとしたら、なんとももったいない話です。

他にも
「あれ、そういえばこの事業って、今どうなっているんだろう」
とか
「これは予算委員会でもう少し突っ込んで聞いてみたいな」
とか・・・
けっこう自分の質疑のヒントも得られるものです。
パッとひらめくと慌ててメモを取るのですが、グチャグチャで後で読めないこと多し(笑)

ビオラ「チョコベリー」がモリモリ元気に咲いています。
時期によって色合いがずいぶん違うのですね。パープルが鮮やかになってきました。



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このエコバッグを見よ!

2020-02-23 | 日々のあれこれ
今日行われた辰巳台地区まちづくり協議会の定例会の様子。


う~ん・・・いつもなら少なくともこの倍くらいの人数で、会議室が満杯になるのに。
新型コロナウィルスの影響が、どんどん大きくなっていますね。
会議も30分くらいで早々に切り上げとなってしまいました。
毎年6月に盛大に行われる「ラベンダーマルシェ」の開催も、このままでは危ういのことです。
そんな・・・(泣)

それでもみんなが楽しみにしているこのイベント、準備は着々と進められています。
環境に優しいイベントを目指しているので、エコバッグも製作中。



マスコットのラベンダーの妖精・つぼみちゃん。カワイイでしょう♫


ひっくり返して裏のデザインは、これ!
じゃ~ん!SDGsです。
(SDGsについてまだご存じない方は、こちらをどうぞ
メイクオフ日記「地球まるごとワンチームで」



行政もうかうかしてられませんよー
市民や民間の意識のほうが、先を行ってるかも!


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市議会定例会が始まりました

2020-02-17 | 議会
年度末の議会初日、まず毎年行うのが市議会スポーツ表彰・学芸文化表彰です。
県大会以上の大会で優秀な成績を収めた皆さんお一人お一人に、塚本議長から賞状と記念品が手渡されました。

その後始まった本会議、今日のところは主に市長の所信表明のみ。
来年度の市政運営方針と予算案の概要について述べられました。
いちはらイノベーション宣言」として、
「オープンイノベーションプロジェクト」
「リノベーションまちづくりプロジェクト」
「次世代リーダー塾プロジェクト」
「ICT課題解決人材育成プロジェクト」
と、初めて聞くプロジェクト名がズラリ。
資料をざっと見てもまだ今ひとつ飲み込めないので、どんな手法で何を目指しているのか、これからよく検討しなければ・・・。

来週26日、27日は各会派ごとの代表質問です。ぜひ傍聴にお出かけください。
市民ネットは森山さんが27日10時から登壇します!


ウチのクリスマスローズが、数日前にようやく開花しました。

この色のにじみ具合が繊細でオシャレ!いくら眺めても飽きません♡





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議場でのマスク着用について

2020-02-14 | 議会
今日、会派の代表者が集まる会議で、こんなことが議題になりました。

「議場でのマスク着用について、議長の許可を得なくても可能とすべきか?」

新型コロナウィルスの感染拡大で、マスクも品薄になるほどです。
予防のためマスク着用を希望する議員も、かなりいると見込んでの提案なのでしょう。

これを聞いて、まず
「議場では原則マスクをしちゃいけないの!?」
と思われた方も多いと思います。

会議規則には、こう書いてあるんです。
「議場または委員会の会議室に入る者は、帽子、外とう、襟巻き、つえ、かさの類を着用し、または携帯してはならない。ただし、病気や他の理由により議長の許可を得たときは、この限りではない」

昔、女性の国会議員がベレー帽を着用したまま登院したとして問題になりました。
その反対に、最近ではタレントの「さかなクン」が、トレードマークのハコフグの被り物をしたままの意見陳述が特別に認められたと、話題になりましたね。
その他、スカーフはいいのになぜストールはダメなの?とか、アントニオ猪木議員の赤いマフラーもバツなの?とか、帽子がダメならカツラは・・・?とか、度々物議を醸しているようです。
これらはいずれも「議員は、議会の品位を重んじなければならない」という規則に則ったものだと思います。

じゃあマスクは品位を損なうのか?と言われれば、これも微妙なところ。
私も最初は「マスクぐらい、したい人の自由で認めてもいいんじゃないの」と思っていましたが・・・
マスクは、品格の問題以外に理由があったのですね。

口元を覆ってしまうと、勝手に野次など飛ばしても、誰が発言したか特定できない。
プロレスラー議員のマスクも問題になりました。表情が見えづらいんです。
議場は、生身の人間同士が対峙する真剣勝負の場。
発せられる言葉と同じくらい表情は大事だし、発言せずに座っている議員だって、表情で議論に参加していると思うんです。

だから、やっぱりマスクの着用は議長の許可をとりましょう・・・
結局、市原市議会ではそんな結論に落ち着きました。
ただし、傍聴者のマスク着用は自由ですのでご安心を。

でも、あえて言わせてもらえば、
そもそも具合が悪いのであれば休んでほしいし、
予防のためのマスクはあまり意味がないどころか、場合によっては逆に感染リスクを高めることになりますので・・・。
マスクをしないと落ち着かない方に「するな」とは言いませんが、
もっと冷静になることも必要ですね。


写真は、
代表質問の通告を間近に控え、ランチもそこそこに原稿を直している森山かおる。



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「お互いさま」の福祉へ

2020-02-13 | 防災


辰巳台地区の地域福祉関係者等による合同研修会。丸一日みっちり学びます。
毎年これだけの人数が集まるなんて、本当に頭が下がります。

会場は、ここ帝京平成大学千葉キャンパス。


今年のテーマはやはり『防災』。
社会福祉法人琢心会の理事長で市高齢者福祉施設協議会の代表でもある小出浩丸さんの講演を興味深く聞きました。



台風15号が襲来したとき、高齢者福祉施設はどんな様子だったのか?

22施設中、17施設が停電した。
自家発電は2、3時間しか持たず、井戸に頼っていた施設は水も止まり、エアマット・吸引器・ナースコールも使えない。
よく、水道が止まって食器を洗えない場合はラップを敷くと良いというけれど、ラップを食べてしまうお年寄りもいるのでダメ。
その他、尿取りパットでサッシの隙間を塞いだなど、介護施設ならではのエピソードも。

こんなとき、被害が少ない施設や復旧した施設から、未復旧施設への支援の連携がとても有効だったとのこと。
お祭りやバザーで交流を図ったり、送迎バスが空いている時間に地域のお年寄りの買い物支援を行うなど、日頃の地域との関係性づくりも大事です。

「一方的に『してあげる』『してもらう』福祉は長続きしない。『お互いさま』の福祉を地域で築きましょう」
小出理事長のこの言葉も、深く胸に刺さりました。

議会モードにスイッチON

2020-02-12 | 議会
今日は、17日から開会する定例議会にむけて、行政側から議員への説明会がありました。
各議案、報告事項、来年度予算案、各計画案など・・・。
説明書類を重ねると、8センチ以上の厚みがありましたよ。今回は特にボリュームたっぷり。

小出市長からニュージーランド訪問の報告もありました。
2月3日に出発、昨日の11日に帰国したそうです。
市原市は東京オリンピック・パラリンピックでニュージーランドのホストタウンなので、事前キャンプの誘致を。
それから、教育交流に関する覚書も締結したそうです。来年度は中高校生の海外留学支援も見据えているようでした。
最後に、
「今回、自分が英語を話せないハンデを身にしみて感じた。だからこそ、市原市の子どもたちに英語教育をしっかり進めていきたい」
と仰っておられました。

兎にも角にも、いよいよ議会モードになってきました。
9月の決算が台風災害で省略されてしまったので、その分も予算の審議はしっかり取り組みたいと思います!

写真は先日、五井駅西口のアーケード街(シンコープラザ)にある『Co-saten』にて。


代表の小川さんが語る、
Co-satenのビジョン、エリアリノベーション、コミュニテイ・・・
まちづくりの未来について。

学生と地域のコラボで「オリーブコミューンフェス」

2020-02-11 | イベント


市原市中野、市東第一小学校の近くに広がる「オリーブコミューン」。
千葉市在住の高山元春さんが奥様の実家の跡地の竹林を開墾し、立ち上げたオリーブ園です。
オリーブやハーブの栽培を通じて人々が集い、心も身体も癒され健康になるコミュニティの場になれば、という高山さんの夢が詰まった素晴らしい空間です。
ご近所の仲間や千葉大学園芸学部の学生もこの活動にかかわっています。

先日、学生たちを中心に初めて「オリーブコミューンフェス」が開催されると聞き、ワクワクしながら出かけました。

案内板がカッコイイ!




獣害について考える千葉大生の発表。




手作りのピザ窯で焼かれた熱々のピザは大人気でした。


オリーブオイルが入った足湯。


オリーブを煎じたお茶。クセがなくて美味しかった♫


竹ブランコ。すごく乗りたかったけど、我慢しました(笑)


子どもも若者もお年寄りも。こんな光景、近頃はなかなか無いでしょうね。


私が初めてここを訪ねたのは、4年前。オリーブもあの頃よりずいぶん大きくなりました。
これからも、ここオリーブコミューンが人々と地域をつなぐ舞台となることを願っています。

認知症の講演会、盛会でした!

2020-02-09 | 高齢者


YOUホールの会議室で開催した講演会「認知症になってもこわくない」
私は進行役を務めさせていただきました。
おかげさまで大勢の方にお越しいただきました。本当にありがとうございました!



講師の安田清先生とは、7年前に設立した認知症対策連絡協議会でご一緒してからの御縁で、その豊かで柔軟な発想力と行動力に、日頃から感銘を受けていました。

安田先生によれば、現代医学では「認知症にならないように予防しましょう」は、「死なないように予防しましょう」と言っていること同じようなもので、不可能なこと。
見えにくくなったらメガネ、聞こえにくくなったら補聴器、歩けなくなったら車椅子があるように、物忘れや認知症になったらそれを補うグッズやテクノロジーを活用すればいいじゃないか、という考え方に深く共感します。

先生が考案されたグッズやユーモアあふれるアイディアの数々に、会場からは驚きの声や笑い声も。


先日、「チラシを渡そうとしても反応がイマイチ・・・」とブログに書いたように、正直どのくらい来てくださるかと心配していたのですが、全くの杞憂で会場はほぼ満員。
多くの方に安田先生のお話を届ける事ができて、本当に良かった~!

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