市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

今年もお世話になりました(^^)

2013-12-31 | 日々のあれこれ
今年もあと2時間となりました。

大掃除もそっちのけで溜まっていた原稿書き7本にとっかかり、何とか6本を完了。これで心穏やかに新年を迎えることが出来そうです。
今、とりあえず紅白を見ながらこのブログを書いてます。

振り返れば今年もガムシャラに走りましたが、
仕事に関しては、前にも書いたように少しずつでも成果が感じられた年でした。
自分が議会で提言したことについて実際に動き出した事例がいくつかあって(単にタイミングが合っていただけなのかもしれませんが)、これは私にとって本当に嬉しいことでした。
たった一人の小さな会派でも真摯に自分の想いを伝え続ければ、見ていてくれる人もいるんだ、伝わるんだと、力を与えられた気がしました。

プライベートでは、11月に開かれた高校卒業30周年記念事業で講師を務めさせていただいたことが印象に残っています。
後輩の高校生たちに、たどたどしくも自分の想いを伝える機会を与えてくれた同窓生の皆には、感謝の気持ちで一杯です。

頼りない自分をいつも支えてくれている事務所の皆さん、支持者の皆さん、お世話になっている議会や行政の皆さん、ミクシィやフェイスブックを通じて知り合った皆さん、そして市原市民の皆さん、本当にありがとうございました。

良いお年をお迎えください(^O^)/

写真は地区労の忘年会にて、強い意志を持ち続ける二人の女性と。

山本友子県議と、JAL不当解雇撤回裁判原告団の桑原佳子さん

決してあってはならないこと

2013-12-31 | 障がい者
今年を振り返って、とても情けないというか腹立たしかったのは、もちろん例の特定秘密保護法などもそうなのですが、
袖ヶ浦市にある県の福祉施設「袖ヶ浦福祉センター養育園」で1か月前に起こった、19歳の入所者が職員による暴行で死亡したという事件でした。

県の調べで、暴行した職員の他にも複数の職員が少なくとも9名の入所者に対し日常的に暴行を加えていたことが分かりました。傍観していた職員にも罪はあり、これはもう施設ぐるみの犯行と言っても差し支えないでしょう。
指定管理者である社会福祉法人千葉県社会福祉事業団側は、「安易な指導法に頼ってしまった」とか何とか言っているようですが、
死亡した青年は、ソファに横たわっているところを何度もお腹を蹴られたのですよ。
これは指導でもなんでもない、虐待だと断罪せざるを得ません。
さらに事件発覚当初は「知らなかった」と言っていた施設長の発言が二転三転し、実は暴行の実態を把握していたこともわかってきました。
もう考えると怒りで身体が震えるほどです。

実はこの袖ヶ浦福祉センターへは、昔長男と一緒に定期的に相談支援に通っていました。
その時、養育園へも、親に何かあった時にショートステイさせることもあるかもしれないと思い、見学に訪れていました。
独特の閉鎖的な空間であったように記憶しています。

養育園は、自閉症などで最重度の知的障害があり、そのために虐待を受けている児童や、強度行動障害で家庭では手におえない児童が入所している施設です。
唯一の居場所であるはずの施設で職員から日常的に暴行を受け、その理由もわからず、訴えるすべもない彼らの気持ちを考えると、悔しくて仕方ありません。

暴行を受けていた他の入所者の皆さんは今もそのまま生活をしているようですが、大丈夫なのでしょうか。このような重大事件にさらされたにも関わらず、他に引き受ける場がないというところにも、障害者を取り巻く社会環境の貧困さが垣間見えるようです。

昨年施行された「障害者虐待防止法」に加え、千葉県は特に、7年前に制定した「障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例」のもとでこのような事件を起こしてしまったことを、深く恥じなければならないと思います。

亡くなられた方は、19歳でした。長男と一つしか違いません。
この世に生を受けてから生涯を閉じるまでの19年の間、嬉しい、楽しい、幸せ、と思える瞬間はどのくらいあったのでしょうか。
心からご冥福をお祈りいたします。

私の中の議会発言ベストワンは・・・

2013-12-29 | 議会
一昨日、事務局の皆で事務所の大掃除を済ませました。
今年も残り二日のカウントダウンとなりましたね。

この時期になると、マスコミが「今年の○○トップ10」などと様々なランキングを発表しますが、先日の千葉日報では、「ふるさと10大ニュース」と銘打って各市町村ごとのランキングを載せていました。

どれ、我が市原市はと見てみると・・・

1位  更級地区にショッピングセンター「アリオ市原」オープン(11月)
2位  圏央道市原鶴舞ICが開通。市原鶴舞バスターミナルの供用開始(4月)
3位  上総更科公園の全面供用開始(4月)
4位  小中一貫校・加茂学園が開校(4月)
5位  市原湖畔美術館オープン(8月)
6位  台風26号の影響により一部地域に避難勧告・避難支持を発令(10月)
7位  市制施行50周年記念式典を挙行(11月)
8位  オッサくんが市のマスコットキャラクターに(5月)
9位  富山・高滝・里見・白鳥小学校が閉校(3月)
10位 市制施行後で初めて地方交付税交付団体への移行が決定(7月)

如何ですか?

市制施行50周年に相応しく、結構大きな出来事が重なった年だったんだな、というのが私の感想です。
特に、4つの小学校の閉校と代わりに誕生した小中一貫校が印象的です。
一つには、新たな教育のチャレンジの歴史が始まったという事と、もう一つは、現在全国の地方自治体で最も大きな課題の一つとされている「公共施設の統廃合」の一環という、二つの大きな意味があると思っています。



さて、
自分のこの1年を振り返ると、相変わらずジタバタはしているのですが(^_^;)、
それでも、自分が議会で質問したことについて具体的に変化の兆しが見えたりと、ほんの少しずつではありますが、成果を感じられた年でもありました。

ここで改めて、これまでの本会議の数々の登壇の中で、最も印象に残っているのは何だろう?と振り返ると・・・

手前味噌でお恥ずかしいのですが、何といっても今年の3月議会。
意外や意外、一般質問ではありません。
「笑顔輝く市原市民の歯と口腔の健康づくり推進条例」の制定について、初めて議案質疑を行った時の発言内容です。
フッ化物洗口の推進について疑問を投げかけたのですが、得意分野だったので「絶対に正当な反論は返されないだろう」という自信がありましたし、確実に静かな反響はありました。
結果的に可決されてしまったので、成果があったのかと問われれば「無かった」のですが、自分の中では間違いなく「議会発言 自己満足度ベストワン」です。


写真は19日に閉会した本会議にて
一般質問に立つ私


議会事務局の職員が議会の度に撮影してくださるのですが、なかなか美しい(?)アップが撮れません。コワい顔ばかりで(^_^;)。
そうかと言って、ニコヤカに質問するような内容ではないし、そんな余裕もないのです。

そんな訳で、遠目の写真でスミマセン~

生涯学習センターへ行ってみよう!

2013-12-27 | 教育
なかなかイイ眺めでしょ?



五井駅西口、サンプラザ市原10階に7月オープンした、生涯学習センターのオープンスペースから望む景色です。
この日は微かに富士山も見えたんですよ。

先日、こちらで社会教育委員会議が行われ、傍聴のために久しぶりに訪れました。

「社会教育委員」とは、一般の方には馴染みがない言葉かもしれませんが、
要するに、県や市町村の教育委員会に対し、社会教育・生涯学習について様々な助言や提言を行う方々のことです。
団塊の世代が退職の時期を迎え、生涯学習のニーズは高まる一方ですし、これまで培ってきた・あるいは生涯学習で得た経験や知識が、今後のまちづくりに活かされることが大いに期待されるところです。

この日の会議では、委員から、利用人数の少なさや若者の利用率の低さなどが指摘されていました。
そう、生涯学習はシルバー世代だけのものではないのです!
例えば、高校生がグループで文化祭の打ち合わせをする、などの利用の仕方もアリなんですって。



眺めだけじゃない。PCは6台、Wi-Fiも設置。キレイで気持ちの良い空間です。おまけに五井駅直結でアクセスも抜群。
産声を上げたばかりですが、これから幅広い世代の市民に愛される施設に育っていくと良いですね。


さて、議会が閉会して1週間。
相変わらずバタバタと過ごしていたのですが、
先日(25日)、友人と一緒に潤井戸の古民家レストラン「カノン」で行われたライブに行ってきました(^^)


エレクトーンの本間樺代子さんとトランペットの牧原正洋さん、「天使のデュオ」による演奏です。

お二人の演奏に心を揺さぶられながら、
「そう言えば、今日はクリスマスだったのよね~」
と遅まきながら気づき、しみじみと聖夜を味わった私なのでした・・・

ライブのあとの記念撮影♪



議会終了。

2013-12-20 | イベント
昨日、定例議会が全日程を終了しました。

・・・いや~、今回は大変でした。
何が大変だったかというと、ここで表現するのはちょっと難しいのですが。

勉強や取材にかなり時間を割いたにも関わらず、なかなか原稿に的確に表すことができなかったんですね。
自分としてはちょっと大きいテーマだったからかな。

でも、結果的に、色々な立場の方から嬉しい言葉をかけていただいたので、とりあえず苦労は報われたかな、と安堵しているところです。
質問・答弁の中身は、またいつものように様々な媒体で順次お知らせしていきますね。



さて、写真は、本日市役所本庁舎内で開かれた恒例の「ロビーコンサート」にて。
今回は、私のだ~い好きなスチールパンの演奏です。



奏でるは、「ハッピーオアシス」。写真向かっ右側の渡辺さん、左側の森山さんのユニットです。


森山さんは何とまだ中学生!!

会場を訪れた人々のほとんどがスチールパンの音色を耳にするのは初めてだったようですが、爽やかで優しい独特の響きに、誰もがすっかり魅せられていたようでした。

会場を訪れていた佐久間市長、白鳥教育長と、森山さんを囲んでパチリ♪

里山資本主義

2013-12-10 | 日々のあれこれ
また間が空いてしまいました。
もう本会議は開催されているのですが、自分の原稿作成に悩みに悩み、書いては消しの繰り返しです・・・。
私の登壇は最終日の19日、10時からです。お時間のある方は、ぜひ議場へお越し下さい(^^)

今日は、代表質問の1日目、3名が登壇しました。
その中で、市民クラブの竹内直子議員の質問の最後に出てきた「里山資本主義」という概念、これは私も大いに共感するところです。

というのも、先月夢中になって読破した本が、ちょうどこれだったんです。

『里山資本主義』 

ベストセラー『デフレの正体』の藻谷浩介氏と、NHK広島取材班の共著です。

金銭換算ではない、地域の里山に眠る資源の循環が生み出す新しい経済。
「マネー資本主義」から脱却し、サスティナブル(持続可能)な価値観への転換を提唱しています。

もっとわかりやすく解説したいのですが、これから原稿を書きたいので(笑)、この辺で。
興味のある方は、ぜひ手にとってご覧になってくださいね。

そうそう、これに関連して、先日新聞だったかネットだったか忘れてしまったのですが、こんな興味深い寓話がありました。
経済の本質を語る上で、有名なお話だそうです。

蚊が全くいないA国では、蚊とり線香がさっぱり売れなかった。
売るためにはどうすればいいか。

「そうだ!蚊をいっぱい輸入すればいいんだ!」

かくして、蚊が持ち込まれたA国では、蚊取り線香や殺虫剤、はたまたかゆみ止めの薬までもが飛ぶように売れるようになった・・・。

蚊が持ち込まれ、お金が回り、経済が成長するようになったA国。
以前のA国は、お金は回らないけれど、健康的で安心な国だった。

さて、あなたはどちらが「いい国」だと思いますか?


うろ覚えですが、『里山資本主義』からふと思い出したお話です(^^)

いちはら年末派遣村のお知らせ

2013-12-01 | 労働
師走の声を聞くだけで、そわそわして落ち着かなくなるのは私だけでしょうか・・・。
一年なんて、本当にあっという間ですね。


今週は、木曜日からいよいよ12月議会が始まります。

そして、8日(日)は10時から14時まで、毎年恒例の「いちはら年末派遣村」が開設されます。
場所は、五井駅西口を出て線路伝いに姉崎方面に向かったところ、保健所や大木眼科医院の近くの地区労事務所です。
派遣村では、生活に困っている方はもちろん、一般の労働相談も受け付けます。
例えば、残業や休日出勤手当がでない、突然解雇された、不景気だからと突然給料が下げれた、セクハラ・パワハラを受けた、etc・・・

炊き出しもありますので、困っている方もそうでない方も、どうか遠慮なく立ち寄っていって下さいね。
地区労やユニオンのメンバー、弁護士や市議会議員が相談に乗ります。
もちろん私も、都合で午前中のみではありますが、相談員として待機してます(^O^)/

アベノミクスで景気回復・デフレ脱却、なんて報道がされていますが、逆に格差は広まっていくでしょう。
今日の新聞でも、県内の私立学校の学費滞納者のうち、6か月以上の長期滞納者の割合が増加したとの記事が載っていました。
派遣村なんて必要のない世の中にしてもらいたいものですが、期待できそうにありません。
先日聞いた憲法学者の水島朝穂さんの講演会で、水島さんが
「安倍総理は学生時代アーチェリー部にいたそうですが、あまり上手じゃなかった。だから三本の矢は的ハズレ!」
と言ってましたもの(^_^;)


写真は、先月24日にYOUホールと上総更科公園で開かれた福祉まつりの様子。




キャラバン隊いちょうの公演も行ったんですよ。
予想より人が集まってくれて、ホッとしました(#^.^#)

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