市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

大晦日に

2011-12-31 | 日々のあれこれ
写真は、都内での勉強会のあとに立ち寄った浅草寺にて。


2011年もとうとう残り30分を切りました。
おこたに当たって紅白を見ながら、今年最後の日記を書いています。


振り返れば、今年はなんという一年だったことでしょう!
3月の東日本大震災と福島第一原発事故、それから6月の市議会議員選挙当選。
言うまでもなく、私たち日本人にとって、そして私個人にとって、あまりにも大きすぎるトピックスでした。

スポーツでは、やはり7月のなでしこジャパン女子ワールドカップ優勝ですね。
日本女性の芯の強さを象徴するような勝利でした。

それから、個人的にはキャンディーズのスーちゃんの他界はショックでした。
子どもの頃、大ファンだったんです。初めて買ったLPレコードはキャンディーズのベスト盤でした。
亡くなる直前に吹きこまれたテープを聞いて、病床にあっても被災地を想うスーちゃんの心を知り、また涙しました。

タイガーマスク・伊達直人のプレゼントも印象に残っています。
最近また各地で現れていますね。
単なるブームとせず、養護施設やそこで生活する子どもたちのことを改めて考える機会になればと思います。


もうすぐ紅白も終わります。
思わず引き込まれたのはレディー・ガガ、「Born This Way」。
言わずと知れた大ヒット曲ですが、字幕スーパー付きでちゃんと聞くのは初めてでした。

「私は正しい道をえらんでいるわ だってそうやって生まれてきたから 他の道なんてないわ」
「自分の人生を愛してる 愛するには信じることが必要なの」

う~ん、背中を押される。元気が出ました(*^_^*)


一年の締めくくりなのに、なんとも取り留めのないつぶやき日記になってしまいました。
こんな私を支えて下さった皆さま、一年間本当にありがとうございました。

どうか良いお年を! 

飛灰の埋め立て開始

2011-12-27 | 環境
市原エコセメント(株)が11月2日から操業を停止したため、福増クリーンセンターの飛灰が行き場を失い、
とりあえず場内に保管されたままになっていた問題。
保管されている様子は、以前ブログにもアップしました。
http://blog.goo.ne.jp/wa-tika-ro/e/3233da10aaac65988c12295ab435d367

市では、地元町会(宿滝・平沢)への了解が得られたとして、
12月26日よりこの灰の平蔵一般廃棄物最終処分場への埋め立てを開始しました。

私が市への聞き取りをしたところ、

*灰は飛散を防ぐためにキレート剤とセメントを添加し、混練りして固化する。
*埋め立てにあたっては、水の溜まりやすい場所を避け、他の廃棄物と区分して場所を定め、位置図を作成する。
*土壌の層に埋め立て、遮水シートで覆う。

これらの対策を講じるとのことでした。

とは言え、飛灰には比較的高い値の放射性物質が含まれているため、特に地元住民の皆さんの不安は簡単にぬぐえるものではありません。
将来にわたる管理と市民への情報提供をしっかりと行ってほしいものです。


さて、今日は市民ネットの忘年会でした。
今年は選挙・震災という大波が押し寄せた大変な一年でした。

皆さま、本当にお疲れさまでした!


考えてみれば、去年の今ごろは私、病院で年末の調剤業務に追われていたのよね・・・。
私にとっても、激動の一年でした。

第一回なでしこ会視察

2011-12-25 | エネルギー
一年生議員で結成した同期会「なでしこ会」の初視察。
東京電力・姉崎火力発電所へ行ってきました。

写真をたくさん撮りたかったのですが、撮影NGということで、門の外からの一枚です。



これではよくわかりませんね。煙突が遥か彼方に見えます。
何しろ敷地面積は100万平方キロメートル、東京ドーム20個分なのだそうです。

昭和42年に一号機が運転を開始して以来、現在はLPG、LNG、重原油の三種類の原料をを使用して、6号機まで計360万キロワットの電力を供給しています。
震災時は、太平洋側の火力発電所(鹿島・広野・常陸那珂など)も大きな被害を受け、直後は全体の4割も供給量がダウンしてしまいました。
一時は盛夏の計画停電が心配されましたが、何とか無事に回避されましたね。
回避に至るまでには、火力発電所の復旧や運転再開、緊急電源の新設や自家発電の購入など、企業努力ももちろんありましたが、国民の節電行動が大きく貢献したことは間違いないようです。
敷地内には、韓国の現代重工業から無償で提供されたディーゼルエンジンも設置されてありました。こうした外国からの援助も、決して忘れてはなりません。

ちなみにこの冬の電力供給、
昨年度の冬の最大消費電力5,150万キロワットよりも、220~340万キロワットの余裕をもって確保できる見込みだそうです。
供給不足の心配はせずに済みそうです。


さて、第一回なでしこ会視察・勉強会は、後に続けての忘年会をもって、盛会のうちに締めくくられました。
お互い激動の一年だったね、選挙よく戦ったね、とねぎらいあいました。
言いたいことも気軽に言いやすいのが同期のいいところですね。

なでしこ会の視察・勉強会は、6名のメンバーが持ち回りで企画を担当。年の若い順にということで、第一回目の今回は吉田議員でした。
次回は不肖ワタクシです。どうしようかな。迷うけど、楽しみ♪

救急業務のレベルアップのために

2011-12-22 | 健康・医療
写真は、本文とは無関係なのですが、10月29日の上総いちはら国府祭り・練り踊り後の記念撮影。
皆さん、いい顔してます(^^)達成感が疲労感に勝ったという感じです。


さて、先日、消防局で毎月開かれている救急症例検討会を初めて傍聴しました。
市内各消防署・分署の救急隊員から、この日8つの救急事例が発表されました。

例えば、
・自動車同士の衝突事故に通行人も巻き込まれ、一度に多数の負傷者が出た事例

・薬剤の常習性があり、暴れるなど搬送に苦慮した傷病者の事例

・搬送に時間がかかる恐れがありかつ緊急性が高く、ドクターヘリを要請した事例
など、

当時の細かな時間経過や現場の状況、傷病者のバイタルサイン(脈拍や血圧など)などの資料をもとに、
それぞれの事例に対し、状況判断や対応が適切であったのか、参加者全員で丁寧に検証していきます。
助言者には労災病院の救急・集中治療部の医師も参加されていて、医学的な所見も頂きながらの検討会でした。

正直、かなりシビアな意見が飛び交い、ビックリしました。
わずかな判断ミスが命に直結する業務なのですから、それも当然なのでしょうね。

どの事例も大変勉強になったのですが、
私は特別養護老人ホームで心肺停止状態になった、100歳を超えるお年寄りの事例が特に気になりました。
高齢の場合、もしもの時にどの程度まで救命処置をするのか、ご本人やご家族、かかりつけ病院との間で事前に話し合い、明文化している施設は、まだまだ少ないようです。
病院では、入院時に必ず行っていることなのですが(少なくとも、私が勤めていた複数の病院ではそうでした)、福祉施設となるとまだその辺の認識は確立されていないのでしょうか。
近いうちに市の担当部局に尋ねてみようと思います。

H24年12月より、千葉県では、消防指令業務の統合・広域化が図られることになっています。
県内に31ヵ所ある消防本部の指令センターが、「北西部」と「北東部・南部」の2ブロックにまとめられます。
市原市は「北東部・南部」ブロックです。
つまり、今まで市原市消防局で受けていた市原市内の119番は、「北東部・南部ブロック」共同指令センター(千葉市消防局内)で受けられ、指令もそこから出されることになるのです。
「そんなに広域にしちゃって大丈夫なの?」「きめ細かな対応ができるの?」という不安はありますが、
例えば市境で事故が起きた場合、隣の市からも救急車を出動させることができるようになるなど、連携強化の面でのメリットも。
ここは、救急サービスのレベルアップに日々精進している市消防局の頑張りに期待しましょう。

最後に、も一つ気になるドクターヘリについて。
市原市からの要請は年間20~30回。一回飛ばすと約60万円かかるそうです(^_^;)

いちはら派遣村

2011-12-20 | 労働
昨日、五井駅近くの地区労事務所にていちはら派遣村が開設され、私も岡村さんと参加してきました。


私自身、4年前に勤めていた病院が放漫経営により破綻。
職員はみな何も知らされないまま、一か月半もの間無給で働かされた挙句、離職票すら出してもらえずに放り出されました。

当時、ユニオンや地区労の皆さんには、どれだけ支えて頂いたことか!
そんな私が、今年は派遣村の新米相談員として参加しているのですから、
人の運命って本当にわからないものです。

派遣村では、地区労・議員・弁護士が、それぞれ労働・生活・法律の相談にあたります。
炊き出しのカレーを用意して、訪れる人を待ったのですが・・・・・

終わってみれば、たったの二名でちょっと拍子抜け。
でも、少ないことは喜ばしい事なのでしょうね。


だまされて売られる子どもを守りたい

2011-12-17 | イベント
「オザワさん、議会で虐待問題を扱ったのなら、この話は参考になるよ」
と、友人が誘ってくれた講演会に行ってきました。

NPO法人かものはしプロジェクト代表、村田早耶香さん
カンボジアで幼い子供を買わせない・売らせないための活動をしています。

「NPO法人かものはしプロジェクト」http://www.kamonohashi-project.net/

カンボジアの貧しい農村地区では、
「都会ならいい仕事がある」と騙され、大勢の幼い子供達が日本円にしてわずか3万円で売春宿に売られています。
かものはしプロジェクトは、子どもを買わせない・売らせないために、
・子どもを買う人を摘発するための警察訓練支援
・貧しさから自立するための仕事や教育、生活スキルの提供
・親のいない子どものための孤児院支援
の主に三つの活動に取り組み、被害者数を確実に減らしています。

代表の村田さんは、現在30歳。
大学生の時の講義で聞いた、15歳で売春宿に売られて21歳でエイズのために亡くなった一人の少女の話が、この活動を始めるきっかけだったのだそうです。
身内や周りの猛反対にもめげずに自分の意志を貫き、若いながらも確実に成果を上げている彼女との出会いは、私にとって大いに刺激となりました。
誘ってくれた友人にも感謝です。

講演のあと、一緒に写真に収まっていただきました。

向かって左の方は、今回の講演会の主催者である(株)ビズウインド代表取締役の倉持氏。
私が手にしているのは、カンボジアで職業支援の一環として作られているポーチです。

アートで地域を幸せに

2011-12-17 | イベント
定例議会閉会後、議員研修会がありました。

市政50周年となるH25年度に開催する予定の、
南市原を中心とするアートフェスティバルの総合ディレクター・北川フラム氏をお招きして、
「アートによるまちづくり」という題でお話して頂きました。

北川氏は、越後妻有地域や瀬戸内の島々でも、国際的な芸術祭の総合ディレクターを務めてこられました。

地方の自然と現代アートを融合させて地域活性化につなげるという狙いですが、
大掛かりなアートに税金をつぎ込むことに、果たして市民は納得するのか??
今一つ現代アートの価値がまだよくわからない私です・・・。

でも、
観光イコール感幸。訪れる人間のみならず、そこに住むおじいちゃん・おばあちゃんが幸せを感じるようなイベントに」
という北川氏の言葉には共感しました。
市の北部の皆さんに如何に関心を持ってもらうか、マスコミへのアピールをどう工夫するのか、
取り組むべき課題はたくさんありそうですが、
少なくとも
先日視察した「アート漫遊いちはら」のように、地元の方たちのつながりや息吹が感じられるようなイベントになることを願います。


研修会の後は、議員懇親会。
市長や副市長、執行部の皆さんとも一緒に労をねぎらいました。


及川議員(芸名・東長次郎)の見事な舞で会場は大盛り上がり!

これは文句なしの最高のアートでした(^^)

ホッと一息・・・

2011-12-17 | 議会
議会が終わって気が緩んだせいか、久しぶりに風邪をひいてしまいました。
寒気がするし、のどが痛い・・・。

今回の議会、特に児童虐待などは当日ギリギリまで原稿を練って臨んだのですが・・・。
焼却灰の処理問題が時間切れとなってしまい、悔しさも残りました。

選挙後に議会改革プロジェクトが立ち上がり、市原市議会も徐々に変わろうとしています。
今回は、公明党会派の議員全員が、持ち時間をあえて半分残し、コンパクトに質問していました。
聞く人に訴えかけるためには、話す内容もさることながら、テンポも大事なのだということを悟りました。

諸々の反省点は、また次回に活かしていきます!


ところで、
先日長男が学校からこんなにかわいいストラップを持ち帰りました。


九十九里町にお住まいの木村さんという方が、特別支援学校に送って下さったものです。
木村さんは、児童生徒全員分・190個もの色とりどりの青虫くんを、
子どもたちの笑顔を思い浮かべながら一つ一つ手作りしてくださいました。

人を想う心がギュッと詰まった、世界にただ一つのストラップです。



発達障がい者の就労支援

2011-12-10 | 障がい者
今日は、千葉市稲毛区の青少年女性会館で開かれた講演会に行ってきました。

「発達障がいの人たちが働き・働き続けるために必要なこと」

講師は宇都宮大学の梅永雄二教授です。

一言でいうと、非常に良かった!
昨年の講演依頼が300回を超えたというだけあって、
ユーモアを交え、実例や経験を豊富に織り込んでの約3時間の巧みなお話に、最後まで引き込まれてしまいました。
そして、私が普段から感じてきた「発達障がい者への支援とは、こうあるべき」という思いと、
先生の理論がぴったりと重なっていたことも実に嬉しく、大きな自信となりました。


梅永先生お勧めの映画、「海洋天堂」。
脚本を読んで感動のあまり大泣きしたというジェット・リーが、ノーギャラ、ノーアクションで主役を務めています。

癌に侵され余命わずかな父と、自閉症の一人息子の物語です。

私は予告編を見ただけで泣いてしまいました・・・・・
「海洋天堂」 http://kaiyoutendo.com/

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