市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

最近の活動から

2014-04-28 | お知らせ
まずは先日、都内の全国町村議員会館で行われたセミナー、
子ども・子育て支援新制度と自治体行政

会場はぎっしりキツキツ、定員200名という事でしたが、300名はいるかも?と思えるほど。

実は来年から、戦後初めて日本の子育て支援のシステムが大きく変えられようとしています。それが、「子ども・子育て支援新制度」です。
保護者にとっての大きな変化は、現段階で言えることとしては、子どもを預けたい場合、まず保護者が市に申請をして、保育が必要かどうか、また必要時間はどのくらいか、という認定を受けなくてはならなくなる、という点でしょうか。

しかしこの制度、知れば知るほどややこしい。
講師陣のお一人の、専門が行政学というある大学の先生は、
「私は普段よく学生に建築基準法と都市計画法の組み合わせに関連した講義をするのですが、これが非常に難解な分野なんです。でも、この「子ども子育て関連3法」の難解さは、これをはるかに凌ぎますね」
とおっしゃっていました。
どれほど複雑な制度か、この言葉からニュアンスは伝わったでしょうか?(^_^;)
来年の4月からの実施を目指して、各自治体は猛スピードで準備を進めているところなのですが、肝心の国の方針にまだ検討中の部分が多く、実際どうなるかはまだ未知数です。


そしてもう一つ、今日5月1日はメーデーでした。
上総更科公園のイベント広場には18団体82名が集結し、式典やパレードが行われました。

政府は経済の成長戦略の目玉に「女性の活用」を掲げていますが、実態はどうなのでしょうか。
介護・看護・保育など、これまで主に女性の無償労働によって支えられてきた分野の労働価値が相変わらず低く見なされ、労働環境がお粗末なのは、やはり問題だと思います。仕事がきつい割に給料が低く、現場では慢性的な担い手不足に陥っています。例えば待機児童問題も、保育所のハコが足りないというよりも、保育士が足りないことの方が深刻であると言われているのです。

国や経済界は「経済成長」に躍起になっているけれど、多くの労働者を踏み台にした成長の先に、いったい何があるのでしょう。果たして誰のための成長なのか・・・。

メーデーに際し、そんなことを改めて考えました。

沖縄視察4日目

2014-04-26 | お知らせ
沖縄視察・最終日4日目

読谷村チビチリガマを、元村議会議員で平和運動家・浄土真宗僧侶の知花昌一さんの案内で見学しました。





「チビチリガマの集団自決」

「ガマ」とは、沖縄本島に数多く存在する鍾乳洞の事です。
洞窟に避難し、亡くなった83名の半数以上は、12歳以下の子どもだったそうです。

ガマの前で説明してくださる知花さん。


現在、ガマの中に入ることはできないそうなのですが、今回は特別にお許しを得て入らせていただきました。





ビンや陶器のかけら、櫛なども残され、当時の生活を物語っていました。目を凝らすと、小さなお骨のかけらも見られました。

一方、チビチリガマから約1キロ離れた場所にはシムクガマがあります。



シムクガマには約1000名が避難し、こちらは全員助かりました。チビチリガマとは対照的ですが、その理由はなんだったのでしょうか。

知花さんは、「それは、リーダーの違いです」と答えてくださいました。

チビチリガマのリーダーは、20歳代の看護婦でした。彼女は満州の従軍看護婦で、日本軍の捕虜に対する仕打ちを良く知っていたため、「米軍の捕虜になって、辱めを受けたり惨い殺され方をされるくらいなら、潔く自害した方がよい」と仲間に告げたそうです。
一方、シムクガマには、かつてハワイに移住していた方が二名いました。英語が話せたことも幸いしました。彼らは、「米軍はむやみに捕虜を殺さないのでは」と考え、米軍と交渉し、仲間を説得し、結果的に全員が助けられたのです。

「私たちは、この悲劇を『集団自決』と言わずに、『集団強制死』と言っています。日本の軍国主義に殺されたのです」

知花さんのこの言葉が、胸に突き刺さりました。
「敵に殺される前に自害せよ」というのが当時の教えだったのです。捕虜に対する信じられないようなむごい仕打ち、それを最も実践していたのが、他でもない日本軍だったからなのですね。

シムクガマを出て、途中立ち寄った座喜味城跡


お昼はここ。
先ほど案内してくださった知花さんが理事を務めるNPOが経営しているお店です。
従業員の知的障害者の方々がきびきびと接客していました。


最後の視察場所は、宜野湾市にある佐喜眞美術館です。佐喜眞館長自ら案内してくださいました。
美術館の庭に、沖縄によく見られる大きな亀甲墓が。


常設展である「沖縄戦の図」は、丸木位里・俊夫妻が、沖縄戦を体験した方々の証言をもとに描いたものです。
丸木位里さんといえば、あの「原爆の図」が有名ですが、
「原爆の図を描き、 南京大虐殺を描き、アウシュビッツを描きましたが、沖縄を描くことがいちばん戦争を描いたことになります」
と述べられていたそうです。

屋上の階段。慰霊の日(6月23日)には、太陽が正面の穴にぴたりと位置するように設計されています。設計したのは、視察初日にお話を伺った真喜志さんです。



中身の濃い、あっという間の3泊四日の旅でした。この目で・この耳で感じた沖縄の本当の姿は、私にとって大きな財産です。

豊かな自然と温暖な気候・独特の魅力的な風土を満喫しようと、毎年多くの観光客が訪れる沖縄。
しかし、本島の18.4%の面積を一方的に在日米軍専用施設にされ、大きな制約を受けている沖縄の人々にとって、国内唯一の地上戦が行われた沖縄戦から始まった闘いは、決して終わってはいないのです。
ヒロシマ・ナガサキほど語られることのない沖縄戦について、そして未だにないがしろにされている沖縄の地方自治や人権について、私たち本土の人間はもっともっと知らなければならない、と思いました。
沖縄を知ることは、日本の民主主義や平和の意義を問い直す際の大きなヒントになることでしょう。

最後に、最も感激した辺野古の美しい海・・・

カプリ島の「蒼の洞窟」にも負けないでしょう?!

因みに、もう一つ感激したのは、島らっきょうの塩漬け。初めて食べました。
鰹節をたっぷりかけて、お酒のつまみにはこれさえあればOK(*^^)v

沖縄視察・三日目の午後

2014-04-24 | お知らせ
昨日夜中の12時ごろ、無事に沖縄から戻ってきました。こちらは寒い!

出発前には心配だった体調も、あちらの温暖な気候ですっかり回復し、おかげさまで元気に視察を終えることができました。
今日の報告は、前回の続きの三日目午後からです(^^)。

三日目の22日、辺野古漁港の座り込みテントを後にして、ドライブインでごくフツーのラーメンを10分で胃袋に押し込み、次に向かったのは琉球大学


入口には、こんな立て看板が・・・






教育学部・政治学の島袋純教授。「『沖縄振興体制』を問う・壊された自治とその再生に向けて」「沖縄論」など、共著を含めた多くの著書や論文を発表してらっしゃいます。
普段学生が使っている教室を使って、歴史と現状を絡めながら沖縄の自治について講義をしていただきました。

「国連の人権関係の委員会では、日本政府の基地政策は沖縄の人々に対する差別や人権侵害だという認識で一致しています」



「そもそも日本に米軍の基地って、本当に必要なの?」
この最も根本的な問いかけに対し、私たち日本人(特に本土の人間)はほとんど思考停止にさせられてしまっている、そこに沖縄の問題が集約されている気がします。
正直に告白すると、私もこれまでは「基地はどこかに作らなければならないのだから、沖縄県内移設も仕方ないかもしれない」とどこか心の片隅であきらめていた気持ちがあって、それ以上はなにもわからず、真剣に考ることもありませんでした。
でも、今回訪れた沖縄で、島袋先生、稲峯名護市長、お会いした何人もの議員や住民の皆さんから直接お話を伺い、実際に現地をこの目で確かめて、自分なりに答えを見つけることができたのは、本当に大きな収穫でした。


琉球大学の正門を出ようとしたちょうどその時、爆音とともにオスプレイが上空を飛び去って行きました。



大学を後にして次に向かったのは、宜野湾市内の嘉数の丘公園
地球を模した展望台からは、普天間飛行場がよく見えるのです。


普天間飛行場。飛行場の周りを取り囲むように、住宅や学校など建物が張り付いているのがよく分かります。
このように基地に隣接して人家があるのは、海外の米軍基地ではここ普天間だけです。「世界一危険な基地」と言われる所以です。

ここは沖縄戦の激戦区でした。戦いから逃げた土地の住民が戻ったときには、すでに自分たちの土地は米軍に奪われ、基地に変わってしまっていました。

公園内にある戦争遺跡、「トーチカ」。

コンクリートでできた囲いの中に、2、3人の日本兵が身をひそめ、この中から銃口を出して米兵を迎え撃つ、というものだったそうですが、なんとも荒唐無稽です。敵の機関銃で、あっという間にボロボロです。

トーチカの歴史を知ってか知らずか、今では子供たちの格好の遊び場に・・・。


その後、米軍ヘリが墜落した沖縄国際大学や、北谷(ちゃたん)ハンビータウン・那覇新都心などの基地返還跡地利用の実際を車で回って視察しました。
「基地の存在は沖縄経済に有益」というのは全くの誤りで、返還された土地は見事に再開発され、人通りも多く活気にあふれた、とても近代的な商業地に生まれ変わっていました。
観光地や商業地としての活用の経済効果は、米軍基地の場合の比ではないというのが、今では沖縄経済界の常識になりつつあるとのことでした。

長い長い沖縄視察三日目も、こうしてやっと暮れていきました。
次はいよいよ最終日です(^^)。

美ら海と基地を、この目で。

2014-04-23 | お知らせ
沖縄視察3日目です。今日も取り急ぎ写真で報告します。

昨夜泊まった宿は、目の前が海岸でした。気持ちがイイ!今日も頑張ろう(^o^)/


9時過ぎに今日最初の目的地、辺野古の汀間(ていま)漁港に到着。



「今日は波が穏やかだから、ボートに乗れそうだね」「ヤッター!」
ということで、念願の海上からの辺野古視察が実現。

名護市議会議員・東恩納さんの案内で、ボートでキャンプシュワブに接近!

写真の右手奥にかすかにみえるのが、キャンプシュワブです。

木更津市議の田中さんと


段々近づいてきました。


この海の透明度、写真で分かるでしょうか?

「こんなに美しいエメラルドグリーンがこの世にあったの!?」

海底の珊瑚や、鮮やかなコバルトブルーの魚が泳ぐ姿も、ハッキリと見えるんです。辺野古の海は沖縄の中でも特に美しく、この辺一帯はジュゴンの餌場でもあるそうです。

近くの長島という小さな島に上陸しました。


灯台のある丘の頂上に登ります。


頂上からは、米軍キャンプの様子がよく見えます。


沖縄の美しい海岸の一等地に、オーシャンビューの宿泊施設、映画館・ボーリング場などの娯楽施設など、何でも揃っています。もちろん、地元の人は入れません。資金源はほとんどが日本のいわゆる「思いやり予算」。私たちの税金です。
そして、今日私たち一行がボートで渡った美しい海域の殆んど・約160ヘクタールが、埋め立て予定地です。

説明をして下さっているのが、東恩納議員です。


山本友子さんと。


再びボートに乗り込み、もう少し基地に接近しました。
ちょうどカメラが水陸両用艇をとらえました。

海上から、本当に自然にスーッと陸に上がっていました。

次にボートは辺野古漁港へ向かいます。
そこにも、建設反対の座り込みテントが貼られているのです。

海岸のテント前で。立て看板には、「座り込み3656日」の文字が。




説明して下さった「ヘリ基地反対協議会」の安次富さん。お話からは、深い怒りが伝わってきました。


3日目の午前中はここまで。お昼もそこそこに次の目的地へ向かいました。
続きは、また…(^o^)/

(行程のみの報告で、本当にスミマセン!)

沖縄視察

2014-04-21 | お知らせ
県議会市社無(市民ネット・社民・無所属)会派の視察に、私を含めた市民ネットの市議3名が同行する形で、沖縄県に来ています。今日は二日目ですが、すでにブログで紹介しきれないほどの密度の濃さ(^^;;です。
というわけで、写真の羅列のみの大雑把な報告ですみません…。


昨日の午後5時過ぎに那覇空港に到着。ゆいレールで旭橋駅に移動し、まず建築家の真喜志好一さんの事務所を訪ねました。
真喜志さんは、沖縄キリスト教短期大学・シュガーホールなどの設計を手掛ける傍ら、平和・環境運動にも深く関わっていらっしゃいます。

真喜志さんの事務所で辺野古埋め立て問題を中心に様々な情報を伺う。


分かりやすく熱く語って下さった真喜志さん


そして翌日は沖縄県庁へ。


県議会の野党最大勢力(!)、「社民・護憲」会派と意見交換。




沖縄科学技術大学院大学内のカフェで昼食。

海が一望できる恩納村キャンパスの敷地面積は、約222ヘクタール。あまりにも広大で贅沢な造りに言葉を失いました。「沖縄振興」としてこれまで1000億円以上の国費がつぎ込まれていますが、費用対効果はどうなのでしょう…。







名護市役所訪問。辺野古移設反対を訴え、見事再選を果たされたばかりの稲嶺市長と面談。




名護市役所。外壁のシーサーが圧巻です。


東村高江地区のオスプレイパッド建設反対運動のテントへも行きました。
365日一日も休まず、交代で座り込みが続けられています。






今日の最後はここ。
高江地区のうっそうと茂る亜熱帯ジャングル(?)の中のカフェでホッと一息。



実はこのカフェ、オーナーは「ヘリパッドはいらない住民の会」の安嶺現達さんという方で、反対運動の拠点でもあります。大自然に囲まれた、なんとも気持ちのいいカフェでした。





今日はここに泊まります。東村「カナンスローファーム」


今日はここまで。お休みなさい(^^)

明日はいよいよ辺野古です。

アートミックスでエキストラ出演。

2014-04-16 | 観光
日・月の財政研修に引き続き、水・木は都内で社会保障分野のセミナーでした。
年金行政から始まって、地域医療・高齢者福祉・男女共同参画・地域防災まで、講師陣は総勢9名。
各分野、色々な意味でとても考えさせられた二日間だったので、ぜひご報告したいところなのですが、それはまたいずれという事で、
今日はやっぱり、アート×ミックスの芝居にエキストラ出演したことを書きましょう。

小湊鉄道列車内と石神地区の菜の花畑を舞台にした指輪ホテルさんのお芝居あんなに愛し合ったのに
観客の立場で観たときの様子は、8日のブログでちょこっとご紹介しました。
今回は、「エキストラが足りないので手伝ってくださ~い!」という三橋前副市長の呼びかけに議員有志が応え、出演する運びとなったわけです。

石神の風景。ここが物語のクライマックス舞台です。


菜の花畑の中で童心に帰る(笑)私。


色とりどりのポンチョを羽織って、三橋前副市長に演技指導を受けます。

右から3番目、赤いポンチョが私です(^^)。ちょっと緊張。

電車が近づいてきたら、乗客に向かってこれを大きく振りま~す


列車が来たーっ


それ~~


電車からは、こんな風に見えます。乗客も窓を開けて一斉に手を振りかえしてくれました。


物語の最後は、停車した列車から降りてきた役者さんたちと、菜の花の舞い(?)


レトロな小湊鉄道の車内と車窓から見える里山の風景が劇場となる珍しい作品が観られるのは、土日と祝日のみ・上総牛久駅12時39分発です。
まだご覧になっていない方は、ぜひ!(^^)

最後に出演者全員で記念撮影。「お疲れ様でした!」

「ルイダン」と比較せよ

2014-04-15 | 財政
昨日の市町村財政研修・二日目の報告です。


この講座は演習形式で行われました。まあ、ドリルをこなすような感じでしょうか。
そのせいか、ややこしい内容であるにもかかわらず、居眠りしている人は誰もいません。


必死で数字とにらめっこ。電卓をたたきます。



昨年と同様の基礎コースだったので、内容もほとんど一緒か・・・と思いきや。
特に二日目は、昨年が「基準財政収入額」や「基準財政需要額」の説明に時間が割かれたのに対し、今回は「実質公債費比率」と「将来負担比率」が最大の焦点と、講義内容はかなり違っていました。(慣れない用語でよく分からないですよね。適当にスルーして下さい^^;)

先生が特に強調して繰り返した言葉は、
昨年は「単年ではなく、経年変化で見ること」。
そして今年は、「単独ではなく、ルイダンと比較して見ること」。

人口規模や産業構造の比率が同じ自治体を、『類似団体(ルイダン)』と言います。市原市でいえば、平成24年度の統計では県内は市川市、松戸市、野田市などで、全国に51市あります。
自分の市の財政の資料だけを見ていると、「まあ、こんなものなのかな」と思いがちですが、似通った状況の他市と比較することで、今まで見えなかった我がまちの特徴があぶりだされてくるのです。
よく、子育ては「他人の子と比較してはいけない」と言われますが、こと自治体財政分析に関してはその反対、というわけですね(笑)。

休憩中のエピソードをひとつ。
ちょうど隣の席に座った方が、私の故郷・信州の、白馬村の議員でした。
私の市原市の決算カードを覗きこみ、「固定資産税の徴収率が90%以上ですか、いいですねえ」としきりに羨ましがります。
白馬村の徴収率は、スキーブームが去った後の観光産業の落ち込みで、何と50%台なのだそうです。村が民事訴訟を起こすか、いや、そんなことをしたらますます倒産企業が増えて、持ちつ持たれつの村の財政はもっと追い込まれてしまう、と村議会も紛糾しているのだとか。

何はともあれ、財政漬けの二日間。中身の濃い、述べ10時間以上にわたる講義でしたが、集中していたのであっという間でした。
後はこれをどう自分のものにして市政に還元していくか、です(^^)。


市原に戻って今日は早朝の八幡宿の駅立ち、市制相談、午後は三男坊の高校の保護者会と、フル回転でした。

明日からまた二日間にわたって都内で研修です。

市町村財政特訓中。

2014-04-14 | 財政
昨日から、財政の研修で日野市に来ています。夕べは富士電機の研修宿泊施設に一泊しました。



『よくわかる市町村財政分析』
講師は、多摩住民自治研究所理事長の大和田一紘氏です。


「今晩、宿題ちゃんとやっておいて下さいね」一同、苦笑い。

実は、昨年も同様の研修に参加しました。その時は分かったつもりでも、常に接していないとなかなか身につかないものです(^^;; 。
昨日は、決算カードや財政状況資料集・類似団体比較カードなどを使って、歳入や歳出の分析のコツを勉強しました。
夕張市の財政破綻を教訓に、自治体のお財布の中身の見える化を図るために、今はあらゆる決まりができていて、住民に公開されています。決算カードなどはいわば自治体の家計簿のようなものなのですが、これらは専門用語と細かい数字の羅列ですから、これが読み取れないと意味がありません。

でも、やっぱり市民にはなかなか分かりにくい。昨今は、市民団体が独自に調査して市民目線で書いた「わがまちの台所事情」のような財政白書があちらこちらで出されています。
会場には、これらの資料も所狭しと並べられ、販売されていました。


今日はこのブログを2日目の講義が始まる前の会場で書いています。今日も集中して学んできます(^o^)/

認知症カフェ「かさね」を訪ねました

2014-04-10 | 高齢者
市原市玉前にオープンしたばかりの認知症カフェ「かさね」
以前ブログでも紹介しました。⇒「認知症になっても安心して暮らせるまちへ
認知症の方やそのご家族・地域住民・専門職など誰もが集い、それぞれの活動や介護の愚痴こぼし・情報発信や研修などなど、思い思いにすごせる心地よい居場所を目指しています。
2月オープン以来気にかけていたのですが、ようやく今日、市民ネット福祉部会のメンバーとの訪問が実現しました。

カフェは住宅街の中に静かにたたずみ、まるで隠れ家のよう。期待が高まります。


室内も明るく落ち着いた雰囲気。空き家だった民家を借り上げ、3か月かけて整備したのだそうです。


さっそくランチをいただきました。今日のメニューはカレーセット。

スープ、小鉢3品にデザートがついて、何とビックリたったの500円!!
しかも、コーヒー・紅茶など飲み物がセルフでお代わり自由なんです。

感激しながら皆で「いただきます(^^)」


私たちが食事している間も、何人もの方が次々と訪ねてきて、厨房(というか、台所)は大忙し。
合間を縫って、代表の高橋瑞穂さんに少しだけお話を伺う事が出来ました。
カフェの立ち上げは、千葉県認知症ケア専門士会のメンバーが中心で、スタッフ9名は全員、福祉・医療関係者。もちろん、それぞれの現場で仕事をされています。先にブログで紹介した市原市認知症対策連絡協議会などの関係団体や市と連携しながら、全てボランティアで運営しているのです。
あえて補助金は受けず、家賃などの経費は主にランチ代が当てられています。ランチを格安で提供できる理由は、野菜やお米などの食材の多くが差し入れで賄えているからなのだそうです。
スタッフの皆さんの熱い想いと、たくさんの人々とのつながりによって支えられている「かさね」は、「認知症カフェ」であると同時に「地域コミュニティーの場」でもあるのです。

壁には大きな「かさねの木」が貼ってありました。
訪れた人が一枚ずつ葉っぱを書いていきます。だいぶ茂ってきました。


かさねの木をバックに、優しい笑顔が印象的なスタッフの皆さんと記念撮影。


カフェには広い庭や菜園もありまず。認知症の方が草むしりなど手入れを熱心にされているとのこと。それが喜びや生きがいにつながり、病気や心のリハビリにも役立っているのだそうです。
縁台に座って、ボーっと庭を眺めるのも心地よい。


認知症に限らず、子ども連れも障害者も、だれもが気軽に訪れホッとくつろげる、そんな温かい場所です。
また近いうちに行きたいね、と皆で頷きあいながら、カフェかさねを後にしました。

あんなに愛し合ったのに

2014-04-08 | 観光
写真は昨日、千葉県庁議会棟の会議室にて開かれた、沖縄視察事前勉強会。



再来週末から3泊4日で、千葉県議会の市社無会派の視察に便乗して、沖縄へ行ってきます。
現地では、米軍基地や高江のヘリパッド反対運動の拠点、辺野古の基地建設予定地などの視察はもちろん、沖縄県議会議員や名護市の稲嶺市長、琉球大学の島袋教授との懇談などなど、もうビッシリの超ハードスケジュールが組まれています。
百聞は一見にしかずということで、気合を入れて行ってこようと思います。


さて、今日のアート×ミックスの紹介は、小湊鉄道の車内とその沿線を舞台に繰り広げられるお芝居、指輪ホテル「あんなに愛しあったのに」
出発地点の上総牛久駅で列車に乗るところから、すでに舞台の幕が上がっています。


何だかコワイ・・・これから車内で何が起きるの・・・?

車内は撮影が禁止されていたためあまりお伝えできないのですが、車窓からはこんな風景が・・・





これだけじゃあ何が何だかわかりませんよね(^_^;)。
好奇心のある方、ぜひこのパフォーマンスを楽しめる特別列車のご予約を!土日祝日の運行です。

(因みに、19日は私もエキストラで出演します(*^^)v)

皆さんの応援が励みになっています


千葉県市原市ランキング