市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

アベノミクスを斬る

2014-03-29 | イベント
市民ネットワーク千葉県政策講演会 「お金のはなし・政治のはなし

講師は浜矩子さん(同志社大学教授・国際経済学)。お名前でピンと来なくても、写真を見れば、「ああ!」と思い出す方もきっと多いことと思います。コメンテーターとして内外メディアに多数出演、歯に衣着せぬ発言は実に爽快です。
今回はチケット制だったのですが、広報前から申し込みが殺到し、あっという間に完売してしまいました。さすが浜さんです。
買えなかった方、申し訳ありません!



今日は少々漠然とした演題だったのですが、そこは浜さん。論理明快でとてもわかりやすいお話でした。
アベノミクスを「人間不在の政策パッケージ」「グローバル時代となじまない」とバッサリ。
それぞれの根拠を丁寧に説明してくださいました。

「奪い合いから分かち合いの社会」、「多様性と包摂性の共存する社会」を目指そう、という浜さんの締めくくりの言葉は、まさに市民ネットがこれまで政策の柱として掲げてきた言葉そのものです。とても嬉しく、勇気を与えられた気がしました。

ところで、下の写真。
浜さんの向かって右後ろに貼られたポスターは、できたてホヤホヤなんです。
デビューしたばかりのマスコットは、その名も「ネットりん」。

皆さま、どうぞごひいきに!(^^)

おしゃべり介護喫茶

2014-03-26 | 高齢者
今日はまず、市議会の動きから。
現在、市原市議会では議員定数について議論しているところです。
今日は、その協議の場である議会改革推進協議会が開かれて、無作為抽出市民アンケートなどによる市民の意識調査を行うことが了承されました。
また、調査は4月中、集計分析は連休明け、などの大まかな予定や、結果はもちろん公表する旨も確認されました。
因みに、議会改革推進協議会は公開されていますので、傍聴可能です。今日も、マスコミを含め何人かいらしていましたよ。関心のある方は、ぜひ(^^)。


さて、午後は事務所で通信の編集会議。
ちょうど同時進行で、もう一方のテーブルを囲んで開かれていたのが、毎月恒例の「おしゃべり介護喫茶」。情報誌「シティライフ」でも紹介された、話題の(?)企画です。



誰にも打ち明けられない介護に関する悩みやホンネを語り合う場って、意外に無いんですね。
下手に近所に話すと噂になるし、身内に話すと関係がギクシャクするし、それ以前に身内が不満の種だったりで・・・。

店主は、自宅介護歴15年の喜多庸子さん。


介護喫茶でぶつけた悩みは、喜多さんがどーんと真正面で受け止めて、ユーモアで返して下さいます。
普段は比較的静かな事務所内ですが、この時間はいつも、明るい笑い声で満たされるのです。

中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックスついに開幕!

2014-03-19 | 観光


これまでブログでも何回かご紹介してきたいちはらアート×ミックス
月日の流れは早いもので、昨日ついに開幕!

湖畔美術館での開会式の後、山本友子県議とさっそくオープニングツアーに参加。ツアーバスで主なポイントを回りました。











一緒にツアーに参加されていた佐久間市長と。
マイナス28度の校長室。机には氷の柱が・・・(+o+)


友子さんとモンスターに変身。この直後にあっと驚くどんでん返しが!


小湊鉄道の電車を追いかける謎の乗り物??


廃校や鉄道、そして里山の風景、地元のお母さんたちの笑顔、ボランティア「菜の花プレーヤーズ」の若者たちのもてなし・・・
それらをひっくるめて、全てがアートなのです。

会期は5月11日までの52日間。日ごとに進化していく様を見るのも楽しみです。


憧れのレスキュー隊訪問

2014-03-15 | 防災
最近すっかり温かくなりましたね。風の強い日も多いのですが、皆さん花粉症は大丈夫でしょうか?
私もご多分に漏れず花粉症持ちです。もう30年以上も前からですが、昔に比べて年ごとに症状が軽くなってきているようで、幸いにも今年はまだほとんど症状があらわれていません。
花粉症の根本的な治療に減感作療法がありますが、これまでのように花粉のエキスを注射するやり方ではなく、舌下に垂らすだけという自宅でも可能な治療法が今年保険適用になるそうですね。私の身体も長い年月をかけて自然に免疫ができているのかもしれません(^_^;)。

さて、先日の視察先は、私にとっての尊敬と憧れの的、消防署
市内にある6消防署のうち、五井消防署にお邪魔しました。

ここ五井消防署は、「高度救助隊」を擁する市内で唯一の消防署です。
消防官の中で、特に人命救助に当たるための訓練を受けているのが救助隊(レスキュー隊)ですが、さらに高度な技術や資機材を備え、大災害や大事故にも対応するのが高度救助隊です。

まず、署内にずらりと並ぶ防火服やホースを目の前に、既に興奮でカメラを持つ手が震える私・・・。


「こんな所も写すんですか?」と言われましたが、私にとっては重要なんです!!
仮眠室。

以前県の消防学校の寄宿部屋を覗かせていただいた時も思ったのですが、本当にきちんと整頓されていますね~

そしてこれが、今年度配備されたばかり・ピカピカの救助工作車です。


オーダーメイドで、救助に必要なありとあらゆる資機材がピッタリと見事に収まるようになっています。




車に乗せてもらっちゃいました!
興奮度MAXの私。


運転席はスイッチだらけ。


こちらは潜水服です。体が浮く素材なので、潜水する時は重りを装着します。


レスキュー隊の象徴・オレンジ色の救助服には単純に憧れますが、実際にお話を伺えば伺うほど、レスキューは相当に苛酷な任務です。火災現場で救助中に全身オイルまみれになるなど、自分もこれで終わりだと思ったことも一度や二度ではないそうです。現場に出る時間以外のほとんどは厳しい訓練を積む毎日。放課後の学校のプールを借りて水難救助の訓練をすることもあるのだとか。
もちろん、広域災害にも備えて、いつ呼び出されてもいいように休日でも心の準備は怠りません。阪神淡路や東日本の大震災の時も現地へ向かいました。
「簡易トイレに便が溜まりあふれ出て、便器の周りにも、通路にもあふれている。そんな場所で1週間以上過ごし、救助に当たるんです」という生々しいお話なども伺って、つくづく頭が下がる思いがしました。


改めて市の消防業務の実態を確認することができて、とても勉強になりました。五井消防署の皆さま、大変お世話になりました(^^)
日頃の訓練は、主に山田橋の市総合防災センターで行っているそうです。機会を見て、またそちらも訪ねてみようと思っています。

県常任委員会を傍聴して

2014-03-14 | 議会
現在開会中の3月定例議会。
先週で一般質問は終わり、今週は予算審査特別委員会が開かれています。
私は予算委員会の委員ではありませんが、用事がない時間はなるべく傍聴するようにしています。

予算委員会の委員は、議員33名の中から会派人数の按分で12名が選ばれます。市民ネットは私一人で正式には会派と認められないため、初めから委員になることはできません。
ともあれ、12名の議員(委員)によって、子育て関連から福祉、労働、消防、教育、衛生・・・とにかく市のありとあらゆる部門の予算について、一括して審議されるのが、市原市の予算審議の仕組みです。


ところで私は今日、県の常任委員会を傍聴してきました。
県議会では、県行政の内容ごとに8つの部門に議員が分かれた委員会が設置されています。それを「常任委員会」と言います。(市原市にも常任委員会はあります。市原市は4つです)
私が今日傍聴したのはそのうちの一つ、健康福祉常任委員会です。病院事業や福祉、衛生などに関する部局を扱います。

県の委員会を傍聴するたびに、いつも羨ましいな~と思う事が・・・。

まず、傍聴者用に渡された資料のこの量。

委員に渡されるものとほぼ同じ資料。とても充実しています。

そして、もう一つは予算案の審議
市原市のように、一部の議員によって一括審議されるのではなく、県は常任委員会に分割して審議されるんですね。
議員全員が手分けしてそれぞれの分野ごとにチェックするこのやり方の方が、断然いいですよね。
しかも県の予算資料は、項目ごとに前年度の当初予算や補正後の予算、また財源の内訳が記載されていて、とっても理解しやすいのです。


でも実は市原市議会でも、今までの予算や決算の審議の在り方を見直そうと検討を進めているところなんです。
長い間慣例で行われていた方式を変えていくのは、口で言うほど簡単ではありません。
でも、不安要素を挙げていればきりがない。方向さえ見極めれば、まずはエイヤっと進めてしまう事も必要だと思っています。


最後に余談ですが、今日の県の常任委員会でちょっと呆れたことが・・・
私たち一般傍聴者の隣には記者席も設けてあったのですが、多くの記者たちが居眠りをしていたようなのです。
ボイスレコーダーで録音しているから、あとで聞けばいいと思っているのでしょうか。
そのうちの一人はあろうことか大いびきをかいて爆睡。一般傍聴者に肩を揺さぶられて起こされる始末(>_<)。
記者席って、一般席よりも部屋全体が見渡せるいい位置に設けてあって、おまけに椅子には簡易机がついているんですよ。
もちろん、メモを取りながら真剣に聞いていた一般傍聴者たちからは、非難の嵐でした・・・

まあそんな訳で、色々な意味で発見があって勉強になるし、面白いものですよ。
そういえば、ある先輩議員が「議員の本当の実力が試されるのは、本会議よりも委員会」とおっしゃってました(~o~)。皆さんもぜひ一度、委員会の傍聴へ!

心にミモザの花束を

2014-03-08 | 日々のあれこれ
今日3月8日は「国際女性デー」。約40年前に国連によって定められた記念日です。皆さん、ご存知でしたか?
私が3月の定例議会で取り上げたテーマと、ちょうど関連性があります(^^)。

「世界経済フォーラム(WEF)」が毎年公表している「世界ジェンダー格差指数」という指標で、昨年、日本はついに過去最低の135か国中105位に沈んでしまいました。
これは本当にショックです。あの中国でさえ(と言うと失礼ですが)、69位なんですよ。

この指数を世界地図で表したものを見ると、さらにショック!


ちょっと小さくて見にくいのですが、感覚で読み取ってください(笑)。
橙色が濃くなるほど男女格差が大きい国、緑色が濃くなるほど格差が小さい国です。
西アジアや北アフリカに散らばる濃橙色から離れた位置、右端にぽつんと目立つ韓国と日本・・・。

このことが、国内ではほとんど報道されないのはなぜなのでしょう?
経済指標だと、順位を一つでも落とすと大騒ぎするのに・・・。



さて、3月8日はイタリアでは「ミモザの日」でもあるのだそうです。
男性から女性へ、愛と感謝と尊敬をこめてミモザの花束が贈られます。
私は、鮮やかなイエローのミモザの花も好きなのですが、独特のシルバーの葉っぱも大好きなのです。
一生に一度でいいから、伊達男にこんな花束を贈られたい!!

・・・という妄想は振り払って、さ~お仕事お仕事(~o~)。

写真は千葉市にある市民ネット千葉県の事務所内、昨夜の広報会議の様子。


4月頭に発行予定の広報紙には、私の署名記事も載ります。お楽しみに!

議員の定数

2014-03-06 | 議会
今日、市原市定例議会の一般質問が全て終了しました。

定例議会と並行して、ただ今議会内で議論されている課題が、「議員定数について」。
以前は若手議員を中心とした議会改革プロジェクトチームで検討していたのですが、現在は会派ごとの代表者で構成する議会改革推進協議会に舞台を移し、調査研究中です。
今日の協議会の会議では、議長から、先日都内で行われた研修内容の報告がありました。

議員定数を巡っては、名古屋市の市長と議会の対立が大きな話題になりましたし、市民アンケートなどを取ると「議員の数は今より削減した方がよい」という意見が大勢を占めるのは、もはや一般的となっています。
その背景に、議員や議会に対する住民の強い不信感があるということは、議会も真摯に反省しなければなりません。

しかし、やはりアンケートで
「では、現在の議員定数が何人か知っていますか?」
と聞くと、答えられない人の方が圧倒的に多いのもまた事実なんです。
ほとんどの人が、「何となく」という感覚で、「とにかく減らした方がいい」と言っているんですね。つまり、根拠が曖昧なんです。

議会の大事な役割の一つは、「行政のチェック」です。本来ならば、もれなく正しくチェックするためには、できるだけ色々な立場の色々な感覚を持った人の目が、たくさんあった方がいいに決まっています。人数を減らした結果そのチェック機能が弱まってしまえば、何の意味もありません。
でもそれは、議員の個々のスキルがちゃんとあることが前提の話で・・・。
要は、議員へ歳費のムダを無くすためには、人数うんぬんよりも、議員を選ぶ人と選ばれる人、双方の意識改革の方が先じゃないかと私などは思うのですが。

適正な定数って、真剣に考えれば考えるほど難しい問題です。



さて、
昨日は私も個別質問で登壇しました。
男女共同参画の推進についてと、教育行政について何点か質問したのですが・・・
今回は今まで以上に反省点だらけです(*_*)。
もう少しわかりやすい表現はなかったものか、もっと上手い切り込み方があったのに、もっと深い考察ができたんじゃないか・・・
と、悶々としてどうもすっきりしません。

モヤモヤを吹き飛ばすべく、昨夜は三男坊と一緒にカラオケへ。

「お母ちゃんが2曲歌ったら、〇ちゃんが1曲の順ね。お母ちゃんがお金を出すんだから」
と大人げないルールを勝手に決め、マイクを握りしめました。

石川優子の「シンデレラサマー」から始まって、大塚愛の「さくらんぼ」まで3時間、
ガンガン歌って少しスッキリ!(>_<)

美談の正体

2014-03-03 | 日々のあれこれ
唐突ですが・・・、
クチビルに飼っているヘルペスが、また暴れ出しています。水泡が破れて、流血しちゃいました。
ちょっと抵抗力が落ちているのかな。気をつけないと。

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さて、東京新聞のウェブサイトを眺めていたら、「『障害者』という美談」という記事に目が留まりました。
ゴーストライターが名乗り出たうえ、聴覚障害者かどうかも疑わしいとされている作曲家・佐村河内守氏の話題から始まる論説なのですが、とても共感した部分があったので、抜粋してご紹介します。


芸術分野に限らず、障害者がハンディを乗り越えて才能を開花させた的な話題がもてはやされるのはなぜか。
メディアが繰り返し強調する「努力と克服の美学」が、健常者の心の内奥に影を潜めている「悲運への哀れみ」を浄化してくれるからかもしれない。

幼いころから障害者のみを引き離す教育の仕組みも罪深いと思う。
健常者に「障害者は別世界の住人」という意識を植え付け、存在への関心を失わせてこなかったか。

障害と健常の違いは曖昧だ。講演中にマイクが壊れれば、聴衆の耳は不自由になる。
でも、手話通訳に頼る障害者は不自由しない。
障害者ばかりが美化されがちなのは健常者本位の社会だからだ。双方が等しく暮らす社会なら安易な美談は生まれまい。



特にこの最後の部分を読んで、
1月に千葉市で行われた障害者差別解消法に関するシンポジウムに参加した際、基調講演をされた野澤和弘氏も、同じようなことを語ってらしたことを思い出しました。

聴覚障害者団体の方々に囲まれて打ち合わせをしたときに、自分だけが手話がわからず、話の輪に入れなかった。
その時「障害者」は紛れもなく自分の方であった。

確かそんな内容でした。

************

さて、今日はこれにて(^^)。

本会議一般質問の登壇まであと1日。
これから追い込みでもう少し原稿内容を詰めることにします♪

いちはらの広報、見てみて♪

2014-03-01 | お知らせ
最近、ちょっとブログの更新が滞り気味です。
というのも、ただ今定例議会の真っ最中。
先日27日は、久しぶりに議案質疑をしました。市内のコミュニティーセンターでの市外利用者を原則禁ずるという条例に対し、反対の立場での質問でした。
一息つく間もなく、今は5日の一般質問に向けて原稿を作成中です。ギリギリまで悩むのが、私のスタイル(?)です。
本当は、議会中だからこその様々な情報をタイムリーにお知らせしなくちゃ、とは思うのですが、
何せ余裕がなくて。ごめんなさい!

さて、そんな私でも、今日はどうしても言いたいことが・・・

市原市の皆さん、今日の折り込みの広報いちはら、もうご覧になりましたか?
表紙と真ん中の見開きページ、どどーんといちはらアートミックス関連の記事です。いよいよ始まりますね~
実は、2月15日から28日まで、渋谷のヒカリエで広報展も行われていました。東京方面の方はご覧になったかしら・・・。

期間中ずっと使えるパスポートや公式ガイドブックもすでに発売中です。
こちらが、早速手に入れたガイドブック。


表紙をめくると、こんな感じ。

菜の花の絨毯を走る小湊鉄道がステキ!
ガイドブックは全国の書店でも手に入ります。

それからもう一つ。
今日から市原市のHPが大胆にリニューアルしました。トップページがとてもオシャレになりましたね。
何より私が強調したいのは、「いちはら子育て・教育サイト」です。
「子育てナビ」では、子育てに関する情報を成長期ごとに調べられるようになっています。
これに関しては、私も
「行政が発信したい情報だけではなく、利用者が知りたい情報がほしい」
という若いお母さんたちからの声を受けて、昨年の6月議会で藤沢市の子育てポータルサイトなどを例に挙げて、HPの改善を市に訴えてきました。
ちょうどHP全体がリニューアルというタイミングもラッキーでしたが、以前よりグンと見やすくなって、とりあえずホッとしています。
さて、現役ママさんたちの感想は如何に・・・?

でも、まだいろいろと調整中なのでしょうか、議会質問のために市の詳細な資料をHPで調べようとしたら、文字化けして見ることができないんです(T_T)。
兎にも角にも、私の議会質問は5日の午後2時前後です。お時間がありましたら、ぜひ傍聴ににいらしてください(^O^)/

皆さんの応援が励みになっています


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