市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

これからが肝心。

2019-10-13 | 防災
甚大な被害をもたらした台風19号。
長野市に住む姪っ子一家は、千曲川の氾濫で避難したとのこと。心配です。
市原市では15号ほどの建物被害はなかったものの、竜巻によって1名の尊い命が奪われました。心よりお悔やみ申し上げます。
また、未だに停電されているお宅も5000軒以上。一刻も早い復旧を祈るばかりです。

今回は、住宅の被害以上に公民館や消防署、運動広場といった公共施設の破損が目立ちました。
今後のハード面での検討課題だと思います。

台風接近に備え、早めに公民館やコミュニティーセンター11か所に避難所を開設しましたが、避難者が続々と押し寄せ、多くの施設で満員になりました。ピーク時は1244世帯・2776名にも。
そこで近隣の小学校などが次々と追加で避難所に指定されましたが、迅速な対応の陰には市議会災害対策会議の要望もあったようです。

それから、ブルーシート張りに関する専用窓口が市役所第2庁舎(旧庁舎)の3階に設置されました。
明日も対応しています。連絡先はこちらへ。0436-22-1115

今後、市議会では各議員から集めた課題を整理して、市に対し提言を行っていきます。
支援者や地域の個々の要望を伝えることだけが議員の役割ではない。
今回の災害対応で何が足りなかったのか、それは何が原因か、ではどうすればよいのか。
大局的見地に立って検証する力が、これから問われると思っています。

台風19号が接近しています。

2019-10-12 | 防災
市原市での風雨のピーク予想は、12日(土)の夕方から13日(日)の明け方。
台風15号以上の暴風に加えて、12日の21時ごろには、ゴーゴーと滝のように降る雨で下水管から水があふれる事態も予想されます。
また、今回は満潮と重なっているので高潮被害にも警戒が必要です。

ぜひ各種ハザードマップを確認してください。市原市防災マップ

市原市は、11日13時に災害対策本部を設置しました。
同時に、公民館やコミュニティーセンター11か所に避難所を開設。15時時点で41世帯64名が避難をされています。
万が一に備え、一部の小中学校(10か所)も予備避難所として開設準備中です。
ブルーシートや土のうは市内9カ所の消防署で24時間配布しています。土のうは86カ所の消防団詰め所でも扱っています。

その他、公共交通やスーパーなどの運行・営業情報なども、市のHPに情報がアップされていますので、ご確認ください。


市原市議会でも、災害時の要綱や行動指針に則って、11日14時に「市原市議会災害対策会議」を設置しました。

発災時に議員が個々バラバラに動いて勝手に市に要望をあげると、かえって行政を混乱させたり活動を妨げる事にもなり兼ねません。
こんな時は、議会がまとまって情報を集約し、要望や提言を整理して市に伝えることが重要です。また、市からの報告や依頼も一括して提供されることになります。
私は台風15号の時にも設置を提案しましたが、その時は動かず・・・今回が初めての設置となりました。

情報は様々な媒体から発信されていますが、とりあえず市の情報配信メールにはぜひ登録を!
市原市情報配信メール

台風15号から1か月が経ちました。

2019-10-10 | 防災
7日付で市から出された災害復旧の対応状況の情報をもとに、概要をお知らせします。

1.被害状況
人的被害:負傷者16名(うち重症1名)
住家被害:3235件(うち全壊30件)
公共建物・学校被害:152件
倒木による道路被害:749件
農業被害:504件 約15億円
停電:最大67400件 ※市内の約半数か?

※未だに813件で電話通じず。通行止め市道は15路線。

2.被災者支援
①り災証明書:認定件数3227件
②災害相談所(9/30まで):11か所 
③借上住宅提供:12世帯
④ごみの臨時受け入れ、町会で集めた災害ゴミの収集
⑤「こころの健康相談」:1355人
⑥ブルーシート張り:ボランティアセンター対応分 依頼358件 ※10/10現在の未対応8件
          関東地方整備局、県建設業界、自衛隊対応分(要支援者) 272件
⑦災害救助法:*住宅の応急修理(半壊・大規模半壊)1世帯58万4千円まで ※県主催説明会開催
        「全壊」50%以上損壊 「大規模半壊」40~50% 「半壊」20~40% 「一部損壊」10~20%
        11日付報道によると、「一部損壊」も新たに支援の対象(30万円まで)となる見込み。
       *生活必需品の給与(布団、石鹸など)※国からの正式決定待ち
       *学用品の給与 ※適用案件4件、県に報告済み
⑧被災者生活再建支援法(全壊・大規模半壊・半壊):基礎支援金50~100万円など ※対象者に周知
⑨防災・安全交付金を活用した支援(一部損壊):国・県からの正式決定の通知待ち
⑩住宅の修理や再建に関する相談受付(建築相談窓口): 10/14~10/20
⑪各種手数料の減免:住民票・印鑑登録証明書・所得証明書・納税証明書・完納証明書
⑫災害見舞金:全壊5万円、半壊3万円、床上浸水2万円
⑬災害義援金:口座開設10/4~3/31
⑭強い農業・担い手づくり総合支援交付金:農業用ハウス・機械 ※10/8説明会
⑮寄付金:約2200万円(10/3現在)

週末にはまた最強クラスの台風が上陸するとのこと、心配です。
市は発電機20台を確保し、電源車を依頼。台風15号の被災で吐き出した備蓄品を急ぎ補給。
早期避難所開設準備を進めています。
福祉施設などの自家発電用燃料の優先供給の確認も行っているそうです。
市内では、ペットボトル水やカップラーメンなどが飛ぶように売れて、品薄のスーパーもあるようで・・・。
皆さんも備えは十分に。

2時間13分だけの決算審議

2019-10-03 | 議会
昨日(2日)は、実質審議1日だけの決算審査特別委員会が開かれました。
各会派の代表者が1名ずつ登壇し、総括的な質疑があれば行い、決算を認定するかしないか、その理由なども含めて結論を陳述するものです。

先日ブログでも書いたように、本来であればこの日までに各分科会に分かれてみっちり審査を行うはずでしたが、これをすっぽり落として、お尻の日だけで帳尻を合わせた「張りぼて決算委員会」です。

各会派の持ち時間は、大会派(自民・市民クラブ・公明)が30分(市の答弁含む)。二人会派である私たち市民ネットと共産が20分。無所属(一人会派)が10分です。
私は、2点だけ質疑しました。
一つは、平成29年に明るみになった水道事業のデータ改ざん問題を受けて、平成30年度はちゃんと改革を行ったの?ということ。
もう一つは、平成30年度は計画の策定業務のコンサル委託が随分多いけど(合計14計画で約1億円)、そんなにコンサルに任せて大丈夫?ということ。
すごくザックリな言い方ですが(^^ゞ。

けれど、持ち時間が少なすぎて、これで認定か不認定か判断しろと言われても、とてもじゃないけれど無理!
逆に、こんなわずかな時間で結論が出せるならすごい。これからもそうすれば?その方が市も議会もラクだし・・・と言われても仕方ない。

なので、私たち市民ネットワークは認定の可否の採決を棄権しました。
共産は「不認定」、他は全て「認定」でした。

あくまでもこれは決算委員会での議決で、12月に開かれる定例議会でこの結果が報告され、改めてそこでまた決を採ることになっています。
私たちはそれまでの期間に独自に調査したうえで、12月の本会議では結論を出したいと思っています。

この決意(?)をある方に話したら、「男らしい行動ですね~!」と言われました。
これは、固いこと抜きにして誉め言葉としておきましょう。

最後に、直前のお知らせでにもかかわらず、都合をつけて駆けつけてくださった傍聴者の皆さん、本当にありがとうございました!
時間が少ないので、猛烈に早口になってしまって・・・。わかりにくかったら申し訳ありませんでしたm(__)m

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