市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

「手当て」ということ

2013-10-31 | 健康・医療
ただ今事務所内では、11月発行予定の「市民ネットワーク通信」の編集作業が佳境に入っております。

編集委員のメンバーは皆それぞれ毎日の活動も忙しいのですが、通信の発行は市民への広報という意味でとても重要なので、ギリギリのところで何とか調整をして話し合いの時間を確保しています。

今日もその編集会議だったのですが、
少し遅れて登場した山本友子さんの顔を見て、一同みなギョッとして固まってしまいました。

お岩さんのように真っ赤に晴れ、目もまぶたに隠れてほとんど開いてなくて、まるで別人・・・。

一昨日熱を出し、珍しく仕事を途中で切り上げて帰宅して以来ダウンしていると聞いていたのですが、今日の編集会議には無理を押して来て下さったのですね。
それにしても痛々しい姿でした。

「お医者さんは何と?」
と訪ねると、友子さんは、
「『リンパ腺が腫れている』と訴えているのに、私の体を全く触りもしないで、アレルギーだろうと言ってクスリだけくれた」
と非常に憤慨した様子。
クスリはステロイドの内服薬と軟膏でした。

まあ医者もベテランになれば一見しただけで診断を下せるのかもしれませんが、
それにしても患者の体に一度も触れないで、どうして診察と言えるのか、私も疑問を感じざるを得ませんでした。
よく、パソコンの画面ばかりを見て患者の方を一度も見ない医者もいる、なんて笑えない話も聞きますよね。

昔から、子供が怪我をするとお母さんが手を当てて、「痛いの痛いの、飛んでけー!」とやると子どもが泣き止むように、痛いところに手を当ててやると不思議と痛みが和らぐという経験をされた方も、多いのではないでしょうか。
保育器に入っている超未熟児を医療者が両手で包み込んであげると、状態が安定するという話もあるそうです。
マッサージの効果も然りですし、人の手にはきっと、人を癒す不思議な力が宿っているに違いありません。

そういう意味で、特に医療従事者には、もっと「手当て」に心を砕いてほしいと思うのですが・・・。


それにしても友子さん、
しっかり休んで早く治して、また元気に仕事してくださーい!!

未来に羽ばたく後輩たちへ

2013-10-29 | 日々のあれこれ
秋も深まってきましたね。
行事は多いものの、12月議会まではまだもう少し間があるので、本来ならば議会のプレッシャーから解放されて気分的には落ち着く束の間の時期のはずなのですが、、

実は今、まるで議会直前の時期のような精神状態なのです(^_^;)


私の故郷・松本の出身高校では、卒業後30年の節目に盛大な記念事業を行うことになっていて、私の代は今年がちょうどそれに当たります。
式典や宴会が行われるのはお決まりなのですが、特徴的なのは、「尚学塾」というプログラム。
卒業生のうちの何人かが、現役の後輩たちに講義を行うというものです。

実は私も講師を依頼されているうちの一人。今あわててその準備をしている最中です。

他の講師の同窓生たちは、例えば国家公務員、弁護士、研究職、ジャーナリスト・・・など多彩な顔ぶれなのですが、
私は自分の経験から、こんな講義内容を考えています。

1.自閉症児の母親が市議会議員になるまで
2.地方議会と政治参画について
3.発達障害について
4.薬剤師の役割について

恥ずかしながら、パワーポイントを作ったことがこれまで一度もなかった私。
この間の九州への視察の行き帰りの飛行機の中で、必死に入門書を読んでアタマに叩き込きこみ、なんとかマスターしました。
テーマを欲張りすぎて、講義の持ち時間65分の二倍以上のボリュームになってしまったので、今懸命に削っている最中です(^_^;)

議会の時期もそうなのですが、集中し始めると寝食も忘れるタイプなので、今カラダも精神状態もボロボロです。
本来なら、30年ぶりに顔を合わせる同窓生も多いことだし、少しでも見た目に磨きをかけたい(?)のが女子のホンネなのですが(笑)、もうそんなことを言っている余裕はこれっぽっちもありません。。

でも、今回はいろいろな意味でいい機会を与えてもらったと思っています。
パワーポイントも覚えたし、自分がこれまで歩いてきた道を見つめなおしたり、自分の考えを整理することもできました。

オマケに、久しぶりに昔のアルバムやら資料やらをひっくり返していたら、こんな懐かしいものも出てきました。



これは、今から15年ぐらい前に、私が一人で近所中に配って歩いたチラシです。
当時、毎日のように家からいなくなっては、周りに迷惑をかけていた長男の障害の特徴やお詫び・見守りのお願いなどが書いてあります。

今読むと、すご~く肩に力が入った文章。。
赤面ものですが、当時はそれだけ必死だったんですね(^^)

「キャラバン隊いちょう」公演やります!

2013-10-28 | キャラバン隊
キャラバン隊いちょう」の公演のお知らせです(^O^)/

11月1日(金)13時より、辰巳公民館にて。

一般の方を対象に行う機会って、意外に少ないんですよね。
いつもは学校にお邪魔することがほとんどなので・・・。

そして今回、出演メンバーの人数が揃わないため、普段は裏方専門のワタシも、舞台に上がります。
最初と最後のあいさつ、それから、長男が生まれてから現在までの様子なども、少しお話させていただく予定です。

お時間がある方は、ぜひいらしてくださいね!




ハードだった!撫子会視察

2013-10-24 | お知らせ
本日市役所から、26日から予定されていた「上総いちはら国府祭り」が、台風の怖れのため止む無く中止と発表されました。
26日夕方からの、「モビール市訪問団歓迎レセプション」も中止に。
今年は市制50周年記念行事という事もあって、楽しい新規イベントも目白押しだったのですが、仕方ありません。
風雨は明日の夜中ごろから激しくなるという予報でした。この間のような被害が起こらないことを祈ります。


さて、下の写真は一昨日、一期生議員の会(撫子会)のメンバー5名で視察に行った時のものです。

ちば消防共同指令センター


この日は、
午前中は千葉市内にある「イカリ消毒株式会社 技術研究所」で害虫防除の最新事情などのお話を伺い、午後は県庁庁舎内の「危機管理センター」、「ちば消防共同指令センター」、「千葉県県消防学校」の順で視察させていただきました。

ところが、
午前中の視察の時に、自分が夢中で質疑応答を行っているうちに時間を大幅にオーバーしてしまい、お昼時間はすべてカット(*_*)。
結局、朝から夕方6時まで、メンバーが口にしたのは飴玉2個のみ、でした。。

幹事失格ですね。皆さんには本当に申し訳なかったです。
その分中身が充実していたのが、せめてもの救いでしょうか?

重症心身障害者の施設へ

2013-10-22 | 障がい者
昨日は市民ネットの福祉部会の企画で、『生活クラブ風の村 重心通所さくら』の視察のために、佐倉市へ。

今年7月にオープンしたばかりの同施設は、重症心身障害者のための福祉事業所です。


「子どもの学校卒業後の居場所がない」という『NPO法人さくらクローバーの会』(保護者の会)の要望で誕生し、現在、登録者は20名。毎日4名から8名が利用しています。
職員は1対1で対応し、きめの細かいケアができる体制をとっているのが大きな特徴の一つです(通常、同様の施設は利用者3人につき職員1人)。


所長の竹内さんに案内していただきました。

こちらは、女性用の部屋です。


壁際は、初めから車いすを置くことを想定して上部に戸棚を設けてあります。

合理的ですよね。

床暖房は入れてないのですか?という質問に、
「床に寝かせると頭も暑くなってしまうので、床暖房はダメなんです」
との説明が。なるほど、ほとんど立ち座りで過ごす私たちの感覚で考えてはいけないんですね。

そういう意味で特に感心したのが、トイレです。


アレ?なんで便器が向こうを向いているの?逆でしょ?と思いますよね。

でも、車いすで入ることを考えると、そのまま椅子から平行移動し、用を足したらまた平行移動で車いすに戻ってバックさせればいいだけなのです。体や車いすを全く回転せずに済んでしまうという、まさに目から鱗の発想です。

こちらは別のタイプのトイレです。

まずベッドに寝かせて、マットの一部を上げれば・・・

この通り、体を支えながら用を足すことができます。

その他、隅々までとことん利用者の立場に立った設計が施されていて、メンバー一同感動しきりでした。
設立にあたり、障害当事者はもちろん、設計士、市の福祉課、ドクター、特別支援学校の先生も交えた協議会が、2年間にわたって何度も開かれたのだそうです。

男性の部屋では、皆でこれから成田山に出かけるという事で、パソコンで検索して計画を練っていました。
利用者も職員も、和やかにワイワイと楽しそう!


オープン当初、
「社会の役に立たない障害者のために、こんなにお金をかけて立派な施設を建てる必要があるのか」
という声も聞かれたのだそうです。
竹内所長は、
「でも、彼らは社会にとってなくてはならない存在なのです。彼らに関わった人間は、日々命に向き合っている彼らから、生きる価値や生命の意味を教わるのです」
と言葉に力を込めました。

従って、職員は看護師などを除いて特別な資格は求めず、むしろ今まで障害者と接した経験がないという人物を採用。
最初は戸惑っても、先入観なく毎日利用者と接することで、どんどん彼らを理解していくのだそうです。


「彼らは『寝たきり』ではない、周りが『寝かせきり』にしているだけ」
という言葉が、とても心に残りました。

市長と町会長のまちづくり懇談会

2013-10-20 | イベント
さっき、よそ見しながら顔を剃っていたら、左の眉毛のしっぽをジョリッと剃り落してしまいました。
大ショック
眉毛って、なかなか生えてこないんですよねえ・・・。

それはともかく。

10月のこの時期恒例の「市長と町会長のまちづくり懇談会」。
市内各地域を市長や行政幹部が何日間かかけて回り、町会長の皆さんと懇談するという、大事な機会です。
私は例年、自分の地元地域だけでなく、都合がつく限り他地域も回って傍聴しています。今年は特に議会改革プロジェクトチームのメンバーとして、他のメンバーとともに市民ニーズの把握という役目も背負いながらの参加です。

昨日は午前中がちはら台地区、午後は国分寺台地区でした。

国分寺台地区 市民会館にて


たくさん回っていると、地域性が垣間見えてとても面白いし、勉強になるものです。

今年は、「町会加入率アップへの取り組み」という共通テーマの意見交換と町会の活動報告でしたが、行政側からの説明や意見に対する答弁の時間が少なかったのが残念でした。もう少し行政と市民とのラリーが聞きたかったというのが、正直な感想です。
「懇談会」というよりは、町会の取り組みの「発表会」という感じだったかな・・・。


そのほか、この日は合間を縫ってもう二か所訪ねました。

辰巳台公民館 文化祭


市原特別支援学校 いちょうまつり


何しろ時間がなくてゆっくり見ることができず、申し訳なかったです(*_*)。

10月は本当に行事の多い月です。

信濃会旅行二日目・奇跡の村へ

2013-10-19 | イベント
皆さん、長野県は下條村をご存知ですか?

県南部に位置し、人口約4100人。人里離れた山奥の小さな村です。
この村が『奇跡の村』と呼ばれ、マスコミにも多数取り上げられている所以は、合計特殊出生率にあります。
全国平均が1.39と少子化にあえぐ日本の中で、なんと1.92という高い数値を誇っているのです。

この奇跡の秘密を探ろうと、今やこの小さな村に全国の自治体からの視察が殺到しています。

ところで、7月に私たち市原市議会の特別委員会が視察で長野県を訪れたことは、以前このブログでも紹介しましたが、実は最初の予定では、下條村への訪問をメインに考えていたのです。
ところが残念なことに、視察希望が多すぎて受けられないということで、急きょ行き先を変更したという経緯がありました。

そんなこともあって、この奇跡の村へ今回信濃会の旅行で訪ねることができたのは、私にとって本当にラッキーなことでした。
会の中に、この村の出身者がお二人もいらしたのも、きっと何かのご縁なのでしょう。

これが、今全国から注目を浴びている下條村です。

俳優の峰竜太の出身地でも有名ですね(^^)。

本当にフツーの山村なんですが・・・。

ところどころに、こんな真新しい立派なマンションが建っているのが見えました。


これは、若者向けの村営住宅です。
入居条件を設定できるようにと、敢えて国の補助金には頼らず、村の単独事業。
条件は、子持ちか結婚予定者で、他には村の行事参加や消防団加入など。村長自ら面接を行うのだそうです。
家賃は近隣市の半分以下です。
この村営住宅が、村の脱少子化の大きな土台になっているようです。

村では他にも、職員の意識改革のための民間企業への研修や、村道などの整備を村民自らが行って行政は資材を提供するのみ、という「資材支給事業」など、村が自立するための数々の施策を愚直に展開しています。


信濃会のメンバーの親戚宅にお邪魔して、採れたてのリンゴやお漬物で一服しました。
掃出し窓から望む風景に、思わず深呼吸・・・


最高の贅沢!!


今回は視察目的ではなかったのですが、得るものが多い旅でした。
自分の育った故郷、信州への誇りと愛着を、改めて感じることもできました。

市原の子どもたちも、同じように生まれ育った故郷に誇りと愛着を感じてほしい・・・。
そんなまちを、私たちが作っていかなければなりませんね。


最後の写真は、飯田市でのリンゴ狩り。


この時期の品種は「シナノスイート」。果肉は柔らかめ、ジューシーで爽やかな甘さです(^^)。

「市原信濃会」で信濃の国へ

2013-10-17 | イベント
市原市の長野県人会「市原信濃会」の親睦旅行で長野県に来ています。
ただいま、飯田市の温泉旅館でくつろぎ中(^^)。

諏訪大社


諏訪湖


諏訪湖のほとりにある原田泰治美術館にて、偶然にも原田先生に遭遇!

日頃の行いが良かったせいでしょうか?(笑)

元善光寺にて





信濃会の青い陣羽織、結構似合ってるでしょ?目立つんだなこれが(笑)


夜の宴会で場を大いに盛り上げてくださったのは、あの「ハッピーいちはら」の産みの親の清水さん。







生真面目な信州人には珍しい芸達者ぶり!!

結核に注意!

2013-10-15 | 健康・医療
先日、薬剤師会から市原市の感染症に関する情報が届きました。
最近(直近5週)の感染症の発生動向を見ると、手足口病がちょっと多いかな、という程度で、他はほとんど報告されていません。

ただ、注意しなければならないのは結核です。
今年に入って9月までの市内の患者数、なんと51人
特に70代や80代の高齢者が多く、かなり症状が進んでから受診するケースが多いのだそうです。

患者さんからは「まさか結核とは思わなかった」という言葉がよく聞かれるそうですが、そう思っているのは患者だけではないようです。
先日あるドクターに話を伺ったところ、
ドクターの間でも「まさか結核とは思わず」、風邪と診断して咳止めを処方して様子見、というケースが意外に多いのだそうです。
日本では、結核による死亡者数はインフルエンザの3倍というのですから、驚きです。決して過去の病ではないのですね。

昔、日本で結核が蔓延していた頃に感染し、発病しなくても保菌している人は相当数いると思われます。
ストレスや加齢などで抵抗力が落ちた時に発病する怖れは十分ありますし、最近はネットカフェやパチンコ店、ライブハウスなどの換気が不十分な場所で感染する若者も増えているのだそうです。

結核は、クスリをきちんと飲めば治る病気です。
2週間以上咳が収まらない場合は、医療機関に相談してくださいね。

スポーツの秋

2013-10-14 | イベント
今朝の新聞折り込みの「広報いちはら」。皆さんはもうご覧になりましたか?

一面はズバリ、10月26日と27日に開催される「上総いちはら国府祭り」に関する記事です。
今年は市制施行50周年ということもあって、昨年よりさらにパワーアップ。特に注目は、青年会議所主催の「いちはら大綱引き」です。市内を東西南北4地区に分け、1チーム200人規模で綱を引きあうという、大規模でワクワクするイベントです。
ただ今、参加者を大募集中。希望者は、こちらへぜひどうぞ!
いちはら大綱引きHP

そうそう、26日の14時から始まる練踊りには、今年も議員連が参加します(^O^)/
私もまたピンクの衣装を着て、先頭を切って踊っていることでしょう・・・。


さて、昨日は辰巳台地区の市民体育祭でした。
暑さも和らいで、絶好のスポーツ日和!


来賓席にて、捧議員、吉田議員と。


座ってばかりじゃカラダがうずく!…というわけで、吉田議員と競技に参加しました。

釣竿でレジ袋に入った商品を釣り上げ、ゴール!

「捕ったど~」


戦利品は、耳かきでした♪

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