市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

飯田市のリンゴ並木

2013-07-31 | 環境
市原市から東京、さらに新幹線で豊橋へ。そこから天竜川を縫うように走る飯田線に揺られること2時間半。
「南市原のまちづくりに関する調査特別委員会」の視察で、長野県は飯田市に来ています。

今、手に入れたばかりの慣れないiPadを使って、悪戦苦闘しながらこのブログを書いています(笑)。

飯田市役所にて


少子高齢化や人口減少といった地方都市の抱える課題に対し、飯田市は、近隣の町村と連携して、互いに自立したまちづくりを目指すべく、さまざまな取り組みを積極的に行っています。
そのなかでも特に知られているのが、再生可能エネルギー事業の推進。
飯田市のすごいところは、これらの事業を行政が主導するのではなく、あくまでも市民主体で行っているところなんですね。
昔からの「結い」の精神が脈々と受け継がれていることがよくわかりました。

下の写真は、中心市街地のリンゴ並木。


昭和22年、飯田市は市街地の80%が焼失するほどの大火事にみまわれました。
その後焼け野原になった土地に、当時の中学生が40本の木を植えたのが始まりだそうです。
たわわに実るリンゴを、勝手にもいでいく市民は誰もいないのだそうです。飯田市民の郷土に対する愛着と誇りの精神がよく伝わってくるエピソードだと思います。

今日はここまで。明日は伊那市に入ります(^O^)/

まちづくり おしゃべり会

2013-07-30 | イベント
辰巳台公民館で開いた、市政報告を兼ねたおしゃべり会。



私たちからの報告よりも、集まった皆さんから寄せられるご意見が大事なんですよね。
今日も、町会活動や防災など貴重なお話がたくさん出され、時間が足りないほどでした。


さて、明日から2泊3日の予定で信州へ視察に行きます。
飯田市、伊那市、上田市を回ります。

買ったばかりのiPadで、果たして旅先からブログ更新できるかな?

iPad

2013-07-30 | 日々のあれこれ
ついに買ってしまいました。



これで、出先でも調べものやメールがサクサクできるかな~
SNSやブログへのアップも、今より気軽にできるかも?

でも私、iPhoneを使ったことがないので、基本操作が全くわからない・・・。
電源のONOFFから、まごついてます。
取扱説明書、どうしてついてないんですか?

とにかく、明後日の信州への視察に持っていきたいので、それまでに最低限の操作ができるようにしたいんです。
ネットで調べて根性で間に合わせます(>_<)

SUMMER JAZZ

2013-07-28 | 日々のあれこれ
いきなりですが、下の写真、場所は市内小学校の教室です。
いったい何をしているところでしょうか?


答え、室内の環境測定をしているところです(^^)

教室内のホルムアルデヒドやトルエンなどの揮発性有機化合物を採取し、濃度を測ります。
写真ではちょっとわかりにくいのですが、床から約1.2メートルの高さに採取キットを設置するため、机の上に椅子を載せ、採取キットをぶら下げているんです。

この環境測定、必ずしも毎年全ての学校で行われている訳ではないのですが、この教室は昨年度床を塗り替えたため、検査対象となりました。
こんなことも、学校薬剤師の役目の一つです。
(もっとも、新米の私は、養護の先生の助けをお借りすることが多いのですが(^_^;))


さて今夜は、知人のピアニストのサマージャズライブ。友人Hさんを誘って行ってきました♪

場所は古民家レストランで市内でも有名な「カノン」です。


癒し系美人ピアニスト、本間樺代子さん

彼女のアレンジにかかると、美空ひばりの「リンゴ追分」もジャズになってしまうんです。
トランペット、サックス、フルートとの息もぴったり!

トランペットの牧原正洋さん

SMAPやEXILEなど多くの一流アーティストとの共演で全国を飛び回り、TVにも多数出演。専門雑誌の表紙を飾るほどの、スゴいお方です。

真夏の夜の夢のような時間でした。
樺代子さん、ありがとう!お疲れ様でした~♪

夏の一日

2013-07-27 | イベント
今日も夏らしい一日でしたね。
実はあれから、情けないことにダウンしてしまって、活動を最小限に控えておりました。
まだハナと咳は残っているけど、もう大丈夫!


さて、今日の活動です。
一つ一つ、どれも詳しく書きたい事柄ばかりなのですが、とりあえず写真でザッと報告しますね。


五井駅西口のサンプラザ改修により、今月1日、10階に新しく開設された市原市生涯学習センターを、まちづくり塾の皆さんと視察しました。


パソコンも6台。市内公共施設で初のWi-Fi導入です。

誰でも自由に訪れて、ミーティングをしたり講座を開いたり調べものをしたりすることができます。

こちらの学習室では30台のパソコンが備えられていて、パソコン教室にも対応できます。


10月には、市民大学も開講されます。
今後は、生涯学習を学習で終わらせるのではなく、地域づくりに発展させるような取り組みが期待されます。


さて次は、アネッサで行われた自主防災会実務者講習会


全6回に及ぶ講座・5回目の今日は、ロープワークや身近な日用品(新聞紙、ビニール袋など)を使った防災便利グッズ作りなど。
お昼ご飯の支度も、もちろん訓練のうち。限られた食材を使い、参加者がメニューを考え、炊き出しで準備しましました。



おにぎり、キュウリ、漬物、スープにデザートのあんみつも!


それから次は、市原特別支援学校へ。
毎年恒例、子どもたちが楽しみにしている夏まつりです。
体育館の中は人の熱気も加わってかなり蒸し暑かったのですが、子どもも大人も皆なんのその!

先生と生徒たちによる演奏


おやじの会のおやじ達も、派手なイエローシャツで頑張ってます!


いつも子供たちのためにありがとうございま~す(^^)/

圧巻は、よさこい「舞ちはら」の皆さんによる素晴らしいパフォーマンス。




子どもたちも輪に入って(^^)



そしてラストは、辰巳萬緑苑・彩風苑の夏まつり。
第30回を迎え、もうすっかり辰巳台の風物詩になりました。

今日は市内でもあちらこちらでお祭りが行われていたようですね。


「久しぶり!」の会話が飛び交うことが多かった、慌ただしくも充実した夏の一日でした(^^)。

夏風邪

2013-07-22 | 日々のあれこれ
今日も朝からスケジュールがビッシリ。
市民ネットの部会活動メンバーとの行政への聞き取りが、お昼をまたいで3本。
その後も子ども部会のため、夜8時まで話し合いが続きました。


実は今日一日体がだるくてだるくて仕方なかったのですが、加えて夕方から鼻水とのどの痛みも出現。
選挙の後の脱力感などではなく(笑)、私にしては珍しく、夏風邪をひいてしまったみたいです。

明日からも大事な予定が詰まっているので、早く治さなくちゃ。

今日はこれでおやすみなさい・・・。

写真は、先々週のきさらづ市民ネットワークの事務所での会議の様子。

誰もが自分らしく

2013-07-20 | 障がい者
アネッサで行われた、「市原市障害者スポーツ ボッチャ大会」。





ボッチャ」というスポーツ、皆さんご存知でしたか?
赤チーム、青チームでそれぞれ玉を投げて、白い的玉にいかに近づけるかを競うゲームです。
カーリングのように、玉をはじいてもOK。
ヨーロッパで始まった競技で、パラリンピックの正式種目にもなっています。

ボールを投げることができない方は、写真のような器具を用いて転がします。


見てると簡単そうですが、やってみると意外に難しいんですよ。つい力が入りすぎちゃって、はるか彼方へ転がってしまったり・・・

お待ちかねのお昼は、「NPO法人ゆかいな仲間たち」の皆さんがボランティアで作ってくださったカレーライスが屋外のテントでふるまわれました。

山本友子さんと、理事の白尾さんを囲んで記念写真(^^)


今日の大会は参加者が350人以上集まったそうです。カレーの仕込みもさぞかし大変だったことでしょう。


さて、大会は午後も続いたのですが、私と友子さんは途中で失礼して蘇我勤労市民プラザへ。
午前中から開かれていた「中核地域生活支援センター大会 in2013」に出席しました。



中核地域生活支援センターは千葉県独自の施策で、現在県内13か所に設置されています。
高齢者、障害者、ニートや引きこもり、生活困窮者、外国人・・・
誰もが地域でその人らしく暮らせるために、24時間365日体制で、あらゆる福祉サービスのコーディネートや総合相談などを行っているところです。
「24時間、365日、誰でも」っていうところがすごいですよね。こんな制度を独自に始めた千葉県、大したものだと思います(笑)。

実はこの日の大会、午前中は厚生労働事務次官に就任されたばかりの村木厚子さんの基調講演だったこともあり、会場は大変な人出でした。
私たちが会場に着いた時は既に午後の部で、「地域社会の貧困化~生活困窮に対する支援の課題とこれから~」と題するシンポジウムが行われていました。



毎日新聞論説委員の野澤和弘さんはじめ、社会福祉協議会の職員や宅老所の代表者の方々から、現場の実践やそれぞれの想いなど中身の濃い議論が交わされ、とても勉強になりました。

例えば、この中でのキーワードの一つ、「ユニバーサル就労」。
障がい者に限らず、病気や家庭の事情など様々な理由で就労が困難な方々が、週1回・短時間からでも自分のできる仕事で社会参加する仕組みです。

ゼロか百かしかないという社会は息苦しい。
10でも60でも社会参加可能、という考え方が福祉社会の実現には必要だと思います。


ちなみに・・・、
市原市内の中核地域生活支援センターは、
いちはら福祉ネット」です。
何かありましたら、こちらへどうぞ!


あなたにも、化学物質の影響が・・・

2013-07-18 | 環境
船橋市 市民活動サポートセンター


船橋駅直結の「フェイスビル」内という、とても便利な場所にあります。
以前ブログでも紹介したジョブカフェやハローワークもここです。

午前中、こちらで開かれた「生活環境を健康にする会」の会合に初めて参加しました。



電磁波、たばこの煙、衣類の防虫剤、殺虫剤、洗剤の香料、建材、本のインク・・・
私たちは現在2万種類以上もの化学物質を吸い込みながら生活をしていますが、これらによって深刻な身体的不調を訴える「化学物質過敏症」の方が全国に100万人は存在するだろうということは、まだあまり知られていません。
「生活環境を健康にする会」は、主に当事者やその家族が中心となって、過剰な化学物質の使用を少しでも減らすことを社会に訴え続けている団体です。
私も以前議会で、公共施設(学校、保育所も含む)での殺虫剤や農薬の漫然使用について、質問をしました。

人により過敏症の発作のきっかけや症状は千差万別です。
例えば、メンバーの高校生になるお子さんは、この時期、休み時間の度に大勢のクラスメートが制汗剤をシューッと吹き付けた後の教室中に立ち込める香料に体調を崩し、一日登校しては一日休むという生活を送っているのだそうです。
手洗い場にある薬用ハンドソープの揮発する匂いに反応し、発作を起こす方もいます。

「大変なんですねえ・・・」と他人ごとのように聞いている私でしたが、
「小沢さんだってそうかもよ」と言われ、ハッと気づきました。

そう言えば、しばしばJR内房線の3駅にチラシ配りで立つのですが、どうも姉ヶ崎駅に立つといつも頭がクラクラするのです。八幡宿駅や五井駅は平気なのに。
国道を車で走っているときも、姉崎のあたりでやっぱりクラクラ。
それから、子どものころからガソリンの匂いが大嫌いで、いまだに吐きそうになることもあります。

私たちは、もしかしたら気付いていないだけで、実はほとんどの人が何らかの症状をすでに抱えているのかもしれませんね・・・。

今日は、事前にメンバーの方から、
「衣類はクリーニングに出したてのものは避けて、柔軟剤は使用せずに二度すすいで着てください。化粧もできるだけ薄化粧で」
と申し入れがあったんです。

気を付けて臨んだつもりでしたが、「大丈夫かな、私、化学物質まき散らしてないかな。。」と、内心ドキドキしながらの初参加でした。

児童養護施設へ

2013-07-16 | 子ども
市民ネットワーク千葉県の県議の視察に同行し、県内の児童養護施設を訪れました。

写真は、施設長から施設の概要や現状・課題などの説明を受けている様子。


開設は昭和60年。
現在は本園に加え、グループホームや地域小規模児童養護施設、児童家庭支援センター(子どもに関する相談・サポート事業)、母子生活支援施設が併設されています。
入所児童数はH24年12月現在で本体施設と小規模施設を合わせて51名。うち市原市の児童は3名です。

かつての児童養護施設は同じ屋根の下に大勢の子どもが暮らしていましたが、現在はどんどん小規模化しています。それだけ一人一人に合ったきめの細かい支援が必用になってきました。
また、昔は学校のガラスを割るなど暴力的な子どもが多かったのに対し、現在は内にこもるタイプの子供が多くなり、かえって対処が難しいのだそうです。

さらにもっと深刻な問題は、発達障害ボーダーラインの子供が大変多いということ。県内でも多い施設では9割、少なくとも5割の入所児童が何らかの発達障害を抱えているのだそうです。
このようなケースに対応するため、全国には「情緒障害児短期治療施設」が38か所設置されていますが、千葉県にはまだありません。

また、職員の配置基準も大変厳しい現状です。昨年4月から、ようやく小学生以上の子ども5.5人に職員1人という予算措置が取られましたが、それまでは6人に1人でした。しかしこれでもまだまだ不足で、最低でも4人に1人は欲しいところなのだそうです。
施設自体の不足も深刻です。県内の児童相談所の一時保護所では、今年6月現在で47人もの子どもが施設の空きを待っています。

こちらは施設内の様子です。







一方、こちらは母子生活支援施設です。外国人の母親とその子供が、日本人の父親のDVから逃れるためのシェルターとして設立されました。
現在、9世帯が生活しています。

特にフィリピンやタイの方が多いのだそうです。
夫との仲介、ビザ取得、保育園や仕事の紹介などのサポートも行いながら、2~3年での自立を目指します。

そしてこちらの新しい家は、3年前に建てられたばかりの地域小規模児童養護施設です。

この施設は、全て寄付によって建てられたのだそうです。

3年前の年の瀬、タイガーマスク「伊達直人」からのランドセルの寄付がきっかけで、全国の児童養護施設への寄付行為が相次ぎました。
不運なことに、その後に起こった東北の震災によってそのブームは吹き飛ばされてしまいましたが、施設の運営は相変わらず厳しく、寄付に頼らざるを得ない状況は変わっていません。



持ち帰った施設の資料を眺めると、
平成元年前後の入所理由で最も多かったのが、「父子家庭の養育不能」、2番目が「父母の入院」。
一方、直近10年間での最も多い理由は、「身体的虐待」、2番目は「ネグレクト(養育放棄)」。
日本の社会が抱えているあらゆる問題のしわ寄せが、何の罪もない子供たちのところに来ているのです。

「ここの子供たちは、生まれた時から荒れた家庭しか知らずに育ちました。ここでもう一度、育ち直しをしているのです」という施設長の言葉が改めて思い起こされます。

ソーラーシェアリング発祥の地へ

2013-07-15 | エネルギー
ソーラーシェアリングとは、農地の上に太陽光パネルを設置することで、農作物の収穫と同時に発電を行うという、新しい発電方法です。

市民ネットの環境部会の視察で、市原市皆吉にある全国初の実証実験場を訪ねました。
私たち以外にも全国各地から見学者が何人も訪れていました。

考案者の長島彬さん

説明からは、日本の農業を守りたいという信念とフロンティア精神がひしひしと伝わってきました。

畑の上に間隔をあけて支柱で取り付けられたパネル。


「上にパネルなんかあると、光がさえぎられて困るんじゃないの?」と思いますよね。
ところが、作物は一定の光があれば十分(光飽和)で、それ以上だとかえって成長が阻害されるのだそうです。長島さんはここに注目しました。

これを見てください。

パネルの下で育った落花生です。

そしてこちらはパネルなしの隣の畑の落花生。

育ちの違いが分かりますか?

ソーラーシェアリングは、原発に頼らないエネルギーの確保と、収入の安定による農家の自立が同時に叶えられるという、とても素晴らしい方法です。
メガソーラーはどこにでも作れるわけではありませんが、この方法なら全国どこの農地でも活用可能です。

今後は国や自治体がこの仕組みを推進するよう、制度を整える必要があります。今年3月には農水省がソーラーシェアリングの際の農地転用許可制度についての通達を出しました。

市原が発祥の地であるこの取り組み、ぜひとも全国に広がってほしいものです。

皆さんの応援が励みになっています


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