市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

駅近は不便!?

2024-02-11 | 生活困窮
市民ネットワークの市議会リポートができました!


もうお手元に届いている方もいらっしゃるかも?
一部地域は私や森山さんが直接お届けしていますので、ちょっと時間がかかります。
ホームページへの掲載ももう少しお待ちくださいね。

記事は主に12月議会の報告で、
1面はJR五井駅西口にそびえ立つサンプラザ市原の3度目のリニューアルについて。
約6億円かけ、若者や女性をターゲットとした産業創造拠点とします。
オープンの時期は、この記事を書いた時点では来年4月でしたが、
先日担当部から令和8年10月に延びるとの説明がありました。

それはさておき、問題はアクセスです。
多くの市原市民の移動手段は自家用車ですから、
車で利用しやすい環境(駐車しやすい、駐車料金がさほどかからない、など)でなければ
どんなに素敵にリニューアルしても、宝の持ち腐れ・血税の無駄遣いになりかねません。

そう。普通は駅近ってアクセスが良いイメージがあるけれど、
市原市民にとっては『駅近は不便な場所』なんですよね。

これは議会で複数の議員も指摘したことなので、
行政はオープンまでにしっかりと対策をとってもらいたいものです。

2面・3面はぶち抜きで医療問題について特集しました。



帝京大学ちば総合医療センターの移転が決まりましたが、
この他にも市原市は様々な課題を抱えています。
先ずはそのことを認識すること。

それから、記事全体はちょっとネガティブな雰囲気になってしまいましたが、
実は私はそうでもないと思っていて。
ピンチをチャンスに、医療福祉政策から始まるまちづくりという方向性を探っているところです^^


「インクルーシブ広場」が市内にオープン!

2023-04-03 | 生活困窮
4月1日から、上総更科公園に『インクルーシブ広場』がオープン!

「インクルーシブ」・・・つまり、障害があってもなくても皆が一緒に遊べる公園ということですね。
さっそく知人親子と出かけてきました。


インクルーシブ広場の向こうに見える建物は、現在リニューアル中の『(仮称)子ども未来館』です。

座ってこぐことが難しいお子さんでも寝そべってゆらゆらできるブランコがあったり。


車いすに座ったまま砂遊びができるお砂場。




滑り台や点字パネルなど、いろんな仕掛けがある複合遊具は、
車いすも通れるほどゆったりしたスロープで上ることができます。


知人ママに一番高評価だったのは、意外にもこの日よけのあるベンチ。

上総更科公園は日が避けられる場所が少ないから、暑い日はけっこう辛かったらしい・・・

その他すべての遊具にユニバーサルデザインが施されていました。詳しくはこちらをご覧下さい♪
 市原市HP「上総更級公園にインクルーシブ広場がオープン」

今日は予想していた以上に大勢の親子連れが訪れていましたが、
ハンデのあるお子さんの姿は見受けられなかったようでした。
インクルーシブ遊具があっても、
それによって即インクルーシブな公園になるわけではありませんよね。

遊ぶことは、大切な子どもの権利。
障害があっても遠慮することなく思い切り遊べる公園。
共に遊ぶ子ども達が自然に混じり合って、それを見守る大人達にも交流が生まれる。
そんな公園になると良いですね。



「不登校カフェ」を開きます

2022-09-27 | 生活困窮
市民ネットからお知らせです♪



学校に行くのが難しい。なんとなく行きたくない日が続いている。
どうしてうちの子だけ?と不安に思い悩んでいませんか?

辛い気持ちを一人で抱え込まず、吐き出しに来て下さい。
同じような経験をしている方と繋がることで、気持ちが楽になるかもしれません。

先輩ママや不登校児を支援してこられた方のお話も伺えます。
関心のある方、支援したいと思っている方のご参加もお待ちしています。

10月19日(水) 9時30分~11時30分
五井公民館 会議室1
予約不要・参加費無料・お子様連れ歓迎

いちめんの向日葵。

2022-08-10 | 生活困窮
市東38(みつばち)まつり~ひまわり畑と夏祭り~』へ行ってきました。
会場は市東中学校近くの市原ミツバチ牧場です。
ヒマワリは蜜源植物として栽培されているのですね。


10万本以上のヒマワリがちょうど見頃。圧巻でした。



会場は、ビックリするほど大勢の人手で大賑わい!
実は、今朝テレビニュースを見ていたら、
お天気キャスターがこの会場から中継していたんですよね。
その宣伝効果も大きかったのかもしれません。

メイン会場では、
ライブステージ、キッチンカー、竹細工や革細工などのワークショップなど盛りだくさん。


もちろん、名物のソフトクリームもありました。
注文すると、ハチミツをトロリとかけてくれるんですよ。
(食べるのに夢中で写真を撮り忘れました。。)

でも、私が見たかったのは、やっぱりこの一面のヒマワリ畑。
夏のヒマワリは最高ですね。元気が湧いてきます。







背丈を超えてすくすく育ったヒマワリ。
これだけ見事に整列して咲かせるのは、相当ご苦労されたことと思います。
今年が初めての開催なのだそうで、来年にも大いに期待したいですね。


市営住宅・浴室はあっても浴槽がない・・・

2022-07-17 | 生活困窮
先日、ある方からこんなお話を聞きました。

『知人が市営住宅に当選したが、エアコンがないのは想定内としても、浴槽はない、網戸もない、
行ってみたら換気扇もない。
全て入居者が設置しなければならないと言われて青くなったと。
ザッと見積もっても50万円は入り用になるが、
とてもじゃないけどそんなお金は出せないので、泣く泣く解約したそうだ。
全く理不尽な話だね』

これには私もビックリ!
そもそも市営住宅は、低所得で住宅に困窮する方に対する重要な福祉政策の一つのはず。
それなのに、今時そんな決まりがまかり通っているなんて・・・。

市の資料より


さっそく市条例を調べました。
『市営住宅の各住戸には、台所、水洗便所、洗面設備及び浴室
並びにテレビジョン受信の設備及び電話配線が設けられていなければならない』

う~む。
ここで言う「浴室」とは、単にスペースを指すのであって「浴槽」ではないのか・・・(T-T)

市原市の市営住宅は現在901戸。うち約8割に浴槽がありません。
そのうえ驚くことに、退去時にはわざわざ浴槽を撤去しなければならないとのこと。
ここまで来ると、もう意味が全く分かりません。

そのため、実際にこのケースのように入居を諦めざるを得ない方が多かったり、
入居しても浴槽を設置せず、福増の温浴施設を利用している方もいたりするのだそうです。

なぜこのような薄情で時代錯誤の対応になってしまったのか・・・
市の住宅政策課で話を聞いても、今ひとつはっきりしませんでした。
ただこの現象は市原市に限ったことではなく、
千葉県(つまり県営住宅)はじめ、国内の他の自治体の多くも同様であることから、
おそらく建設当時(多くが40~50年以上も前)の国の基準の関係でこうなってしまい、
公平性(?)の観点や予算上の理由から、今日までズルズルときてしまったことが推測されます。
私たち市民からすれば、全く合点がいかない話ですが・・・。

ただ、近年は独自に見直す自治体の動きも出てきています。
市原市も現在、市営住宅長寿命化計画の見直し作業に取りかかっているところで、
その中に入浴設備やバリアフリー化などの整備方針の改善も盛り込まれると知り、
ようやく安堵しました。

市営住宅の大量供給時代から年月が経過し、既に耐用年数を超えてしまった住宅も増えてきました。
申込者の4割が高齢者、母子家庭は3割。障害者の申し込みも1割を超えています。
そうであればなおさら早急な改善や整備が必要です。

計画の見直しの骨子案によると、今後は人口減少なども踏まえて新規建設は行わず、
不足する分は民間の賃貸住宅の家賃補助制度の導入を考慮していくとのことです。
民間市場が有効に活用され、入居者が比較的自由に選択でき、
市の予算も低く抑えられることなどから、
私も、これからの時代に即した合理的な方法だと思います。

因みにこの計画骨子案、
様々なエビデンスをベースにした理論的な構成で、
市が出す計画類の中でもまれに見るなかなかの出来でした!
今後に期待しています。

地域活性化の起点に・高滝湖コーポレートオフィス

2022-05-06 | 生活困窮
少し前のブログで、
市原市の観光地域づくり法人「市原DMO」の執行責任者である池田さんに案内していただいて、
『いちはらライフ&ワークコミッションオフィス』を視察した様子を書きました。
(そのときのブログはこちら  「市原市の里山で、暮らす・働く。」

今日はその続編、
もう1カ所案内していただいた「高滝湖コーポレートオフィス」をご紹介しましょう。

高滝駅から徒歩3分、市原鶴舞ICから車で6分という好立地にあります。
これまで文化財収納庫だった建物をリノベーションして、今年2月にオープンしたばかりです。



外観はほぼ変わらず。
出入り口の上にポコンと飛び出したデザインがユニークですよね。
築51年ですが非常に堅牢な構造で、耐震基準もクリアしていたというから驚きです。



実は、市は今年ここを解体する予定だったのですが、
市原DMOが立地の良さや建物の頑丈さに目をつけ、市に再活用を提案したのだそうです。

シンプルでモダンな内装。
こうしてみると確かに、ここが今までほとんど活用されていなかったなんて・・・
ずいぶん勿体なかったですね。


活用の主な目的は、
行政と高滝湖エリアに集結した各企業が連携して地域活性化プロジェクトを立ち上げたので、
そのための拠点とする、とのこと。
その他、貸しオフィスやイベントにも使えるそうです。

プロジェクトに名を連ねている組織は、
NEXCO東日本、千葉銀行、NTT東日本、JTB千葉支店・・・など誰もが知る会社や
農園や観光施設など地域に根ざした事業者、
市原ぞうの国や千葉こどもの国キッズダムも加わっています。
(計22組織)

今後ここを起点として、創造性の高い魅力的なプロジェクトが誕生することを大いに期待しましょう。

ただ、この建物の改修には約1400万円もの市の予算が投じられていますから、
行政も「民にお任せ」「当たるも八卦当たらぬも八卦」では困ります。
これが実際に地域の活性化にどう寄与して市民にどう還元されるのか、
そんな視点でのチェックは忘れてはならないと思っています。

八幡で社会実験

2022-04-28 | 生活困窮
コロナの感染拡大によって延期されていたイベント
「YAWATA STYLE FEST」。
開催日時が決まったようですよ^^



5 月 21 日(土)・22 日(日)、午前 10 時~午後 4 時 。
場所は前回同様、八幡宿駅東口の通路です。

因みに、1月に開催した際のブログはこちらです  「みんな、YAWATAにいこうよ!」



このイベントで、地域の事業者の皆さんの繋がりが深まるという期待もありますが、
一方で市側はこれを「社会実験」と位置づけていて、
駅の利用者などの滞留時間、購買行動、通行量などの変化を測定して、
これまで活用されていなかった市有地の可能性を探るとのことです。
その検証結果にも注目したいと思います。

誤魔化してない?

2021-07-05 | 生活困窮
今日、保育・教育関係者へのコロナワクチンの優先接種について、市から連絡がありました。
明日からネットで予約が開始になります。
多方面から要望が出ていただけに、私もホッとしました。
これで、少しでも安心して子どもたちに接することができるようになると良いですね。


さて、定例議会の最終日のこと。
閉会後に市から「生活保護事務適正化に向けた改善計画」の説明がありました。

会計検査院の指摘が発端となって、生活保護の担当職員の不適正な事務処理(横領など)が報道され、組織全体の業務管理の問題点も続々と明らかになったのは、今年5月。
ブログでも取り上げました メイクオフ日記「やっぱりそうか・・・

以来市は、副市長をトップとするプロジェクト組織を設置して、調査や改善計画の取りまとめを行ってきましたが、
このほど同計画がまとまったとのことで、議員に対して報告があったのです。

全13ページにわたる報告書、改めてじっくり読んでみましたが・・・
う~~ん。。これではまだわからない事だらけですね。

例えば、ケースワーカーが現金を扱うことが(国は原則禁止としているにも関わらず)常態化していた、とか
県へ報告すべき生活保護世帯約3900世帯の資料のうち、195世帯も記載が無かった、とか
会計処理がずさんだった、とか
・・・まだまだたくさんあるのですが、、

これらの事象が、なぜ起こったのかが深掘りされていないので、読んでも疑問符が増える一方なのです。
市民の税金がどれだけ穴埋めに使われるのか、被保護者がどのくらい債務を背負うことになるのか、についても説明がない。
何となく、誤魔化してる?ぼかしてる?という印象なのです。
それから、市民や関係する生活保護世帯の方々に対する謝罪や対応についても一切コメントなし。

詳しくは、そのうち市HPにもアップされると思いますので、関心のある方はぜひ確認してみて下さい。
(まさかアップしないなんて事はないでしょうから?)
因みに、私たち女性議員の会「こすもす倶楽部」は、改めて市と懇談する機会を申し入れています・・・。


種から育てた向日葵「サンタスティック クリアイエロー」が咲き始めました!
丈がコンパクトで、1本の茎から次々と咲かせるタイプです。
早くお日様のもとで元気いっぱい咲く姿を見たい!


代表質問より2 もう一歩が足りない!

2021-06-29 | 生活困窮
代表質問の2番目のテーマは、生活保護世帯の中高生への支援について。
この質問を通して私が行政に一番言いたかったのは
「もっと市民一人一人の困りごとに丁寧に向き合ってほしい」
ということです。

例えば、生活困窮世帯の中学生のために市が提供する、無料塾「未来くらぶ」(市内4カ所)。
市内の生活保護世帯の中学生は毎年だいたい90名くらいですが、「未来くらぶ」に通う生徒は、ほんの数パーセント。今年度はたった3名です。
その少なさの理由を質問すると、
保護者が自家用車を所有していないので送迎できないことや、子どもの学習の後押しをする余裕がないことを上げていました。

でも、
この無料塾は貧困の連鎖を断ち切るための事業ですから、もっと課題を掘り下げてほしいんです。

これは実際にあった話ですが、
「未来くらぶ」に通う準要保護(生活保護に準ずる困窮世帯)の生徒の家庭が、途中から生活保護に切り替わる事態になりました。
そうなると自家用車での送迎が不可能になりますから、この生徒がどんなに希望しても、もう通えなくなってしまうのです。

ここで「決まりだから仕方ない」と思考停止するのではなくて、
どうすればこの事態を回避することができるのか知恵を絞り、仕組みを作るのが行政の務めだと思うのですが。
タクシー券なのか、塾をもっと増やすのか、あるいは民間の塾のクーポン券なのか??

その他、子どもへのアプローチにも課題があります。
例えばバイトの話。
高校生のバイト代は収入と見なされるので、生活保護費がその分減らされるのを恐れ、隠れてバイトをしたことが発覚し、不正受給と認定されて市から返還を求められるケースが後を絶ちません。

けれども実際はきちんと申告すれば条件により収入と見なされませんし、
自立更生計画書を提出すれば、進学や就職などを目的に貯蓄することもできるのです。

そういった知識とか、
卒業後の進路のこと・進学に必要なお金のことなどを、保護者にではなく(←ここがポイント)直接本人に伝え、相談に乗ってあげることは非常に大事だと思うのですが、、
実際、ケースワーカーは本人に会う事すらできていないのが現状のようです。
まあ、昼間に訪ねても学校で不在がちなのは当たり前なので・・・。

ではどうすればよいか?
ここも、もう一歩の踏み込みが足らないんですよね。
(因みに、市のスローガンは『もっと前へ!』ですよ(^^;))

私は、学校と福祉担当部署の連携がもっと必要だと思います。
行政の縦割り志向はまだ根強いのかもしれませんが・・・。

いずれにせよ、
生身の市民の困りごとや訴えにじっと耳を傾け、そこから気付きを得て解決につなげる、
そんな行政であってほしいとの思いを込めて質問しました。

だから(昨日の話に繋がりますが)職員のモチベーションの確保は、やっぱり大事ですね。

雨に光るアガパンサス「クイーンマム」



貧困の連鎖を断ち切るために

2021-06-18 | 生活困窮
市原市が新たに「まん延防止等重点措置」の地域に指定されましたね。
飲食店の利用が20時までになりますが、市原市は公共施設の利用も同様に20時まで、原則収容定員の50%とするそうです。
この時期になぜ、市原市が・・・。
我慢はいつまで続くのでしょうか。

さて、今回の代表質問で2番目のテーマに取り上げるのは、生活保護世帯の中高生への支援について。
「貧困の連鎖を断ち切る」という意味では、自我が形成され、人生の岐路(つまり貧困から脱却するか否かの岐路)に立つ年代への支援が重要です。

日本は子どもの7人に1人が相対的貧困状態にありますが、
その中で市原市の生活保護世帯の子どもは、R2年度で230世帯、439名。児童全体の約1%にあたります。
そしてそのうち12~17歳は191名です。
高校の進学は約1割の子どもが断念していて、大学・短大・専修学校などへ進学する子どもは約2割前後。
因みに、全国で一般家庭の子供の高校進学率は99%、大学等は77%だから、大きな開きがありますね。

文部科学省の調査によると、家庭が負担する教育支出のうち、約6~7割が学習塾や習い事等の費用なのだそうです。日本での貧困による教育格差は、放課後に生まれていると言えますね。
千葉市は、ひとり親家庭かつ生活保護世帯の小学5、6年生に、塾や習い事に通うためのクーポンを配布しているそうです。

一方市原市は貧困家庭の中学生のための無料塾を4カ所設けていますが(合計120名定員)、
生活保護の家庭の子どもは今年度3人しか通っていないのです・・・。

利用が少ない原因は?
もっと利用してもらうためには、どうすればよいのか?
そんなことも質問してみたいと思っています。

サフィニア「ぷらむ&さくら」。
実は、ペチュニアを育てるのはどうも得意じゃなくて・・・
もっと肥料を上げた方が良いのかな?


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