市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

定年後の男性も巻き込んで

2011-09-29 | 日々のあれこれ
今日は子ども部会のミーティングがありました。

子どもに関することならどんなことでも、
気になることや悩み事、
こんなことを調べてみたい、あそこに見学に行ってみたい、
こんな講演会が聞きたい・・・などなど、
誰もが気軽に参加できて自由におしゃべりできる、月に一度の井戸端会議です。

今日は、私を含む子育て中のお母さんの他に、
嬉しいことに60代の男性が二人、加わってくださいました。
市民ネットもここ数年、男性の参加がグンと増えて、嬉しい限りです。
男性の視点が加わることで、
例えば子育てという女性ならではの切り口でも、いろいろな角度から捉えることができます。

ちょうど昨日の新聞に、
定年後の男性の社会参加」という記事が載っていました。

映画や演劇、体操などの余暇活動やボランティア活動など、シニア向けの様々な企画では、
毎度女性ばかりの参加が目立ち、どうも退職後の男性陣は社会参加の意欲が乏しい。

どうしたら地域の活動にこういった男性を巻き込めるか?

東北大特任教授(加齢社会学)の村田裕之先生の処方箋によると、

1.無償奉仕ではなく、少額でも対価があること
2.社会的立場のある人から頼まれること
3. 会社時代の経験を活かせること
4.自分が主役になれる機会が与えられること
5.身近な女性に誘ってもらうこと

だそうです。こんなお膳立てが必要なのね(^_^;)

子育てしながらも地域に着々とネットワークを築いて、
子育てが終わると堰を切ったように生き生きと活動している女性たち。
一方男性は、現役時代にカラダもココロも酷使しすぎて、退職したら燃え尽きてしまうんでしょうか。

でも、現役時代に培った知識や技術を生かさないなんて、本当にもったいない(>_<)
市民ネットも、そんな男性陣の本来の力が発揮できるような場でありたいものです。
女性の感性と男性の実務能力、この二つがうまく重なれば、きっとすごいパワーになることでしょう!

放射能から子どもを守るために

2011-09-28 | 環境
今日も講演会に行ってきました。

お題は「放射能から子どもを守るために

講師は、
大妻女子大名誉教授で(独)国立健康・栄養研究所の名誉所員でらっしゃる
池上幸江先生です。

ご専門は栄養学で、国の機関で食品添加物の基準値作成に携わってこられたことから、
今日は、食物の放射能汚染という観点から、内部被ばくの問題を中心に基礎から解説して頂きました。

まずは基礎の基礎、原子と原子核の構造から・・・


池上先生の解説はもう抜群にわかりやすく、例えば、

・原発と原爆の違いは?
・放射性核種のなかで、なぜヨウ素とセシウムが特に問題になっているのか?
・原子炉内はなぜ水で満たされているのか?
・物理的半減期と生物学的半減期の違いは?
・水道水とペットボトルの水は、どちらが安全?
・食材の中で、特に汚染されやすく気を付けなければならない物は?

などなど、皆がわかってそうで今一つわからなかった疑問も、スッキリ・ガッテン!

また、先生のお話では、
子どもと大人での影響の違いや、内部被ばくと外部被ばくの影響の違いが全く考慮されていない
現在の暫定基準値には、やはり大きな問題があるということでした。

そして、
これは私が7月に参加したセミナーで、講師の肥田舜太郎さんもやはり同じことをおっしゃっていたのですが、
例えば野菜や果物をしっかり取る、便秘しないよう食物繊維を積極的にとるなどの
健康的な食生活が、やはり放射性物質の影響を防御するために有効な手段だということでした。

今日の講演は、辰巳台公民館の一室で行われました。
会場は、1、2歳くらいの小さなお子さん連れの若いお母さんやお父さんたちで一杯!
子どもを連れて講演会に行くとなると、普通は尻込みしてしまうものですが・・・
皆さん大きな声には出せないけれど、
福島原発事故以来、漠然とした不安を抱えて毎日子育てをしているのだということが
このことからもはっきりと見てとれました。

行政は、こうした親の不安にきちんと答えようとしているでしょうか??


池上先生によると、
震災よりずっと以前から原発の危険性を訴え続けてきたために、
研究室ではいつまでたっても助手どまりなど、
露骨な圧力を受けている学者仲間を何人も知っているとのこと。

今の日本は、国民の健康と安全を最優先に考えているとはとても思えません。

子ども達の未来のために日本のエネルギー施策はどうあるべきか、
人任せにしないで私たち市民一人一人が考えることが必要です。

市民ネットワークでは、
市民の皆さんと「放射能汚染を考える会」を結成し、
定期的に勉強会を開いたり、放射能測定を行ったりしています。
次回は10月12日の9時半から測定会、17日10時から勉強会です。
ぜひお気軽に市民ネット事務所までお越しください(^o^)丿

Nothing About Us Without Us

2011-09-27 | イベント
今日は、Youホールで行われた堂本暁子 前千葉県知事の講演会に出席してきました。

演題は「大震災が教えてくれたもの」。
主催は 市原市男女共同参画の会 です。

堂本さんは、東日本大震災後に何度も被災地を訪れ、
高齢者や乳幼児を抱えたお母さん、障がい者といったいわゆる災害弱者の困難に直面してきました。

そんな経験から、災害に強い社会を作るために何よりも大事なことは、
例えばインフラ整備などの都市計画づくりなどではなく、
平常時から差別や格差・排除をなくし、誰もが自分らしく生きることができる社会を築くことだ、と
きっぱりと述べてらっしゃいました。

また、堂本さんは、
震災後に発足した復興構想会議の委員15名の中に、女性が1名しかおらず、
女性や障がい者などの視点が全く反映されないことに危機感を抱き、
国や関係機関に改善を協力に訴えてこられました。

ここで私が特に心に残ったのはこの言葉です。

“Nothing About Us Without Us” (私たちの事を、私たち抜きで決めないで)

2006年に「障がい者権利条約」が国連で採択されたときに広く使われた言葉だそうです。
女性、高齢者、障がい者など社会的弱者とされる立場の者は、
単に施策によって守られる対象ではなく、施策決定の当事者であるべきだ、という考えです。


私はちょうど先日の議会で、地域防災と避難体制について取り上げました。
災害時に支援を必要とする人たちのための福祉避難所の設置を要望したのですが、
単に避難所を作ればそれでよいというのではないのだと、改めて感じました。


それにしても、堂本さん・・・
なんと今日は、韓国から帰国してその足で講演に駆けつけて下さったのだそうです(^_^;)
相変わらずパワフル!とても御年79歳とは思えません!

どうして生肉?

2011-09-26 | 障がい者
決算委員会が始まりました。

初めて傍聴してビックリ!
決算委員12名(議員)に対し、説明員(市職員)がざっと見たところ100名はいるでしょうか・・・
本議会に勝るとも劣らぬ緊張感。
いずれ私がここに加わるまでに、どれだけ研鑽を積まなければならないのでしょうか?
想像もつきません。

*****

午後は長男の保護者面談のため特別支援学校へ。
卒業後の進路や最近の長男の様子について、担任の先生方(三人)とじっくり話をしました。
生肉が大好きで、ちょっとした隙に盗み食いをして困ります」
と話をして、かなり驚かれてしまいました(^_^;)

肉を買ってきてしばらくして見ると、必ずパックに穴が開いていて、少し減ってるんですよね。
ちなみに今日は、鶏のモモ肉の皮が剥がされて無くなってました。

かつて冷蔵庫にドリルで穴を開けて鍵を取り付けたこともあったのですが、
出し入れがものすごく不便になってしまって断念しました。

今までお腹を壊したことがないのは本当に幸いです・・・


厳しかった残暑も過ぎ、新米がおいしい季節になりました。
うちではご飯は鍋で炊いてます。炊飯器は持ってません。
鍋の方が早いし、おいしい。慣れればカンタン。おすすめです!

 

卒業後は

2011-09-25 | 障がい者
明日から、決算委員会が始まります。

平成22年度の市原市のお金の使い道をチェックし、審議していきます。
私は今回委員ではありませんが、時間の許す限り傍聴します。
一般の方も傍聴できますので、ぜひいらしてくださいね(*^_^*)
26日から30日まで、時間は10時から夕方まで行います。


さて、
今までずっと選挙でバタバタしていて、
終わったと思ったら6月議会、9月議会と走り続けて、ふと気が付けば9月も終わり。
来年三月には長男も高等部を卒業します。

そこで、遅ればせながら今日は、
とある福祉施設で卒業後の進路について面談をしてきました。

施設では、一日の作業を終える時間は午後4時半。
通わせるとなると、
親が共働きをしている家庭では、そんなに早い時間に毎日お迎えに行くのは不可能です。

そうなると、もう入所させるしかないのですが、入所はどこも一杯。
なかなか厳しい現状です。

例えば作業が終わってからもう数時間、
小学生の学童保育のように
家族が仕事を終えて迎えに来るまで預かってくれるような環境があればありがたいのですが、
残念なことに、今の福祉制度ではこの点はフォローしきれていないようです。

障がいがあることによって、本人やその家族が
生活の選択肢を狭められることが決してあってはならない、と
私は長男が小さい頃からずっと思ってきましたが、
今日また改めてその思いを強くしました。

面談が終わった帰り道、なぜか涙がボロボロこぼれて仕方ありませんでした。
子どもが親元を離れていくのって、高校を卒業したら突然訪れるんですね・・・

18年間、あっという間でした。

あと半年で卒業です。

練り踊りの練習

2011-09-22 | イベント
昨日は久しぶりに持病の頭痛がひどく、夕方からひたすら床に臥せっておりましたが、
本日昼前から復活(^^)v

さて、
市原市では、毎年8月に市役所通りで「市原市民祭り」が行われていましたが、
今年からは場所を五井駅前東の土地区画整理事業地内プロムナードや総合公園イベント広場に移し、
装いも新たに「上総いちはら国府祭り」として
10月29日(土)と30日(日)の二日間にわたって開催することになりました。

毎年名物の練り踊り ↓ 壮観です。


これまで、市議会議員は基本的にテント内での見物だったそうですが、
それじゃあつまらないね、今年は我々も練り踊りに参加しようじゃないか!
・・・ということで、
議員36名プラス議会事務局の職員で連を出すことと相成りました。

・・・とそこまでは良いのですが、
なぜか様々な成り行きで、
私が平安朝の巫女?の衣装を身にまとい、連の先頭で踊る羽目になってしまいました(T_T)(T_T)

なにしろ先頭なので、踊りをしっかり覚えねば。

・・・というわけで、
今日は午後から議員の皆さんと示し合わせて市民練習会に参加してきました。
場所は消防局の講堂です。

練習会の様子。議員の皆さんも真剣です^_^;


踊りの先生。若い!元気はつらつ!


4種類の踊りをみっちり2時間教わったのですが、
なかなか覚えられません。本番が非常に不安です・・・
議員の合同練習はあと2回ありますが、とてもマスターできそうにないので、
市の観光振興課からビデオをお借りして頑張って練習します・・・(T_T)

市原市には、かつて上総の国の国府があったそうで、
それが「上総いちはら国府祭り」の名前の由来だそうです。
今年は日本にとってたいへん辛い出来事がありましたが、
皆で負けずに乗り越えて賑やかに集い、幸せを願う祭りにしていきたいものです。

政治家も・・・?

2011-09-20 | 議会
連休を挟んで、今日の議会は岡村さんの個別質問でした。

見た目も口調もソフトな岡村さんですが、質問はいっさい手抜きがありません。
構成に無駄がなく、追求すべきところは最後まできっちりと詰められていて、さすがでした。
今日の岡村さんの質疑をを聞いて、
自分もここをもう一歩聞けばよかった、あの部分はもっと深く突っ込めたのに、
と、一足先に終えた自分の質問を思い返して改めて反省・・・


そして午後。
決算委員会のためのヒアリングがありました。
14時から始まって19時まで、休みなしでびっちりと。
私はまだ見習い(?)ということで終始聞いているだけでしたが、
それでも頭がパンパンになりました(^_^;)

入れ代わり立ち代わりやってくる各部署の担当職員に対して
次々とやり取りをしていくのはなかなか大変です。
自分に馴染みのある分野だけでいいというわけにはいきません。

私はついこの間まで薬剤師の仕事をしていましたが、
薬剤師と政治家って、ちょっと共通しているところがあるな、と感じました。

例えば、医師の場合は整形外科・眼科・産婦人科などと専門分野にわかれますが、薬剤師は違います。
医師や看護師や患者さんなど、あらゆる立場からのあらゆる問題に応えなければなりません。
薬剤師はごく一部の場合を除いて、ジェネラリストです。

政治家もやはり、ある意味ジェネラリストでなければいけないのでしょうか。
もちろん、自分はスペシャリストでいく、と割り切るのもまた一つの在り方だとは思いますが。

まあとにかく、新人議員は、わからないこと・興味のあることは
どんどん吸収すべし、ということですね(>_<)

それにしても、
午前の個別質問と午後のヒアリングをこなした岡村さんには頭が下がりました。
本当にお疲れさまでした!!



代表質問60分。

2011-09-14 | 議会
おかげさまで終わりました。

もう、精も根も尽き果てました・・・

やはり時間配分って難しいですね。相手の答弁時間もあることですし。
「このままでは時間が足りなくなる!」と思ってあわててしまい、
項目をカットしすぎて、終わってみれば8分も時間が余っていました。
ああ、もったいない(T_T)

でも、最後の残土問題が尻切れトンボにならずに言い切れたのだから、良しとしましょう。

お忙しい中傍聴にいらして下さった皆さま、本当にありがとうございました!

給食調理場にて

2011-09-13 | 子ども
先日終えた一般質問のうち、
時間の関係で全く出来なかった項目が、「子どもの給食と放射能汚染について」。

放射能汚染に関しては未だよくわかっていないことが多いこともあって、
質問原稿作成ではかなり苦しみました。

思えば、松本に帰省した際に、現地の学校給食課に取材もしたんだっけ・・・

そして、質問日の4日前には、市原市内の学校給食調理場にも視察に行ってきました。
質問できなかった代わりといっては何ですが、今日はその時の様子を紹介しましょう。

今回私が訪れたのは、市内にある7か所の調理場のうちの、市原第一学校給食調理場です。


ここでは、市内12校1園の約4500人分の児童生徒の給食を作っています。
開設はS47年。市内で最も古いのだそうです。


これは、朝8時ごろの食材搬入の様子です。
一品一品、栄養士さんがチェックしていきます。

仕入れ先は市内のどの調理場も共通で、
野菜は青果組合、肉は食肉協同組合、お米は農協に一任しています。
その他の食材の仕入れ先は毎月開かれる物資選定会で決めているのだそうです。


これが調理場内。
天井がものすごく高いんですね。蒸気がこもらないためでしょうか。

 
野菜をそれぞれの用途に合わせて切るのは機械がやってくれます。
鍋が大きい!!

でも、、

果物のカットだけは機械には任せられないのだそうです。
この日は巨峰でした。一粒一粒ていねいに房から切り離していくので、とても手間がかかります。

こうして作られた給食は、11時ごろ各学校へ届けられるそうです。

現在市原市では、市場に流通している食材はすべて安全であるという立場をとっています。
でも、給食は子どもの口に一律に入るものですし、
子どもは大人よりも放射能に対する影響が大きいのですから、
漫然と「安全」と言い切ってほしくないのです。

しかし、こうして現場を視察してみると、
いちいち食材の放射能を測定するのは今のところ現実的とは思えませんでした。

とすれば、現在できることは、
食材の仕入れ先に対し、汚染の可能性のある産地を極力考慮するように
市の方針をを明確にすることでしょうが、
風評被害を招く可能性があるとのことで、それもできないようです。

ただし、学校給食に関しては、保護者の声に応え、
9月からHP上で食材の産地を表示するようになりました。

例えば松本市長のように、子どもの口に入るものはしっかりと安全性に配慮する と
トップの方針が明確に打ち出されない限り、
現場ではそれ以上は動けないようです。

しかし、風評被害を恐れることが、子どもの安全を守ることより優先することがあってはならないと思います。
「子育て一番のまち」とうたっている以上、
母親の漠然とした不安にきちんと答えられるようにな体制を望みます。

防災訓練二日目。

2011-09-10 | 防災
ちょっと間が空きましたが、、

二日間にわたる防災訓練の二日目です。
私はこの日、牛久小と五井小の2か所に行ってきました。

またまた写真ばっかりで恐縮です(^_^;)



これは、毛布を使った即席の担架でけが人を運ぶ訓練。


こちらでは、がれきの下に埋まったダミー人形をジャッキを使って引き出しています。
この間、ずっと声をかけてあげることがポイントのようです。

そして、これ。

患者用のテントです。
大勢のけが人を効率よく治療するために、
重症度と緊急性によって、治療の優先度を決定(トリアージ)していきます。
黄色が軽症者、赤が重症者、そして黒が死亡者と、ゾーン分けされています。

会場には、郵便のバイク便も参加していました。
郵便局員さんは、毎日地域の路地をもれなく回って配達していることから、
地域をよく把握しているということで、災害時に連携体制がとられているそうです。ナルホド。

今回の防災訓練、市内各地の会場で約9770名の参加があったそうです。
実際の災害時はとてもこんな風に整然とはいかないでしょうが、
どんな形であれ、こういった体験は防災意識を高めるうえで大切なことですね。

締めくくりは、やっぱりこの写真かな~

私にとっての、萌えショットです(#^.^#)

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