市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

デキちゃった婚

2012-04-30 | 労働
今日は5月1日、労働者の日・メーデーです。
市原地区でも、五井駅東の総合公園イベント広場で10時から集会が行われました。



今年は例年より若い方が多いように感じました。
若者が労働者としての自分の権利に敏感になり、組合に参加するのは頼もしいことではありますが、昨今の若者の労働環境の厳しさを反映しているようでもあり、少し複雑な心境になりました。
会場には、JAL不当解雇撤回裁判原告団と首都圏建設アスベスト訴訟統一原告団の方々も参集されました。
それぞれの訴えには非常に胸打たれました。

閉会後は皆でパレードです。


「オザワさんは、一番前で横断幕持ちなよ」
と言われ、喜んで先頭に立たせていただいたまでは良かったのですが、
出発直後、これまで怪しかった空模様が急速に崩れ出し、全身びしょ濡れに・・・。
でもまあ、これもいい経験でした(^^)


午後は議会改革プロジェクトチームの会議を経て、事務所へ。
事務所入り口のギャラリーでは、ちょうど作品の衣替えをしていました。
今月の展示は、海保にある「夢陶房」の吉川ご夫妻の作品です。



コチラ、ご覧ください!
市長賞、県労連会長賞という素晴らしい受賞歴がある作品の写真です。



名付けて、『出来ちゃった根(できちゃったこん)』。
この写真を使った年賀状で、年賀状普及協議会より年賀状大使にも任命されたそうです。

大根は自然にこのような形になったのだそうですが、吉川さんのネーミングの妙にはしばらく笑いが止まりませんでした。
5月いっぱい展示しておりますので、皆さまもぜひお立ち寄りくださいね(^^)/

松本視察・最終日

2012-04-30 | 都市・交通
松本市視察の最終日は、再び市役所を訪れての聞き取り。

政策部にて、交通政策に関する取り組みを伺いました。

松本市は2005年に4村、2010年に1町と合併しましたが、「旧村町地域の交通空白地帯の解消を」との市長の想いから、国の事業を利用して平成21年からコミュニティーバスの実証運行が行われ、今年度から本格運行が始まっています。

「交通空白地帯」とは、民間の路線バスなどの公共交通が行き届かず、住民の足の便が不便な地域のことをいいます。
コミュニティーバスは、民間に代わって自治体が提供する公共交通手段のことを指します。
市原市でも現在、青葉台地区の「あおばす」、南総西地区の「コスモス南総」の2系統が運行されていますね。いずれも運営は地元の運営協議会が担い、事業は小湊鉄道に委託されています。

一方松本市では、運行事業は民間のタクシー会社が請け負っています。
これは、市が所有する7台のうちの一台。いわゆるバスではなく、10人乗りの大型タクシーです。


松本市のキャラクターのアルプちゃんと、松本山雅FCのサッカーのイメージを組み合わせたラッピングがカワイイですね。

一応バス停はあるのですが、小回りが利くので乗客の希望で降車地点の変更は可能です。なるべく家の近くで降ろしてもらう、なんてこともできます。
また、地域によってはデマンドバスの仕組みを採用しています。これは、電話で希望の便と乗降場所を予約するものです。乗り合いタクシーのようなものですね。

本格運行に至るまで、タクシー会社や地元住民の理解を得るためには大変な苦労がありました。
特に地元との協議は150回を超え、担当職員はずいぶんとお叱りを受けてきたのだそうです。
タクシー会社も、はじめは1社ほどしか手を挙げませんでした。
しかし、本格運行となった今ではタクシー業界も新規事業として前向きにとらえ始めていて、現在は7社が参入しています。
ポイントカードの導入など市のさまざまな工夫も実を結び、乗車率も徐々にUPし、住民の生活にもすっかり溶け込んでいるようです。


その他松本市では、環境に配慮し、渋滞緩和や公共交通利用の促進を図るためのさまざまな取り組みを行っています。

そのうちのひとつ、「次世代交通政策」は、ヨーロッパの先進都市をお手本に、車優先の社会構造から転換して歩行者や自転車・公共交通の利用を促す空間整備を行うことを理念としています。
主に駅や松本城を中心とする松本市街地において、例えば、駐車場をなるべく郊外に設けたり、自動車の制限速度を30キロ以下とするエリア(ゾーン30)の導入などで、自動車よりも歩行者の多いまちを目指します。

「それじゃあ車で行くのに不便になっちゃう」と言われそうですね。
車優先の社会は確かに私たちに利便性をもたらしましたが、環境破壊・交通渋滞や騒音・中心市街地の衰退・運動不足による健康被害など、弊害も顕在化してきています。車に依存しきった私たちの生活スタイルから脱却することが、これからの社会には必要なのです。

実際、これらの課題の解決に向けて松本市職員自らが取り組んでいるのが「エコ通勤」。
職場から5キロ以内に居住する者は原則的にマイカー禁止・・・などの細かい規定によって、全職員のうちの50%がマイカー以外の交通手段で通勤しているそうです。エコ通勤導入にあたってはバス会社との協議も行い、増便や上限運賃の導入なども行いました。エコ通勤の取り組みだけで、まちの人の流れもずいぶんと変わったのだそうです。
市職員一丸となった新たな都市空間への脱皮のための試み、素晴らしいですね。


今回の視察では、何人もの松本市職員の皆さんとお話しする機会を持ちましたが、どの方も環境に対する一貫した共通理念を持っていらっしゃることには非常に感銘を受けました。
原発事故が起こった直後に職員全員を集め、放射能の危険性について訓示した菅谷松本市長のマインドが、しっかりと根付いているようです。
市長はもともと外科医でしたから、健康・福祉分野での市の取り組みも、今後機会があれば伺ってみたいと思っています。


松本方面の視察は、たいへん充実していて学ぶところも多く、大満足でした。
これらの成果を市原市の地域性に置き換え、今後の提言に活かしていきたいと思っています。
お世話になった皆さま、本当に有難うございました。

写真は、松本市政策部交通政策課にて。私が手にしているのは、コミュニティーバスのキーホルダーです(^^)



山紫水明・癒しの郷 生坂村訪問

2012-04-26 | お知らせ
視察二日目。

午前中は、松本市から25キロほど北に位置する山間の村、生坂村を訪問しました。
車でおよそ1時間。安曇野市を抜けると、ゆったりと流れる犀川の向こうに、山に囲まれた集落が現れます。

さっそく村役場に向かい、生坂村の藤澤村長に村おこしの取り組みなどについてお話を伺いました。

藤澤村長と。とても気さくな方です。


村の基幹産業は、江戸時代から明治の中ごろまでは煙草産業、明治末期から昭和50年代までは養蚕でした。昭和61年から巨峰栽培に取り組み、現在「山清路巨峰」ブランドが確立しています。
その他では皆さんご存じの方も多いおやき。生坂村のおやきは、蒸した後に灰の中で焼いて皮の表面に焦げ目をつけた独特のものです。


この「灰焼きおやき」は、数あるおやきの中でも私の一押しです(^^♪

生坂村の人口はこの35年間で40%以上減少し、現在約2000人。
少子高齢化も例外ではなく、高齢化率は39%にも上ります。
でも、生坂村のお年寄りは元気な方が多い!
地域の伝統食作りや農産加工品のセミナーへの参加をきっかけに、「女・人輝くらぶ」「おじさま倶楽部」など、自発的な活動の輪がしっかりと根付いていて、村おこしや道路整備などのボランティア活動に積極的にかかわっているのです。

生坂村は、平成の大合併の際に様々な葛藤を経て自立の道を歩むことになりました。
「自分たちの手で村を盛り立てていかなければならない」という村民一人一人のある種の危機感が、自助・共助意識を熟成させ、さらには生きがいや健康づくりにもつながっているのですね。

そのほか、就業人口の減少や荒廃農地対策として、平成7年に県内初の「(財)生坂村農業公社」を設立。
高齢化によって離農する農家から土地を預って管理したり、新規就農者の生活や住宅を保障し、営農指導や施設設備の補助など、あらゆるバックアップを行っています。
これまで11世帯が定住・就農しているのだそうです。

それにしても、この村の風景には本当に癒されました・・・。


「村全体が箱庭のよう」と讃えられるのも納得の美しさ。私の下手な写真でうまく伝えられないのが、もどかしいくらいです。
信州旅行を計画する際には、ぜひぜひ生坂村を行き先のプランに加えられることをお勧めします(^^)


さて、
生坂村を後にして、おやきをほおばりながら車で松本に帰り、その足で午後のセミナーに参加。

「地域主権改革と地方議会議員の役割」
講師は東京大学名誉教授の大森彌氏です。

道州制や大阪都構想について独自の見解も交え、ユーモアな語り口ながらとても実践的なお話で、3時間があっという間でした。

先生はお話の中で原発問題にも触れられました。

「原発の仕組みは太陽と同じ。太陽は遠くにあるべきもので、決して人類と同居はできない。
このことを、もっと子供たちにきちんと伝えるべきだ」

という言葉がとても印象的でした。

3.11の震災によって自治体が得た教訓はいろいろありましたが、先生が敢えて一つ挙げられたのは、「姉妹都市」の重要性。
距離の離れた姉妹自治体の支援が、今回たいへん機能しました。
日ごろのつながりを今後はもっと見直し、大切にしなければなりませんね。

その他では、市原市議会でも現在取り組んでいる議会改革の目指す方向性をはっきりさせることができたという点も、私にとっては大きな収穫でした。


視察二日も充実・大満足の一日でした。
松本市視察ももうあと一日です(^^)

松本市視察 1日目

2012-04-25 | エネルギー
現在視察のため、松本市に2泊3日の予定で訪れています。
今日はその第一日目。取り急ぎ、簡単ですが報告いたします。

お昼頃に松本駅に到着し、さっそく松本市役所へ向かいました。

市役所は駅から徒歩で約15分ほど、国宝・松本城の隣にあります。
桜がちょうど満開でした(^^)



こちらが松本市役所です。


市役所内のロビーには、小さいお子さんを遊ばせることができるコーナーや


授乳室も!




つい先日、市原市の若いお母さん方から、「市役所や公共施設に授乳室があれば・・・」という訴えを伺ったばかりだったので、真っ先に目が行ってしまいました。


さて、今日聞き取りにお邪魔したのは、市民環境部・環境政策課です。
主に新エネルギーの取り組みについて伺いました。

お話してくださった武井部長。手にされているのは、今年度市職員全員に支給された防災服です。


市内の旧波田町地域には、農業用水路を利用した小水力発電実証試験施機「波田水車」があります。
平成17年に策定した「新エネルギービジョン」によりプロジェクトチームが組織され、県の助成事業を活用して、産・官・学の三者連携と地元土地改良区の協力によって平成20年に設置されました。

発電量は250~300ワットとわずかなものですが、電気を利用して川床や遊歩道をライトアップしたり、「小水力発電フォーラム」や「自然エネルギーコンテスト」の開催など、波田水車は新エネルギーへの取り組みのシンボルと地域の活性化、また、環境教育提供の場として、大きな役割を果たしています。

実際に水車まで案内していただきました。毎年全国から大勢の方が視察に訪れているそうです。


昔ながらの水車のイメージそのままですね。

小水力発電の設置に関する一番の課題は、やはり水利権の問題と、電気事業法・河川法などの法規制、そして電力会社との売電協議。これらをクリアするのに3年以上はかかるそうです。
これらの規制の緩和が、今後の小水力発電普及への大きな鍵となるようです。


そのほか、松本市が自然エネルギーで最も力を入れているのが、太陽光発電。
日照時間は年2000時間と、全国でも指折りの長さを活かし、平成27年度までに市内すべての小中学校にソーラーパネルを設置する予定なのだそうです。
学校施設は災害時には避難所として活用されるので、こうした自家発電の取り組みは防災の観点からもたいへん理にかなっています。

市役所にももちろんあります。
こちらは、市役所駐車場に設置されたソーラーパネルです。


パネルの右端には、電気自動車の急速充電スタンドも!


市の公用車のうち3台が電気自動車なのだそうです。
こちらでは、市役所を訪れた市民が無料で充電することができます。
観光都市として、クリーンな電気自動車の普及をアピールする意味合いもあるようです。

市役所の入り口には、毎日の発電量や使用量の状況などが、市民にもわかりやすく掲示されてありました。


このように、消費電力を「見える化」することが、無駄なエネルギー消費の削減にとても有効なのですね。

小水力発電といい、太陽光発電といい、市自らが積極的にクリーンエネルギーに取り組む姿勢をアピールすることは、非常に意味のあることだと思います。
今後の市原市への提言として、大いに参考になりました。

説明してくださった武井部長、羽田野課長補佐、そして波田水車設置に奔走された波田支所の百瀬課長補佐、
お忙しい中ありがとうございました。

復興を願って 被災地にトイレ設置

2012-04-23 | お知らせ
3月25、26日にかけて市民ネットで視察に訪れた宮城県は石巻市。

こちらは以前ブログにも書きました、慰霊碑のある場所です。


実は、ここで私たちは、この地で復興支援活動を行っているNPO法人「ぐるっと」の方と知り合う機会がありました。

そして、以下のようなお話をお聞きしました。

旧石巻市最大の被災地である南浜町・門脇町五丁目では、東京ドーム約20個分という広大な土地が、津波で破壊し尽くされてしまいました。
しかし、この何もかも失ったこの土地にも、連日多くの人々が訪れています。
自宅のあった場所に毎日来てただじっと見つめている方、私たちのように遠方から被災地を見に来た方等々、理由は様々です。
そこで、「ぐるっと」では、この地に休憩の場所を作り、地元の人達には語らいの場所を、外から来た方々にはこの地を知ってもらう場所を提供するために、「通りの駅」プロジェクト(http://www.gurutto.or.jp/?p=93)を行っています。

ところが、そこで今一番困っているのが、トイレがないという問題です。
上下水道が全く復旧しておらず、その時期も未定で、一番近いトイレが利用できるコンビニエンスストアまでは歩いて30分ほどかかります。
そこでぜひ仮設トイレを設置したいのだが、資金的に難しく、未だ実現できていない・・・

というお話でした。

そこで、視察から戻った私たちは、このことについて皆で話し合い、仮設トイレ2台分の資金を援助しよう、ということになりました。

そうと決まったからには一刻も早く・・・ということで、市民ネットからの寄付に加え、とりあえず山本さんや視察メンバーのMさんからの前借でお金を用立て、すぐに石巻に送金しました。

そしてほどなく、「ぐるっと」の方から報告メールを頂きました。
添付された写真には、しっかりと仮設トイレが写っています。



地元の方にも喜んでいただけたようで、安堵しました。
見渡す限り荒涼とした土地に設置されたこのトイレが、少しでもここに集う人々のお役に立つことを願っています。

さて、
今後は取り急ぎ用立てて下さったお二方に返済するため、資金を募らなければなりません。
皆さまもぜひぜひご協力をお願いします(^^)/

市原発!世界に誇る小水力発電

2012-04-21 | エネルギー
市民ネットの数ある活動グループのうちの一つ、「暮らしの中の放射能を考える会」。
福島第一原発事故以来、放射能の基礎知識から始まって体への影響・食の安全などに関する勉強会や意見交換会、脱原発活動や定期的な放射能測定など、様々な活動を行っています。

今回は、脱原発につながる再生可能エネルギーの取り組みを知るという企画で、
(株)新工法開発研究所の小水力発電システムの実験発電所に視察に行きました。

小水力発電は、ダム建設が必要な大型の水力発電とは違い、ある程度の水量と落差があればどこでも設置が可能なため、環境破壊が少なく、太陽光や風力のように天候に左右されず安定性が高いため、今後注目される再生可能エネルギーの一つです。

これが、市原市田淵にある実験発電所。


上流から見たら、こんな感じ。この川は、養老川の支流・田淵川です。


流量は0.05立方メートル/秒、それほど多いわけでもなく、また急流でもありません。


これが発電装置です。装置の中で回っている水車の仕組みは、特許を取得しています。
最大出力は5.5キロワット。これでだいたい家3軒分の電気を賄えるのだそうです。


発電装置の前で、所長から説明を聞いています。中央の方が川本所長です。


川べりに立つ小屋の中には、制御システムがあります。


取り出した電気は、東京電力の波形に合わせなければ送ることができません。
鏡を使って波形を合わせる仕組みも、特許なのだそうです。
エネルギー効率(燃焼したエネルギーのうち、有効活用できるエネルギーの割合)は、なんと68%。
火力が約40%、原子力は約30%ですから、素晴らしい値だと思います。

川本所長が小水力発電の開発に取り組み始めたのは、4年前。
石油や天然ガス・ウランなど、地球を破壊する枯渇性エネルギーに頼らない環境を後世に残したいとの思いから、再生可能エネルギーの中でも安定性の高い小水力に注目し、開発に取り組んできました。
こんな身近なところで、世界に誇れるほどの技術力を持つエネルギーの開発が独自になされていたなんて、本当に驚くばかりです。

今後はお隣の大多喜町に発電所を設ける計画があり、町との契約で庁舎などの電気を供給することになっているとのこと。

お膝元の市原市は、なぜ導入しないのかな??
また調べる必要がありそうです。

市議会基本条例

2012-04-19 | お知らせ
以前にもチラッとブログに書きましたが、、

市原市議会では、昨年の改選直後から
議会改革プロジェクトチーム(以下PTと略)」
なるものを立ち上げ、
これまでより市民の皆さんにわかりやすく、市民の皆さんの立場に立った議会への改革を検討しているところです。

そしてこのたび、先日のPTの会議で、ついに市議会基本条例の案がまとまりました。

前文は、
「私たち市原市議会は、市民の声を大切にします」
ではじまり、
「市民の声を聞く、議論する、反映する、報告する、この市民の声の循環を基本原則として掲げ、市民に開かれた議会を構築します・・・・・・」
と続いていきます。

この条例は、議員の決意や理念を表明したものです。
これまでに何度も会議で議論を重ね、各会派に持ち帰ってそれぞれの会派や市民の意見を聞き、またそれを持ち寄って議論を重ね・・・。
やっとここまで来ました。

今後6月議会の上程を目指していますが、その前に改めて市民の皆さんの意見を広く取り入れるため、この条例案の全文が間もなく公開されることになっています。
また、PTの会議もオープンにしますので、お時間やご興味のある方はぜひお出かけください(^^)/

「信濃の国」の人々

2012-04-16 | 日々のあれこれ
食品中の放射性セシウムの基準値が厳しくなって半月。
千葉県では14日現在までに9件の基準値超えの報告がありました。
特にタケノコは市原市も含む7市1町と、多くの産地で出荷停止の影響を受けています。

千葉市民放射能測定室「しらベル」からの情報によると、
どうやらタケノコには地表付近のセシウムを「効率良く」吸い上げて濃縮するメカニズムがあるようです。
そして、根に近い外皮より上部の芯に近い部分(成長の早い部分)に、よりセシウムが多く含まれているのだそうです。
タケノコの他にも、カリウムの含有量が多く春先に急に成長するフキノトウなどの山菜にも、同様の傾向が見受けられるとのこと。
これでは、山菜摘みも安心して楽しむことができませんんね・・・。


********


さて、気持ち良く晴れた昨日の日曜日、
長野県人会「市原信濃会」の総会並びに懇親会が市内の料亭で行われました。

市原信濃会は現在会員数は約70名。
このような会合のほか、毎年暮れに行われる五井大市にお雑煮や信州名物おやき等の出店など、
強い郷土愛と団結力で市原市の地域貢献にも大いに寄与しています。

私も市原市に住み始めて18年になりますが、選挙活動や議員活動に明け暮れたこの一年間は特に、
「長野県出身なんだって?長野県人は勤勉なんだよね」とか、
「オザワさんの出身高校、よく知っているよ」などなど声をかけられ、
ちょっと大げさかも知れませんが、信州出身者の存在感の大きさ、故郷の有難さを感じる機会が多かった年でした。

懇親会では、手作りのおやきや蜂の子の缶詰などの郷土料理が配られ、懐かしい味に舌鼓。
↓↓ 蜂の子の佃煮。酒のつまみに。美味です(^^)


長野県中野市出身の上符さんも一緒に出席しました。


嬉しいプレゼントも頂きました。
同じ松本市出身で高校の先輩でもあるTさんより、
私の大好きな松本城の写真!


会の締めはもちろん、県歌「信濃の国」の大合唱。
小学校に上がるとまずたたき込まれ、行事のたびに校歌と同様に歌わされました。(たぶん今でもそうだと思います)



「故郷は 遠きにありて思ふもの」

縁あって市原市民となり、三人の子ども達の故郷はここ市原市となりました。

地域を変えるのは よそ者、ばか者、若者」という言葉がありますが、
よそ者(ばか者?)ならではの客観的な視点も、市政に生かすことができればと思っています。

がけっぷちの国民健康保険

2012-04-14 | 健康・医療
このところ、毎日お天気がくるくる変わりますね。
今日はまた昨日とは打って変わって冷たい雨の日でした。

午前中は、村田川の八幡流域周辺を整備しているボランティア団体「四季の道」の、月に一度の活動日でした。
あいにくの雨だったので、本格的な作業は中止。
しとしとと雨がそぼ降る中を、合羽を着て皆で軽くゴミ拾いをしながら川べりを歩き、今後の作業の方向性を確認しました。

川の土手はちょうど菜の花が真っ盛りで、黄色いじゅうたんが敷き詰められているようでした。
これも、四季の道のメンバーが種をまいて育てたものです。


さて、
お昼過ぎからは、三男の中学校の授業参観・懇談会・PTA総会があったのですが、
授業を10分だけ見て学校を後にし、急いで市民ネットワーク千葉県の事務所へ。

どうしても、この学習会の話を聞きたかったのです。
「がけっぷちの国民健康保険 広域化で問題は解決するか?」
講師は、三重短期大学生活科学科助教授の長友薫輝さんです。



現在、国保の対応は各市町村に任されているのですが、政府はこれを都道府県単位に広域化しようとしています。

国保は、そもそも他の公的な医療保険(企業の組合健保や協会けんぽ、公務員の共済組合など)に加入する以外の、すべての人が加入するものです。
昭和50年の国保加入者の内訳をみると、
農水業 21.6%、 自営業 29・5%、 被用者(非正規雇用会社員など)29.0%、 無職 7.8% でした。
ところが、平成19年には
農水業 3.9%、 自営業 14.3%、 被用者 23.6%、 無職 55.4% となっています。

働いている人、特に農水業がぐぐっと減って、その代りに半数以上が無職で占められているのです。
その結果、国保加入者の平均所得は約150万円と、非常に低い水準です。
低所得者に対して所得の25%を超えるような国保料は、そもそも払えるような金額ではありません。

従って滞納者が増え、おまけに国からの補助もどんどん減らされ、どの自治体も台所は火の車です。

しかし、だからと言って広域化したところで、問題の根っこは変わらないわけですから、ただ課題を先送りするだけのことです。

これを解決するためには、まず国の補助を増やすこと、そして国保と他の公的医療保険を一本化して、負担を公平にすることしかないと長友さんは述べておられました。

さて、わが市原市の国保の財政状況は?加入者の状況は?対策は?
調べなければならない項目がたくさん浮かんできました。

三男の授業参観、
もっと見たかったのは山々でしたが、やはりこちらに参加して良かったと自分に言い聞かせています。

母の心配

2012-04-13 | 日々のあれこれ
最近、三男がやたらと甘えてきて困っています。

隙あらば、私のカラダを触ってくるのです。カラダと言っても、頬とか二の腕とかなのですが。

プニプニさわりながらうっとりしている顔を見ていると、
中3にもなるのに大丈夫なのかなあ・・・とさすがに心配になってくるのですが、彼曰く
「友達も、みんなしている」
のだそうで。。
イマドキの男子中学生って、そうなの??


******* 


話は全然違うのですが、先日、ある支持者の方から、
「五井駅に目が見えない人のための案内板ができるんだって?」
との問い合わせを受け、企画部に詳細について聞き取りに行きました。
今年度の予算には確かに「五井駅東口案内誘導サイン整備事業費」として3000万円が計上されています。

担当部署の説明によると、改札口を出て少し左に歩いたところの壁に、確かに案内板を設置する予定であるとのこと。

あくまでもイメージですが、どうやらこんな感じのようです。


よく大きな駅で見かけますよね。観光名所や周辺地図、バス路線図などが示されている、大きな案内板です。

肝心の、視覚障がい者のための仕掛けとはどんなものかというと、
携帯用の小型受発信機を持っている人がこのボードの前で発信機のスイッチを押すと、
案内板の上部にあるスピーカーから音声案内が流れるというものなのだそうです。

案内板にはもちろん点字もありますが、視覚障がい者のうち点字が読める方は約1割なのだそうです。意外に少ないのですね。
ともあれ、このようなバリアフリーのシステムは大いに歓迎すべきものです。

五井駅は今後、観光に・ショッピングに・レジャーにと地元以外の方も大勢利用する駅になることが期待されています。
この案内板が大いに活用されることを願っています。

皆さんの応援が励みになっています


千葉県市原市ランキング