市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

初めての歌舞伎

2016-01-26 | 教育
水の江小学校で開かれた体験プログラム。
『かぶき』ってなんだろう!?

公益財団法人市原市文化振興財団の自主事業で、子どもたちに日本の本物の伝統芸能を体感してもらうというこの取り組み。
とても珍しい授業ですよね。

第1部は、実際に何人かの子どもたちが舞台に上がってサラシを振ってみたり、立ち回りにチャレンジしたり。



「待ってました!」「大当たり!」
などのいわゆる「大向こう」も教わって、皆タイミングよく上手に声をかけることができました。

第2部は、いよいよ長唄「越後獅子」の鑑賞。


子どもたちも保護者も先生も、皆じいっと真剣に舞台に見入っていました。

グローバル社会で育つ現代っ子たちの目に、日本の伝統文化はどう映ったのでしょう。
こんな時代だからこそ、伝統芸能に触れることで日本人としてのアイデンティティをしっかりと持ってほしいと思いますし、
加えてここ市原市にも、有形無形の素晴らしい文化が息づいていうということに気づくきっかけにもなれば、嬉しいですね。

かくいう私も、本物の歌舞伎をこの目で見るのはこれが初めてでした。もう大感激!
う~ん、歌舞伎座に行ってみたい
初心者一人じゃ何だから、だれか私を連れて行ってくれないかなぁ(笑)

いのちのつながりと自然の恵み

2016-01-18 | 環境
生物多様性」って言葉はご存知ですか?
地球には様々な生物が存在していて、私たちはそれらの関わりやつながりの中で暮らすことができているということです。

昨日、この「生物多様性」について知り、一緒に考えようというワークショップが開かれました。
場所は上総更科公園の公園センターです。



「食(地産地消)」「省エネ」「ゴミ減量」という生活に身近な3つのテーマについてグループに分かれて、
専門家、市の職員、市民が一緒になって話し合います。



どのグループもファシリテーターの方の進行がとても巧みで、活発な意見やアイディアがどんどん生まれていました。
行政と市民がこんな風に一つのテーマについてとことん話し合う機会はあまりないと思いますが、とてもいいものですね。
今回、子どもたちへの教育が重要だという意見が多く聞かれましたが、
私はその子どもたちを教える教師や若い世代の親御さんたちに、このようなワークショップの体験をしてもらいたいと思いました。

これに参加していて思い出したのが、
脚本家の倉本聰さんが、ある雑誌の対談で話されていたことです。

「カナダのハイダ族という先住民族は、カナダ建国の時に居住地を国有地にされてしまいました。
でも、ハイダ族にはその意味が分からなかった。彼らには土地を所有するという感覚がないのです。
その代わり、『トラップライン』という狩猟用の罠を仕掛ける権利だけは持っています。
自分たちが暮らす地球・自然は子孫から借りているものだから、もっと豊かにして子や孫に渡さなくてはならない。
その自然が今年与えてくれた「利子」の一部だけを自分たちが食べさせてもらう、というのがハイダ族の考え方なのだそうです。
それが人間本来の考え方で、そうであれば争いごとなんて起きないはず。
でも、今はいろいろな利害があって、特に経済が科学と結びついて、人々の所有欲がどんどん増している。
これはものすごく大きな問題です」

また、倉本さんが小学生のころ、先生に「資本主義って何ですか?」と尋ねたところ、
「これからは壊れないものを作っちゃいけないんだ。壊れるものを作るんだ。それが壊れたら直さないで捨てる。
そうすれば新しい需要が生まれる。それが資本主義だ」と言われたそうです。

電通PRセンターが70年代に提唱した「戦略十訓」も、この先生の言葉と共通するものがあります。
「もっと使わせろ、捨てさせろ。無駄遣いをさせろ、季節を忘れさせろ、贈り物をさせろ、組み合わせで買わせろ、きっかけを投じろ、流行遅れにさせろ、気安く買わせろ、混乱を作り出せ」

確かに、当時はそんな考え方が日本の成長に必要だったのかもしれません。でも、もうそろそろその価値観を本気で見直さなければならない時期に来ていると思います。

生物多様性地域戦略ワークショップは、全4回シリーズです。
1回目が今日紹介した身近な生活環境(エコライフ)、2回目が工場や海辺の再生などの都市環境、3回目は獣害、不法投棄、農林業などの里山創造、4回目は自然体験、観光など教育・歴史文化となっています(2回目まではすでに終了)。

お問い合わせは市原市環境管理課まで。

女性の声を、まちづくりに生かす

2016-01-16 | 女性
以前ブログで、市原市女性議員の会「こすもす倶楽部」で若い世代の女性にアンケートを取り、その結果を分析し提言にまとめていることを書きました。
女性のためのアンケートのまとめ

先日ようやくそれがまとまり、皆で小出市長に提出してきました。



今回は、独身あるいは結婚したばかりの女性に焦点を絞ったので、次は、子育て中の女性や働く女性など、様々な立場のニーズを拾って提言につなげていきたいと思います。
引き続きアンケートを実施し、5月の連休明けぐらいに意見交換会の場を設けますので、女性ならばどなたでも、ぜひ参加してくださいね。
詳しいお知らせはまた改めて行います。

それでは、少し長いのですが、以下提言書の全文です。

※女性が住みたいと思えるまちづくりのための提言※
市原市では現在、20~30代の女性の流出率が、男性に比べて突出して高いことが大きな問題となっています。
そこで、私たち市原市議会女性議員の会「こすもす倶楽部」では、昨年11月に当事者である主に若い世代の女性を対象にアンケートを行いました。
集まった計230件の貴重なご意見を分析し、主に若い世代の女性が市原市に住みたいと思えるまちづくりのための戦略として、敢えて3点に絞ってここに提言致します。
是非「(仮称)市原市まち・ひと・しごと創生総合戦略」ならびに新総合計画に反映されますよう、よろしくお願い申し上げます。

提言1.公共交通の利便性の向上(鉄道とバスの増便と連結)
アンケートでは、最も要望の多い項目であった。職場が市内になくても、千葉市や都内への通勤が便利であれば、地価の安い市原市に居住する若者は増えると思われる。
具体的には、JR線について、特に夕方から夜間にかけての増便と、最終電車を現在よりも遅い時間にすることなどについて、事業者に積極的に働きかけること。また、電車の発着時刻に合わせた路線バスのダイヤの充実もご協議願いたい。これらを実現するためには、3駅周辺の活性化のビジョンを事業者に対し明確に示すことが必要となる。

提言2.街並みの魅力の向上(特にJR内房線3駅周辺、景観や店舗・施設の充実)
駅に降り立った時の印象は女性にとって特に重要である。コンパクトシティの形成を図り、女性が立ち寄りたいと思えるような魅力ある店舗の誘致、歩道や街路樹や街灯も含めた街全体のデザインと景観、禁煙対策の徹底など、清潔感あふれる魅力ある街並みの形成と駅周辺の活性化に努められたい。
またアンケートでは、防犯体制に不安を感じる声も非常に多かった。安心・安全なまちを目指す本市にとっては、駅周辺の活性化は防犯対策にもつながるものと思われる。

提言3.住まいの確保に対する支援(家賃・取得補助、空き家の活用など)
 進学・就職・結婚などライフステージが変化する際、市原市を住まいとして選んでもらうために、住居を確保しやすくするための施策は非常に重要である。
本市でも婚活支援を行い出会いの場を提供しているが、結婚を決めたカップルが市原市に居を構えるための支援も必要と考える。
空き家の活用など不動産事業者との更なる連携に努めるとともに、定住を促進するための補助制度も視野に入れるなど、積極的に住宅支援策を講じていただきたい。

以上

自治体財政を学んで

2016-01-14 | 財政
立川RISURUホールで二日間にわたって行われた「財政ステップアップ講座」へ行ってきました。





こちらの財政講座を受けるのはもう4回目です。
苦手な分野なので、恥ずかしながらここに来てようやく初級コースは脱することができたかな、という感じです。

まずは地方自治体財政独特の仕組みや用語などに慣れ、理解することが大前提でしょうが、
理解するだけではなく、財政を通じて市政を読み解くセンスが養われることが大事だと思います。
その点、この講座は学ぶところが多いということもあって、ついリピートしてしまうのです。

例えば、これからの市の広報紙のあり方について、
※一方通行のお知らせ型から対話型へ
※報道・ジャーナル的要素がもっと必要(住民に問題提起をして一緒に考えてもらう)
※ネガティブな情報も積極的に載せる
※編集に市民的視点を取り入れる(市民編集スタッフの採用など)
などの提言も、なるほどなぁと思いました。

それから会場には、市民の手による自治体の財政白書がずらりと並べて販売されていました。
書店では手に入りにくいので、私もこの時とばかり何冊か購入しました。
市民による白書の発行の動きは、およそ25年ぐらい前から始まったようです。
昨年3月の時点で、43の自治体で64冊発行されていて、そのうちの16自治体を多摩地域が占めています。千葉県では鎌ヶ谷市と柏市で作られています。
例えば、生涯学習で市の財政について学んだメンバーが母体となって、市の補助金を受けて作ることが多いそうです。
ごく稀ですが、議会でも超党派有志で作っているところも・・・これもまたすごい!

いずれにしても、自治体のお財布の元手は自分たちが託したお金なのです。
どこにどのように使われているのか、よその自治体と比べてどうか、年を追うごとにどう変化してきているか、関心を持つことが大事です。
そんな住民が増えれば、まちも変わっていくと思います。

お年寄りになってみました

2016-01-12 | 高齢者
先日、辰巳公民館で行われた興味深い勉強会に参加してきました。

高齢者疑似体験から福祉を学ぶ
辰巳福祉ネットワークによるバリアフリー勉強会の第1弾です。

これが、高齢者体験セット。


全部装着すると、こんな感じに。


座っている間は余裕なんですが、立とうとすると・・・

杖なしでは歩けない!

手足に重りをつけられ、肘・膝・腰も固定され、まっすぐに伸ばすことはできません。
白内障のゴーグルをつけると、視野も狭く、ぼんやりとしか見えません。

杖を離すと、自然とこんな感じに・・・

おばあちゃんが手を後ろに組んで歩く理由が、よくわかりました。こうしないとバランスが取れないんですね。

軍手をはめたまま折り紙を折ったり、チラシの細かい字を読んだり・・・


お皿にある豆を箸でつまんだり・・・


短時間でもかなりつらかった!

周りの人たちのお年寄りへの声のかけ方、様々な配慮の仕方など、体験したからこその気づきがたくさんありました。
私もキャラバン隊で知的障がい者の疑似体験の公演活動をしていますが、こういうことってやっぱり大事なんですね(^.^)。

新春のイベント

2016-01-11 | イベント
新年の幕開け、様々な初顔合わせが地域で賑やかに行われています。

市原商工会議所の賀詞交歓会
毎年五井グランドホテルで盛大に行われます。


山本友子さんと。


こちらも毎年楽しみにしている消防出初式





カッコイイですねぇ~(#^.^#)

町会の集まりにも何か所かお邪魔させて頂きました。
こちらはそのうちの一つ、市民ネット事務所のおひざ元、国分寺台地区の賀詞交歓会です。


今年は市原市にとって今後10年間の新しいまちづくりの方向性(新総合計画)を決める大事な時期に当たります。ぜひ町会や自治会・地域住民の力が活かされ、新しい風がもたらされることを願っています。

そうそう、写真はありませんが、昨日は市内各地域で一斉に成人式が行われした。
東日本大震災が起きたのはちょうど5年前、彼らが中学3年生の時でした。
被災地では、名簿の流出や転居などによって、新聞広告やSNSで呼びかけても半数近くと連絡が取れない地域もいまだにあるそうです。
市原市の新成人の皆さんも、こうした境遇にある同世代のこと、出たくても出られなかった仲間のことにも、ほんの少しでも思いを寄せてもらえたらと思います。

みんなでパチリ

2016-01-10 | 日々のあれこれ
年明け早々から「市民ネット通信」の編集作業に入ります。
今年に入って第1弾の通信なので、掲載用に4人揃った写真を久しぶりに撮影しました。


前列左から、桑田尚子代表、山本友子県議、森山薫市議、私。
「今年もよろしくお願いいたします♪」

「おしゃべり介護喫茶」や「折り紙教室」、リサイクル、アートギャラリー、平和部会、福祉部会に子ども部会・・・
今年も市民ネットの事務所内で様々な企画を行いますので、ぜひ気軽に足を運んでくださいね。
「こんなことをやってほしい」というリクエストも大歓迎です(^^)/





広報 読者アンケート

2016-01-04 | 日々のあれこれ
今日から仕事始めの方も多いと思いますが、市民ネットの事務所もシャッターを開けて活動開始です。
事務所に行くと、代表の桑田さんが素敵な着物姿で出迎えてくれました。



やっぱり日本のお正月は着物が似合いますね(^.^)

ところで、元旦折り込みの「広報いちはら」、皆さんご覧になりましたか?
見開きの2・3面をご注目。読者アンケート実施のお知らせが、ど~んと載っています。
市原の伝承クイズの答えとともに、広報いちはらやその他市の情報の入手方法、広報いちはらに対する意見・感想を答えてもらう内容になっています。
広報誌に関しては、ちょうど前回の12月議会で、森山さんがその改善について一般質問をしたところです。
例えば、月2回の発行を月1回にする代わりにA4版にして内容を充実させる。いわばタウン誌のようなイメージでしょうか。
それから、今は新聞を取らない家庭も少なくないので、新聞折り込みを止めて業者委託の全戸配布にする。
そんなことなどを提案したのですが、市としてもアンケート実施を皮切りとして、今後前向きに動いてくれるのかもしれません。

というわけで、皆さんもドシドシご応募を!
なんと抽選で、市原の旬の味覚が当たりますよ(^^♪

2016年 ハッピーニューイヤー

2016-01-01 | 日々のあれこれ
明けましておめでとうございます。

私はほとんど占いは信じないタイプなのですが、たまたまある本で今年の運勢を見たところ、
「人の輪が拡大していく。これまでとは違う人とのつながりがあなたを待っている」
「感謝の言葉をたくさん用意すること」
とあったので、嬉しくなってしまいました。

今年は猿(エン)の年でもありますよね。
これまでに出会えたご縁を大切にして、そしてまた、たくさんの人とご縁がつながりますように。
今年も元気に頑張りたいと思います。

元旦の今日は、大厩町会の初集会(総会)に参加しました。
気持ちの良い青空、とても清々しい気持ちでご挨拶させていただきました。

皆さま、今年もどうぞよろしくお願いいたします(^.^)。

皆さんの応援が励みになっています


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