市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

ハテナだらけの補正予算

2020-08-26 | 財政
久しぶりのブログですみません。
言い訳ではありませんが、今日締切の代表質問の通告準備に集中しておりました。
どんなテーマなのかはまた別の機会にお知らせするとして・・・。
その前に、今回の議会で審議する補正予算で、新型コロナに関する国からの交付金を使った新規事業がたくさん出ていたので、そのことについて少し。

ざっと数えて合計21事業、総額6億円以上。
中には、利用者が減少した事業者などに対する支援金や、オンラインシステム導入など、わかりやすいものもあるのですが、、、
例えば以下の事業名と金額を見て、皆さんはどう思いますか?

・市庁舎おやこでスペース補助事業 2700万円
・里山ワーク推進事業 1920万円
・子育てサービスデザイン事業 5000万円
・アートを活用した観光地づくり事業 6600万円
・サイクルツーリズム推進事業 570万円
・いちはら魅力発見事業 1億5680万円
・いちはら宝探し事業 2000万円
・大規模イベント実証実験等事業 2000万円

「1兆、2兆って、お豆腐屋じゃあるまいし・・・」などと小池都知事が仰ってましたね、あれは東京オリパラの経費を皮肉ったものでしたが。
桁こそ違いますが、私は今回同じような感覚になりました。

これがコロナに関連した事業?
いったい何をするの?
市原市、いったいどこへ向かうの?
色んなハテナ?がグルグル。

もっと困ったことに、各事業の説明資料も無いんです。これでは判断のしようがない。
さすがに呆れてしまいました。
一つひとつ口頭で説明を聞いてもらちが明かないので、直ちに事業概要の資料を要求したところです。

国からお金がもらえるからって、もともとは市民の血税でしょう?
「もらえるものならとにかく使っちゃおう!」なんて感覚だったら、もってのほかです。
今年はタダでも、来年度以降も国が面倒見てくれるわけではないでしょう?
タダほど高いものはありませんから。

さて、市議会ではどんな審議になるんでしょう・・・。


写真は、少し前になりますが、「チャイニーズハット」メインの寄せ植えを作ってみました。


チャイニーズハットの花・・・「中国の帽子」に見えますか?

庁舎の中をウロウロしていたら

2020-08-18 | 観光
毎日ひたすら暑い日が続きます。
夕立も来ないので、地植えの木や草花にも水をあげなければならなくて、けっこう大変です。
そう言えばここ数年、昔に比べて夕立が少なくなった代わりに集中豪雨が多くなったなんて話を聞きますね・・・
市内の昨年の豪雨災害をどうしても思い起こしてしまう今日この頃です。

さて、定例議会がだんだん近づいてきているので、質問準備に取り掛かっています。
質問項目の目星をつけて、それらの担当部署を回って聞き取りを重ねていくという感じです。
その間にもメールや電話などで市民の方から市へのご意見や相談などが舞い込むので、同時並行で対応しています。

昨日も庁舎内をウロウロしていて、カウンターにこんなお宝(?)を発見!

チバニアン缶バッヂ14種類の見本。
チバニアンビジターセンターで販売しています。1個200円です。

ガチャポンみたいなカプセルトイになっているんですね!


飾ってある場所は、第1庁舎の4階でした。
市長室のあるフロアなので、市民の皆さんの目に触れる機会はあまりないかもしれませんね。
そこがちょっともったいないかな。

新型コロナ対策で嬉しいニュースです

2020-08-12 | 健康・医療
最近、毎日のように市内でも新型コロナウィルス感染症の新規患者が発表されています。
今のところ、4、5月頃のように亡くなる方が増えていないのがまだ幸いですが、秋の台風シーズン、冬のインフルエンザを控えているだけに、特に最前線に立つ医療従事者の緊張感は途切れることはないでしょう。

今日は、市内のとあるクリニックを訪ね、開業医から見た新型コロナに関する現状やお考えなどをじっくり伺いました。

まず少し意外だったのは、未だにマスクやガウン、手袋などの調達にとても苦労されているとのこと。
国県からの定期的な支給はありますが、それでもまだ足りないのだそうです。

それから、これはとても嬉しいニュース!
市内独自のPCR検査センターが、先日ようやく開設されたとのことです。
これ以上の情報はここでは控えますが、設置に奔走された医師会の先生方や受託された医療機関のスタッフの方々には心から感謝したいと思います。
さらに、今後は登録した開業医が自院でも唾液によるPCR検査ができるよう、千葉県が準備を進めているとのことです。
唾液による検査は鼻咽頭粘膜の検査よりも多少精度は劣るようですが、発症から9日以内であればほとんど遜色なし。
比較的簡便に検体を採取できるため重厚な防護具の必要がなく、医療従事者の感染リスクが低いので、近いうちに市内の医療機関にも検査体制が広がることでしょう。
これが実現すれば、不安はかなり軽減されますね。

その他にも、救急医療でご苦労されていることなど、開業医ならではの視点から参考になるお話をたくさん伺うことができました。
(気が付けば3時間以上・・・。診療後でお疲れのところ、申し訳ありませんでした汗)

一般的に、医療政策は国や県の案件だとされていて、市の行政が関与できる余地はほとんどないと言われることが多いのですが・・・
でも、地域の課題ならば市が何かしらできることがあるはずです。
感染症に救急医療、認知症対策、成人病予防、健康づくり、在宅医療、終末期医療、過疎地の医療、周産期医療・・・
課題は満載です。


私にとっての健康づくりの一つは、土いじりかな(笑)。
自分で寄せ植えを作ってみました♬

ランタナをメインに、コクリュウ・ウエストリンギア・ニチニチソウ。
ランタナの葉っぱはシソに似たいい香りがします。

1ヶ月経ったら、ランタナがモリモリ育って、他の葉っぱが隠れてしまいました。。

これはこれでいいかも。

私の夏休み

2020-08-11 | 産業経済
連休明けからお盆にかけて、長期間お休みの方も多いと思いますが・・・皆さんはどのように過ごされるのでしょうか?
私は夏は帰省しません。信州の夏はサイコーなんですけど。
コロナだからという訳ではなく、だいたい毎年そうなんです。
というのも、8月末には定例議会の一般質問の通告をしなければならないから。
だいたい今ぐらいから、議会の準備へとギアチェンジをします。
夏休みもお盆もない、もうどれくらいそんな夏を過ごしてきただろうか・・・。
もう少し要領よくできないものかと思うのですが、まあ仕方ありません。

その代わりと言っては何ですが、先日市民ネットの仲間数名と、視察を兼ねて市東地区にある㈱ワンドロップファームさんの農場へ行ってきました。
植物工場に始まり、昨年からは養蜂業による里山再生で数々のマスコミにも取り上げられた、話題の次世代型農場です。







ハチミツをたっぷりかけたソフトクリーム!


こちらは、植物工場


ひょっこりはん?


私の夏休みは、これで終わりということで・・・(苦笑)

ウィズコロナの時代、労働者は・・・

2020-08-10 | 労働
今日は、ユニオン市原の執行委員会に出席。
労働者の権利についてのミニ学習会や、近況報告などを行いました。
新型コロナによる雇用情勢の悪化で、ユニオンの存在意義もますます問われることになるのでしょうね。
一方で、今後リモートワークが進めば、従業員同士がリアルにつながる機会が減って、労働組合は弱体化するのではないか・・・という意見もありました。
働き方も多様化して、これまでには無かったような労働問題も浮上するかもしれませんね。
ウィズコロナの時代に、どのようにして人と人とのつながりを築いていけばよいのか、まだ答えは出ません。


さて、通りがかりの五井駅西口。
駅から出て真正面に新しい看板が・・・皆さんはもうお気づきでしたか?



2020年は、更級日記の作者・菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)が、上総国司を務める父の任期が終わって市原市から平安京へと帰った年から、ちょうど千年の節目にあたるのです。
こちらもコロナの影響でいくつかのイベントは延期になってしまいましたが、市は様々な取り組みを行っているんですよ。
詳しくは、ぜひこちらをご覧ください  更級日記千年紀特設ウェブサイト

平和と命の尊さを伝える「原爆の絵展」

2020-08-08 | 平和
終戦から75回目の夏。五井会館4階で開かれている「原爆の絵展」へ。





主催されている「市原平和のつどい実行委員会」は、戦争報道をゲーム感覚で見る子どもたちに危機感を持った退職女性教師を中心に結成されたそうです。
「原爆の絵」は、広島原爆資料館から毎年違った絵を借りています。企画展やイベントも毎回趣向が凝らされているので、毎年どこかしら違った学びや気付きが与えられる気がします。

今年印象に残った資料・作品。

広島・長崎の写真ポスターより「罹災証明を書く警察官」

広島の爆心地から2.5キロ。自らも負傷しながら、被災者に罹災証明を発行する姿を捉えた一枚。
名もなき「シンドラーのリスト」の如き・・・

中央の作品「助けてあげられなくてごめんなさい」

爆心地から1.8キロ 国民学校にて 作者当時17歳
下敷きになった子どもを救助できないまま、校舎は炎に包まれた。頬ずりをしてあげられるほど体は外に出ているのに、片腕が柱と柱に押しつぶされて引き出せなかった。
「もうすぐ楽になるからね」と言って手を合わせた。


語り部座談会の様子


市内にお住いの方の五井国民学校(現在の五井小?)での体験談・・・。身近なだけに、よりリアルに心に刺さります。
授業中に空襲を受け、弾がアスファルトに跳ね返る音を聞きながら学校から防空壕に避難しようとした時、道路の真ん中に仁王立ちになって生徒を誘導していた一人の教師の崇高な姿を、今も鮮明に覚えているそうです。

コロナ禍のため、今年は市内小中学校への展示を中止にされたそうです。
「原爆の絵展」は9日までですが、ぜひ親子で足を運んで「平和と命の尊さ」について語り合うきっかけにしていただければと思います。

引きこもりについて 当事者の声を聞こう

2020-08-06 | 市民活動
今日は、以前から関わらせていただいている引きこもりの家族会「かめとうさぎの会」の皆さんと、行政の担当部署(地域包括ケア推進課)との意見交換の場に参加しました(森山さんも一緒です)。

近年「8050問題」など引きこもりの問題がクローズアップされるようになり、行政もこうして当事者側と向き合う機会を積極的に設けるようになったのは、実に喜ばしいことです。
更に今日の会合には、市社会福祉協議会の方々も初めて出席されました。これも小さいようで大きな一歩だと思います。

今回も新たな気付きが多く、私たちもとても勉強になりましたが、特に印象深かったのが、ご家族の次のようなお話でした。
『引きこもりの本人や家族は、様々な理由で他人に関わられることを拒否しがちで、そのためになかなか支援の手を差し伸べられないという話をよく聞きますが、それは誤解です。
みんな本当は、関わってほしい、今の状況をどうにかしたいと思っています。
だから、たとえ断られても、どうかあきらめずに粘り強く向き合ってほしいのです』


今日得られた貴重な意見の数々が、今後の地域福祉計画にいい形で反映されることを期待します。


さて、写真は、
意見交換会の後、その足で庁舎内にある市民活動サポートセンターの窓口に移動して、職員から「まちサポ」の説明を受けているところです。


「まちサポ」とは、あらゆる市民活動団体のサポートを行う市原市の制度です。
ここに登録すれば、市のウェブサイト(まちサポいちはら)で団体の情報を発信できたり、様々な相談に乗ってもらえたり、条件によっては補助金(年間5万円まで)がもらえるなど、公益活動に対して市から色々なサポートを受けることができます。

「かめとうさぎの会」の皆さんは、会の活動をもっと多くの方に知ってもらいたいと思っていたけれど、HPを立ち上げるスキルがないため半ばあきらめていたそうです。「まちサポ」の仕組みは打ってつけですね。
登録団体同士の交流が生まれることで、今後の活動の幅も広がることでしょう。

児童家庭支援センターとは?

2020-08-05 | 子ども
児童家庭支援センター
児童福祉に関する施設ということは想像できますが・・・実際には知らない方がほとんどだと思います。

主に児童虐待や家庭の問題について相談を受けたり、市町村や児童相談所と連携して必要な支援を行うことができる民間の機関。
1997年に制度化され、県や政令市の認可を受けて、現在千葉県内では12カ所あります。
もちろん(?)、市原市内にはまだありません。

パンフレットより。

レッドゾーンが直ちに児童相談所の介入が必要などの深刻な(要保護)ケース。
ブルーゾーンが、通常の子育て支援でフォローできるケース。
中間に位置するイエローゾーンが、丁寧な個別支援が必要なケース。

児童家庭支援センターのミッションは、主にこのイエローゾーンの家庭にアプローチして、レッドゾーンへの転化を防いだり、保護された子どもの地域生活を支えたりする(レッドゾーンからの回復)ことです。

今回市内で明るみになった乳児衰弱死事件では、行政側のミスや組織的な問題が次々と明らかになりました。
現在、市は第3者委員会による検証を行っているところですが、これはこれとして、一方で私は「役所の限界」もあるのではと感じています。
民間ならではのセンス、スキル、フットワークを上手く生かすことができれば、市原市の児童福祉政策はもっと良くなるのではないでしょうか。

そんな想いもあって、今日は、木更津市内で児童家庭支援センター・児童養護施設・母子生活支援施設などを運営する「社会福祉法人 一粒会」の宇田川正男さんをお招きして、取り組みの実際をお聞きしました。




「対面支援へのコロナの影響は??」「市原市の虐待死事件をどう見る??」
そんな質問にも丁寧に答えてくださった宇田川さん。
児童福祉への想いがひしひしと伝わってきます。
この間の議会質問の前に聞いておけばよかったと悔やむくらい(苦笑)、参考になりました!

児童福祉の分野は奥が深いものですね。
外国人親子への支援や里親制度など、まだまだお聞きしたいことがたくさん!
また第2弾を企画せねば・・・。

ようやく閉会しました。

2020-08-04 | 議会
報告が遅れましたが・・・。
先週の金曜日で、定例議会がようやく終了しました。通常より1か月もの延長。

それもこれも、
S議員が自身の住民票を東京都内に移したことで、議員の資格があるかないかを特別委員会(百条委員会)で審査していたためなのです。
最終的には、7月31日の本会議で、S議員は市原市で被選挙権を有しないことが出席議員全員の賛成をもって可決され、S議員は失職となりました。
さらに市議会は、S議員が特別委員会で虚偽の陳述を行ったため、千葉地検に告発することも決めました。

しかしS議員は、失職の結果を不服として直ちに県知事に申し立てを行いました。
市議会の決定が覆される可能性は十分あります。
まだまだこの問題は尾を引きそうです。

選挙で選ばれたという事実、選挙で得られた立場というものは、ものすごく重たいものなのですね。議会がこれを覆すのは簡単なことではない。
議員の資格があるかないかをはっきりと突き付けることができるのは、けっきょく有権者ということなのでしょう。
今回の出来事を通じて、つくづく思い知らされました。


さて、急に暑くなりましたね。まさに夏本番!
市民ネット事務所のギャラリーも、8月に入り模様替えしました。

「手作りクラフト・布小物・文房具」展
主催:髙橋知子さん・暮林三保子さん・豊永正子さん



カメラを向けると、ついポーズをとってしまう森山かおる。今日の暑さもなんのその!

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